ロシア連邦軍哨戒機Tu-142M、日本列島周回。 | GTZ&RSのブログ

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防衛省は、ロシア連邦の海軍航空隊対潜哨戒機Tu-142M・2機が12日(木)に日本列島を一周する様に飛行したと発表しました。

防衛省に拠ると、ロシア連邦の海軍航空隊対潜哨戒機Tu-142M・2機は、島根県隠岐島(島根県隠岐郡)沖から対馬海峡を通過・南下し、沖縄本島と宮古島(沖縄県宮古島市)の間を抜けて太平洋に入り、日本列島の東側海上を北上して北方領土上空を飛行し宗谷海峡からロシア連邦方面に向かったとのことです。

これに対して、防衛省は、航空自衛隊の戦闘機をスクランブル発進させ、監視・警戒したとのことです。

なお、今回はロシア連邦軍機に依る領空侵犯は無かった様ですが、前回の2019年(R元年)6月20日(木)には、やはりロシア連邦の航空宇宙軍長距離爆撃機Tu-95・2機が飛来して日本列島を周回し、沖縄県南大東島(沖縄県島尻郡南大東村)と東京都八丈島(東京都八丈町)付近で2回領空侵犯をしていました。
(ロシア軍機に依る日本列島の周回は、防衛省が公表したのは今回で16回目です。)

それと、領空侵犯と言えば、8月26日(月)には中国人民解放軍Y-9DZ機1機が長崎県五島市の男女群島(長崎県五島市浜町)付近で領空侵犯していましたし、8月31日(土)には中国人民解放軍海軍のシュパン級測量艦(艦番号25)が鹿児島県大隅諸島の口永良部島(鹿児島県熊毛郡屋久島町)近海で領海侵入していました。
(いずれも、共産独裁主義者に依るもので、虎視眈眈と力に依る現状変更を目論んでいる可能性があります。)

因みに、対潜哨戒機Tu-142Mは、長距離爆撃機Tu-95をアメリカ海軍の潜水艦探知用にベルクート捜索レーダーや電子情報収集機能を搭載し、磁気探知機(Magnetic Anomaly Detector)を装備するなど改造したもので、全長53m、全翼幅50mで最大離陸重量は185tとなっている超大型機です。
エンジンは、Kuznetsov NK-12MPターボプロップ15,000Hpを4基搭載し、二重反転プロペラを採用しており世界最速を誇る最高速度は950㎞/hで戦闘行動半径は約6,500㎞となっている様です。

更には、奇しくも今日の午前7時10分から14分頃に掛けて、北朝鮮西岸付近から北東方向に向けて弾道ミサイルと見られるものが発射され、日本のEEZ(Exclusive Economic Zone)外の日本海(Sea of Japan)に着弾したと防衛省が発表していました。

なお、この弾道ミサイルは2発発射され、最高高度は約100㎞で約350㎞超飛翔した様です。

我が国も、正面装備(航空機及び護衛艦並びにミサイル類)を充実させ、警戒・防衛力を強める必要があります。