JAXA(Japan Aerospace Exploration Agency、宇宙航空研究開発機構)の種子島宇宙センター(鹿児島県熊毛郡南種子町)から打上げられたH32号機は、予定高度約675㎞に達し、打上げは成功した様です。
今回のH32号機は、午前9時23分頃に種子島宇宙センター(鹿児島県熊毛郡南種子町)から発射され、約17分後に搭載されていた超小型衛星の分離にも成功したとのことです。
ただ、H3ロケットは、2023年(R5年)2月17日(金)に当初打上げ計画が中止され、3月7日(火)に再度種子島宇宙センター(鹿児島県熊毛郡南種子町)から発射されましたが2段目エンジン(LE-5B-3)の着火出来ず打上げ失敗していました。
従って、今回のH3には、約2.6tの模擬衛星(VEP-4、アルミニウム塊)、キヤノン電子(株)の超小型衛星(CE-SAT-1E)及び(一財)宇宙システム開発利用推進機構(Japan Space Systems、JSS)の超小型衛星(TIRSAT)が搭載されていました。
(前回は、陸域観測技術衛星・だいち3号機を打上げ失敗に依り消失していました。)
因みに、従来の現行国産主力ロケットH2Aは2025年(R7年)打上げ予定のH2A50号機で終了となる為、このH3ロケットが主力後継機となります。≫
国産主力ロケット | H3 | H2 |
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全長 | 63m | 50m |
直径 | 5.2m | 4m |
全備重量 | 575t | 260t |
打上げ費用 | 約50億円 | 約190億円 |
国産次期主力H3ロケット | 初号機 | 2号機 |
打上げ日 | 2023年3月7日(火) | 2024年2月17日(土) |
打上時刻 | 午前10時37分 | 午前9時23分 |
- | 失敗 | 成功 |