Domaine la Terrasses d’Elise Le Pradel 2003

【名 称】 Domaine la Terrasses d’Elise Le Pradel 2003
【購入場所】 プレゼント(カーヴドリラックスにて購入)
【飲んだ日】 2008/04/03
この日は私めの誕生日ということで、昨年のお誕生日プレゼントとしていただいたこのワインを飲むことにしました。南仏のサンソー100%のワインながらブルゴーニュの高級ピノ・ノワールに匹敵するということで楽しみにしていたものであります。
抜栓してグラスに注ぎます。色は、南仏ワインらしい濃さを持っており、深い赤紫といったところ。香りはどうでしょうか。ううむ、たしかにこれは何と知らずに出されて高いピノ・ノワールといわれるとそう信じてしまうでしょう。といっても高いピノなんてほとんど飲んだことがないのですが(^^;。数少ない経験例もカリフォルニアのそれなので、傾向としては違うでしょうし。こちらはやはりフランス的な優雅さがありますね。で、ピノっぽい香りの中にもミントやハーブのようなニュアンスが感じられ、このあたりが品種や産地の特徴が出ているということなのでしょうか?そこはよくわかりません。
まあそんなことはどうでもよろしい、ということでさっそく一口飲んでみます。・・・・いやあ、これ、美味しいです。一言で言えば、ピノ・ノワールらしい味わいと、南仏品種らしいスパイス・ハーブの感じがよく合わさっているということになるでしょうか。その意味でブルゴーニュそのものとは違うものなんでしょうが、その良いところをそのまま南仏に持ち込んで別のものに仕上げたような、そういう感じかなあ。そんなに濃厚というほど濃い味わいではなく、むしろ滋味深いという感覚の方が強いように思いますが、不思議と少しずつ飲むその一口一口の満足度が高いです。これはブドウの質そのものがよいのでしょうか、醸造法によるものでしょうか(両方?)。夕食のメインであるロースステーキ(こちらも少し張り込んでみました)にもよく合います。
食後はケーキ(これまた絶品)をいただいたりして誕生日のディナーを満喫(レストランでの食事もよいですが、自宅で好きなワインと好きな料理をいただく方がより楽しいように思います)。その後再びこのワインを飲み始めました。飲み進めるうちに土っぽさや血の味っぽさ(鉄分っぽさか?)が出たりして、こういうところもピノ・ノワールに似ているように思います。
で、少しずつ飲んでいるつもりではあるのですが、どうしても飲むのを止められなくて、抜栓後4時間弱で完飲。まあ、バースデー用スペシャルワインということですのでこれで正解ということで。誕生日プレゼントにワインをいただき翌年それをあけるってのを毎年の恒例にしたいと思いますね。ともあれ、よいワインでありました。このワインにはそれ以上のコメントはいらないように思いました。
Ricossa Barbaresco 2003

【名 称】 Ricossa Barbaresco 2003
【価 格】 1,980円(税込)
【購入場所】 さぎ沼とうきゅう
【飲んだ日】 2008/03/30-31
出先でふらっと立ち寄ったスーパーのワイン売り場で見かけました。比較的高い値付けという印象がある(なので本プロジェクトでは不可能と思っていた)バルバレスコがこんな値段で買えるのかとちょっとビックリ。が、この値段では、逆にその質に不安の方が先に立つのも事実ではあります。たまたまというかちょうどというか、それまでに買い物で貯まっていたTOKYUポイントがちょうどこのワインの値段程度ありましたので、それならほとんどただで買えるな、なら少々ハズしても文句はないか、ということで買ってしまいました。
抜栓してグラスに注ぎます。色は、透明度の高いやや赤みというかオレンジがかった紫色というところでしょうか。この色調は以前飲んだ同じネッビオーロのこれに共通しています。香りもまた同傾向で、果実の香りより花の香りが強い感じで、それも切って生けてから少し時間が経った花のそれっぽい(バローロの香りを「しおれたバラ」とよく書いているのを見ますが、むべなるかな)。おそらく味も似ているんだろうなと思いつつ、飲んでみます。
一口飲むと、やはり強めの酸味と、それに対応する果実味(チェリーとかそんな感じかな)が感じられます。タンニンは思ったほど強くはないですが、舌が少しざらつくような感覚は残ります。このあたりはやはりこの品種の特徴なのでしょうか。全体的な感じとしてはDOCランゲのネッビオーロとそれほど差はありませんが、何となくこちらの方が凝縮感があるように思いますね。あくまで「何となく」というくらいの差だとは思いますけど。以後ちびちびと時間をかけて飲んでみたのですが、あまり変化することもない(酸味や渋みなどの要素のどれが強く感じられるかは時間時間で少しずつ違ってはいますが、全体的な傾向として)ようでした。3分の1ほどを小瓶に差し替え封印。
翌日、残りをいただきましたが、それほど前日から変わったような印象はありませんでした。多少酸化したようなニュアンスはあったものの、それがダメというようなものではなかったです。ということでさらっと完飲。飲む前はどうかなというところはありましたが、この価格ならこれで御の字なのでしょう。複雑さや深みはなかったですが、ネッビオーロという品種の特徴はよく出ていたといって良いのでは?もっと高いバローロやバルバレスコはどんなのだろうなあとは思いますが、いつ飲めるでしょうか?
で、飲み足りないのでチルドルームにしまっておいた陸奥八仙のひやおろしの最後の1本をついに開けました。去年やお正月に飲んだときよりは香りは少しおとなしくなっていたように思いますが、その分熟成したのかより粘度の高い感触で濃厚ながらも香り高い、すばらしいお酒でした。
Ottes 2001 Lorcher Kapellenberg Kabinett H/T

【名 称】 Ottes 2001 Lorcher Kapellenberg Riesling Kabinett Halptrocken
【価 格】 1,290円(税込)
【購入場所】 ワインセラー ノムリエ
【飲んだ日】 2008/03/27
このワインの最後のところで書きましたように、オッテスのリースリングで同じ畑、同じヴィンテージのハルプトロッケン(但しクラスはカビネットですが)のものを買ってきました。以前のワインはシュペトレーゼではあるもののトロッケンということで、事実非常に酸味が強くドライな口当たりでしたが、このワインはどうでしょうか?
キャップシールをはずすと、コルクの周りにカビが。さすがにあの店のセラー、保管環境は良いようです。これをきれいにふき取り、抜栓してグラスに注ぎます。色は、黄緑がかった色で割りと薄め。香りは、シュペトレーゼ・トロッケンのときのような熟成香はほとんど感じられず、リンゴの甘酸っぱい香りがあります。香りの強さは、それほどでもないようです。では飲んでみましょう。
口に含むと、やはり酸味が感じられますが、シュペトレーゼ・トロッケンのような刺激的なものではなく、果実味と甘味とでうまくカバーされています。飲み込んだ後には蜜っぽさが余韻として残ります。このあたりはシュペトレーゼ・トロッケンと共通していますね。
ところで、白ワインだからある程度冷えていた方がおいしいかなということで、先日買ったEPIVACのワインチラーを冷凍庫から取り出してボトルにセットしてみました。説明書きにあるように10分ほどすると明らかに最初より冷えてきています。効果はあるようです。しかし、冷えると酸味が強く感じられるようになってしまい、ちょっとバランスが崩れてきたように思いましたので、やっぱり外しました(^^;。白ワインの場合、香り高いシャルドネあたりはやや高めで、逆に甘口ワインは低めの温度でということのようですが、こういうフルーティーながら酸も強いタイプの場合どのくらいが適温なんでしょう?おそらく、どちらを優先するかで調整すべきなんでしょうねえ・・・。
全体の印象としてはやはりドイツのリースリングの辛口らしくきりっとした飲み口で、このあたりはやはり南のワインとは違うなあと思わされますが、程々の甘味があるのでなかなか飲みやすいです。また、2001年のものにしてはあまりそれを感じさせないくらい若々しいように思います。こないだのシュペトレーゼ・トロッケンは、ひょっとしたらちょっと過熟成気味だったのかもしれませんね。
ということでこれなかなかよかったです。あっさり飲み終えてしまいました。次は同じ生産者の甘口のものがお店にあった(畑やヴィンテージは確か違っていたと思いますが)のでそれも買ってみようかなとも思いますが、前にも書いたように、再度2001年のシュペトレーゼ・トロッケンを購入してみてもいいかも。
Santa Digna Cabernet Sauvignon 2004 Reserve

【名 称】 Santa Digna Cabernet Sauvignon 2004 Reserve
【購入場所】 いただきもの
【飲んだ日】 2008/03/21-22
前回のワインを飲み終えて、後もう少しだけ飲みたいな、ということで開けたのがこれです。チリのカベルネであれば飲み残して翌日以降に持ち越しても大丈夫、というかむしろその方がはるかに美味しくなりそうだということで。ちなみにこれ、このワインを買ったときに輸送事故があって1本割れてしまったのですが、その代品と一緒に送っていただいたものです。ありがちな事故だったのにこの対応ということで却って恐縮してしまいました。ありがたいことです。ちなみに価格は1,500円前後なので、本プロジェクトの範疇ということでこのエントリはこのテーマとしています。
さて抜栓してグラスに注ぎます。色は濃い目の紫色。少し青みがかっているでしょうか?香りは、カベルネらしさは感じるものの、あまり強くありません。さっそく飲んでみますが、チリのカベルネにありがちなザラザラしたきついタンニンと、何だか変わった風味。形容しがたいのですが、味噌・醤油ベースの出汁のような香りが口の中で感じられます。そのくせボディは軽い。「何ともこれは・・・」というのが正直なところです。なので小さめのグラス1杯弱でストップして、翌日の変化に期待します。
翌日、改めて挑戦します。コルクをはずしてグラスに注ぐと、前日とは打って変わってやさしいながらも十分な果実の香り。明らかに良化しています。これは期待ができそうだとさっそくテイスティング。うん、味の方も明らかに良化。タンニンはすっかり角が取れてちょうどよい渋みを感じさせますし、カベルネ的果実味がよい感じで口に広がります。ボディはそれほどでもないですが、逆にそれが全体のバランスを崩していないので、これでOKなのでしょう。全体的な感触としてニューワールド的な飲み口が全開ということはなく、むしろヨーロッパ的なワインのように思われます。あと、余韻はあまりないですね(そもそもそこまでは期待していませんでしたが)。
てなことでこの良化ぶりには少し驚きました。総体的に見れば値段なりではあるものの、この価格帯でこの味なら良しとすべきかと。まあ、似たような値段のニューワールドのカベルネなら、開けたてからうまいこのワインの方がオススメではありますが・・・。ともあれ、当たり外れの多そうな同価格帯のACボルドーを買うのなら、こちらの方が満足できるのではないでしょうか?(もっとも数ある中から当たりを見つけ出すのも楽しいので、そこは考えが別れるところでしょうけど。)
Domaine de la Capeillette 2001 V.V.

【名 称】 Domaine de la Capeillette 2001 V.V.
【価 格】 1,990円(税込)
【購入場所】 ワインセラー ノムリエ
【飲んだ日】 2008/03/20-21
お休みの夕食でもあり、少しだけいいワインをあけようかな、ということと、献立がお好み焼きなのでそれに合いそうなものは何か、と考えると、やはりソースに負けずに受け止められそうな品種のものがよかろうということで、このワインを出しました。
ちなみに同じドメーヌのもので同ヴィンテージ・同価格ですがヴィエイユ・ヴィーニュでないものもありましたが、このワインの方は本来価格より500円引で同価格となっていましたので、本来であればより高価なこちらを買いました。
さてこれ、ACコート・ド・ルーション・ヴィラージュ・ラ・トゥール・ド・フランスというおそろしく長い原産地呼称のものです。「コート・ド・ルーション・ヴィラージュ」は何となくわかるけど、「ラ・トゥール・ド・フランス」って何じゃい、と思い調べてみると、「コート・ド・ルーション・ヴィラージュ」を名乗れる村のひとつがラ・トゥール・ド・フランス村ということのようです。それにしてもフランスにはこれといいサンタムールといいムーランナヴァンといい、日本では想像もつかない名前をつけた村がいっぱいあるものですね。あと、このワイン、正式名称(?)はドメーヌ名の後に「Cuvee Vieilles Vignes Elevee en Fut de Chene」というようです。こちらも長いです。
それはさておきこのワイン、裏ラベルによると(フランス語なので意味はわからないですが、単語単位で何とかわかる範囲で)伝統的方法により醸造されたシラーとグルナッシュに、マセラシオン・カルボニックによるカリニャンをブレンドしたもののようです。このカリニャンがどういう効果を出しているのか、さて私に分かるでしょうか?
てなことでこういう珍しい要素のあるワインの常として前置きがえらく長くなってしまいました。抜栓してグラスに注ぎます。色は、深い紫色で、どちらかというと青みが勝っています。しかし、2001年物であることから、やや熟成感もなくはない、そんな感じです。香りはどうでしょうか。ヴィンテージのせいか値段のせいか、若々しさを感じる明確な果実香というよりは、落ち着きと複雑さを兼ね備えたものになっています。
引き続き味をチェック。最初に黒いベリー形の果実味がありますが、それにとどまらない、ワインらしい「旨さ」をじわっと感じます。品種から感じられそうなスパイシーさや重さはあまりなく、凝縮感をそれなりに感じさせながらも上品な味わいです。いい具合で熟成して、ちょうど今が飲み頃って感じがします。お好み焼きソースにはひょっとしたらあまり合ってないようにも思いますが、個人的には十分許容範囲です。
時間がたってもあまり変化は感じません。お腹もいっぱいになったので、小瓶に差し替えて翌日へ。翌日グラス2杯弱ほどを飲みましたところ、香りにはそんなに劣化はないようでしたが、味わいとしてはやや酸化してしまったように思われました。といっても、このくらいは「劣化」というよりは単なる「変化」(良し悪しの判断を含まないという意味で)にとどまっているといえるでしょう。
ということでこのワイン、なかなかに品のよさと味わいの深さがあったと思います。さすがに500円弱とはいえ本来は本プロジェクトの対象外の価格のもの、1000円台のワインとは違いがありましたね。いいときに買えたと思います。ただ、件のカリニャンはどういう効果があったのかは、さっぱり分かりませんでした。このヴィンテージのものですから、マセラシオン・カルボニックの効果はもう分からなくなっていても当然なのかもしれませんが、単に私のレベルでは分からなかっただけの可能性のほうが高そうですね(^^;。