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茨城大学人文社会科学部正保研究室

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昨日、中学校でのグループワーク授業を参観して、インストラクションについて考えさせられました。

インストラクションというと単なる指示・説明と受け取られがちかと思いますが、熟練したファシリテーターは実は単にやり方・手順を言葉で説明するのではなく、いろいろなことをやっているのだと思いました。

心理学では「態度」について思考・感情・行動の3つの側面を分類しますが、インストラクションについても思考・感情・行動の3つが重要です。

思考ではやり方の手続き的知識について説明します。これは基本のキでこれがなければワークはできません。ここでは「長さ」が一つのポイントで短すぎると必要な情報を伝えることができず、また長すぎるとメンバーは飽きてしまいます。

行動では実際にやって見せることが重要です。実際にやってみせることは手続きをより具体化する効果があります。また、インプロゲームのようなワークでは、ファシリテーターがひょっとしたら失敗するかもしれないリスクを負って実際にやってみせることで、メンバーにリスクを背負って飛び込むモデルを演じることにもなります。

そして、そのようなインストラクションを見てメンバーに「楽しそう!」「やってみたい!」という感情が生じたら、もうワークは半分成功したようなものです。そこまで含めて統合的なインストラクションになります。

学校の先生方のインストラクションは思考に重きが置かれていると感じましたが、必要なことをきちんと伝えることに加えて、パフォーマー的なロールをとることで、メンバーの動機づけを一層高めることができます。

facebookに「10時間の授業で学校が変わる!」グループを作りました。

学校現場等での「10時間の授業で学校が変わる!」に関する実践について報告をしていきます。

ご自分で実践されている方からの報告も歓迎します。

 

 

 

拙著『10時間の授業で学校が変わる!』11月のワークは「5つの扉」「お見立て」「私は有名人」です。

今日は取手市立中学校の11月のワークの参観に行ってきました。

先月とは別中学校ですが、やはり電子黒板とPPTを使用してインストラクションをされていました。

子どもたちにはわかりやすい反面、モデルが演じられないとリアリティに欠ける印象を受けました。

特に今月のワークは「5つの扉」「お見立て」「私は有名人」の3つですが、いずれもわかり過ぎても面白くないし、わからなくてもつまらない、というワークで、「わかるかわらからないかの微妙なさじ加減」がポイントですが、その辺りをPPTだけで伝えるのは難しいと感じました。

逆にファシリテーターが「やってみせる」のはそれだけの「リスクを負う」ことですが、そうして初めて伝えることができるものもあるのではないかと思いました。

例えば「私は有名人」で織田信長にいきなり「明智にやられた奴だね」と言ってしまっては広がりがありませんし、そういったダイレクトな物言いが別なところでいじめに繋がる怖れもあるのです。

どう相手の心情を汲んで遠いところから始めるかをやって見せることが重要です。

教室には子どもたちの歓声が響いていましたが、もう一押しでさらに体験の広がりが得られるだろうと感じました。

PPTを使ったインストラクション

「私は有名人」の様子

就労移行支援事業所の福山職業訓練センターさんでスゴロクトーキングをご活用いただきました。

 

少しわかりにくいですが、写真を拝見すると「新スゴロクトーキング」です。

新バージョンは話題内容を誰にも話しやすいように改善したのに加えて、ゴールを敢えてなくすことによって、先(ゴール)を急がずゆっくりお話を楽しめるようにしてあります。

あちこちでスゴロクトーキングでご活用いただいておりますが、新バージョンを活用いただいているところはまだ少ないです。

「トーク力アップ」を目的として実施されたようですが、参加者さんからは「もっと話したい!」というご希望があったとのこと。とても嬉しいです。

ありがとうございます!

 

 

 

よろしかったらこちらをさらにご活用いただくこともできます。

 

 

写っていないものに意味がある写真です。

と言ってもなんのことかわからないと思います(私もその光景の意味が最初わかりませんでした)。

今日、附属中学校へグループワークの参観に行ったのですが、帰りに保健室の前を通りかかったら養護教諭の先生がお一人でおられたので、ご挨拶のお声がけをしたときの写真です(お断りして撮影しています)。

普段は保健室登校の生徒で賑わっている保健室なのですが、グループワークの授業になると全員教室へ戻ってしまったので、その結果保健室が空っぽになったそうです(だから先生お一人でした)。手前の机の上に置いてあるのは保健室登校の生徒たちのカバンです。だから生徒たちの姿が見えないことに意味がある写真です。

今日の授業は拙著『10時間の授業で学校が変わる!』から10月のワーク、「知ってるよ!」「それはちょうどいい!」「シェアードストーリー」でした。教室には生徒たちの笑顔と歓声があふれていました(全学年全クラス同時授業です)。そういえば、スクールカウンセラーさんも教室で参観しておられたので、相談室も空っぽだったということになります。

「学校が変わった」瞬間です。

https://www.amazon.co.jp/10時間の授業で学校が変わる-楽しく学べるグループワーク-正保春彦/dp/4760828559/ref=zg_bs_g_500358_d_sccl_18/355-3528487-7619622?psc=1

名古屋市仕事・暮らし自立サポートセンターさんがくらさぽサロンでスゴロクトーキングを実施されました。

こちらのスタッフさんは2024年6月15日に名古屋で開催された私のワークショップの参加されています。

ご活用ありがとうございました。

 

 

 

 

『10時間の授業で学校が変わる!楽しく学べるグループワーク』7月の授業内容「電話でGO!」「人間コピー機」を念頭に最初の1回目の試行が持つ効果について述べました。

3人1組になって順番に情報の伝達役と受取役になるワークですが、最初の1回は成績が上がりません。しかし、2回目からは成績は急上昇します。1回の試行を体験することで伝達役・受取役共にコツがわかるのです。「1回やってみる」ことの大きな効果です。

 

お待たせしました。インプロ研修会のご案内です。

絹川友梨さんを講師にお招きするインプロ研修会受付開始します。昨年度までの茨城大学公開講座の「インプロゲームと表現」に準じたものですが、今年はビアスパークしもつまを会場として開催します。別途申し込み受付中の「グループワーク研修会」とは別の研修会になります。ご注意ください。

 

インプロ(即興演劇)は今、現在の瞬間に生き、状況に柔軟に対応していく活動です。この講座では、まず、集団場面で楽しくメンバーとかかわり合いながら人間関係を形成したり、想像力や創造性を高めていくゲームを体験していきます。その上で、さまざまなシーン作りを体験しながら、人間にとって「即興」という活動が持つ意味について考えていきます。小学校高学年から大学に至る教育機関の他、各種相談機関等で活用することもできます。カウンセラーの皆さんにもお勧めです。

 

日 程:2024年8月22日(木)13時〜17時(19時〜情報交換会)

          8月23日(金) 9時〜12時、13時〜16時  【2日間計10時間】

会 場:ビアスパークしもつま会議室  〒304-0056 茨城県下妻市長塚乙 70-3

 

 

講 師:絹川友梨(桜美林大学)、正保春彦(茨城大学)

内 容:学校・組織で使えるインプロについて体験的に学びます。

定 員:30名

参加費:通い  7,000円(8月19日締切)※1

              宿泊18,900円(8月12日締切)※2

申込時にお知らせください(いずれも現地支払)。

申込先:haruhiko.shobo.prof@vc.ibaraki.ac.jp

主 催:i-WORK研究会(代表:正保春彦)

 

※1:2日間通しの参加費になります。

※2:参加費+ビアスパーク宿泊費(2食付)になります。基本的に和室(5〜6名1室利用)になります。別途個人で洋室をお申し込みいただくこともできます。

 

※曜日表記違っていました。正しくは8月22日(木)、8月23日(金)です。(2024/7/14訂正)