東京から引っ越したので、物価の差は大きかった

あらゆるものが安い

 

ケーキでも苺大福でも

大きさも味も大満足なのに、

金額が圧倒的に安くて、お得感半端ない

 

スーパーでも色々安いと感じていたけれど、

こちらに暮らして9年経つと、さすがにもうわからない

あらゆるものが高くなってしまったしね。

 

ただ、地元の野菜は、味がしっかりしていて、今でも安いと感じる

スーパーには、全国から届いた野菜もあるけれど、

地元の野菜の方が安い

そして新鮮

これは本当に幸せなこと

 

あらゆる野菜が、子どもの頃に食べたことがある野菜の味なのだ

きゅうりがきゅうりの味

ピーマンがピーマンの味

 

気づけば、都会のスーパーで、味のない野菜をどれほど長いこと食べ続けてきたのだろう?

 

習い事も、エステも安価なのだ

それでなくても人集めに苦労するのに

高くしたら、なかなか人が集まらない

 

八ヶ岳周辺のレストランは注意が必要

観光地でもあるし、別荘族も多い

レストランは、明らかに

観光客価格を取っているところと、

地元の人も遊びに行けるところに分けられる

 

コスパよく素敵な店を見つけたいなら地元の人の意見を聞くのがオススメです

 

都会で働いて、田舎で暮らすと言うことは、

経済的に、なんと、ラッキーなことなのかと知った

 

そのお得感分、私はこの大好きな村に恩返ししていきたいと思っている

ここを終の住処と決めていたからと言うこともある

住んでみていい所だと感じたせいもある

 

ここで暮らしていくためには、

まずご近所さんと仲良くなろうと思った

 

年取って重要なのは、歩いていける距離にどれほどの友人、知人がいるかということ

 

歳を取って、遠出ができなくなったら、

ご近所をお散歩してお喋りしてお茶して

それを楽しめる環境が大切だと思ってきた

 

村の公民館では、色々な講座や習い事が無料で開催されている

カレンダーを見て、興味のあるものをピックアップして、

最初はあれもこれも参加してみた

 

ヨガ、ピラティス、バドミントン

料理教室、漬物やキムチ作り、豆腐作り、味噌作り、こんにゃく作り

編み物、絵画、マクラメ編み、切り絵、パステル画

 

参加していると、気の合う人と度々会うことがある

そして、着実に知人を増やし、

一年もしないうちに、知人は100人を超えていた

 

人口8000人の村でそれだけ知り合いを持つと、

どこかで普通にばったり会ったりする

 

引っ越す前に住んでいた東京の荻窪は、

10年住んだけれど、

近所に友人は0人、挨拶程度の知人は10人強というところだった

だから、これはすごいことなのです

 

そもそも林の中を歩いていると知らない人とも挨拶をする

山歩きの基本

 

今は、ご近所は、みーんな知り合い

何かあっても安心感がある

 

好きな街に住むということはこういうことなのだろうと感じることがある

原村を好きな人が集まっている

価値観に何らかの共通点があると

気が合う人も多いに違いない

原村の人口は、

私が移住してきてすぐに、

村史上最高の8000人を超えた

 

つまり人口は少しだけれど増加していた

 

先日、人口増減の発表があったが、

今年、県単位で人口が増加したのは、

「東京」のみ!

 

それ以外の全ての道府県で人口は減少している

 

その中で、人口が減らないことは凄いことなのだ

 

実際、この8年、人口はそれほど増えていなくて、

ぎりぎり8000人をキープしている状態

 

高齢化は、例外なく進んでいる

亡くなる人よりも、生まれる子どもの数が増えることが望ましいが、

それは難しい

 

65歳以上の高齢者の割合は、

国の割合とほぼ同じ

 

ただ、最近は、若い人の移住も増えてきている

これは嬉しい

コロナのお陰で、リモートで働けるようになったこともあるし、

やはりコロナは、田舎へ人々を移動させたこともある

 

村の小学校一年生のクラスは2つ

これが減らなければ、なんとなく安心出来る

 

子どもの声が聞こえる街であって欲しい

引っ越してから、自分たちで壁を塗りました

 

壁紙というのがどうしても嫌で、

塗って貰うと予算内に収まらなくて、

寝室とトイレと…最低限の生活空間を確保した上で、

それ以外の壁を自分たちで塗りました

 

アメリカとか海外で、

ペンキで自分たちの家を塗っているのを見ていて

楽しく簡単そうに見えたんですけどね〜

 

塗るのは、だんだん慣れていったけれど、

養生テープなど貼ったり、

高い壁の作業などは、

かなりハードでした

ゆっくりやるつもりが、

家の中が工事現場状態で落ち着かないので、

早く終わらせたい気持ちも強くて、

 

こういうのも向き不向きは性格によるのでしょう

ゆっくり楽しむために、引っ越してきたんですけどね

楽しむというよりは、落ち着かな日々でした…トホホ

あの日のことは忘れない

私がそれまで生まれ育った都会を離れた日

 

朝、予定通りサカイ引越センターの人が数人来て、

順調に荷物を運び出した

それまでに全て段ボールにまとめてあったし、

それ以外の細々としたものは、車に積んであった

 

サカイのトラックが出るのと同時に

夫がバイクで出発した

バイクの方が先に着く計算だ

 

私は、猫2匹と一緒に、

車でゆっくり現地に到着する予定にしていた

車酔いする子が一匹いたので、

いつも途中のSAで、ケージの掃除をしたり、

休憩したり、とにかくスピードは出せない

 

石川パーキングエリアで車を停めて猫たちと休憩していた時、

夫から電話が入った

 

「事故った」という電話

 

目的地の諏訪南インター出口で車と衝突して

(後から聞いた話では)数メートル吹っ飛んだらしい(バイクなので)

意識がしっかりして、電話できる状態になるまでに少し時間が掛かったと思われる

 

それからは、大変だった

引っ越し屋に、先行のバイクが到着しないことを告げ、

私が車で到着するのを待って貰うしかなくなった

 

私が到着して、予定よりかなり遅れて搬入が始まる

私は猫たちを、先に設置しておいたケージの中に

 

お陰で引っ越し作業は順調に済んだけれど、

下にいるパトラ猫は潰されているみたい

 

他にも届きものがあるので私は、家を離れることは出来ない

バイクを廃車にした夫は

入院を勧められたのに、その日中にタクシーで帰宅

 

次の日から通院して、

一番最初に覚えた道は、お隣、茅野市の総合病院だった

引っ越してくる前の東京は、6月~9月

丸3ヶ月は、夜眠れなかった

当時は、今よりはまともだったけれど、

3ヶ月間熟睡できないのは、体力的にとてもきつい

 

引っ越してくる前日、

猫’sが、涼しいのだろうと思われる階段で、

死んだように果てていたことを明瞭に覚えている

 

引っ越してきたのは6月下旬

こちらは涼しかった~

何かを羽織らないと寒かったり、

夕飯は鍋焼きうどんにしたり

 

引っ越しはサカイ引越センターにお願いした

東京の家から荷物を運び出す作業は、かなりストレスフルだったけれど

(家の前の道が狭くて大きなトラックは停められない、とか)

原村の我が家の前に立った時、

彼らが一言「いいところですねぇ」

目の前に広がる畑と広い空と遠い北アルプス

都会からくると、とりあえずぼんやりと眺めて嘆息してしまう景色

 

家の前にトラックを停めて、

ガンガン荷物を運び入れられる

 

それまで都会で、マンションで、暮らしてきた私には、

この開放感は、異次元の世界である

 

夏は暑い季節

でも、夕方になると涼しい風が心地よい

子どもの頃に経験したことがある、素敵な夏を取り戻した

東京と長野とのやりとりだったせいもあり、

水回りは、リクシルで頼むことにする

 

西新宿のリクシルまで2回も出向き、

キッチン周り、トイレ、浴室の隅々まで

予算内で、細かく希望や変更を出したにも関わらず、

完成した家は、ことごとく変更点が生かされていなかった

 

お風呂は、新築1ヶ月目からカビとの戦い

(湿気の少ない八ヶ岳で、どうしてこうなったのかは不明)

トイレは安っぽい上に汚れが落ちない

キッチンのシンクは、ステンレスという名前を疑いたくなるほど、細かい傷も汚れもあっという間に落ちないものが蓄積された

 

これまでにも新築の家に住んだことはある

 

これまでの経験と比較して、とにかく汚れが落ちないと感じる

 

理由は分からないけれど、

私の経験上、絶対にお勧めしない!!

 

住んですぐの頃からリフォームしたいと感じているのは

キッチンのシンク周りとトイレとお風呂と…

つまり全部リクシル

寒冷地なので、基礎工事に時間とお金が掛かる

それよりも、真冬は基礎工事に入れない

 

いつ入居したいか?

その予定から逆算して家を建て始めたけれど

結局半年以上を費やすことになる

 

別に急いではいない

ただ、仕事の調整と、東京の家や引越しの調整があるだけだ

遠方への引越しは本当に面倒な作業

 

建築中の家を何度か見に行ったけれど、

詳細はよく分からない

建築士の説明を聞きながら、

なんとなくウキウキするだけだ

 

だめだ、

もっと勉強するべき!

 

初めて建てた家の満足度は60%くらい

満足できる家を建てるためには、3回は家を建てなければならないという言葉を聞いたことがある無知なことは本当にマイナス

建築家が、大層優れていて、あらゆる選択肢を並べてくれればまだ良いけれど、

それでも、施主が勉強しなければ

 

予算に限りがある以上、

あまり希望を言うことができない

これが一番きつい

お金持ちなら、あらゆる希望を口にしてみることが出来るのかしら?

結局、家を建てることとは、

ひとつひとつ諦めていく作業だと知る

 

納得のいかないところは、住んでみてから分かる

窓をつける位置

電気の配線

コンセントの位置

Wi-Fiを繋ぐためのあらゆる位置

 

普通の人は人生で何回も家を建てることは出来ないのだから、

やはり時間を掛けて、もっと勉強するべきだと思う

土地を手に入れたことは非常に大きいステップアップになった

 

毎月、ログハウスに滞在中、必ず自分の土地に会いに来た

春夏秋冬、自分の土地の違う顔をただ眺めに

 

冬は家の前の舗装路は雪のため道幅が狭くなる

春は、庭のたらの芽が盗られているらしい

夏は、庭が鬱蒼としている

 

車を停めて、しばらく自分の土地で過ごすのは悪くなかった

 

因みに、土地の固定資産税は、

家を建てる前は、安すぎて請求は一度も来なかった

 

地元の建築会社の人たちと知り合いになったことも大きかった

わからないことがあるとそこに聞いたし、

最初のツアーで、数人の移住者とも知り合っていた

 

誰一人知り合いがいない土地に移住する時、

地元の何でも相談できる人を得ることは重要

 

私は、その建築会社で家を建てようとほぼ決めていた

決め手は、木を伐採した際には、

薪材として材木を分けてくれるということだった

 

貯蓄を進めることと、

長野に移住すると続けられなくなる東京の仕事を整理すること

何を残して何を止めるか…

そんなことを考えながら、日々を過ごし、

そして希望通り、

2年後には家を建てることになる

私の場合、その土地見学ツアーで気になった土地を手に入れることになる

 

田舎で土地を探す時、

何を求めるかは大きく2択

 

眺望を求めるか?

木々に囲まれたところを選ぶか?

 

原村で眺望を求めるならば、

通常、南アルプスか八ヶ岳なのだけれど、

私が見に行った土地は、数少ない富士山が見える土地だった

眺望があれば土地の単価も高い

我が家の予算で手に入れた眺望は、遠い北アルプス

山々の美しさは、トップだと思っているけれど、遠い

 

林や森の中を選ぶと

暑さ寒さの厳しさから少し救われるようだ

冬の風の強い日は、穏やかに過ごせるし

夏の暑い日は、日差しが遮られたり、涼しい風がそよぐ

 

ただ、家までの道すがらじゃり道があったりする

じゃり道は、除雪車が入ってこないので、

自分たちで舗装路まで除雪する必要がある

 

積雪は少ないとはいえ、

平均的には30センチ以上の積雪がひと冬に3回はあった

除雪はかなりの重労働

 

我が家は当時、夫婦で東京まで仕事に行っていたので、

家の前が舗装路であり、除雪車が出動してくれることが絶対条件だった

 

結果、坪単価が低い、細長ーい土地を手に入れた

 

家を建てるのは無理かもしれないと思っていた

土地と違って、家を建てる金額は都会でも田舎でも変わらない

ここは寒冷地なので基礎工事に普通よりお金が掛かる

 

家を建てられなくても仕方がない

一歩先に歩を進めることにした

残された人生は短い

動ける時に動かないと、夢は諦めるしかなくなる