(facebook「新型コロナ休講で、大学教員は何をすべきかについて知恵と情報を共有するグループ」に投稿した記事の転載です)
茨城大学では先週よりTeamsを使った授業が本格的に始まっています。
オンライン上でメンバーがかかわり、相互理解を深めることのできるグループワーク4件の実施報告です。学級開き的な内容です。本日は8名で実施しましたが、来週以降30名の別授業で内容を選択して実施予定です。文中 の(所要時間)は説明・繰り返しの時間を含みます。
◎一歩前へ!(10数人程度まで、それ以上はチャネルを使用)
目的:比較的大人数で、軽い自己紹介をしながら、相互理解を深める。
1.チャットウィンドウに自分の名前を入力する。
2.それから自分のことを何か1つ紹介する(○月生まれ、血液型、○○が好き、など)。
3.他の人の紹介を聞いて「自分も同じだ!」と思ったら、チャットウインドウから適当な絵文字アイコンを1つ送る。
4.アイコンの数を確認したら、次の人と交代する。
5.アイコンがあまり多いと収拾がつかなくなるので、紹介はある程度人数を絞り込める内容がよい。
6.2〜3周するとよい。2or3周目には「アイコン1つ」に挑戦するのもよい。(20分程度)
◎共通点探し
目的:少人数で話し合って互いの共通点を見つける。
1.2〜3人のグループになる。
2.時計(タイマー)を用意する。
3.指定されたチャネルへ移動する(今日は2人ずつで4つを使用)。
4.お互いの共通点を探し始める。
5.外見上の特徴は除く(内面・性格・趣味嗜好等)。
6.1分たったらいくつ見つかったか確認する。
7. 「一般」に戻る。
※大体8〜10個位見つけていました。(相手を変えて繰り返し。計20分程度)
◎エンカク・トーキング(スゴロク・トーキングの遠隔版実施法)
目的:小グループで予め指定された話題に沿って会話を楽しみ、相互理解を深める。
1.チャネル(今日は4人ずつで2つを使用)にて4〜6人程度で実施。
2.トーキングのシートを各自プリントアウトしておく。
3.話す順番を決める(サイコロは使わない)。
4.スタートから順に進める。
5.話したい話題を自分で選んで話す。
6.緑色部分では話題を2つ、赤色部分では話題を1つ話す。
7.交代しながら話す。
8.他の人に質問することもできる。
9.制限時間(予め決めておく、30分程度がよい)になったら全部終わっていなくても「一般」に戻る。教師は適宜巡回する。(40分程度)※ご希望でしたらpdfファイルをお送りします。
◎ネーム・バレー
目的:ゲーム的雰囲気の中で互いの名前を呼び合い、名前を憶えながら楽しむ。
1.2チームに分かれる(チャネルは使わず)。各チーム3〜6人程度。ボールを動かす場合は、誰かの名前を呼ぶこととする。できれば「審判」を決めておくとよい。
2.初めに「サーブ」する人を決める。
3.「サーブ」は相手チームの誰かの名前を呼ぶ。
4.「サーブ」で名前を呼ばれた人は「レシーブ」する(味方チームの誰かの名前を呼ぶ) 。
5.「レシーブ」で名前を呼ばれた人は「トス」を上げる(味方チームの別の誰かの名前を呼ぶ)。
6.「トス」で名前を呼ばれた人は「アタック」する(相手チームの誰かの名前を呼ぶ)。
7.「アタック」で名前を呼ばれた人は「レシーブ」する。以下同様に続ける。
8.3〜7のプロセスで間違えたら、相手チームに1点入る。○点先取方式または制限時間方式で実施する。
9.味方チームの名前を飛ばす(省略する)こともできる(フェイント)。
※まじめにやるゲームではありません。誰かが間違えてくれることで成り立つゲームです。言い澱みや「あー」「えーと」などが入ったらアウトにするのもありです(審判は「辛め」の方がよいでしょう)。(20分程度)
新入生向けのグループワーク授業を担当しています。そもそも遠隔授業には向かない科目で、前期の全授業を遠隔にすることになったときは、授業時期を後期に変更することも考えたのですが、新入生の中にはせっかく大学に入ったのに授業は遠隔、知らない町で一人でアパート暮らし、という学生もいるだろうと思い、せめてオンライン上だけでも友達作りができればと思いました。学部1年生向けの授業は来週からの実施ですが、今日は大学院新入生8名を対象として、同じ内容で実施しました(2コマ続き)。以下、出席者の感想です。
・通常の授業はテーマにそったディスカッションが中心で「おしゃべり」がないが、今日はいろいろ話せて良かった。
・座ったままで体を動かしたような爽快感を感じた。
・共通点探しで親近感を感じた。
・エンカク・トーキングは次の話題に移る間の取り方に気をつけた。人に会わない生活をしているが緊張しないで話すことができ、安心感を感じた。
・以前、教室でスゴロク・トーキングをやった時は、周りの様子を見て「もっと話さなきゃ」と焦ったが、今日は集中して話すことができた。
・他の授業は授業のテーマばかり話すが、今日はみんなといろんな話をして、その人の雰囲気が分かった。
・前期丸々オンラインの授業で仲良くなるのは限界があるかと思っていたが、今日は打ち解けることができた。
・家で話しているので落ち着けた。楽しかったけど、授業でこんなに楽しんでいいのかな?と思った。



















