”1000円札2枚でおいしいワインを飲めるか?”プロジェクト -24ページ目

Chateau Saint-Pere Reserve St Hubert 2005

Chateau Saint-Pere Reserve St Hubert 2005   Chateau Saint-Pere Reserve St Hubert 2005 ラベル

【名  称】 Chateau Saint-Pere Reserve St Hubert 2005
【価  格】 6本5,990円セット(税込)(単品価格1,290円)
【購入場所】 ノムリエ ザ・ネット
【飲んだ日】 2008/03/05-06

引き続きノムリエのメダル受賞赤ワインセットから、お次はこれです。産地はコスティエール・ド・ニームAOC、セパージュはシラー60、グルナッシュ30、ムールヴェドル10の典型的な配合。これだけを見ると色も味も比較的濃いめのワインかなという想像ができそうですが、さて実際にはどうでしょうか。飲んでみましょう。

抜栓してグラスに注ぎます。色は、思ったより薄い赤みの強い紫色で、透明度も割と高いです。まずはここで一つ予想が外れました。香りは、黒系果実と赤系果実の中間くらい、そうですね、酸味を感じさせる香りでもあることですし、アメリカンチェリーとかそのあたりが近いかな?で、飲んでみますと、何だかはっきりしない味わいで、全体的に目立つところがありません。やや荒いタンニンと軽い酸味がするくらいで、果実味が感じられず、寝ぼけているようです。

少しスワリングをしてみたり、時間をちょっと空けてみたりしましたが、小さめのグラス1杯が無くなるくらいの時間では大差がありません。どうにもお目覚めが悪いようです。デキャンタージュをするべきかなと思いましたが、それでもこの感じでは開かないかも。そこで、ちょっと荒っぽいですが、ボトルごと振ってみることにしました。こぼれないように蓋をして、ぐるぐる回すように振ってみます。で、再びパニエにセットして、しばし待ちます。5分ほどして、再度グラスに注ぎます。

するとこれがうまくいったようで、酸味が目立ち気味ながらも果実味が出てきました。やはりアメリカンチェリー的ですが、先程よりはずっとワインらしくなりました。タンニンはまだ荒いというか硬い感じが残っています。事前の想像とは違って、ライト寄りのミディアムボディで重さもあまりありませんが、これはこれで飲みやすいかもしれません。そうこうしているうちにお腹もいっぱいになったので、3分の1を残して封印しました。

翌日飲みましたが、前日に比べるとずっと味が濃くなった感じで、いわゆる黒い果実の果実味が出てきたようです。その分酸味も目立たなくなり、産地と品種から想像される味わいに近くなってきました。ただ全体的にはやはり軽め。正直なところ、あまり印象に残るようなワインではありませんでした。決してまずいわけではないんです。だけど、ごく個人的な「思い」として、この産地と品種だと、もう少しインパクトがあるワインが飲めると思ってしまいますので、その分だけちょっと、な感じではありました。

Chateau Haut Moulin 2003

Chateau Haut Moulin 2003   Chateau Haut Moulin 2003 ラベル

【名  称】 Chateau Haut Moulin 2003
【価  格】 6本5,990円セット(税込)(単品価格1,290円)
【購入場所】 ノムリエ ザ・ネット
【飲んだ日】 2008/03/02

先月このワインを買ったときのこと、お店の人があるワインを「インターネットでセットにして売ったらすごくよく売れてます」と別のお客さんに話しているのが聞こえました。へえ、と思い帰宅後検索したら、確かにそのセットがありました。しかも、お店で見たよりもずっとお安いのです。1本当たり1000円をわずかに切るのでこれはお得だなと思いました。この時はそう思っただけでしたが、数日後に見たら、実際よく売れているのかあとわずか2セットのみの残り。すぐさま購入しました。

で、飲む順番は単品価格の安い方から、ということにしてみます。このワインはAOCプルミエール・コート・ド・ブライ。セパージュは分かりませんが、この産地ならおそらくメルロ主体なのでしょう。ちなみにこのワイン名で検索すると、ACメドックのワインがいっぱい出てきます。そちらの方がメジャーなのでしょうけど、こういうことってアリなのでしょうか?

何はともあれ抜栓。グラスに注いでみます。色は前回のワイン同様、黒味がかった濃い紫色。この価格のボルドーワインにしては濃い気がします。これは猛暑の2003年ヴィンテージだからでしょうか。香りをチェックしてみると、何ともはっきりとミックスベリージャム。赤いベリーと黒いベリーを混ぜて煮詰めたような、甘い香りです。こちらもヴィンテージの特徴がよく出ているのでしょうね。

では飲んでみます。うん、香りそのままの味です。この程度の価格のボルドーだと少し引っかかる青さや渋さが普通あるものですが、ブドウが暑さで完熟したことと、それなりに年月がたっていることもあるのでしょう、そういう感じはほとんどなし。タンニンはもちろんそれなりにはあると思うのですが、やはりこの甘い果実味が前面に出ています。

こんな感じのワインですから、とても分かりやすくて飲みやすいです。久々に2時間ほどで全部開けてしまいました。深みやエレガントさはかけらもありませんでしたし、上記のように果実味が強くボルドーっぽく無くて、南仏かニューワールド(特に南半球)のワインみたいですが、お手軽に飲める味と価格なのでよしとしましょう。

Vinedos Errazuriz Ovalle Panul Carmenere 2006

Vinedos Errazuriz Ovalle Panul Carmenere 2006   Vinedos Errazuriz Ovalle Panul Carmenere 2006 ラベル

【名  称】 Vinedos Errazuriz Ovalle Panul Carmenere 2006
【価  格】 780円(税込)
【購入場所】 ムラタ酒店
【飲んだ日】 2008/02/28-29

この日、ちょっと遅く帰宅したこともあり、ごくごく気楽にのめるけどそれなりに味のしっかりしたワインを、ということで選んだのがこのワインです。お値段3桁だし、スクリューキャップだし。そういえばカルメネールって初めてですね。少し前までほとんどがメルロと看倣されていたということですが、そういう味なのでしょうか。さっそく試してみます。

抜栓してグラスに注ぎます。色は濃い紫色で、黒みがかっています。これを見る限り味はしっかりしていそうです。香りは・・・んん、何だこれ??ものすごくものすごく独特な香りです。プラムのような果実香といえばそれまでなのかもしれませんが、とてもワインの香りとは思えません。何だかジュースのようです。少しわざとらしすぎるというか、何か「作った」ような感じの香りで、イ○○○○○ルを彷彿とさせます・・・。

まあともかく飲んでみないと分かりませんので、飲みます。アルコール感はありますし、酸もしっかりしていますので、確かにこれはワインです(イ○○○○○ルよりはずっとワインらしさがある)が、やっぱりこの独特の香りが口に広がり、飲み込んだ後も鼻に戻ります。舌にはブラックベリー系の果実味の感触もありますし、ざらっとしたタンニンの感触も残りますが、何はなくともとにかくこの香りが目立っています。

この感じではするする飲み干すとはいかず、時間をかけて飲んでみることにします。すると、時間とともにだんだんと落ち着きが出てきたというか、当初のあの香りは弱くなってきて、一般的な黒いベリー系の果実香が前に出てきました。それとともに、そこそこしっかりしたタンニンと樽の風味もより感じられるようになってきています。抜栓後2時間ほどで、ほぼ普通のワインらしく落ち着いてくれました。ここで初めて、この品種が長いことメルロと思われていたのが分かるような感じがしました。確かに傾向としては似ているのでしょうね。夜も遅くなったので3分の1残して、日本酒の300ml瓶に移したうえでこの日は封印。

翌日の夜にチキンのトマトソースパスタとともにこのワインをいただきました。味や香りは前日夜の最後とほとんど変わらず。果実味がしっかりしていながら酸も十分にあってタンニンもほどほど、となかなかいい感じです。料理にもまずまず合います。この日は週末なこともありさくっと飲み干してしまいました。

ということで、最初はどうなることかと思いましたが、結論としてはなかなかよいワインであったとおもいます。この価格でこれだったらばっちりでしょう。この生産者はワンランク上の「オークエイジド」シリーズですら1000円台前半ですし、コストパフォーマンスに優れたワインを提供してくれているのでは、と思います。もちろん検証を実際にしてみないと分かりませんが。そのうちに挑戦してみましょう。

Bodegas Castano Hecula 2004

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【名  称】 Bodegas Castano Hecula 2004
【価  格】 1,150円から500円引き(税込)
【購入場所】 イーショッピングワイン
【飲んだ日】 2008/02/24-25

この日の朝はカーヴドリラックスのアウトレットセールに行きました。半年前に行って以来です。この寒さの中、大勢の客が列をなしておりました。皆さんすごいですね。いざ始まると店内は大混雑、50本以上買っている人もいっぱいいたようで、びっくりしました。私はせいぜい12本しか買えませんでしたが・・・。それでも前回の倍買っているのですが(^^;

で、夕食はラムチョップのハーブ焼。これに合わせるなら何がいいかな、やっぱり濃厚なタイプの赤ワインがいいのかなあと思い選んだのがこのワインです。ロバート・パーカーが4年連続で90点以上をつけたとか言う話しがあちこちのワイン屋さんのサイトで書かれています。濃いワインの好きなパーカー氏が高得点をつけるスペインワインならきっと濃厚に違いないと思い、これにしました。

もっとも私がこれを買ったのは、パーカーポイント云々よりは(もちろん参考にしないわけではありませんが)、モナストレル種のワインを試してみたかったからです。そもそもは南仏のワインでよくブレンドされているムールヴェドル種単独セパージュのワインってどんなんだろうと思ったものの、フランスワインでその条件のものがあまり見当たらず、それなら名前は違えど同じ品種であるモナストレル種のものでもよいか、と思い検索していたら出てきたのがこのワインでした。もちろんフランスのそれとは味わいも異なるでしょうが、極端な違いはないのでは?ということでそこは割り切り。

抜栓してグラスに注ぎます。濃い目の紫色ですが、少し赤みがかっています。といってもレンガ的な赤ではなく、もっと若々しい感じの赤色。この色を見ているだけで何とも濃そうな気がします。香りは、黒い果実のドライフルーツのような感じがありますが、あまり香りが立つ方ではないようです。では飲みましょう。おお、これは濃い。アルコールが強いとかタンニンが目立つとか酸味がきついとかではなく、むしろそれらはあまり感じない。でも濃い。では何が、といわれるとうまく表現できないのですが、やっぱりじゅくっとした果実味ということなのでしょうか?でもいわゆる果実味ともまた違って、くすんだ感じの、何だかドライフルーツ的な色合いが強いです。そしてこれがなかなか長く口の中に残ります。

時間がたつにつれてだんだんと果実の甘味とタンニンが表れてきましたが、最初に感じたテイストは変わらず存在します。他の要素が見えてきた分バランスはよくなってきましたが、相変わらず何とも濃いですね。酸味の弱さが余計そう思わせるのかも。メインディッシュの羊とはまずまずの相性に思いますが、調和しているというよりはお互いの主張をガツンとぶつけ合う、そんな意味での相性のよさかもしれません。ラムチョップは小ぶりだったため、短い時間でお腹の中へ。そうするとこのワイン単独ではちょっと飲み干すにはまだまだきついので、グラス2杯分を残して封印、翌日へまわします。

翌日ナイトキャップにいただきましたが、やはり濃い。香りは前日よりぐっとはっきりしてきていて、甘い果実香を感じさせてくれますが、飲み口は変わらず。それでもなかなかに旨味があって、難なく完飲しました。しかしとにかく主張の強いワインでした。まあ、これはこれで美味しいと思いますが、ちょっと力強すぎるかもしれません。チリの濃いカベルネとはまた違った意味のパワーがありますね。このあたりは当初の予想通りといえばそのとおりなのですが。

このワイン、もう少し熟成させた方がいいのかなあ、とも思いましたが、あまり酸が強くないので、熟成には期待できないのかも、とも思います。あるいは、思い切って抜栓して2~3日放置してみるのもアリかな?そうすると、今回感じたよりもずっとよくなるかもしれません(今すぐ挑戦する気はないのですが・・・)。

La Playa Block Selection 2003 Merlot

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【名  称】 La Playa Block Selection 2003 Merlot
【価  格】 1,242円(税込)
【購入場所】 サンタムール
【飲んだ日】 2008/02/22-23

以前米国で買って来たこれ、なかなか力強く印象的なワインでした。日本ではあまり売ってないのかな、と思っていたら、関内のサンタムールにて発見。カベルネは以前飲んだので、今回は別のものを。どれにしようかな、と思っていたら、ふとメルロのヴァラエタルワインってほとんど飲んでいないことに気が付きました。特に明確な理由はないつもりなのですが、何となく縁遠くなってしまっていたようです。良い機会なので、メルロのボトルを選択しました。

さていつものように抜栓してグラスに注ぎます。色はまさしく紫色、濃さも十分。香りをチェックすると、これがちょっと驚きな感じ。この価格にしてエレガントでありながら複雑な香りがしますし、香りの度合いも強いです。これはおいしそう。たまらず飲んでみます。すると、やはり、これはうまいです。メルロらしい果実香と甘み、樽由来であろうチョコやバニラの風味、それに滑らかなタンニンのバランスがとてもよく、余韻もいい感じで残ってくれます。抜栓したてでこの味と香りとは、ちょっとビックリさせられました。

しばらく経って後、本格的に夕食開始。慣れちゃったのか抜栓直後ほどの驚きは感じませんが、あいかわらずおいしいです。ややタンニン分が目立ってきた気もしますが、それだけにと言っても良いでしょうか、味の深みは増しているように思います。普段ならこのくらい美味しいワインは直ぐに飲んでしまうのですが、週末で疲れ気味なことと、食事でお腹がいっぱいになってしまったので、4分の1は翌日に持ち越しです。

翌日の夜に、シェーブル、マグロのカルパッチョ、鴨とフォアグラのスモークと一緒に残りを飲みました。チーズや鴨は当然としても、ガーリックやハーブで生臭さを抑えるようにしているためか、カルパッチョにだって合いました。香りも昨日最後辺りとほとんど変わらず、味もまだまだ大丈夫。なかなか寿命の長いワインなのでしょうか。ワインも食事もあっさり無くなりました。

てなことでこのワイン、この値段でこれが買えるなら全く文句なしでしょう。カベルネとメルロを飲む限り、このワイナリーのブロックセレクションシリーズはとてもコストパフォーマンスがよいようです。特にこのメルロはオススメですね。他にカルメネールもあるようですので、今度はこれを買ってみようかな。