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前回は航空母艦艦載機の損耗数を整理してみました。

昭和17年6月~12月の半年強で航空母艦の艦載機545機の内、471機を損失しており航空母艦こそ瑞鶴 翔鶴(大破) 瑞鳳(中破) 隼鷹 飛鷹の五隻が残っておりますが艦載機はほぼ全滅状態だったことが理解出来ました。

 

それでは海軍基地航空隊はどうであったか・・・

ソロモン方面海軍航空基地飛行機損耗数資料をエクセルに入力終えましたので画像にして記録を残します。

ソロモン諸島方面だけでニューギニア方面はカウントされておりません。

 

昭和17年8月~12月 海軍基地航空隊 損耗機数

昭和17年8月

 

昭和17年9月

 

昭和17年10月

 

昭和17年11月

 

昭和17年12月

8月~12月までのソロモン諸島方面海軍基地航空隊損耗機数は469機となりました。

航空母艦艦載機の471機を合わせると実に940機であります。

ソロモン諸島方面以外のデータは手許にないので実際は1,000機を超えた損失を出していたことが想像できます。

 

以上の事を加味しながら月別の損耗機数を読んでみると.は9月の165機から徐々に減って12月は30機となっております。

12月は稼働可能な飛行機が少なくなり損失機もおのずと少なくなった・・・

つまり↓中部・南部ソロモン諸島の制空権は米軍に奪われてしまったと考えられます。

そんな状況の中、中部ソロモンのムンダ・コロンバンガラへ海軍設営隊・陸軍飛行場設定隊を上陸させ飛行場を作ろうとしている事が理解出来ました。

 

昭和18年に入ると海軍だけでは手に負えないという事で陸軍機が南太平洋に進出して来たのは海軍の実用可能飛行機少なくなったから・・・

漠然とは理解していたつもりですが1,000機規模での損耗だったとは新たな発見でありました。

 

日本の国力をはるかに上回る損耗数ですが、消耗戦はまだ始まったばかりなのでしょう。

次回は再び昭和17年11月のムンダ・コロンバンガラを調べてみようと思います。

 


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