高齢者本人や、家族様の「したい」という気持ち、
介護者や支援者である専門職からの「すべき」という思考。
双方どちらも大切でありながら、この2つの思いはすれ違う。
またこの2つは衝突する。
ケアマネの仕事は、度々この2つをどう仲良くさせるかが大きなポイントだと、
私は考えています。
「したい」が強くて、その人にとっての必要性が損なわれてしまうこと。
「すべき」が強くて、その人にとっての生き甲斐が破壊されてしまうこと。
この2つが手をつなぎあって仲良く生活していけるために、
専門知識というものや、専門技術というものがあるのです。
どうか皆様も、この2つがとても大切な柱であることを心の片隅においてくださいませ。