”1000円札2枚でおいしいワインを飲めるか?”プロジェクト -19ページ目

Hayes Ranch Cabernet Sauvignon 2003

Hayes Ranch Cabernet Sauvignon 2003 Hayes Ranch Cabernet Sauvignon 2003 ラベル

【名  称】 Hayes Ranch Cabernet Sauvignon 2003
【価  格】 5本1万円セットの1本(税込)
【購入場所】 カーヴドリラックス
【飲んだ日】 2008/05/09

お正月の5本セット福袋にて購入した内の1本です。単純平均で1本2千円。このワインだけ取ってみたら実売1,500円程度でしょうから、単純平均では足が出ていますが、実のところ2本だけで普段の売値合計で1万1千円ですので、実にお買い得なセットでした。その2本はしばらく登場しないかな・・・。

閑話休題。抜栓してグラスに注ぎます。抜栓といってもスクリューキャップなのでらくらく開きます。が、スクリューキャップのボトルって、キャップの仕様上仕方がないんだと思うんですが、注ぎ口の口径が普通のボトルより大きいんですよね。普段、ラベルやテーブルに雫がこぼれるのを防ぐためにポアラーを使っているのですが、スクリューキャップのボトルには合わないのです。尤も、注いですぐキャップをすれば雫のこぼれを防止はできなくはないのですが。

とまた話がそれてしまいました。色は、まあ大体こんな感じという紫色。わずかに青みがかっているかどうかといった感じ。香りは、この品種らしい青っぽさも感じはするもののどちらかというとそれは控えめで、カリフォルニアワインらしい豊かな果実の香りの方が強く感じます。では飲んでみましょう。

口に含むと、最初カベルネらしい青っぽさというか植物っぽさが感じられますが、そのインパクトはあまり強くなくてすぐに甘味の強い黒い果実の味が支配的になります。また、樽がよく効いているのか、バニラというかチョコというかそういう感じの甘い香りが鼻に抜けますね。タンニンはこの品種ですかし色の濃さからもそれなりにあるのですが、うまくカバーされていてそんなにいやな感じはありません。全体的には、まあこの価格帯のカリカベの典型例といった感じで、この品種としては飲みやすいワインです。

そんな感じの飲みやすさですし正直言って時間と共にこれ以上良くなりそうな気もしなかったので、するするするっと飲み続けてしまい2時間そこそこでなくなってしまいました。時間と共に向上はしなさそう、といっても最初からこれくらいならまずまずOKかなというものでしたので、そこはあまり気にはなりません。ただ、こういうセットでないと積極的に買おうというものでもないかな?それなりにおいしかったけど、それ以上ではないような。ワインとしては少し分かり易過ぎる感があるような気がして、そんなところがそう思わせる原因かもしれません。

シャトー・メルシャン 甲州グリ・ド・グリ 2005

シャトー・メルシャン 甲州グリ・ド・グリ 2005   シャトー・メルシャン 甲州グリ・ド・グリ 2005 ラベル

【名  称】 シャトー・メルシャン 甲州グリ・ド・グリ 2005
【価  格】 2,150円の10%Off(税込)
【購入場所】 カーヴドリラックス
【飲んだ日】 2008/05/05

毎年5月5日は我が家のペット王様の御降臨の記念日で、それにちなんだワインをいただくことにします。昨年はこれでした。おおっと、これ、本プロジェクト1本目のワインですね。ということは開始後1周年ということですか。時間が経つのは早いですねぇ。ま、それはそれとして、今回のワインは年末のセールで普段なら本プロジェクト対象外のものを購入したものであります。こういうときはだいたい好結果(なら最初からその価格帯のものを買えという気もしますが、それを言ってしまっては身も蓋もないのでご勘弁)ですので、今回も期待しましょう。

冷蔵庫で数時間十分に冷やした後、抜栓してグラスに注ぎます。色は、濃くも薄くもない金色で、甲州種でしかも「グリ」という語がワイン名になっているからにはこの品種特有の果皮の色がワインにも出ているのでは、と思っていたのですがどうやらそうではなかったようです。これは少し意外でした。で、香りは比較的シンプルにブドウの香りでありますが、きりっとした印象かつ爽やかな感じです。

では飲んでみましょう。うーむ、これはなかなか力があります。白ワインですから、赤ワインのような凝縮感とは違うと思うのですが、フレッシュなブドウの甘さと酸味が口一杯に広がります。キレの良さはありながらも果実味が十分過ぎるほど感じられ、後味にこの品種らしい苦みが残ります。おいしいですね。

しばらくするとだんだん温度が上がってきて、酸味や苦みは少し後ろに下がっていき、代わりにちょっとバナナなんかを思わせる甘みが加わってきました。あまり樽を効かせすぎてない、暖かいところのシャルドネにこういう感じがありますが、よく似ています。最初とはまた印象がわかりましたが、こんな風に変わってくれるのもまた良いですね。ちなみに夕食は東京Xのロースのソテーだったのですが、なかなかに合いました。豚肉なら白でも全くOKですね。料理もワインも美味しくて、あっさり完食&完飲でした。

ということでこのワイン、期待に十分応えてくれました。お値段もそこそこいいとはいえ、これなら十分でしょう。メルシャンのワインって低価格なものはよく目にしますがあまり飲もうとは思っていなかったのですが、さすがにこのシャトー・メルシャンのシリーズは一味も二味も違いましたね。

Les Grandes Vignes Cotes Du Rhone 2006

Les Grandes Vignes Cotes Du Rhone 2006   Les Grandes Vignes Cotes Du Rhone 2006 ラベル

【名  称】 Les Grandes Vignes Cotes Du Rhone 2006
【価  格】 1,450円(税込)
【購入場所】 柳屋
【飲んだ日】 2008/05/03

ある日の出張後、夕方に東京帰着後のこと。乗車券は東京都区内有効なわけだし、せっかくだからということでネットでよく見ている神田のこのお店に寄ってみました。お店自体はカリフォルニアを得意とすると言うことですが、この時買ったのはローヌのこのワイン。「サンソー100%」に惹かれて買いました。前にも書いたかもしれませんが、マイナー品種の単独セパージュって何となく興味を引かれます。

尤も、サンソー自体はそれほどマイナーな品種ではないと思いますが、しかしやはりこれ単独のワインってあまりないですよね・・・といいつつこれはそうでしたか。ま、それならそれでその違いを味わってみたいと思います。価格帯が全然違うので真っ向から比べるのは無理ですが、たとえば、あちらはブルゴーニュ/ピノ・ノワールっぽさを持つワインでしたが、こちらはどうでしょうか、という程度なら何とかOKかな。

ところで買ったときは知らなかったのですが、帰宅後ネットで調べると、このワインはエステザルグ醸造所の生産だそうです。ということはこれとかこれとも比較をしてみる価値がありそうです。こちらのワインはテラ・ヴィティスにより栽培されたものではなさそうですがやはり自然農法のようですし、醸造もまた同様の方法を採っているようです。

前置きが長すぎますがそれはさておき、抜栓してグラスに注ぎます。なかなかに濃い、「黒さ」を感じさせそうなほどの紫色です。香りは、何というか「力強い」とかそんな表現が似合いそうな黒いベリー系の果実香。これは良さそうと期待しつつ続いて飲んでみますと、フレッシュ感とパンチ力が同居した感じの果実味がドンと来て、酸味とスパイシーさも割と感じますし、アルコールの揮発する感が少し強めです(ラベル上の表示も度数14%と高め)。以上からなかなかに手強いというか飲み応えのあるワインと言えそうですが、それでいてスルスルと続けて飲みたくなるし実際に飲めてしまいます。このスルスル感は、テラ・ヴィティスのノーマル版によく似ていると思います。なお渋味は他の要素に隠れてか、あまり感じませんでした。

さてこのワイン、品種を知らずに飲んだらサンソー100%とは出てこないでしょう(そもそもそれ自体の情報がほとんどないですしね)。味の傾向としてパッと思いつくのは、「シラーとグルナッシュのブレンド」と言った趣です。なので、品種面の比較対象であるテラス・デリズのプラデルはブルゴーニュのピノ・ノワールを連想させるものですが、こちらはまさにローヌか南仏のワイン。ただ、南仏のピノ・ノワールだとこういう味わいのものが結構ありそうですから、その意味では南仏のピノと言ってしまう可能性もあるかな?うーん、これはちょっと強引な結び付け方かな。

何にせよ、飲んでるときはその力強さに少し押されてしまうのですが、いざグラスが空くと休むことなくすぐ注いでまた飲み出したくなります。このあたりは自然派ワインらしいところかと思います。このままではあまりにピッチが早すぎで、3割程は残して一旦ストップしました。残りは翌日にまわそうと思ったのですが、やっぱり飲みましょうということで寝酒に採用。抜栓して数時間が経ったからか、最初ほどのパワーはさすがにないようですが、やはり凝縮感のある味わい、でも飲みやすい、というのは変わらず。結局1日で完飲してしまいました。

まとめ。この価格帯のいわゆる自然派ワインはどっちかというと穏やかな味のものが多いように思うのですが、これはかなり力があります。個人的にはかなり好ましい方向性のワインだと思いました。もう1本買って、今度は翌日以降の変化を見てみたい気がします。

Cantera Collection Prevada 2003

Cantera Collection Prevada 2003   Cantera Collection Prevada 2003 ラベル

【名  称】 Cantera Coleccion Privada 2003
【価  格】 1,200円(税込)
【購入場所】 ヴィノスやまざき
【飲んだ日】 2008/04/30~5/1

この日の夕食はお好み焼き。昼間にもワインを飲んだのですが、やっぱり夜もワインを飲みたいということで、お好み焼きのソース・マヨネーズやダシ由来の風味に負けないものはないかなとセラーを見ると、このワインがありました。チリのコルチャグア・ヴァレー産のワインで、お店のチラシによるとCS40%、シラー35%、メルロ25%のセパージュと言うことです。チリワインでこのブレンドなら間違いなく相当しっかりしたボディ、香りと味わいがあるでしょうってことで。

抜栓してグラスに注ぎます。色は予想通りかなり濃い紫で、透明度もやはりというべきか低いです。香りは、カベルネの青っぽく尖った感じがあまりなく、むしろ濃厚だけれどもフルーティな感じが強く、この辺りは他の2品種、特にシラーの特徴が出ているように思いました。

続いてテイスティング。一口飲めばわかるその濃縮感。香り同様に濃厚な果実味が感じられます。その一方でやはりタンニンも強め。口をすぼめてしまうような渋さではないものの、舌にざらざらした感触が強く残るようです。酸もなかなかしっかりとあります。こういう感じですから余韻も比較的長く残ります。樽が効いているのか、バニラっぽい香りが余韻の中に感じられます。この辺りは「なるほどやはりなあ」という感じがしますね。で、食事との組み合わせですが、お好み焼きのソースやマヨネーズにも負けないというか、むしろこれを凌駕するくらいではないかと思いました。なかなか強烈な対戦です。そんなわけでグラスに2杯(と言っても少な目に注いでいます)で限度。ちょっと放置しておくことにします。

抜栓して2時間半くらい経過して、飲みを再開しました。今度は香りにも味にもカベルネらしさが前面に出てきた感じです。シラーはそれと交代して引っ込んでいった感じですが、メルロはカベルネのオフェンシブな風味をうまく丸める役割を果たしているようです。いずれにしろ濃縮感には変化はありません。あまり量が飲めそうにないし、これなら翌日以降に飲む方がいいだろうということで、珍しく6割程度も残して封印。

翌日の夕食はキムチ鍋。このワインならこのメニューにだって負けないでしょう、というかワインに負けない食事を考えていたらこれになりました、というのが正解です。さて1日経ってどうなったかというと、さすがに全体的に落ち着きが出ています。濃い感じはあるのですが、セパージュの各品種の良さがうまく溶け込んだ感じが出てきていることで前日のような外向的な濃さではなくなっていますね。じわ~っと旨味が口に広がってそれが長く残るような、そういう方向になっています。酸味も同様にやや落ち着いたかな。それでもなお果実味はしっかりしているので、その甘さがキムチ鍋の辛さを和らげてくれます。ただ、やっぱりこの濃い感じはキムチ鍋とはちょっと合わないかなあ。もう少しさらっとしたフルーティさを持つワインの方が良いような。まあ何にせよどちらも美味しくあっさり完食完飲でありました。

ということでかなりの濃縮感を持つワインで、こういうのはなかなかこの価格では見つからないかなという気がします。その意味で非常にコストパフォーマンスは高いでしょう。この手の濃い~ぃワインが好きな方にはよいのでは。私も濃いのは基本的に好きですので、なかなか楽しめました。というかそんな私でも押されてしまったというべきかもしれません。そのくらいの力強さがありました。

【やや番外編】旭洋酒 ソレイユ・クラシック 赤

旭洋酒 ソレイユ・クラシック 赤   旭洋酒 ソレイユ・クラシック 赤 ラベル

【名  称】 旭洋酒 ソレイユ・クラシック 赤
【価  格】 2,205円(税込) ※750ml換算で約919円
【購入場所】 坂戸屋
【飲んだ日】 2008年3月から4月の1ヶ月程度かけて

旭洋酒のソレイユ・クラシックです。飲んでみたいなと思っていたところ、お店でこれの一升瓶を見つけたので買いました。何でも最後の在庫の残りだったようです。たまたま当時、この冬の寒さに対抗すべくヴァン・ショーでも作って飲みたいという要望もありましたので、これ幸いと購入しました。何せ通常の4合瓶の場合1,260円ですので、たいへんお買得な価格と言えましょう。ちなみにラベルにもどこにもヴィンテージの記載はありませんでしたので、何年産かは不明です。

で、ヴァン・ショー用ということでもあり、最初は普通の飲み方をしなかった(正確には一口程度は飲んでみましたが)ので、最初のテイスティングコメントを書こうと思ってのチェックをしていません。ただ、いかにも日本のワインらしい優しい香り(特段目立つところはないのだけれども、何だか心地よいような親しみやすさのあるものです)と口当たりでありましたのは確かです。ヴァン・ショーも美味しかったです。

保管ですが、一升瓶のままだと保管性が悪いので、スクリューキャップの空瓶2本に移し替えたうえで保管しました。以後、ボトルを開けるまでもないけれども1、2杯飲みたいなあと言うときにこれを飲みました。というか結局その飲み方が最後まで続いてしまい、目的の一つであるヴァン・ショーは初回に飲んだきりということに(^^;(あと、何度か料理酒としても使用しましたが)。

それはともかく、あまり強いスタイルのワインではないので、抜栓後の状態の維持についてはあまりよい期待はしていなかったのですが、なかなかどうして当初の味わいをキープし続けてくれました。もともとアロマティックなワインでないだけに、香りについてもそれほどの劣化はないように思いました。さすがにそろそろ抜栓後1ヶ月というくらいになると、落ちてきたかなあという感じもありましたが、飲めないようなことはなかったです。これはいい意味で期待を裏切ってくれました。

そういえばこのワイン、以前大魔王様がペログビワイン日記にて「このワインはおはぎによく合う」ということを書いていらっしゃいましたが、私も飲んでいてそんな印象を持ちました。というのもこのワイン、とある香りが口と鼻に残るような気がしたのです。「この香りなんだろう、ちょっとハーブとかそういう感じだけれども、西洋のものじゃなくて日本的かな」とか考えていたら思い出したのが、おはぎを食べたときに感じるのと同じような香りだということ。最近おはぎなどを食べていないので断言できませんし、あるいはヨモギとかそっち系の香りなのかもしれませんが、それならそれで餡には抜群の親和性があるでしょうし、いずれにせよこのワインなら確かにおはぎ、というか和菓子の餡に合いそうですね。結局今回は試しませんでしたが・・・。