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茨城大学人文社会科学部正保研究室

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10月11月と続けて学校実践を参観していてもう一つ気になることがありました。

シェアリングです。

10月の授業は「ワンワード」で、11月の授業は「私は有名人」で一連のワークが終わりますが、参観した授業では最後のワークが終わるとすぐに「はい、それじゃあ机元に戻して~」「次は◯◯で~す」という形で授業が終わりました。

「私は有名人」では、子どもたちがとても盛り上がっていたので、いきなりそれが終わった感があり、少し拍子抜けした印象がありました。

私はシェアリングを殊更重視するシェアリング至上主義者ではありませんが、それでも一連のワークの後には少しでいいのでワークでの体験の余韻を味わう時間が欲しいと思っています。

そんなに難しいことではなく、それぞれが感じたことをグループ内で一人一言話すだけでいいのです。

「私は有名人」であれば3~4人一組ですから多分1分もあればできます。

感想を一言話すだけで、①自分の感じたことを言葉にする振り返り、②それを口に出すカタルシス、③他者の体験を聞くことによる体験の立体化が期待できます。きっとその体験はワークでの体験をより豊かなものにしてくれると思います。

昨日、中学校でのグループワーク授業を参観して、インストラクションについて考えさせられました。

インストラクションというと単なる指示・説明と受け取られがちかと思いますが、熟練したファシリテーターは実は単にやり方・手順を言葉で説明するのではなく、いろいろなことをやっているのだと思いました。

心理学では「態度」について思考・感情・行動の3つの側面を分類しますが、インストラクションについても思考・感情・行動の3つが重要です。

思考ではやり方の手続き的知識について説明します。これは基本のキでこれがなければワークはできません。ここでは「長さ」が一つのポイントで短すぎると必要な情報を伝えることができず、また長すぎるとメンバーは飽きてしまいます。

行動では実際にやって見せることが重要です。実際にやってみせることは手続きをより具体化する効果があります。また、インプロゲームのようなワークでは、ファシリテーターがひょっとしたら失敗するかもしれないリスクを負って実際にやってみせることで、メンバーにリスクを背負って飛び込むモデルを演じることにもなります。

そして、そのようなインストラクションを見てメンバーに「楽しそう!」「やってみたい!」という感情が生じたら、もうワークは半分成功したようなものです。そこまで含めて統合的なインストラクションになります。

学校の先生方のインストラクションは思考に重きが置かれていると感じましたが、必要なことをきちんと伝えることに加えて、パフォーマー的なロールをとることで、メンバーの動機づけを一層高めることができます。

facebookに「10時間の授業で学校が変わる!」グループを作りました。

学校現場等での「10時間の授業で学校が変わる!」に関する実践について報告をしていきます。

ご自分で実践されている方からの報告も歓迎します。

 

 

 

拙著『10時間の授業で学校が変わる!』11月のワークは「5つの扉」「お見立て」「私は有名人」です。

今日は取手市立中学校の11月のワークの参観に行ってきました。

先月とは別中学校ですが、やはり電子黒板とPPTを使用してインストラクションをされていました。

子どもたちにはわかりやすい反面、モデルが演じられないとリアリティに欠ける印象を受けました。

特に今月のワークは「5つの扉」「お見立て」「私は有名人」の3つですが、いずれもわかり過ぎても面白くないし、わからなくてもつまらない、というワークで、「わかるかわらからないかの微妙なさじ加減」がポイントですが、その辺りをPPTだけで伝えるのは難しいと感じました。

逆にファシリテーターが「やってみせる」のはそれだけの「リスクを負う」ことですが、そうして初めて伝えることができるものもあるのではないかと思いました。

例えば「私は有名人」で織田信長にいきなり「明智にやられた奴だね」と言ってしまっては広がりがありませんし、そういったダイレクトな物言いが別なところでいじめに繋がる怖れもあるのです。

どう相手の心情を汲んで遠いところから始めるかをやって見せることが重要です。

教室には子どもたちの歓声が響いていましたが、もう一押しでさらに体験の広がりが得られるだろうと感じました。

PPTを使ったインストラクション

「私は有名人」の様子

就労移行支援事業所の福山職業訓練センターさんでスゴロクトーキングをご活用いただきました。

 

少しわかりにくいですが、写真を拝見すると「新スゴロクトーキング」です。

新バージョンは話題内容を誰にも話しやすいように改善したのに加えて、ゴールを敢えてなくすことによって、先(ゴール)を急がずゆっくりお話を楽しめるようにしてあります。

あちこちでスゴロクトーキングでご活用いただいておりますが、新バージョンを活用いただいているところはまだ少ないです。

「トーク力アップ」を目的として実施されたようですが、参加者さんからは「もっと話したい!」というご希望があったとのこと。とても嬉しいです。

ありがとうございます!

 

 

 

よろしかったらこちらをさらにご活用いただくこともできます。

 

 

写っていないものに意味がある写真です。

と言ってもなんのことかわからないと思います(私もその光景の意味が最初わかりませんでした)。

今日、附属中学校へグループワークの参観に行ったのですが、帰りに保健室の前を通りかかったら養護教諭の先生がお一人でおられたので、ご挨拶のお声がけをしたときの写真です(お断りして撮影しています)。

普段は保健室登校の生徒で賑わっている保健室なのですが、グループワークの授業になると全員教室へ戻ってしまったので、その結果保健室が空っぽになったそうです(だから先生お一人でした)。手前の机の上に置いてあるのは保健室登校の生徒たちのカバンです。だから生徒たちの姿が見えないことに意味がある写真です。

今日の授業は拙著『10時間の授業で学校が変わる!』から10月のワーク、「知ってるよ!」「それはちょうどいい!」「シェアードストーリー」でした。教室には生徒たちの笑顔と歓声があふれていました(全学年全クラス同時授業です)。そういえば、スクールカウンセラーさんも教室で参観しておられたので、相談室も空っぽだったということになります。

「学校が変わった」瞬間です。

https://www.amazon.co.jp/10時間の授業で学校が変わる-楽しく学べるグループワーク-正保春彦/dp/4760828559/ref=zg_bs_g_500358_d_sccl_18/355-3528487-7619622?psc=1

名古屋市仕事・暮らし自立サポートセンターさんがくらさぽサロンでスゴロクトーキングを実施されました。

こちらのスタッフさんは2024年6月15日に名古屋で開催された私のワークショップの参加されています。

ご活用ありがとうございました。

 

 

 

 

『10時間の授業で学校が変わる!楽しく学べるグループワーク』7月の授業内容「電話でGO!」「人間コピー機」を念頭に最初の1回目の試行が持つ効果について述べました。

3人1組になって順番に情報の伝達役と受取役になるワークですが、最初の1回は成績が上がりません。しかし、2回目からは成績は急上昇します。1回の試行を体験することで伝達役・受取役共にコツがわかるのです。「1回やってみる」ことの大きな効果です。