米国債投資家、弱気派が増加=JPモルガン週間調査
[ニューヨーク 2日 ロイター] JPモルガン証券の週間調査によると、米国債投資家は、外国人投資家の米資産投資意欲の先細り懸念や、5月以降の米金利動向の不透明感から弱気の姿勢を強めた。
1日に実施された調査では、米国債のポジションを「ショート」とする投資家の割合は、前週の33%から44%に上昇した。
ショートからロングを差し引いたネットショートは、2月以来の高水準となった。前週は、ネットロングが2年強ぶりの高水準となっていた。
アナリストによると、前週は、財務省が470億ドルの国債入札を実施したが、海外投資家をはじめ、あまり強い引き合いがなかった。連邦準備理事会(FRB)金融政策についての市場の見方が大きく変動していることも背景。
「ロング」とする割合は12%で、前週の18%から低下した。
「ニュートラル」は44%と、前週の49%から低下した。
マーケットメーカーやヘッジファンドなど積極的な投資家の動向は、「ショート」が6%と前週の3%から上昇。「ロング」は1%で、前週の3%から低下した。
米賃金の伸びは今後加速する見通し=ラジアCEA委員長
[ワシントン 2日 ロイター] 米大統領経済諮問委員会(CEA)のラジア委員長は2日、米国の賃金の伸びは今後加速し、最終的には時間当たり生産性の伸びを追い越すとの見方を示した。
同委員長は当地での講演で、給付金関連コストやエネルギー価格の上昇に加え、生産性の伸びが賃金に影響するまでの時間差で、インフレ調整後の賃金は今まで抑えられていたが、雇用市場がひっ迫するとともにその状況は変わる、との見方を示した。
その上で、「賃金の伸びが生産性の伸びに追いつき、その後それを追い越す段階にきている」と語った。
委員長はまた、「4.7%という低水準の失業率は、労働力に対する需要が力強いことを示しており、堅調な需要は通常賃金の伸びにつながる」と指摘した。
また、米経済成長は底堅く、今後も持続する可能性が高いとの認識を示した。
強いドル政策、最終的には放棄される=米ピムコのグロース氏
[ニューヨーク 2日 ロイター] 世界最大の債券運用会社、ピムコのマネジングディレクター、ビル・グロース氏は5月の投資展望リポートで、海外での米産業競争力を高め、ゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>の現在の苦境に象徴される問題を克服するため、米政策担当者がドル安を最終的には選好するという見方を示した。
グロース氏は、米経済とGMの双方とも「既存労働コスト構造の競争力のなさや、将来における巨額の医療・年金負担」に直面していると指摘。自社労働力のコストの高さに対するGMの取り組みと同様のことを、「将来米政府が通貨切り下げを通じて」国家規模で実施する可能性があると述べた。
長期的には、米財務省と連邦準備理事会(FRB)の政策が変化するとグロース氏は予想。「最終的に『強いドル』主義は放棄される」とし、「FRBについては、過去と比べて実質金利が低い状態をかなりの期間続けることによって、このような政策を支持するとみている」とした。
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