【国道1号線徒歩の旅】Part270:京阪国道口交差点[京阪国道起点]≪右折≫ | きまぐれの国道1号徒歩の旅

国道1号線徒歩の旅・復路編の序章は、

終点の大阪・梅田新道交差点からここ京阪国道口交差点まで

続いてきた、京阪国道をたどる長い旅路でした。

 

その終着点であり、上り133番目の信号交差点である

京阪国道口交差点に入りました。

 

 

ここで交差する九条通は、かつて平安京の南端にあった

「九条大路」に当たる大通りです。

 

昭和初期に道路拡幅のあった後、ここを路面電車の

京都市電九条線が通っていたようですが、1978年に廃止となり

路線の撤去で再整備されて、現在の姿になっています。

 

 

 

ここで横断する九条通や壬生通には横断歩道がありますが、

交差点には横断歩道橋も設置されており、

歩行者は信号を気にせず安全に渡ることも可能です。

 

 

交差点を渡る前に、横断歩道橋からの光景も収めていますので、

そちらについては次Partでまとめて紹介します。

 

 

 

横断歩道橋もいいのですが、せっかく横断歩道があるので

横断歩道から交差点を渡りたいと思います。

 

 

まずは九条通を横断して、交差点の北西側へ。

 

 

 

さらに、この交差点では右折しますので

壬生通も横断し、ここからは東方向へ。

 

 

なお、車両にとっては守口I.C.手前の交差点(Part82)以来

上り2度目の交差点右折ということになりました。

 

 

 

壬生通を横断して交差点の北東側に移ったところで、

街区は四ツ塚町から九条町に変わります。

 

 

通りの案内標識の脇にある台は、信号休止時など

有事の際の交通整理用に使用する高台かと思われます。

 

 

 

案内を見て気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、

東西方向と南北方向、交差する2つの通りが

いずれも「〇〇通り」という名称になっていますね。

 

 

東西方向を「通(とおり)」、南北方向を「筋(すじ)」と区別していた

大阪とは異なり、京都の通りの名称は

東西・南北方向のいずれも「通」で統一されているようです。

 

逆に、大阪の「筋」という通りの呼称が

大阪ならではの特徴であるとも言えそうです。

 

 

 

というわけで、横断歩道橋北東側の下をくぐり

京阪国道口交差点を後にします。

 

 

なお、標識での案内が一切ないため忘れられがちですが、

国道1号と大手筋交差点(Part233)から重複状態が続いていた

府道13号 京都守口線はこの交差点が起点のため、

ここで重複区間終了となります。

 

京阪国道のように国道1号と常に共にしてきたわけではないですが、

こちらもまた大阪・大日交差点(Part77)からの長い付き合いでした。

府道13号ともここでお別れとなります。

 

 

 

下り側では、四ツ塚町の区間がまだ続いているようです。

 

 

国道1号を引き続き進みたい方へは

上りとは逆に左折するよう、標識案内がありますね。

 

 

 

京阪国道口交差点の直後では、499.5km地点を通過しています。

 

 

 

 

最後は、下り側の京阪国道口交差点案内です。

 

先ほど案内された通り、下りでは左折先が国道1号となります。

またこちらでは、名神高速への案内も見られますね。

 

 

国道171号は、京阪国道口交差点を起点にまずは西へ。

西大路九条交差点から先は南下し始め、

久世橋通と合流後、桂川を渡ります。

さらに東海道本線と並び南下を続け、大阪府茨木市から再び西へ。

国道2号と重複後、最後は兵庫県神戸市へとたどり着きます。

 

ここから神戸へ行きたい場合、

大阪経由で国道1号・2号を利用するより、標識案内の通り

国道171号を利用する方が短い距離で早く着けそうです。

 

 

さて、次Partでは、京阪国道口交差点上に架かる

「南大内横断歩道橋」とその上からの撮影写真を紹介します。

 

 

 

つづく