【新型コロナ対策バージョン】スゴロクトーキング実施法 | 茨城大学人文社会科学部正保研究室

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新学年・新学期が始まりました。

学級開きに最適なワークがスゴロクトーキングです。スゴロクをしておしゃべりをしながら、自己開示と他者理解を進め、短時間で急速にクラスメートと打ち解けることができます。

しかし現在世界は新型コロナウィルスの影響下で、特に「3密(密閉、密集、密接)」を避けるよう求められています。

残念ながらスゴロクトーキングではこの3つのうち、「密接」を避けることが難しいという問題があります。スゴロクをしようとするとどうしてもお互いが近づくことになってしまいます。

そんな中でちょっとの工夫で「密接」を避けてスゴロクができます、というアイディアです。

 

それは簡単です。スゴロクのシートを全員に配ればいいのです。

1枚のスゴロクのシートでスゴロクトーキングをやろうとするとどうしてもお互いが近づいてしまいます。しかし全員にシートを配り、それぞれが距離をとってやれば「密接」を避けることができます。

当然ですが、声は大きめにする必要があります。もちろんマスクの使用は必須です。

 

下は、先日、ある高校の1学年で行ったスゴロクトーキングの様子です(窓は開けて実施しています)。

 

こちらのグループは4人で実施しています。スゴロクのシートは赤・緑・青・黄色の4色に分けて印刷してみました。

 

こちらのグループは5人で実施しています。上記の4色に白が加わっています。

 

別にシートを色分けする必要はないのですが、グループ分けを円滑に進めるために色分けしてみました。

 

でも実際にやってみると、ちゃんと説明してもなんとなく同じ色同士で集まってしまい、少し混乱してしまいました(同種のものを求める本能的なものでしょうか)。

 

全部白で印刷しておいて、隅っこか裏側に数字を書いておいて、「同じ数字同士で集まってください」と指示した方が円滑にグループ分けができると思います。