”1000円札2枚でおいしいワインを飲めるか?”プロジェクト -20ページ目

Turckheim Riesling Cave Tradition 2006

Turckheim Riesling Cave Tradition 2006   Turckheim Riesling Cave Tradition 2006 ラベル

【名  称】 Turckheim Riesling Cave Tradition 2006
【価  格】 1,180円(税込、アウトレット価格)
【購入場所】 カーヴドリラックス
【飲んだ日】 2008/04/28、30

本来飲まない日の予定だったのですが、白ワインのリクエストがあったため急遽飲みます。で、選んだのは、またまた2月のアウトレットセールでの獲物です。今度はアルザスのリースリング。チリやドイツのものは何度か登場しましたが、アルザス産は初めてです。こちらはどのような感じなのでしょうか。さっそく試してみることにしましょう。

抜栓してグラスに注ぎます(ちなみに、意外にも樹脂コルクでした)。色は薄く黄緑がかった金色で、微妙に濃いと言ってもいいかなというくらいの色調です(よくわからん表現ですがニュアンスを感じ取っていただければ幸いです)。香りは、いかにもこの品種らしいすーっとしたブドウの香りに、蜜の香りが混ざったもの。キレの良さと確かな飲み口が両立していそうな雰囲気です。ところでリースリングと言えばよく「石油」の臭いがすると言われているようですが、それがどうも私にはつかむことができません。どういう感じの香りを言っているのやら・・・。

ということで飲んでみますと、予想通り酸味の強さとフレッシュな果実味がドライでキレのある感じを作り出し、蜂蜜の香りが風味に厚みを持たせていると言えましょう。この蜜香が無ければ、のどの奥に流し込んだ後の余韻が無くてストンと落ちてしまうニュアンスを出してしまうかもしれません。ただこのワインの場合、辛口のリースリングらしい酸がしっかりとありますので、そちらが舌に残り続けるかもしれませんが。この日は急遽の登場でもあり、そんなに飲めなかったので、グラス2杯分程度を残して封印します。

2日後、昼間にもかかわらず、休みということで冷蔵庫から取り出して飲んでみます。昼食の前にサイクリングに行ったので喉も渇いていましたし(と理由を無理矢理つけてみる)。ひょっとしたらとおもったのですが、やはりというべきか蜜の香りが弱くなっていて、その分だけ酸が目立つようになっています。したがって、甘みはありはするものの、印象として随分ドライな感じになっています。冷やしていた分酸が目立つのかなあとも思いましたが、温度が上がってもさほど傾向は変わることがありませんでしたので、やはり実際に蜜香が失われてしまったと考えるべきでしょう。まあこれはこれで運動後の喉の渇きを潤すのにはちょうどいい感じでしたのでOKですが。ということで完飲。

冒頭にも記したとおりアルザスワインは初めてでしたが、品種の特徴はよく出ていたものの、「これがアルザスの個性です」という点については、はっきりとはわかりませんでした。とはいうものの、このワインそのものは、なかなか美味しかったです。ラベルの一部色落ちということでのアウトレット品でしたが、よいお買い物でした。

Dominique Derain Bourgogne Les Riaux 2006

Dominique Derain Bourgogne Les Riaux 2006   Dominique Derain Bourgogne Les Riaux 2006 ラベル

【名  称】 Dominique Derain Bourgogne Les Riaux 2006
【価  格】 1,500円(税込、アウトレット価格)
【購入場所】 カーヴドリラックス
【飲んだ日】 2008/04/27

今度もまた再挑戦もの(2連続)かつカーヴドリラックスのアウトレットセールでの獲物(3連続)です。前回と同様に、キャップシール代わりの蝋の破損(1/5程度)があったためのアウトレット価格ですが、破損状態が以前のものより大きかったからか、前よりもさらに300円値引きされています。通常価格自体は05→06で420円アップですから、さらにお買い得になっていました。なので、迷わず購入(予算と収納の関係上、アウトレットセールでも、いやむしろそのような機会だからこそ、お値段と銘柄は迷いますからねえ・・・)。もちろん以前の印象もよかったことは当然の前提です。ヴィンテージが変わったことと、購入からあまり間をおかず(といっても買ったのは2ヶ月前ですが)飲むことでの違いはいかがでしょうか。

抜栓してグラスに注ぎます。色は、前回と同様、透明度の高いもので(グラス半分弱注いでも上から見ると脚の台が見えるほど)、ややくすんだ赤色といった感じ。香りはどうかというと、これまた前と同じ印象で、イチゴを彷彿とさせる自然な感じのフルーティなもの。では飲んでみましょう。うん、とても滑らかな飲み心地。イチゴッぽさ満点の風味と柔らかなタンニン、それにピノ・ノワールらしい鉄分っぽさがあります。さらにハーブっぽい風味もあるように思われます。酸味は控えめでその分果実の甘さが目立ちます。前回と比較すると、今回の方がより新鮮さが高いかなという気はしますが、基本的なスタイルは変わらず、素直で品の良い味と香り。ワイナリーからリリースされてから飲むまでの期間も前回より短いはずですから、これはまあ納得できることです。

とりあえず夕食時に1杯だけ飲んで、しばしのインターバルの後で飲み直そうということにしました。実は再飲までの間、「この感じだったらまあ全体的には以前と同じようなものかなあ」「美味しいのは確かだけれども、でも通常の価格はちょっと高いよなあ」「そもそもブルゴーニュ/ピノ・ノワール自体好みに合ってないところもあるのではないだろうか」とか考えていて、とはいえまあ質のよいワインなのは間違いないからな、と思い直して再飲したのでした。

しかし、ここで飲んでみてビックリ。先程飲んだときよりも、ずっと口当たりが硬くなっています。しかもこれが何ともよいのです。果実味が先に来てその後ハーブっぽさを感じ、最後にこの硬質な感じが出てきて余韻として残ります。前に飲んだときにはこんな感覚は感じられませんでした。また、上記の鉄っぽさは「この品種ならこういうところがあるよな」程度のものでしたが、これはそういうものを超えた硬質さです。このシャープな感触は、こういうのを正に「ミネラル感」というのだろうか、と思わされました。それが正解なのかどうかは、わからないのですけど・・・。

さらによくわかりませんが、これはビオディナミという栽培法と、それから醸造方法に起因するのかなぁと思ったりもしますが(そういえば赤白の違いはあれども同じくブルゴーニュの自然派ワインであるこれにも同じようにハーブっぽさとミネラル感がありましたね。今回の方がはるかに強いミネラルを感じますが。)、いやはやお見事です。先の印象とは180度異なり、この内容なら通常の価格でも全く十分すぎるほどリーズナブルな気がします。前回飲んだときはここまでの感じは明らかになかったのですが、これは何が原因なのでしょうか。考えられるのはヴィンテージとリリースからの経過時間ですが、おそらくその両方とも影響してそうですね。

ということでこのワイン、これはゆっくり飲まないと本当にもったいないと思いながらもいざ飲むとなかなか止められず(実際するすると口の中に入っていき、どれだけでも飲めそうな感じです)、ペースは押さえ気味ながらも結局ボトルを空けてしまいました。おかげで期せずして夜更かししてしまい、翌日の午前中はかなり辛かったのですが、これは自業自得なので仕方がありません。でも、その分とても良いワインのとても良いところを楽しめたのだから、それでよかったのだと思うことにします。その価値は十二分にあったと思います。

Chateau Pesquie Cuvee des Terrasses 2004

Chateau Pesquie Cuvee des Terrasses 2004   Chateau Pesquie Cuvee des Terrasses 2004 ラベル

【名  称】 Chateau Pesquie Cuvée des Terrasses 2004
【価  格】 980円(税込、アウトレット価格)
【購入場所】 カーヴドリラックス
【飲んだ日】 2008/04/25-26

既に登場済みのこれ、そもそも同じ銘柄を2回飲むこと自体あまりありませんし、飲んだ場合でも新エントリを起こさなかったのですが、ラベルが変更になったこととインポーター・販売店が異なるということから、2度目の登場と相成りました。前回は暑い季節でしたのでワインの温度も高かったうえ早飲みしすぎで、おいしかったのは確かだけれどもそこまで印象には残ってない感じでしたが、今度はどうでしょう。なお、先日のこれと同じくアウトレットで購入したものです。ラベルに傷がありますが、この程度でアウトレット扱いになるのですから、選別が厳しいですね。

抜栓してグラスに注ぎます。やや透明度の高い、赤よりの紫色です。香りは、まずは適度に熟成されたこのローヌのグルナッシュ/シラーという産地・品種の良質なものなら持っているであろう揮発香が感じられます。これが何とも飲む気をそそります。その後でやはり熟成の入ったワイン特有の、単なる果実香にとどまらない複雑な香りがあります。以前飲んだときよりもずっと香りのポイントが高いです。これは楽しめそうだということで、さっそくテイスティング。

口に含むと、香り同様の複雑さを持った味が口の中に広がります。なかなかの濃さを感じる果実味もさることながら、酸と品種由来のスパイシーさが舌を刺激します。この刺激、酸とスパイシーさの両者が渾然一体となっていてどっちがどうと言えない感じ。渋みは比較的やわらかめで、果実味と渋味とピリッとした舌触りがきれいに液体の中に溶け込んでいるようです。口から鼻に抜けて残る余韻もなかなか。全体感として適度にインパクトがありつつ品のよさも伴っていてこれはよいですね。以前飲んだときよりずっと美味しく感じます。この日は夕食後に一人で飲んだのでさすがにそんなに入らず、1/3ちょっと飲んだところで終了。

残りは、翌日の夕食にあわせていただきました。揮発香はさすがにだいぶ飛んでしまっていて、飲み口も前日よりもインパクトは下がった気がしますが、その分まろやかな感じがありますね。とはいえ舌に感じる刺激は相変わらずで、この(酸+スパイス)を果実の旨味が包み込んでいるような印象があります。味付け肉とレタスの炒め物と合わせたのですが、なかなかよかったです。ということでさくっと完飲しました。

てなことで2度目の登場となったこのワイン、たいへん好印象でした。前回より香り・味ともずっと明確でありながら熟成感も出ていて、今がちょうど飲み頃の感じでした。まあ先にも書いたように前回は暑い中高めの温度で飲んだのでその点を考慮しないといけませんが、今回の方が明らかによかったと思います。

Arnaud Combier Saint-Veran 2005

Arnaud Combier Saint-Veran 2005   Arnaud Combier Saint-Veran 2005 ラベル   Arnaud Combier Saint-Veran 2005 ラベル

【名  称】 Arnaud Combier Saint-Veran 2005
【価  格】 1,500円(税込、アウトレット価格)
【購入場所】 カーヴドリラックス
【飲んだ日】 2008/04/23

2月のアウトレットセール時に購入したものです。ブルゴーニュの白ワインは本プロジェクト初登場です。そもそもブルゴーニュのワインは値段的に本プロジェクトの対象となりにくいのでこれは仕方がありません。このワインの場合定価でもギリギリ対象内ですが、それでもアウトレットでないとなかなか手が出ないので、こういう機会に購入できるのはとてもありがたいことです。

ところでアウトレットといいつつ、このボトルは外観上はラベルやキャップシールに傷みがあるわけでもなく、キャップシールもくるくる回るのであからさまに液漏れしたようだということもなくて、何でアウトレット扱いなのかよく分からない感じです。

抜栓してみます。コルクを見ると、ボトルの口から2ミリ程度を残して色が違っていて、そのあたりまで中身が染み出していたような感じです。ということはやっぱり液漏れしてたってことでしょうか。まあ、それをいまさら気にしても仕方がないので、グラスに注いでみます。色は少し緑がかったやや薄めの金色ってところでしょうか。香りはどうでしょう。ふむ、そんなに香り高い感じではないですが、品の良いきりっとした香りです。この香りなら、適度な酸と果実味が楽しめそうです。樽の要素はほとんどないようです。では飲んでみましょう。

口に含むとわずかに舌に発泡性の刺激があります。リンゴとかレモンのような酸味のあるフルーツの味が口に広がり、その後鼻にハーブのような香りが抜けていきます。余韻にやや苦味が残りますが、不快なものではありません。樽由来な風味はやはり感じられません。全体的にきりっとした味わいですが、ハーブの風味がよいアクセントになっています。

このワインもまた時間によって酸味や果実味が前に出たり、ハーブの風味が目立ってきたりと飲んだときの印象が変わってきますが、全体的な印象としてすっきりとしてはいるもののキレが良すぎるということはなく、適度に飲み応えのある味わいです。また、時間と共にだんだん金属的なニュアンスを感じるようになって来ましたが、これはいわゆる「ミネラル感」というものでしょうか。何にせよ美味しいワインで、こういうときの常として2時間ちょっとで完飲。

ということでこのワイン、お店のサイトでオススメにあげられているのもわかる気がしました。派手なワインではありませんが、それだけにかえってじっくりと楽しめるワインであると思われます。次に白ワインを飲むときは、対照的な印象のシャルドネ(ニューワールドの濃厚な果実味と樽の乗ったもの)を選んでこれと比較してみたら面白いでしょうね。

Chateau Moulin de Curat 2004

Chateau Moulin de Curat 2004   Chateau Moulin de Curat 2004 ラベル

【名  称】 Chateau Moulin de Curat 2004
【価  格】 6本5,990円セット(税込)(単品価格1,890円・・・だったかな?)
【購入場所】 ノムリエ ザ・ネット
【飲んだ日】 2008/04/20-21

前日から持ち越したワインがすぐなくなったので、引き続き飲むためにこのワインを開けました。6本セットの5本目です。AOCピュイスガン・サンテミリオンというサンテミリオンの衛星地区のワインだそうです。ということはメルロ主体のワインと思われますが、一体どのようなお味でしょうか。

抜栓してグラスに注ぎます。赤みがかった紫色で、色調・透明度ともそれほど濃くはありません。香りは甘いジャムっぽさをかんじるものですが、それほど強くないです。まだ抜栓したてで本領を発揮できていない感じです。味はどうでしょうか。一口含んでみると、やはり抜栓直後らしいはっきりしない味。あまり口の中での広がりがなく、味覚・嗅覚を刺激する時間も短いように思われます。それでも香り同様のジャムっぽさと程々の渋みはありますので、そのうち良化するでしょう。

ということでゆっくり時間をかけて飲んでみることに。1時間ほどすると、狙い通り徐々に開いてきてはくれているようですが、それでも全体的なおとなしさはまだまだ感じられます。何と言うかピークレベルが低いと言うかそんな表現が似合う気がします。ちびちび飲みながら抜栓後2時間が経過しましたが、やはり開き方が遅いようで、先にこちら(人間)の方がお休みの時間になってしまいました。4割弱残りましたので、翌日以降に持越しです。

次の日に再び飲みましたところ、今度は飲み手の体調が風邪のため余りよくなく、香りや風味を捉えることが少し困難な感じでありました。前日も風邪っぽかったのですが、よりはっきり症状が出てきてしまいました。しかしながら、前日よりは美味しくなった気がします。前日同様あまりインパクトのある感じはないのですが、じわっと美味しさが感じられるような、そういう感じですね。ただやっぱり鼻が効いてなくて、正直なところアルコールを摂取するだけのようなことになってしまいました。こんな体調でも飲むと止まらず、30分ほどでボトルが空きました。

ということで、こちらの体調不良のため、自分としてのテイスティングがよくできなかったということになってしまいました(実際は私のレベルでは体調がよくてもそう変わらないのかもしれないですが)。なので評価は保留、とせざるを得ません。ワインを愉しむには飲み手の体調も整えておかないともったいないですね。