モニタリングとは。

 

 

ケアマネジメントの一過程。ケアプランに照らして状況把握を行い、現在提供されているサービスで十分であるか、あるいは不必要なサービスは提供されていないか等を観察・把握すること。 

 

 

ケアマネの仕事で、よく使われる言葉です。

 

月に1回、主に自宅へ訪問して、その方の状態を観察している形が多いです。

 

サービスの状態を判断するだけでなく、

 

また新たに、生活面での課題を発見したり、

 

把握しきれていない情報を改めて収集する形をとることもあります。

 

 

この定期的に行っているモニタリングにより、

 

ケアマネさんは、高齢者やその家族の方と、徐々に信頼関係を構築することが多いと思います。

 

 

このモニタリング訪問の中で、

 

その翌月に、このサービスを提供しますという「サービス予定表」をお渡しして、

 

サインや捺印を頂く形がほとんどなのですが、

 

雑談もなしに、固い面持ちでサインと印鑑を頂くのみの訪問では、

 

よく高齢者や家族様から言われる「はんこ屋」さんという酷評を頂くこともまた、ケアマネあるあるではあります。

 

 

顔と顔を合わせて、雑談を含めた対話を行うことが、いつの時代からも一番の信頼関係として結びつくことを、

 

このケアマネの中にある、モニタリングという業務をしていきながら常々思っております。

 

 

週末ですが、現在インフルエンザが流行しておりますので、

 

体調管理にはくれぐれもお気をつけください。

 

 

ぐりっど洛西のKでした。

①上まぶたがあがり、下まぶたの緊張が見られる。

 

相手から言われたことが図星である表情。

 

②唇が一文字に結ばれる

 

感情としては「怯え」と「怒り」が同時に表出されている。

 

 

※上記の①と②を組み合わせて、秘密を暴かれないでほしいというサインが見られる。

 

 

③目を細めて眉毛が下がり、唇をきつく結ぶ。

 

ショックであることを示している表情。

 

④左右非対称の表情

 

見ている対象に嫌悪感を抱いている。

 

 

※上記の③と④を組み合わせて、隠していた真実が暴かれたというサインが見られる。

 

 

こうした組み合わせで、メンタリズムまでとはいきませんが、人が一瞬間どのように感じたかを見る心理を一例として出しています。

 

ポールエクマンの表情観察法から起因している方法であり、

 

またこれらの表情が見られるのは、1秒もなくて、0.2秒あれば良いくらいかと存じます。

 

 

 

高齢者本人や、家族様の「したい」という気持ち、

 

介護者や支援者である専門職からの「すべき」という思考。

 

双方どちらも大切でありながら、この2つの思いはすれ違う。

 

またこの2つは衝突する。

 

 

ケアマネの仕事は、度々この2つをどう仲良くさせるかが大きなポイントだと、

 

私は考えています。

 

「したい」が強くて、その人にとっての必要性が損なわれてしまうこと。

 

「すべき」が強くて、その人にとっての生き甲斐が破壊されてしまうこと。

 

この2つが手をつなぎあって仲良く生活していけるために、

 

専門知識というものや、専門技術というものがあるのです。

 

 

どうか皆様も、この2つがとても大切な柱であることを心の片隅においてくださいませ。