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茨城大学人文社会科学部正保研究室

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昨夜、オンラインでゼミの新歓コンパを開催しました。
毎年、当ゼミの新歓コンパといえば私の家で流しソーメンをやり、たこ焼きを焼き、その後ゲームをやり倒す、というのが恒例行事ですが、今年は集合してのコンパは自粛ということでオンライン上でコンパをやりました。とはいえそこは伝統の(?)ゼミ新歓。全員の自己紹介・近況報告の後、オンラインでできそうなゲームを選んで、みんなで楽しく遊びました。


まずは、「カタルタ」で軽くウォーミングアップ。「カタルタ」は「ワンワード」あるいは「シェアードストーリー」の応用版ですね。

 

それから「知ったか映画研究家」。その気になれば製品版がなくても問題なくできます。

 

そして「はぁって言うゲーム」。これは去年Amazonで買ってそのままになっていたのを初めてやりましたが、オンライン上なのでやり方は少し変えました。

 

最後は去年卒業生が持ってきて盛り上がった「クイズいいセンい行きまSHOW!」。数字で答えが出る出題に対して各自が答えていきますが、全員の「中央値」が正解となります。


「クイズ…」以外の各ゲームはみんな即興性の強いゲームで、特に「知ったか映画研究家」はまさにインプロ。研究家チームと観客チームに分かれて交代で実施しましたが、高得点をとったのはいずれもゼミ在籍期間の長い高学年生。やはりゼミの空気にどれだけ慣れ親しんでいるかがポイントのようでした(笑)。
2時間余りでお開きとしましたが、みんななかなかパソコンから離れようとしなかったのでもう少しやってもよかったか? でも楽しみは後日の対面新歓にとっておきまSHOW!

入学はしたものの、誰とも会えない大学1年生向けのグループワーク授業をTeams上で実践しています。

第4回授業はインプロ(即興)に挑戦です。オンライン上で学生たちがかかわりながらさまざまなアイディアを表現することに取り組みました。本日のワークはすべて予め教務情報ポータルで送信指定しておいた4人一組(新規・固定)で行いました。毎回全員(36名)出席が続いていますので、欠席者があったときの対応ををせずに助かっています。チャネル内では基本カメラオンを指示しました。

 

1.知ってるよ!

 相手の言うことはすべて既に知っている・お見通しであるという前提で架空の会話をします。相手の言葉に対するイエス・アンドのワークです。各自に予め送信しておいた「話題(お題)」を言っていきますが、出された話題には必ず「知ってるよ!」と言い、その上でさらに情報を付け足していきます。4人でぐるぐる回して2分で終了としました。(計8分)

 

2.それはちょうどいい!

 「知ってるよ!」での基本的なイエスアンドの体験を踏まえた発展的なワークです。社長と社員A・Bに分かれ、社長は社員が持ち込んだ困りごとにすべてポジティブに対応します。社員「社長、大変です!・・・」、社長「それはちょうどいい!・・・」、社員「さすが社長!」がテンプレートで「・・・」部分はアドリブ(即興)になります。発想を転換し、状況に対するリフレーミングを行います。余った一人は計時役になり、社長1人につき2分間です。(計8分)

 

3.ワンワード

 一人が一言ずつ言葉を繋いで物語を作っていきます。「昔々」「あるところに」「おじいさんが」「いました」「ある日」・・・といった具合です。1話3分間です。実施に先立ち、みんなの共通イメージ(クラウド)の説明をしておきました(図)。(計12分)

 今までの授業で、オンライン上でのかかわりの力を育ててきましたが、今回は、その力の上でみんなで協力して創造する活動に取り組んでみました。各チャネルを回ってみると、どこも時に悩みながらも笑顔で課題に取り組んでいる姿がありました。

 今回のように小さなワークを積み重ねていく場合はチャネルと一般を何度も往復する形になり、時間管理が重要になります。その都度「○時○分に戻ること」と指示しますが、各チャネルへの一斉指示も行うと安心かと思います。チームの投稿欄に「複数のチャネルに投稿」という機能があることを教えていただき、別授業で試してみたところうまく行きました。もっと早く知っていればよかったです。授業は残り少ないですが次回から活用します。

 

〔感想〕

・アドリブで会話を広げていくことが難しかったけど、一言「ちょうどいい」と言ってしまえば、でたらめでも次の言葉が出てきてしまうのが自分でも驚いた。

・皆とかかわる中で何か新しいものが生まれるという感覚を味わうことができてとても面白かった。

・初対面なのにとても盛り上がれてとても面白かった。早く対面でやりたいです。

・みんなで爆笑することが何度もあり、とても楽しかったです。

・相手の返答がとても面白く、秀逸なものばかりでわくわくしました。何度もツボに入りました。

・将来先生になった時に,今回みたいな授業をやってみたいなと思った。クラス結成してすぐでもいいし,少し仲良くなってからでも「なんだよそれー」とか言いながら仲も深められる楽しい授業だなと思った。

 

◎「今日の授業は楽しかった」得点 4.86(5点満点)

 「今日の授業はためになった」得点 4.81(5点満点)

 (どちらも過去最高得点でした)

 

前回授業【オンラインで初めてのお使い】

 

 

 

県立筑波高校でグループワーク授業でした。

先日の大洗高校に続き、あちこちの高校での授業が徐々に再開されています。筑波高校では本格的な登校再開は昨日からだったということで、事実上新学期2日目の授業ということになりました。

内容はどの学校も同じ風船ゲーム、一歩前へ!、スゴロク・トーキング(遠隔ver)です。今年はこれがほぼ定型パターンです。今日の一歩前へ!はお互いの名前を紹介するところから始めました。

毎年お邪魔している筑波高校さんですが、こう言っては失礼ですが、入学直後ってこんなに授業をしやすいのか、と驚きました。ややこしい人間関係やペアリングがないので真っ白なホワイトボードに字を書いていく感じとでも言ったらいいでしょうか。これが学校開始後2〜3ヶ月後だと、既にあらかた埋まったホワイトボードに空きスペースを探して字を書くような感じになります。

失敗したのはスゴロク・トーキングの英語バージョンを用意しなかったこと。各クラス日本語がわからない生徒が一人ずついて申し訳なかったです。話し言葉は簡単な日本語でなんとかなっても、スゴロクシートの日本語表記がちんぷんかんぷんだったと思います。次回から忘れないようにします。

風船ゲーム

 

一歩前へ!

 

スゴロク・トーキング

大学1年生向け遠隔授業でグループワークを続けています。

第3回目は他者視点がテーマでワークは2件です。

 

◎まずは「初めてのお使い」。親が電話で子どもにお使い先を伝えるという設定。3人1組で親役と子ども役に分かれ、8軒のお使い先を計8分間で伝えます。役割は順次交代します。

問題点が1つ。親役に課題の地図を渡す際、3人1組なので3種類の別々のものを渡す必要がありますが、遠隔上で提示するとみんなに見えてしまう、または送信するとみんなに渡ってしまう。どうしたものかと考えて、教務情報サイトを使って前日に3種類の課題を個別に送信することに。親役はそれをプリントアウトしておいて、それを見ながら道順を説明することに。子ども役は同時に送信された白地図に経路とお使い先の場所を書き込んでいく。対面の状態だと、「課題図形が子ども役に見えないように!」と念押ししなければならないけれども、遠隔上ならカメラをオフにすれば簡単。これなら楽勝!と、授業で手順を説明をして学生たちをチャネルに送り出して一服。

 

 

◎ところがそこで問題発生。学生がチャネルから戻ってきて「先生、全員に同じ課題が渡っているようです。」??? 大失敗でした。3人1組に組んだメンバーに同じ課題を送信してしまっていました(大汗)。学生が36名だったので12グループにキリよく分けたところまではよかったのですが、同じ課題を送信した3人を同グループに組むという大失敗。今から課題を再送信している時間はないし、すでに全員「正解」を見てしまっているので意味なし。結局、全員に一旦中止を指示して戻らせ、白地図を元に親役が各自適当な8箇所を設定して説明することにしてなんとか再開。あーあ。

 

◎次の課題「電話でSOS」は、誘拐された被害者が刑事役に窓から見えるビルの看板の図形を電話で伝えるという課題で本来はこれも本来なら計3回繰り返す課題。でも3回はやっている時間がなくなり、「私がやります!」ということで、私が被害者役となって刑事役の全学生に伝えるという設定で1回だけ実施。

その後は、他者視点取得について概説の後、ピアジェの3つ山課題やプレマックの心の理論やサリー・アン課題について説明して今回の授業は終了。

「電話でSOS」

 

◎反省点としては対面授業では学生がそこにいて、課題図形のプリントを手に持っているので、配布の際に間違えることはないのですが、遠隔では結局すべてバーチャル上でやっていることになるので、「これでいいハズ」と思っていることが思わぬ失敗に繋がることを身を以て実感しました。

 

◎感想:

・説明なんてすぐ終わるし、簡単だと思っていたが予想以上に手間取り、伝えることの難しさを知った。

・はじめからグループ分けされているとスムーズに授業が進んでよかった。人数も多すぎず少なすぎずよかった。メンバーは毎回変えない方が混乱しなくてよいかもしれない。

・実際にある地域の地図を使っての説明なら具体的に説明することが容易なのに、道や交差点の名前がないだけでこれだけ説明が難しくなるのが面白かった。

・同じ説明をしても受け取り手によって異なる場所に行き着くことがあるとわかり、説明と解釈の恐ろしさを感じた。わずか2人への単純なことの説明でも齟齬が生まれることがあるため、多数の児童生徒に複雑な説明をするときには年齢や生きる社会が違うことも踏まえて取り組みたい。今、文章を書いていても、自分のつける「、」は読む側としては本当は読みにくいのではないかと考えるようになった。

・毎回面白いグループワークで日常生活に役立つスキルを鍛えることができて楽しいです。

・もともと心理学に興味があったが、ここまで授業を受けてさらに興味が湧いてきた。

・先生の説明がわかりやすくてびっくりしました。

 

◎「今日の授業は楽しかった」得点 4.59(5点満点)

「今日の授業はためになった」得点 4.67(5点満点)

(大失敗した授業でしたが、意外にも苦情は皆無で評価も前回同様でした。)

 

前回授業【オンラインでWANTED!】

 

 

 

県立大洗高校でグループワーク授業でした。4月から複数の県立高校で授業依頼を受けていましたが、新型コロナの影響で4月初めに1校で実施した後、すべてキャンセルになっていました。今日から本格再開です。実質的に4月の学級開きと同じ状況です。3密を避けるために、ワークは風船ゲーム、一歩前へ!、スゴロク・トーキングの3件とし、スゴロク・トーキングは1枚のスゴロクをみんなで囲むのではなく、全員に1枚ずつスゴロクシートを配り、少し距離を保っての実施としました。にぎやかなクラス、まだ緊張感を持っているクラスなどさまざまでしたが、穏やかなスタートを切ることができました。この後、毎週あちこちの県立高校で授業が続きます。どんな学校でも入学直後は大なり小なりの緊張感を持っての学年開始となります。グループワークで少しでもその負担を軽減し、円滑な学校生活入りを促せたらと思います。

 

ちなみにスゴロク・トーキングは自宅待機明け対応項目を設定して「自宅待機バージョン」。

昨日の茨城放送で「自宅待機を終えた子どもたちの気持ちに配慮しましょう」と呼びかけたので、まずは自分が試みました。

 

風船ゲーム

 

一歩前へ!

 

スゴロク・トーキング

「密」を避けるため、もう少し離れるよう指示したのですが、元々仲の良いクラスでした。

 

 

スゴロク・トーキングの「自宅待機バージョン」。最初の1列だけ表現を変えてあります。

先日の県立佐和高校の遠隔研修会を取材に来ていた茨城放送の記者さんが、改めて大学へ取材にきてくださいました。

テーマは「学校再開に向けて留意すべきこと」についてです。6月1日(月)17時15分頃から約8分間の放送になるとのことです。良かったらお聞きください。

取材は写真の飛沫拡散防止アクリル板を挟んで行いました。マスクをしたままだと声がはっきりしないので。
ちなみに番組のその枠は10年ほど前に月1でレギュラーコメンテーターをしていた枠でした。

毎月1回でしたが3年続きました。

本ブログにもそのときの話の概要を再録してあります。メニュー欄から「夕刊ほっと」をご覧ください。

5月19日に茨城県立佐和高校で遠隔研修会を行いました。生徒向け講話と教員向け研修会でいずれもZoomを使ったオンライン研修会です。生徒向け講話は5月1日の第1回に引き続いていの講話でしたが、同様に録画して学校HPの生徒向けのページにアップされるとのことでした。

 

茨城放送さん、読売新聞さん、茨城新聞さんが取材に来ていて、茨城放送さんはその日の夕方のニュースになりました。

新聞2社さんは以下の記事になりました。

2020年5月23日付読売新聞朝刊茨城版

 

2020年5月24日茨城新聞朝刊

最近Amazonで『心を育てるグループワーク』が定価の数倍の値段で売られています。出版社に確認したところ、新型コロナ対策で物流を減らすためにAmazonが取扱件数を減らしているということで、それが原因なのかもしれません。同書は先日重版が出たところですので、在庫は十分あります。書店または出版社にご注文いただければ定価で入手できます。

今日の1年生向け授業では「WANTED!」をやりました。

◎予め用意された10の項目から、相手が「はい」と答えそうな質問をするのですが、質問された側は選ばれた項目内容から他者に与えている自己イメージを読み取る、というものです。学生は40名弱ですが、Teams内で基本的に1対1で行い、組み合わせはどんどん変えていく必要があります。今日は、以下の段取りで行いました。項目のプリントと手順ファイルは教務サイトで予め送信してあり、チャネルは全部で15コ用意してあります。

◎手順

1.各自、適当なチャネルに移動する。

2.チャネル内で2人1組になる(余ってる人は見学)。

3.2人でジャンケンをする。

4.勝った人が相手に質問する。質問はプリントの10項目から相手が「はい」と答えそうなものを1つ選ぶ。

5.相手が「はい」と答えたら、項目の数字にレ印をつける。「いいえ」だったら何もなし。負けた方は何もなし。

6.勝った人は別のチャネルに移動する。

7.負けた人はチャネルに留まってもよし、移動してもよし。

8.これを繰り返す。

◎今日のポイントは「ジャンケン」でした。ジャンケンは必須ではありませんが、ジャンケンをすることにより場が一気に盛り上がります。Teamsの画面内でジャンケンができるのかどうか。予め試してみたところ、若干ぎごちなくはなるのですが、十分できると考え、「ジャンケンあり」で臨みました。

結果は「上々」といったところでしょうか。各チャネルを回ってみましたが、みんな互いに「あ、じゃあお願いします。最初はグー…」という感じでジャンケンをして、質問していました。

◎はじめに、ワークの意図・成り立ちについての詳しい話はせずに10分程度実施しました。時間を指定して「一般」に戻ってくるように指示して、その後、「質問すること」「されること」の意味についての解説や各項目が5因子性格検査(Big 5)に基づいて構成されていることを話し、それから再度もう10分間実施しました。

対面で実施の場合は、数分間で「全問クリア」が2〜3名出るのですが、今日はなし。授業後のリサーチでは9問クリア(リーチ)が2名で、平均は5〜6問といったところでした。チャネル上でペアを組む、ということで回数が制限されたためだと思います。

 

WANTED!はこちらを参照

 

◎ 今日のワークは1つだけです。遠隔ではあまり欲張ってはいけないと思い始めています。一方、学生の感想を見てみると、当初は「遠隔授業」をどれだけ、「通常授業」に近づけられるか、と思って取り組んでいましたが、「遠隔」の方がいい面もあるのかなと思いました。

◎感想

・簡単な質問を通して相手のことを知ることができ、また逆に質問されることで自分への理解も深められると分かった。

・初対面の人への質問にも質問それぞれに意味があって自分は相手をこのような特徴で認識したのだなと思った。決められた範囲の中で出会うことの安心や楽しさやを知りました。

・ゲームを通してたくさん交流することは心の健康にも大切であることを実感しました。

・初めて対面する人と一緒に笑ったり、会話することができた。

・Teamsを使った方が色んな人とすぐにお話できるし、パソコンを通して話しているので初対面でもあまり緊張しなかったので、この感覚が将来生かされそうな気がした。

・Teamsの方が、実際に席替えするよりもスムーズに多くの人とじゃんけんすることができた。

・ゲームを通してたくさん交流することは心の健康にも大切であることを実感しました。

・知らない人と多くかかわれて良かったです。中には2回当たった人もいて和やかな雰囲気になりました。

・女子高だったので男子学生の方と1対1で会話をするのは久しぶりで緊張したけれど楽しかったです。今後は自分と年齢が離れている方など様々な人との交流を大切にしていきたいと思います。

◎「今日の授業は楽しかった」得点 4.62(5点満点)

「今日の授業はためになった」得点 4.70(5点満点)

 

遠隔でジャンケン

※写真はゼミ生によるサンプル写真です。

 

前回授業【オンラインでグループワーク(相互理解編)】