〇ノーマライゼーション

他の人と同じように権利を受けることが出来るんですよ。という考え方。

 

〇ソーシャルインクルージョン

孤立、排除されないように周りが守り(擁護し)、社会の一員として包み(インクルージョン=包括)、支え合うという考え方。

 

〇ナショナルミニマム

匡が国民に保障する最低生活水準のこと。

 

〇アドボガシー

権利の代弁、擁護。

例)失語症や認知症で自分の意見を伝えることが難しい方に、代わりに「この人はこうしたい」等の思っていることを伝える

 

〇エンパワメント・アプローチ

利用者の力を引き出し、利用する援助。

※ホントはこの方こんなことができる!ということを介護職が見つけることって結構多いです。

 

 

 

試験問題に、カタカナ用語はよく出るので、言葉の意味としてより、イメージで覚えておくと、介護現場でも活用できると思われます。

私は上記の用語、仕事中、同じ職業の方にはしばしば用いて伝えます。

○介護保険の保険者 = 市町村および特別区

○介護保険の被保険者は1号と2号とある
1号 = 65歳以上の高齢者
2号 = 40歳〜64歳の医療保険加入者
(※2号の方は、“特定16疾病”の方であることも付属して覚えておく)

○介護保険被保険者のサービス支給対象 → 要支援1か2、要介護1〜5の7段階

○今住んでる市町村と別の市町村へ引っ越したとき、14日以内に引越した先の市町村(介護保険課など)に必要書類を届ければ、そのまま今の要介護認定が継続される。(認定期日は短くなってしまうかもしれないけれど)

○介護保険サービスを利用した際のお金の負担は、個人じゃなく世帯の年間所得(年金や土地収入含め)が280万円未満ならば1割負担。280万円以上〜340万円未満ならば2割負担。340万円以上ならば3割負担。
(生活保護の場合は“介護扶助”といい、1割の負担もそれで賄われる)



ケアマネ試験も、憶えておくと便利かもしれません。

心理学者デシという方と、同じく心理学者のレッパーという方が、

 

実験により明らかにした効果を「アンダーマイニング効果」と呼びます。

 

内発的に動機づけられた行為に対して、報酬を与えるなどの外発的動機づけを行うことによって、

 

意欲が低下するという現象を指します。

 

例を挙げると、

 

好きで絵を描いた報酬としてお菓子を与えると、

 

次からお菓子がないと絵を描こうとしなくなってしまう。

 

なんてことがあります。

 

 

何でも、報酬を与えれば良いというわけではありません。

 

現代社会では、お金という報酬は確かに大切ですが、

 

これが”当たり前化”してしまうと、すべてにお金が発生してしまう世の中に向かおうとしています。

 

 

何となく、

 

すべてお金だけの外発的動機づけになってしまったら、

 

人間がロボットのように近づく感覚を持つのは私だけなのかもしれませんが…

 

「お金以外の報酬」も考える必要性があると福祉分野では考えられています。

 

 

内発的動機づけという、自身のモチベーションが薄くなると、

 

もしかしたら幸福感も今を生きる瞬間には得られることが難しいのかもしれません。