MU「今夜だけ/×/ママさんボーリング」観劇!(2012.2.4)
MU「今夜だけ/×/ママさんボーリング」観てきました@下北沢駅前劇場。
もうね。今までのMUの中でも最高にキレてて、セクシーで、くだらない(笑)凶暴さはライトになっていたものの、狂いっぷりは凄まじくていつになくリラックスして楽しめました。
今回は「人妻戯曲」と銘打っての3連作。それぞれがMUらしさ全開。では、上演順に感想を。
「×」
舞台は川縁の小屋。劇団員全員と寝て「劇団をつぶした」過去を持つ主婦の、その病的な色気が童貞中学生や彼女の夫や興信所の探偵を狂わせる。川の自然を守っているホームレスが「お前ら全員脱いで川で身体洗え」と恫喝。そのホームレスは幼女を川原でいたずらした過去があり、その罰として川を守っている。
DVDで観た初演では、佐々木なふみさん、酒巻誉洋さん、橋本恵一郎さんといった素晴らしいキャストだったので今回はどうだろうと思ったけれど、特段比べるにも至らず目の前のお話にのめりこんでしまった。中学生の「なんだこの川!」って台詞が好きで、それを聞けたときは心の中で拍手喝采。変な人が集まっているこの川、傍から見ると「なんだかなぁ」だけど、実はちょっと怖い川。
「ママさんボーリング」
主婦3人+バツイチ1人がボーリング場に集まってフェロモン店長にキャーキャー言ってる話。
くだらない(爆)最初から主婦達が「ウンチ」(運動音痴)連発。それをこっそり聞いてたフェロモン店長がなぜか興奮。演じる太田守信さんがキモいwwwwwwwwwwww(褒めてます)
それにしても脚本を書いたハセガワアユムさんは主婦をどんな目で見てるのかと(笑)でも女なんてこんなもの。アホで、そこが可愛い。
「今夜だけ」
匿名で毒を吐く、便所の落書きのようなラジオ番組「今夜だけ」にハマる妻と、嗅覚を失ってボランティアに勤しむ夫と、その弟の話。弟は引きこもりで、部屋の箪笥で大麻を育ててて。妻はその弟にキスをしてしまい、それを「事故」だと言い張っている。
なんかこの話、とっても痛い。過去の痛みを穿り返される。この感覚、やっぱり、MUだなぁ、と。彼女の葛藤や甘い疼き、それらは想像するに難くなく、弟のぬいぐるみとの擬似セックスを見るまでもなくセクシーで。MUの芝居を観てこんな感覚になれる大人な自分でよかったなと思う。
あと、蜜柑を食べるシーンのほのかな香りがよかった。あの香りも、大麻の香りも、夫には届かないんだなぁと思うと戦慄。
ということで。 やっぱりMUは凄いなぁと実感した公演でした。この脚本を書けるのはやっぱり人間力なんだろうな、と。ほんとアユムさんの脚本、大好きです。
(観た日:2012.2.4)
もうね。今までのMUの中でも最高にキレてて、セクシーで、くだらない(笑)凶暴さはライトになっていたものの、狂いっぷりは凄まじくていつになくリラックスして楽しめました。
今回は「人妻戯曲」と銘打っての3連作。それぞれがMUらしさ全開。では、上演順に感想を。
「×」
舞台は川縁の小屋。劇団員全員と寝て「劇団をつぶした」過去を持つ主婦の、その病的な色気が童貞中学生や彼女の夫や興信所の探偵を狂わせる。川の自然を守っているホームレスが「お前ら全員脱いで川で身体洗え」と恫喝。そのホームレスは幼女を川原でいたずらした過去があり、その罰として川を守っている。
DVDで観た初演では、佐々木なふみさん、酒巻誉洋さん、橋本恵一郎さんといった素晴らしいキャストだったので今回はどうだろうと思ったけれど、特段比べるにも至らず目の前のお話にのめりこんでしまった。中学生の「なんだこの川!」って台詞が好きで、それを聞けたときは心の中で拍手喝采。変な人が集まっているこの川、傍から見ると「なんだかなぁ」だけど、実はちょっと怖い川。
「ママさんボーリング」
主婦3人+バツイチ1人がボーリング場に集まってフェロモン店長にキャーキャー言ってる話。
くだらない(爆)最初から主婦達が「ウンチ」(運動音痴)連発。それをこっそり聞いてたフェロモン店長がなぜか興奮。演じる太田守信さんがキモいwwwwwwwwwwww(褒めてます)
それにしても脚本を書いたハセガワアユムさんは主婦をどんな目で見てるのかと(笑)でも女なんてこんなもの。アホで、そこが可愛い。
「今夜だけ」
匿名で毒を吐く、便所の落書きのようなラジオ番組「今夜だけ」にハマる妻と、嗅覚を失ってボランティアに勤しむ夫と、その弟の話。弟は引きこもりで、部屋の箪笥で大麻を育ててて。妻はその弟にキスをしてしまい、それを「事故」だと言い張っている。
なんかこの話、とっても痛い。過去の痛みを穿り返される。この感覚、やっぱり、MUだなぁ、と。彼女の葛藤や甘い疼き、それらは想像するに難くなく、弟のぬいぐるみとの擬似セックスを見るまでもなくセクシーで。MUの芝居を観てこんな感覚になれる大人な自分でよかったなと思う。
あと、蜜柑を食べるシーンのほのかな香りがよかった。あの香りも、大麻の香りも、夫には届かないんだなぁと思うと戦慄。
ということで。 やっぱりMUは凄いなぁと実感した公演でした。この脚本を書けるのはやっぱり人間力なんだろうな、と。ほんとアユムさんの脚本、大好きです。
(観た日:2012.2.4)
「夏葉亭一門会vol.4」♪♪(2012.1.31)
小劇場の役者さん達が落語を披露する「夏葉亭一門会」行ってきました@王子小劇場。
寄席です。私にとっての初落語です。何にも分かりません(笑) でもお初なのは役者さんも同じで。その緊張感も含めて面白い、楽しい企画でした。
ちなみに、観たのは昼の回。出演者は、
夏葉亭甘栗【known as 渡邉とかげ(クロムモリブデン)】
夏葉亭西瓜【known as 印宮伸二(劇団神馬)】
夏葉亭笹の葉【known as 左東広之(演劇集団キャラメルボックス)】
夏葉亭あやめ【known as 堀越涼(花組芝居)】
皆さんほぼ初落語で、正直、仕上がりに差がありすぎ(笑) でも、「冷や汗を楽しむのもよし」との催しなので無問題w 最前列真ん中に座って、その緊張感をも楽しめた幸せな幸せな1時間半でした。
で。
とかげさんは一番手ということで、緊張しまくり。手がすんごい震えてて可愛い(笑) 終わったあとは逃げるように退場。お疲れ様でした。
イングーさんは、力技っぽくて、落語の内容はわからないけれど その押せ押せ感が面白かったです。同じく逃げるように退場w よっぽど緊張するんだろうなぁ。
佐東さんは、2回目、かな?役者として力がある人のようで、その「演技」に見入ってしまいました。落ち着きがあってよかったなぁ、と。
で、で。
涼さん、凄い・・・。初めてとは全然思えない。枕の話の面白さ(プレイボーイの話。爆笑)枕から本題に入るときの妙な繋ぎw そして本題の「話術」の凄さ。男女4人の演じ分けの上手さはもちろんだけど、話が面白くて面白くて、客席とすごい一体感で盛り上がってました。
まあ、この凄さは観ていただければ分かるでしょう。20分位からです。演目は「風呂敷」。
http://www.ustream.tv/recorded/20126688?
しかしこの色っぽさ、人の良い懐っこさ。愛され上手な人なんだなと思います。そしてお話が進むに従ってどんどん光を帯びる目やその表情の巧みさから目が離せなくて、最初から最後まで観てるこっちはキュンキュンしまくり(笑) ああもう録画が配信されててよかった。死ぬほどリピートしまくります(笑)
(観た日:2012.1.31)
※演劇では違うけれど同じカテゴリに入れておきますー。
寄席です。私にとっての初落語です。何にも分かりません(笑) でもお初なのは役者さんも同じで。その緊張感も含めて面白い、楽しい企画でした。
ちなみに、観たのは昼の回。出演者は、
夏葉亭甘栗【known as 渡邉とかげ(クロムモリブデン)】
夏葉亭西瓜【known as 印宮伸二(劇団神馬)】
夏葉亭笹の葉【known as 左東広之(演劇集団キャラメルボックス)】
夏葉亭あやめ【known as 堀越涼(花組芝居)】
皆さんほぼ初落語で、正直、仕上がりに差がありすぎ(笑) でも、「冷や汗を楽しむのもよし」との催しなので無問題w 最前列真ん中に座って、その緊張感をも楽しめた幸せな幸せな1時間半でした。
で。
とかげさんは一番手ということで、緊張しまくり。手がすんごい震えてて可愛い(笑) 終わったあとは逃げるように退場。お疲れ様でした。
イングーさんは、力技っぽくて、落語の内容はわからないけれど その押せ押せ感が面白かったです。同じく逃げるように退場w よっぽど緊張するんだろうなぁ。
佐東さんは、2回目、かな?役者として力がある人のようで、その「演技」に見入ってしまいました。落ち着きがあってよかったなぁ、と。
で、で。
涼さん、凄い・・・。初めてとは全然思えない。枕の話の面白さ(プレイボーイの話。爆笑)枕から本題に入るときの妙な繋ぎw そして本題の「話術」の凄さ。男女4人の演じ分けの上手さはもちろんだけど、話が面白くて面白くて、客席とすごい一体感で盛り上がってました。
まあ、この凄さは観ていただければ分かるでしょう。20分位からです。演目は「風呂敷」。
http://www.ustream.tv/recorded/20126688?
しかしこの色っぽさ、人の良い懐っこさ。愛され上手な人なんだなと思います。そしてお話が進むに従ってどんどん光を帯びる目やその表情の巧みさから目が離せなくて、最初から最後まで観てるこっちはキュンキュンしまくり(笑) ああもう録画が配信されててよかった。死ぬほどリピートしまくります(笑)
(観た日:2012.1.31)
※演劇では違うけれど同じカテゴリに入れておきますー。
世田谷シルク「渡り鳥の信号待ち」観劇♪♪(2012.1.20)
世田谷シルク「渡り鳥の信号待ち」観てきました@シアタートラム。
世田谷シルクの公演は、昨年のサンモールスタジオプロデュース「NUMBERS」での短編「轟くヘヤー!!」しか観ていないのですが、そのときに物販で購入した本公演のDVD「グッバイ・マイ・ダーリン」を観て熱に浮かされたようになってしまって。早く本公演が観たい、このフェティッシュな世界観を生で体験したい、と。すごく期待してて。楽しみで楽しみで。焦がれるように指折り数えて。いつものように、二日くらい前に疲れ果ててしまいました(笑)
今回の公演は宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のアレンジなのですが、始まって少しの間は大人しめで毒の無い内容に拍子抜けをしてしまったものの、銀河鉄道に乗ったときのCAさんたちのパフォーマンスあたりからどんどん素敵になっていって、 「轟くヘヤー!!」や「グッバイ・マイ・ダーリン」をはるかに超えた、多角的で芸術的な演出の魅力にすっかり参ってしまいました。
CAさんの衣装が、すっごく可愛いのです。青いセパレートのミニスカートスーツで、資生堂協賛のアヴァンギャルドなメイクをしていて。10人くらいその衣装を着たスタイル抜群の踊り子さんたちや役者さんたち皆でダンスを繰り広げるのだけど、この振付がまた可愛い可愛い。少女時代にだって負けない。セクシーでキュートで。DVD出たら絶対買う!(笑)
思ったのは、女性を褒めるときに使う言葉・・・「きれいだね」とか「可愛いね」とか。優しいね、包容力があるね、色っぽいね、儚いね、繊細だね。愛嬌があるね、かっこいいね、男前だね等々。それらの褒め言葉を全部、今回の舞台に捧げたい。それほどに素敵な舞台でした。ずっとずっと楽しくて、この時間が永遠に終わらなければいいと思いました。
素敵です、演出の堀川炎さん。役者としても前面に出てるし、踊る踊る。振り付けもしてる。彼女の頭のなかにはまだまだ沢山のアイデアや、いたずら心や素敵な企みが詰まってるんだろうな、と。この公演の初演で、世田谷区芸術アワード“飛翔”受賞。 今回は北海道・京都ツアー。
きっとこの人は、演劇界でずっと活躍するんだろうなと容易に思えて。こんなに繊細かつ大胆で魅力的な演出は観たことがなくて。きっと炎さんの演出を素敵だと思える背景には、「何を美しいと思うか」という感覚が似ているの部分が大きいのだと思う。選曲もすごく私好み。
あと、美術も幻想的でとても素敵でした。星降る銀河を思わせる頭上。木の椅子。それを用いたパフォーマンスも芸術的で美しく。心が温かくなりました。
世田谷シルク。これからもずっと観たいと思える劇団がまた増えました。次の公演が待ち遠しいです。
(観た日:2012.1.20)
世田谷シルクの公演は、昨年のサンモールスタジオプロデュース「NUMBERS」での短編「轟くヘヤー!!」しか観ていないのですが、そのときに物販で購入した本公演のDVD「グッバイ・マイ・ダーリン」を観て熱に浮かされたようになってしまって。早く本公演が観たい、このフェティッシュな世界観を生で体験したい、と。すごく期待してて。楽しみで楽しみで。焦がれるように指折り数えて。いつものように、二日くらい前に疲れ果ててしまいました(笑)
今回の公演は宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のアレンジなのですが、始まって少しの間は大人しめで毒の無い内容に拍子抜けをしてしまったものの、銀河鉄道に乗ったときのCAさんたちのパフォーマンスあたりからどんどん素敵になっていって、 「轟くヘヤー!!」や「グッバイ・マイ・ダーリン」をはるかに超えた、多角的で芸術的な演出の魅力にすっかり参ってしまいました。
CAさんの衣装が、すっごく可愛いのです。青いセパレートのミニスカートスーツで、資生堂協賛のアヴァンギャルドなメイクをしていて。10人くらいその衣装を着たスタイル抜群の踊り子さんたちや役者さんたち皆でダンスを繰り広げるのだけど、この振付がまた可愛い可愛い。少女時代にだって負けない。セクシーでキュートで。DVD出たら絶対買う!(笑)
思ったのは、女性を褒めるときに使う言葉・・・「きれいだね」とか「可愛いね」とか。優しいね、包容力があるね、色っぽいね、儚いね、繊細だね。愛嬌があるね、かっこいいね、男前だね等々。それらの褒め言葉を全部、今回の舞台に捧げたい。それほどに素敵な舞台でした。ずっとずっと楽しくて、この時間が永遠に終わらなければいいと思いました。
素敵です、演出の堀川炎さん。役者としても前面に出てるし、踊る踊る。振り付けもしてる。彼女の頭のなかにはまだまだ沢山のアイデアや、いたずら心や素敵な企みが詰まってるんだろうな、と。この公演の初演で、世田谷区芸術アワード“飛翔”受賞。 今回は北海道・京都ツアー。
きっとこの人は、演劇界でずっと活躍するんだろうなと容易に思えて。こんなに繊細かつ大胆で魅力的な演出は観たことがなくて。きっと炎さんの演出を素敵だと思える背景には、「何を美しいと思うか」という感覚が似ているの部分が大きいのだと思う。選曲もすごく私好み。
あと、美術も幻想的でとても素敵でした。星降る銀河を思わせる頭上。木の椅子。それを用いたパフォーマンスも芸術的で美しく。心が温かくなりました。
世田谷シルク。これからもずっと観たいと思える劇団がまた増えました。次の公演が待ち遠しいです。
(観た日:2012.1.20)