パチンコ・パチスロ裏情報 -4ページ目

メーカーの役割

ここ数年の間、ホールにとっては本当に厳しい時代を迎えてきています。客数は減り、機械代はドンドン高騰化し・・・・そして機械の中身はドンドン悪くなり・・・・それに輪を掛けるように日本経済の不況による打ち手の懐が減っていく状況。ホール全体が悪くなってる要因はこの他にもまだまだ沢山あります。

でも、やはり一番の要因は「機械代の負担増による経営圧迫」ではないでしょうか?

れが打ち手の懐をドンドン痛めて、ホール自らが経営を圧迫してるという悪循環。その要因の根本となるのが、何と言ってもパチンコメーカーの対応でしょうね。ホールが厳しくなってるのに反比例するかのように機械代がドンドン高くなり、なおかつメーカーだけがテレビCMなどをバンバン流せるくらい潤ってる。この歪は絶対におかしいと思います。

そしてホールをちゃんと育ててないという姿勢にも問題があると思います。売るだけ売って、あとは野放し。そして入れる機械の寿命はドンドン短くなり、また次から次へと新台を発表し、ホールに入れる。こうした長年のツケが今のパチンコ業界の姿であります。

昔は、本当にいい機械がもっとあり、そうした機械がホールの売上や利益にかなり貢献していて、それが打ち手に出玉還元という周期をもたらしてたのです。ですが、最近ではそのような機械が少ないという現状は非常に寂しい気がします。

といっても、全く可能性のある機械が0かといえば決してそうでもありません。

例えばですが、「美空 ひばり」なんかがそうです。これはまさに時代に必要不可欠な機種ではないかと思わせてくれる台です。今の打ち手はお金が昔よりも厳しい。そしてそうした打ち手の事情を考慮したような「大きく負けない」をコンセプトにしたのが「美空ひばり」なわけです。

結果としてこの「美空ひばり」は、ホールにとっては利益は少ないわけですが、それは裏を返せば打ち手にとっては負担のそれだけ少ない機種であるといえます。今は粗利が沢山取れて、その1ヵ月後に客がほとんど居なくなる機械よりも、今は利益は薄くても1ヶ月、いや数ヶ月後にも薄利であっても継続して利益が取れる機械の方がどんなにホールにとっていいことか。こういう機械は打ち手にとってもいいことです。

もっとメーカーからこうした機械がドンドン出てくれば、ホールも入替のための機械をさらに買う必要もなくなりますからね。それだけ長く機械を使えて、なおかつ機械代の負担も減っていくということですからね。そういう面においては京楽というメーカーは先見の目があります。

過去の「冬のソナタの初代」もそうです。但し、2代目の冬ソナは頂けなかったですが。

打ち手に優しい機械を開発してるメーカーはその後は発展してますから。昔の三洋もしかし。

今のご時世はメーカーの営業が「この機械は辛いから十分に粗利が取れますよ。」というのが現状です。これって本当に可笑しな話ですよね?今のメーカーは打ち手を見てないメーカーがあまりにも多すぎます。常に打ち手のことを思って開発してくれるパチンコメーカーが一社でも増えてくれれば今の状況は改善されていくと思いますが・・・。

薄利多売のカラクリ

一昔前と違って、パチンコ店でも『薄利多売』という言葉が最近多用されています。事実昔は、ド素人の経営者でも誰でもどこでも店を出せば儲かった時代がありました。そんな時代では、薄利多売など考えなくてもまた特に経営方針など無くてもただパチンコ台だけ揃えて客が来るのを待ってれば良かったのです。それで当時は勝手に客がわんさか来てくれたのでした。でも、当然今は時代は変化してます。

古い考えのオーナーの店や放漫経営のオーナーの店は段々淘汰され生き残ったのは、大手チェーン店や経営感覚がしっかりした地元のオーナー店です。そういった組織は、薄利多売を第一に考えてますし経営努力ももちろんしてます。また客のためになるサービスなども心がけて営業をし続けてます。

なみにパチンコ業界における薄利多売とは?!世間一般の他業種の薄利多売という認識からは全然意味あいが違ってて『売上至上主義』といっても過言ではありません。通常の『薄利多売』とは商品価格を下げて、より多く商品を販売する事であります。

この場合、ホール側が手がけることは、
1.集客力を拡大させる
2.とにかく大口の客を集める

この2つしか方法はありません。

一方でパチンコ業界でいうところの薄利多売とは、多額の現金投資をしないと遊べない台つまりギャンブル性が非常に高い台ばかり設置して営業すれば簡単に実現できてしまいます。実際、最近の遊パチや1円パチンコと言われるものがそうなりつつあります。実際にギャンブル性が高い機種が増えてます。15分に一度の割合で大当たりするとか謳いながらも1時間も2時間も当らず、打ち手に散々投資させてようやく当るという風にもなってきています。それがいわゆる、2R確変やバトルタイプ、ラウンド振分けなどが多数存在する機種です。

このような機種は、実を言いますと、見た目の大当たり確率は同じように見えますが、実際は、確率分母が大きくなり、連荘、嵌りの偏りが非常に激し構成という内部の作りになっています。

例えばある客が1万円の投資に対し、8千円返すような従来のやり方よりも、10万円の投資に対して8万円返すようなやり方の営業方法を選びます。この場合には店の売上が1万円から10万円に増えたから『多売』となります。ですが、もうお分かりだと思いますが、客が負けた金額は2千円から2万円に増えていますが、それは問わないという点が結構ポイントでもあります。

なぜなら、一人の人間が必ずしも10万円投資しているかどうかは分からないからです。さらにいえば、1人目の打ち手A客が9万9千円まで投資して当らず諦めて帰ったとします。その後、スグに2人目の打ち手B客が打ち始め1千円で当り、8万円分の出玉を得られれば・・・

A客は大損、B客は7万9千円の大儲け、そして店は2万円の儲けとなります。A客にとっては大損という最悪な展開ですが、B客にとっては大儲けという最高の展開です。しかも、その良い座ってすぐの大当たりのイメージがキッカケでB客はその店にこれからも通うでしょう。そして、店側は儲かってB客は後日損をするという図式です。

これなら、たとえ客数が10分の1に減ったとしても以前と変わらないぐらいの利益が確保できるわけなので、ホールとしては少々の客離れを恐れることはないのです。実際、最近ではどこのホールでも客離れは加速度的に起きてきています。

このような矛盾があるのが、実はパチンコ経営の面白みというか不思議なところでもありますが。これからパチンコ業界はどうなっていくのでしょうか?このような客を痛めるようなことばかりを繰り返してたら、パチンコ業界自体がドンドン廃れていってしまうような気がします。

ドンドン加速する客離れを食い止めてパチンコ業界全体を健全化してもらいたいです。そしてパチンコ台も投資金が沢山いるような機械ばかりでなくもっと返し玉を増やしてもいいのではないかと思います。これは行政機関である保通協(警察の天下り先)の体制ややり方、考え方を変えないことには無理なのかもしれません。

攻略法の手口

パチンコの攻略法には過去において様々なものがありました。過去の攻略法には一体どんなものが実際にはあったのでしょうか?

●台に工作を加える行為
不正な機器を台に密かに取り付けて大当たり確率を向上させたり、磁石やセルロイドの板を使ってスタートチャッカー等に玉を誘導するような行為。これはいわゆるゴト行為であり、刑事罰の対象となります。現在は意図的に、「プログラムミスを突く行為」の状況を作為的に起こすようなプログラムを施した不正ロムを、営業時間外に店舗に侵入して取りつけ、また営業中に特定の手順を行うことで、強制的に大当たりさせるような不正行為の手口も行われています。

●台の不備やプログラムミス(バグ)を突く行為
この手口は台そのものの欠陥やプログラムミスを突いて、大当たりもしくは高確率状態を呼び込む打法であります。台の不備やバグ自体がごく希な存在であるため数は少ないが、過去においてはでかなり有効性のある攻略法でありましたね。ただし、一度発見されるとメーカーやホールに莫大な損害を与えてしまうために、直ちに対策がとられることが多く、寿命もそれだけ短いわけですね。

ソフトウェア的に見れば、セキュリティホールをある意味突く方法とも言えます。過去にあった「コンチネンタル」(瑞穂製作所)というスロット機の4枚掛け攻略法は、問題となったコインセレクターの開発にメーカー自身が関わっていたとして、メーカーが遊技機の販売禁止処分を受けてます。他には「ネコde小判」(アリストクラートテクノロジーズ)や「獣王」(サミー)などで通用したコピー打法もこれに該当します。まぁ、この辺のバグ攻略法は過去においてかなり有名な事件でもありましたからね。

●特定の打ち方によってボーナス等を誘発する行為
遊技中に特定の動作をすることによって、大当たり若しくは高確率状態を誘発するという打法です。古くから様々なものが存在し、例として「回転数が○○の時に保留数を○個つけたまま打ち出しを止めて3分間放置する」「デジタル画面に○○が表示されているときにチャンスボタンを○回押す」「画面がデモからリール画面に切り替わる瞬間に打ち出しを開始する」などがありますが。。。根拠や出所が不明確なものが大部分であり、有効性に乏しいのが現実であります。

多くの雑誌等では「簡単手順で確変の嵐」「開発者が仕込んだ解除法流出」等、かなり大袈裟に宣伝されてます。あるいは、「今までにいい加減な打法で泣かされた方に朗報」「感謝の返事殺到」等の謳い文句の元に売られている攻略法の大部分がこれであります。まぁ、でもその大半はいわゆる攻略法詐欺に該当するものでありますから。また、効果は無くても、不正ロムなどの使用を疑われて出玉を店に没収されるなどします。最悪の場合はパチンコ店への入場を禁止される場合もあるので、あなたは決して遊び半分で試行しないでください。

このように過去において様々な攻略法が存在したということは事実です。まぁ、何れにしろ、最近のメーカー側はかなり厳重なロム基板になってますので昔のような攻略法はほとんど今現在ではありませんから。もし仮にあるとしても、それらはほとんどがロムや基板が裏モノ仕様に変わってるやつですからね。とにかくこうした攻略法の甘い宣伝文句にはくれぐれも気をつけてくださいね。