”1000円札2枚でおいしいワインを飲めるか?”プロジェクト -34ページ目

Bodega J. & F. Lurton Tierra del Fuego Red 2004

Bodega J. & F. Lurton Tierra del Fuego Red 2004   Bodega J. & F. Lurton Tierra del Fuego Red 2004 ラベル

【名  称】 Bodega J. & F. Lurton Tierra del Fuego Red 2004
【価  格】 800円(税込)
【購入場所】 カーヴドリラックス
【飲んだ日】 2007/11/01

今回のワインは前回に引き続いてカーヴドリラックスで調達したunder\1kのヴァリュー価格帯ワインです。私の身分では日常何も気にすることなく飲むにはこのあたりの値段でないと飲めません><。それでもおいしいワインは飲めるはずです。がんばります。もちろん将来もっと高いワインが普通に飲めるようになればいいのですが・・・。

さてこのワインはアルゼンチン産。しかるにブドウはサンジョヴェーゼ(60%)、ボナルダ(20%)そしてマルベック(20%)だそうです。アルゼンチンのワインで、しかもオーナーはフランス人なのに、何故かイタリア系品種がメインってのも面白いですね。お味はいかがでしょうか。さっそく抜栓してみましょう。

グラスに注いでみます。色はこの値段のワインとは思えない濃さです。コストパフォーマンスが良さそうな期待が持てます。続いて香りをチェック。サンジョヴェーゼに由来すると思われるフレッシュな果実香が感じられますが、同時にちょっとクリーミー/バニラチックな甘い香りもありまして、両者がよく調和しております。これは、いいです。

では飲みましょう。まず感じるのはやはりサンジョヴェーゼ由来であろう、イタリアワインっぽい酸味。たまに安い/薄いワインであるような果物的な酸っぱさでなく、きちんとしたワインの酸味です。しかしその後には割りとじゅくっとした重さが感じられます。この辺はマルベックの影響?(ボナルダについては知識も経験もないためわかりません。)なかなか味わい深いですね。

また興味深いのは、口と花に残る独特な残り香.これは、何だか芋焼酎に似ているような気がします。以前にも新宿のワインバーで南仏のビオワインを飲んだときにこれと同じような香りを感じました。このワインも、原料のブドウに関してかなり自然農法的な栽培方法がとられているようですので、ひょっとしたらその手のワインには時折このようなテイストが存在するものかもしれませんね。

ともあれこのワイン、期待通りにかなりコストパフォーマンスの高いワインでした。これで800円とはかなりのお買い得ではないでしょうか?まさしく最良のデイリーワインの一つといえそうです。そしてそういうワインであれば、当然のごとく2時間もせずにあっさりと完飲してしまいました。気をつけようと思ったけれど、無理でした。うむむむ、意志が弱い・・・。

Henri Maire Bonchalaz Blanc NV

Henri Maire Bonchalaz Blanc NV   Henri Maire Bonchalaz Blanc NV ラベル

【名  称】 Henri Maire Bonchalaz Blanc NV
【価  格】 750円(税込)
【購入場所】 カーヴドリラックス
【飲んだ日】 2007/10/26-27

先日のピノ・ノワールに続き、またしてもジュラ地方のアンリ・メールのワインです。今度は白。ヴィンテージが書かれておらず、一瞬あれと思ったのですが、そうかこれはヴァン・ド・ターブルなのでしょう・・・と思っていたら何のことはない、裏ラベルにちゃんとそのように書いてありました(^^;。

さていつものごとく抜栓してグラスに注ぎます。色は割りと濃い目の金色という感じ。ところが見た目とは裏腹にというべきでしょうか、こういう色ならと思うような香りは感じられず、あまり特徴がないというか、うっすらと白ワインらしい香りはするのですが、目立ったところはないように思います。まあ、値段も値段ですし、これはこれでよいでしょう。口に含んだときの風味の方が重要です。

ということで飲んでみますと、今度は香りのおとなしさとは裏腹に、割と癖のある味わいです。もっと軽いテイストを想像しましたが、そういうことはありませんでした。飲み干したあとに残る余韻もちょっと普通のワインっぽくありません。これはワインというよりは、ハードリカーのそれに近いような。リキュールでこんなのがあったかな?でもいまいちぴったりくるのがないな、と思いつつ、飲み進めてみました。傾向は変わらずで、むしろ温度が上がる分より独特の風味が目立ってくる感じです。そうして飲んでいるうちに、ふと思いつきました。あ、これ、ブランデーを飲んだときに感じる後味と残り香じゃないか、と。ブランデーなら理解できますね。ワインの蒸留酒なんですから。

そういえばこのワイン、品種は何だろうと思って調べてみると、シャルドネにユニブラン、コロンバールのブレンドだそうです。シャルドネはともかく、あとの二つはなじみがないな、と思ってワインの本を読んでみたところ、どっちもブランデーに使われるものだそうです。なるほどです。それならブランデーっぽさを感じてもまったくおかしくありません。勉強になります。

さて例によってグラス2杯分残して翌日に飲みましたが、衰えは感じられず、昨晩同様の独特の味を維持しておりました。意外と体力がありますね。むしろ2日目のほうが冷えていても味が明確に思えました。いろいろな意味で興味深いワインではあります。一風変わった白ワイン(ボトル込み)をご希望の折には良いかも?

Chateau Auzias 2001 AOC Cabardes

Chateau Auzias 2001 AOC Cabardes   Chateau Auzias 2001 AOC Cabardes ラベル

【名  称】 Chateau Auzias 2001 AOC Cabardes
【価  格】 6本10,000円セット(単品価格は1,780円)
【購入場所】 カーヴドリラックス
【飲んだ日】 2007/10/27-28

前回に引き続きセットワインの在庫消費です。今度はこれ。裏ラベルを見ると、セパージュはグルナッシュ25%、シラー20%、メルロ35%、そしてカベルネ20%とあります(何だかいくつかのお店のサイトにある紹介とは異なっておりますが・・・)。ボルドー品種とローヌ/南仏品種の融合といった趣ですね。いずれも好きなので、この組み合わせには期待が持てますが、さあどうでしょうか。

ちなみにAOCカバルデスとありますが、どこでしょうか?手元にあるヒュー・ジョンソンのPocket Wine Book 2008を見ると、「Where Bordeaux and the Midi meet」とありますね。何だかこのワインのセパージュ通りです。地図で調べてみると、南フランスはカルカッソンヌ周辺のようです。場所としてはボルドー・南仏のちょうど中間ではなくて、明らかに南仏圏内ですね。さらに調べると、こちら
のサイトが見つかりました。詳しくはリンク先を見ていただければと思いますが、まさにボルドーと南仏(加えて南西地方)の融合って感じですね。一番興味深いのは、これらの地域の品種を自由にブレンドできるAOCはここだけ、とあります。これは「ふむふむ」です。そういえばボルドーでも一流シャトーのオーナーがシラーを入れてみたいということを言っているとかいう話を何かで読んだことがありますが、ボルドー品種と南仏品種の融合というのは、それだけ魅力的なアッサンブラージュなのでしょうか。

さて蘊蓄はさておいて、ワインそのものの話に戻りましょう。抜栓してグラスに注ぎます。色は前回のワインに比べると明らかに濃く、濃い紫色です。香りはどうでしょうか?ふむ、カベルネの香りが強く感じられますね。ボトルの記述を信用するとして、割合はそんなに多くないのに香りが目立つというのは、いかにもカベルネらしいですね。ではお味の方は如何ほどでしょうか?飲んでみたところ、カベルネっぽさはあまりなくグルナッシュやシラーっぽい風味が感じられ、カベルネっぽさはあまりありません。これは意外でした。ではこれが時間が経つとどう変わるのか、パニエにセットしてしばし置いておくことにします。

さて2時間経過後、夕食のビーフシチューとともにいただいてみます。再びグラスに注いで香りを確認。すると、今度はカベルネではなくグルナッシュとかシラーの香りを感じます。あれれ、さっきのカベルネの香りはいずこへ?不思議に思いつつ飲んでみると、今度は味覚の方にカベルネが強く感じられるようになっています。ちょうど抜栓直後の逆です。これは面白い。こんなこともあるのですねぇ。いずれにせよおいしいですが。料理にもよく合います。

さてセパージュの残りの一つ、メルロはどこへ?という疑問が。えーと、そういえばメルロのヴァラエタルワインってあまりちゃんと飲んでいないので、正直なところ私に把握できていないというところはあります。それにしてもなあ、と思っていると、さらに時間が経過して飲んでみると、何だかメルロらしい後味を感じるようになってきました。ああよかった(ってひょっとすると思いこみなだけの可能性もありますが・・・)。ということで多めにいれて2杯分程の量を残しました。

ということで今日の昼食に再度このワインと同じく残りのシチューに挑戦。昼間から飲むのは少し気が引けましたが、この週末は完全オフ(昨日の台風の影響もあり)ということにしましたので、まあよしとします。冷蔵庫から取り出してグラスに注ぎます。すると、香り、味ともカベルネが前面に出ています。冷えている分タンニンがよく感じられるのは当たり前なのでしょうが、それにしてもカベルネが強いです。ただヴィンテージも2001年ですし、その他の品種がうまく効いていることもあるのでしょうか、そんなにどぎつくなく、口当たりは柔らかい感じですね。おいしいです。時間もありますので、1時間強かけて残りの2杯分をじっくり味わって飲みました。

てなことでなかなかいろんな意味で興味深く面白く、そして美味しいワインでありました。ラベルもとても独特なデザインで、これもポイントが高いです。よく見るとこのラベルにも向かって左にAtlantique、右にMediterraneeと書いてあります。やはりそういう意識が強いのですね。

Henri Maire Domaine Bregand 2002

Henri Maire Domaine Bregand 2002   Henri Maire Domaine Bregand 2002 ラベル

【名  称】 Henri Maire Domaine Bregand 2002
【価  格】 6本10,000円セット(単品価格は1,480円)
【購入場所】 カーヴドリラックス
【飲んだ日】 2007/10/25

8月に購入したセットですが、まだ残りが3本あって、そろそろ飲まないと次のワインが入れられないような感じになってきましたので、ここらで飲んでしまいましょう。ということでまず登場したのはこのワイン。珍しいフランスはジュラ地方のワインです。原産地統制呼称としてはAOCアルボワだそうです。品種はピノ・ノワール。さあ、どんなお味でしょうか?

ということでさっそく抜栓してグラスに注ぎます。色は明るくて薄いです。少々グラスに注いだくらいだとグラスの外側が透けて見えそうなくらいの薄さです。場所柄寒そうですんでそこのピノならこれもまあ想定通りでしょう。香りはどうでしょうか。確認してみましょう。これもある程度予想されたように、イチゴや梅っぽい酸味を感じさせる香りです。ただ、ヴィンテージが5年前のものだからでしょうか、それに加えてちょっと熟成(あるいは酸化?)したワインの香りも感じられます。そして味も同傾向。軽やかな酸味と果実味、それにちょっと熟成したっぽい後味があって、なかなかおいしいです。

ということでこのワイン、我が家では大変好評で、2時間ほどでなくなってしまいました。まあこのワインであればあまり時間をかけて飲まなくてもこれでよいのではないでしょうか。味も何だかボージョレ・ヌーヴォー的のワインでしたしね。ところでボトルがなかなか変わった形をしています。もう1本同じアンリメールのワインがあるのですが、これも同じ形をしています。これは蔵元に由来するのでしょうか、それともジュラという地区に由来するのでしょうか。いずれにせよ興味深いですね。

Terrazas de los Andes Malbec 2005

Terrazas de los Andes Malbec 2005
   Terrazas de los Andes Malbec 2005 ラベル

【名  称】 Terrazas de los Andes Malbec 2005
【価  格】 1,180円(税込)
【購入場所】 ビックカメラ有楽町店
【飲んだ日】 2007/10/21

だいぶ前にも書きましたが、アルゼンチンのマルベックのグランヴァンをいただいたとき、「これは何ておいしいワインなんだろう!」と感心しました。もちろんあのワインはずいぶん値段もよいもののはずですが、では本プロジェクトの対象の価格帯ではどうだろう?ということで、このワインの登場です。ちょうどセールでお買い得でした。

さて例によって抜栓し、グラスに注いで香りをチェックです。ふむふむ。カベルネ・ソーヴィニョンほどではないですが、ちょっとドライフルーツ的な黒いベリー系の香りでしょうか?それに加えて何となくグルナッシュと似た感じもあるようです。これはなかなか独特ですね。では、お味はどうでしょうか?

テイスティングしてみます。うむ、香りから想像するよりはもっとフレッシュな果実味がありますね。このあたりはメルロっぽいのかも?(もちろん香りから想像されるとおりのフレーバーもやはり感じますが。)あと、若干ながらスパイシーな感触もあるような?ってことはシラーっぽいところもあると。でも、全体的にはそれらのどれでもない、個性があるように思われます。これがマルベックでしょうか。ちなみに以前いただいたマルベックの高級ワインは、そのブーケなどからカベルネに一番近い感じでした。今回のワインはいろんな品種を足してその数で割ったような感じでしょうか?

まあ何にせよなかなか美味しいワインでありました。飲んでいるとやみつきになるタイプの味ですね。そう、一番ヤバイタイプのワインでもあります。すなわち、あっという間に飲み干してしまいたくなるワインです。事実その通りになりました。自制心ないなあ、俺・・・。