『10時間の授業で学校が変わる!楽しく学べるグループワーク』7月の授業内容「電話でGO!」「人間コピー機」を念頭に最初の1回目の試行が持つ効果について述べました。
3人1組になって順番に情報の伝達役と受取役になるワークですが、最初の1回は成績が上がりません。しかし、2回目からは成績は急上昇します。1回の試行を体験することで伝達役・受取役共にコツがわかるのです。「1回やってみる」ことの大きな効果です。
『10時間の授業で学校が変わる! 楽しく学べるグループワーク』の電子版が出版されました。
お待たせしました。インプロ研修会のご案内です。
絹川友梨さんを講師にお招きするインプロ研修会受付開始します。昨年度までの茨城大学公開講座の「インプロゲームと表現」に準じたものですが、今年はビアスパークしもつまを会場として開催します。別途申し込み受付中の「グループワーク研修会」とは別の研修会になります。ご注意ください。
インプロ(即興演劇)は今、現在の瞬間に生き、状況に柔軟に対応していく活動です。この講座では、まず、集団場面で楽しくメンバーとかかわり合いながら人間関係を形成したり、想像力や創造性を高めていくゲームを体験していきます。その上で、さまざまなシーン作りを体験しながら、人間にとって「即興」という活動が持つ意味について考えていきます。小学校高学年から大学に至る教育機関の他、各種相談機関等で活用することもできます。カウンセラーの皆さんにもお勧めです。
日 程:2024年8月22日(木)13時〜17時(19時〜情報交換会)
8月23日(金) 9時〜12時、13時〜16時 【2日間計10時間】
会 場:ビアスパークしもつま会議室 〒304-0056 茨城県下妻市長塚乙 70-3
講 師:絹川友梨(桜美林大学)、正保春彦(茨城大学)
内 容:学校・組織で使えるインプロについて体験的に学びます。
定 員:30名
参加費:通い 7,000円(8月19日締切)※1
宿泊18,900円(8月12日締切)※2
申込時にお知らせください(いずれも現地支払)。
申込先:haruhiko.shobo.prof@vc.ibaraki.ac.jp
主 催:i-WORK研究会(代表:正保春彦)
※1:2日間通しの参加費になります。
※2:参加費+ビアスパーク宿泊費(2食付)になります。基本的に和室(5〜6名1室利用)になります。別途個人で洋室をお申し込みいただくこともできます。
※曜日表記違っていました。正しくは8月22日(木)、8月23日(金)です。(2024/7/14訂正)
ロールプレイング(サイコドラマ)の研修会を開催します。
【ARPS夏季セミナーのご案内】
ARPS夏季セミナは筑波大学、文教大学の旧・臺利夫先生研究室の教え子が集まって、毎年夏に開催しているロールプレイング(サイコドラマ)の研修会です。
2024年3月に「臺利夫先生を偲ぶ会」で皆様と集い、そこで改めてロールプレイングの醍醐味を再確認しました。つきましては、コロナ禍で暫くお休みしていた夏季セミナーを今季を期に復活することになりました。本セミナーはARPS会員のみならず広く臺先生と御縁のあった方、ロールプレイングに関心をお持ちの皆様にも参加いただきたくご案内申しあげます。多くの皆様のご参加を期待しています。職場等でご興味のある方にもぜひご案内ください。ロールプレイング初体験の方も大歓迎です。臺先生ゆかりの茗荷谷で皆様にお目にかかれるのを楽しみにしています。よろしくお願いいたします。
記
1.開催日時 2024年8月31日(土) 13時~17時 〈開場13時〉
2.内容 ロールプレイング演習
開会の挨拶:13時15分〜13時30分
第1セッション:13時30分~15時
第2セッション:15時15分~16時30分
事務連絡、アンケート記入等:16時30分〜17時
3.会場 筑波大学東京キャンパス文京校舎> 1階 116室
〒112-0012 東京都文京区大塚3-29-1 ( 地下鉄丸の内線「茗荷谷駅」下車 徒歩3分)
https://www.office.otsuka.tsukuba.ac.jp/location/
4.参加費 2000円 当日に受付にてお支払い下さい。
5.懇親会 17時15分~ オールデイホーム茗荷谷店 東京都文京区大塚3丁目35-1
会費 4200円(飲み放題付き)
6.参加申込み・問い合わせ先
準備委員 小平真希 宛に Eメール(67molen@gmail.com)にて、下記の①~⑥をお知らせください。
① 氏名・住所・電話番号・メールアドレス
② 現在の所属・職名
③ 参加区分 a.ARPS会員 b.台遊会会員 c.文教大学関連 d.その他〈参加経緯を簡単にご記入ください〉
④ 懇親会の参加(参加・不参加)
⑤ ロールプレイングの経験(全くない/ある/ディレクター経験あり/現在実践中)
⑥ ディレクター・コディレクター体験希望
〈あり→ディレクター希望・コディレクター希望 / いずれも希望なし 〉
7.申込み〆切 8月24日(土)
ご不明の点はどうぞお尋ねください。
夏季セミナー準備委員 正保春彦 haruhiko.shobo.prof@vc.ibaraki.ac.jp
京都保育福祉専門学校さんがチャペルアワーでスゴロクトーキングを活用されました。
新バージョン(『10時間の授業で学校が変わる!楽しく学べるグループワーク』所収)を活用されているのは珍しいです。
グループワーク研修会を企画致しました。
拙著『10時間の授業で学校が変わる 楽しく学べるグループワーク』に準拠した内容となっております。
有料となりますが、2日間使いますのでたっぷり学んでいただけるかと思います。関心をお持ちの方は奮ってご参加ください。
名 称:みんなを笑顔にして心を育てるためのグループワーク研修会
日 程:2024年7月28日(日)10時〜12時、13時〜17時(19時〜情報交換会)
7月29日(月) 9時〜12時、13時〜16時
会 場:ビアスパークしもつま会議室
〒304-0056 茨城県下妻市長塚乙 70-3
講 師:正保春彦
内 容:学校・組織で使えるグループワークについて体験的に学び、解説を行います。
定 員:30名(先着順)
参加費:通い 8,000円(7月24日締切)※1
宿泊19,900円(7月18日締切)※2
申込時にお知らせください(いずれも現地支払)。
申込先:haruhiko.shobo.prof@vc.ibaraki.ac.jp
※1:2日間通しの参加費になります。含資料代。
※2:参加費+ビアスパーク宿泊費(2食付)になります。基本的に和室(5〜6名1室利用)になります。一定数を抑えてありますので、お早めにお申し込みください(締切日が違います)。
また8月には以下の研修会も予定しております。改めてご案内します。
◎インプロ研修会(仮称)
日程:8月22日(木)13時〜18時、23日(金)9時〜16時
会場:ビアスパークしもつま・研修室
講師:絹川友梨氏(桜美林大学)
附属中学校で「10時間の授業で学校が変わる!」5月の授業がありました。
5月の内容は「共通点探し」「ウソ1つ」「数字合わせ」の3件ですが、附属中では今年から1回の実施時間が長昼休みの30分となったのに合わせて、「共通点探し」「数字合わせ」の2件を実施しました。「モジュール方式」の良さでもあります。
1〜3学年の全12クラスで担任による同時実施です。
結果は上々と言っていいでしょう。各クラスに笑顔と笑い声が溢れました。
4月のスゴロクトーキング等を踏まえて、相互理解を一層深める内容です。
欲を言えば「数字合わせ」の後に個々人の価値判断の基準などについてアナウンスをして理解を促せるといいのですが、そこまでは余裕がなかったかな。
写真は拙著を見ながらインストラクションをする先生です。
新・スゴロクトーキングの解説です。
スゴロクトーキングは1995年頃に最初のバージョンが作られ、その後少しずつ改善を重ねてきました。ここでは本年発表の新・スゴロクトーキングに基づいて改訂の経緯と狙い等について簡単に解説を行います。
1.どうしたら長く(豊かに)話せるか?
一番大きな問題点は、学校現場でスゴロクを行ったとき、早くワークが終わってしまう、ということでした。
「先生、終わった〜。次どうすんの〜?」という声を何度も聞きました。
このような問題に対処するため、一時は「スゴロクトーキング・プラス」というツールを使ったこともあります。
これは、一度サイコロを振って止まったマスの話題を話した後、再度サイコロを振ってスゴロクトーキング・プラスの中の接続詞を一つ選び、その接続詞に続く話をさらに続ける、というものでした。これはインプロの発想を取り入れたものでしたが、「話を長引かせる」という点では大きな効果はなく、弥縫策に終わった感がありました。
また、ネコ(以前はカエル)のマスでは一旦全員が止まって、通り過ぎたマスの話題を話す、というルールを適用したこともありましたが、これはルールに従うことができる子どもが少なく、ルールの徹底という点で問題がありました。
要するに会話というものは「話すこと」と「聞くこと」から成り立っているのですが、年少者の場合は聞く能力が十分育っていないために、人の話を聞いてそこからイメージを膨らませて、相手に質問したり、感想を言ったりすることがなかなかできないのだと思います。例えば、臨床心理学を学ぶ大学院生がスゴロクトーキングをやると、一般の学生に比べて明らかにお話はゆっくりと豊かに進んでいきます。
また、従来は最後に「ゴール」に到達するという形式になっていたのですが、「ゴール」があること(あるいは「ゴール」という文字が目に入ること)によって無意識のうちに参加者の闘争本能が刺激されて、先を急ぐという結果になっているのではないかとも考えました。そもそも、「ゆっくりお話を楽しんでください」(インストラクション)と言いながら「ゴール」を設定するのも変な話といえば変だと思います。
このため、新バージョンでは「ゴール」そのものをなくして、ホームからスタートしてホームに戻ってくるようにしてあります。ホームに戻ってきて時間が余っていたら、自然に2周目に進んでいるようです。
そのうえで、今は、無理をして話を長引かせようとするのは止めて、自然な流れに任せるようにしています。
2.最初に6が出たらどうするか?
全体の構成は日常生活ゾーン、一番の体験ゾーン、小さな秘密ゾーン、非現実ゾーン、希望のゾーンの5つのゾーンから成っています。各ゾーンに5つずつ話題を配置し、ネコのマスも含めて、全員少なくとも一度は同じカテゴリーの話題を話すように構成してあります。サイコロの目は偶然性を産み出しますが、これにより、参加者の体験の統一化を図ることができます。また、ネコのマスによって、個人の希望もある程度叶うようになっています。
最初のゾーンは日常生活に関する話題を並べてあり、誰でも気軽に話すことができるようにしてあります。しかし、以前のバージョンでは最初にサイコロを振った子が6を出した場合、いきなりカエル(いまはネコ)のマスに到達してしまい、そうすると一旦全部のマスの話題を確認して、その中から話す話題を選ぶ必要がありました。このため新スゴロクトーキングでは日常生活ゾーンのみ6マス構成とし、ホームでふったサイコロが6を出したとしても、ネコのマスには到達しないように作ってあります。
3.セクシュアル・マイノリティの方への配慮
以前のバージョンでは後半部分に「結婚の条件は」「結婚は何歳頃がいい」「子どもは何人がいい」という話題が設定してありました。これらの話題は一部の生徒、特に女子高生にはとても人気の話題でした。一方、近年、セクシュアル・マイノリティの方々の存在が認知されつつあります。何人かのセクシュアル・マイノリティの方に確認したところ、これらの話題は「話しにくい」ということでした。また、成人の方で離婚経験のある女性が拒否反応を示されたことがありました。もちろん、以前のバージョンから「話しにくい話題はパスすることもできる」としてあったのですが、このような性格を持つ話題は除いた方がいいだろうと考えて新バージョンでは削除しました。いつの日か性的指向等にかかわらずに自由にこのような問題について話し合える日が来るといいと思います。
4.全体の構成について
2.でも述べましたが全体の構成は日常生活ゾーン、一番の体験ゾーン、小さな秘密ゾーン、非現実ゾーン、希望のゾーンの5つのゾーンから成っています。最初は日常生活に関する何気ない話題で誰もが抵抗なく話せる話題を指示してあります。一番の体験ゾーンは「そういえば…」と自分を振り返りながら「一番の」という指定をすることで話題の選択にあまり迷いがないようにしてあります。その心の流れを引き継いで「小さな秘密」という自己開示のゾーンに進みます。「小さな」という限定(修飾)をつけることで話し手があまり構えずに話せるように配慮してあります。その上で現実にはありえない話題の非現実ゾーンへ進みます。ここに至る頃には話すことには十分慣れているので、日常はありえないような話でも自由に話せるようになっています。最後は希望のゾーンで未来に向かって意識を開いて行く形で終わります。
また、「心の時制」という観点で上記のゾーンを整理してみることもできます。
日常生活ゾーンは「現在形」のゾーンです。これに対して一番の体験ゾーンは「過去形」のゾーンです。小さな秘密ゾーンは「現在形」と「過去形」が混ざり合っています。非日常のゾーンと希望のゾーンは両方とも「未来形」ですが、現実性の度合いが少し異なります。このように現在の心の時制からお話を始めて一旦過去へ戻り、最終的には未来に向かって進む構成になっています。
このような諸事情を考慮して新・スゴロクトーキングは構成されています。
新・スゴロク・トーキングはこちら
※イラスト差し替えました(2024/4/29)