ガダルカナル戦書籍一覧
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ソロモン諸島 ガダルカナル島 御戦没者名簿(鋭意整理入力中)
2012年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
2014年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
2015年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
母娘ふたりガダルカナルの旅 第一話 より続いております。
送迎バスに乗ると我々日本人のほかにフィリピンから来たご夫婦がすでに車内で待っていた。名前はへイジアとボン。とても気さくで素敵なご夫婦である。
キタノメンダナホテルに向かう途中に「パシフィックカジノホテル」の両替レートがいいと勇さんに聞いていたのでドライバーさんに頼んで寄ってもらう。
へイジアとボンは「ここは何?」と聞くので「両替レートがいいんだよ」と私が言うと
「わたしたちも両替するわ」ということになり全員でパシフィックカジノホテルのフロントへ。
表示を見るとUS1ドル=7.6ソロモンドル
まずへイジアたちが両替。高額の両替をしている様子。お金持ちっぽい。
次に私たち。成田空港で小さいUSドルに換金してしまったため10ドル札と5ドル札、1ドル札しかない。フロントは50ドル札以上でないと受け取らないという。
ここまでは完璧だったのにミスってしまった。どこか銀行にいってUS50ドル札以上にまず換金して来ないといけない。
Mさんも同じらしい。
「どうしたの」とへイジア。「小さいUSドルしかなくて両替できないの」
「いくらあればいいの?わたし100ドル札何枚かあるわよ」
「え~ホント!ありがとう。へイジア」
ホントにフィリピンから来た二人が神様に見えた。
「いいのよ。わたしたちもいい両替場所を教えてもらったんだから」
Mさんも無事に両替をすることができてほっと一安心。
ホニアラ空港からキタノメンダナホテルに向かう途中の街並みは色とりどりのパラソルの露店が並び、そこでは果物や野菜などが売られている。
ヤシの実ジュースはどこにいっても必ず売っていて、ここでは水がわりのようである。
道路はメインの大通りと市内の周辺は舗装してあるが、ところどころに穴がいっぱい空いていてそれをよけるために車は減速をすることしばしば。
車はだいたいが日本車で、日本の中古車もたくさん走っており何だか懐かしい気分。
「〇〇幼稚園」なんていう車が走っていてうれしい気持ちになった。
ホニアラ市内はもう人でいっぱい。
いわゆるビーチサンダルを履いている人が主流で裸足の人も大勢いる。
痛くないのだろうかと思ってしまうのは日本人のおごりかしら。もともと祖先はみんな裸足だったのだから。
信号はひとつもないので道路を横切るときは強引にいかないと渡れない。
車も心得ていて、いい感じに減速してくれる。
交差点も交通整理の人もいないのにうまい具合に秩序が保たれている風であった。
パシフィックカジノホテルからは10分もたたないうちに、キタノメンダナホテルに到着。
日本の北野建設が資本のホテルのようである。
ホテルに到着するとロビーは向こう側の海まで筒抜けになっていて「ザ・南国」という感じ。
フロントはみんなピンクとブルーのアロハシャツを着ている。
チェックインの際に両替レートをみるとUS1ドル=7.05ソロモンドル
やりました!やはりパシフィックカジノホテルのほうがよかった。
日本円1万円をソロモンドルに両替して770円分の差。これは大きい。
キーを受け取って部屋へ。
私たちはガーデンビューの部屋なので海は見えないと思って入ったところ、かすかにではあるが海が見える部屋だった。クルツ岬が見えて入り江に漁船が出入りしているのが見える。ガーデンにはプールがあってヤシの木があって「リゾートなんだな」と再確認。
これだけリゾート感に囲まれるとここが戦地であったことを忘れてしまう。
つづく
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お母さまと娘さまも読まれておりますのでお気軽にコメントください。
過去の記事
第二師団歩兵第十六連隊 第三機関銃中隊長 亀岡日誌
第三八師団 歩兵二二八連隊 第三大隊長 西山日誌
第三八師団 歩兵二二八連隊 第三大隊 第十中隊長 若林日誌
堺台第一拠点の記録
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冥府の戦友(とも)と語る
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新発田歩兵第十六連隊の兄弟部隊である高田歩兵第三十連隊の従軍記録等を公開されているウェブサイト
石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。