脱走防止柵の前に、自己紹介をさせて下さい。
私はある自動車メーカーの研究所でテストドライバーをしていました。
ですから、物の動きや構造、強度などに明るい。逃げた猫を保護した日に図面を描き、翌日に脱走防止柵を作りました。「脱走して命を短くする猫を減らしたい」と公開する事にしました。
テストドライバーの経験を生かし、2012年から「静電気が自動車の部品の作動に悪影響を及ぼしている」のに気付き、友人と研究を進めていました。
車やバイクの各部で発生している静電気を取る（除電）すると、動きが良くなりスムーズに動く。その結果、走行性能が向上する。
試作品を作り、走行テストを続けていました。マフラー、サスペンション、エンジン、吸気等でも効果があり、それが体感として分かる。逆を言えばその位、静電気が各部品の動きを悪くしているという事です。
静電気も電気なので金属等の導体は流れますが、ゴムやプラスチック等の導電性の低い（絶縁体）は流れる事が出来ずに溜まる。これを帯電と言います。
よくある勘違いが「ゴムやプラスチックは電気が流れないのだから帯電するというのはおかしい」というものです。
それでもう一つ書いているトライスターズテックのブログでその誤解を解く記事を書いています。
友人の中には「静電気なんて性能と関係ない」という人も多かった。
試しもせずに頭から否定されました。でも、自分の経験からして間違いなく効果はある。否定的な人は置いておいて、研究を進めました。
そして、ネジ・ボルト形状と特殊金属から放電させる事で静電気を除去する特許を2014年に取得しました。
その少し後、トヨタ自動車がフロントバンパーの裏側にアルミ箔を貼って、そこから放電させるという徐電の特許を取得したというニュースが流れ「トヨタも同じ事を考えていたのか！」と驚きました。
その後、トヨタの特許文献を調べると、除電の特許を取得している場所が、我々が施工していた場所と多くが一致していたのです。
ここで重要なのが、特許出願・取得の時期です。どちらもトヨタより先で、これは独自の発明だという証です。
その様な流れがあり、車やバイクが走行する為の一番基本の部品、タイヤを除電する「マジ軽ナット」というパーツを販売しています。
近年、何でも値上げですが、タイヤを除電すると転がり抵抗が低減して今までより少ない力で回転する、それが体感で分かるのです。おまけにタイヤの摩耗が減るので長持ちします。
性能が良くなるだけではなく、省エネ・コストダウンも両立「動きを邪魔している静電気を取る」、徐電ならではの嬉しい効果です。
タイヤから始まり様々な場所を除電すると、作動効率が改善する。これはエンジンベンチテスターで性能試験をして確認されています。
除電技術にご興味がありましたら、もう一つの仕事のブログも読んで頂けましたら幸いです。
マジ軽ナットの除電技術は、Hondaエコマイレッジチャレンジ（省燃費）レース、工業高校の授業やタクシー会社でも採用されている技術です。
車に詳しい方なら、この数値を見るとのけぞって驚きます。
しかも車は新車ではありません。
2002年式の日産 バネットバン 走行169,000km 点火はディストリビューター方式です。
この車の場合、CO（一酸化炭素）は4％まで、HC（炭化水素）は1,200ppmまでならば車検に合格します。
2025年の車検ではHCをゼロにするべく頑張っています。
それでは、脱走防止柵の記事をどうぞ。
その防止柵、好評につき
どんなに懐いた猫でも、猫は常に脱走を狙っています
このブログの中でも好評なのが、脱走防止柵。そのシリーズの中でも一番人気があるのが、玄関の脱走防止扉です。
原因のトップが玄関のドアとベランダなどの窓。
いづれも、開けた時にスッと出てしまう、少し開けておいた隙に逃げてしまった、子供の友達がいきなり開けたら、驚いて飛び出した。
全て、飼い主の気の緩みが原因です
猫が脱走するのではない、飼い主が脱走させているのです
また、「譲渡したばかりの猫を猫を逃がしてしまった」と連絡がありました。ホント、嫌になります。譲渡の際には口酸っぱく注意しています。
自ら捜さずに逃げた猫を保護出来る確率は、自分で戻って来たのも含めて、1割はないと思います。
悔やむ位なら、最初からやるべきことをやって下さい。
大変な苦労をして譲渡会などを経て、やっと里親に繋げて,お渡ししてから2週間以内の脱走がほぼ9割位だと思います。
つまり、最初はボランティアに言われたから注意を守っているものの、1週間もすると「慣れて来たから大丈夫」となり、玄関をいきなり開ける、窓を開けたまま洗濯物を干すという事を何度か繰り返しているはずです。
猫はそれを見ていて、屋外に興味を持つ。「前も大丈夫だったから…」と気を緩めた飼い主が、隙を見せた瞬間に脱走させてしまう。
車の免許を取った当初は慣れていないから注意するが、一年も経ったら慣れて来て気が緩み、事故を起こす確率が高くなるのと同じだと思います。
このところでは、ざっと16～18匹に1匹位の割合で里親が猫を逃がしています。つまり、しょっちゅうある事件です。自覚して下さい
猫を飼っている知人がいたら、この危険性を是非伝えて下さい。
前置きが長くなりましたが、少しでも脱走猫を減らすために、作り方の解説をします。
ディアウォールには左右非対称のR(レギュラー)とS(シンプル)があります。Rタイプを使う場合は、柱と壁の隙間が狭くなる方を使いましょう。隙間が大きいと、前足を突っ込んで怪我をする可能性もあります。
①まず図面が必要です。柵を設置する場所の幅・高さ・形状を描き、扉を開ける方向で障害物はないか、利便性も考慮します。縦の柱、横の柱を何本にするか、それによって棚受け（L字補強材）の個数も変わります。私は仮設の予定だったので、L金具を使いましたが、ディアウォールの棚受けは見た目がおしゃれです。図面を基に材料と道具を揃えます。
必要な道具は
ノコギリ・金尺・メジャー・水平器・木ネジ（大・小）・ドライバー等
②最大幅で扉が付くように柱を立てます。柱は強度上、2×4必須です。
曲がりが少ない2×4材を選びます。天井と床の寸法-45mmで切ります。水平器を使って垂直に取り付けます。
③ディアウォールの床と天井に一番近い部分に横に2×4材を渡します。柱を立ててから測って下さいね、机上の寸法とは違う筈です。
水平器を使って位置を出し、棚受けを付け、ネジ止めします。これで、大きな長方形が出来上がります。棚受けの金具が目立つという人は、オプションでプラ製の余り目立たないものがあります。
素人が作るには、各寸法は原寸合わせで行います。
猫を飼うなら”完全な脱走防止対策の100％の普及”が必要です。
もちろん、ハード面だけではなく、家族の意識の共有。ハードと家族の意識は両輪です
ご協力のお願い
当ブログを読んで下さればお分かり頂けると思いますが、私のボランティアのスタンスは、猫の数を増やさないように、地域住民を敵に回さないようにして、里親に繋げられる猫は譲渡する。
そして、家庭も守りつつ、身の丈に合った活動をしています。
もう一つは、猫のボランティアの多くの人が苦手なモノ作りや機械の知識も生かして、脱走防止柵、猫ハウス、エサボックスの作り方も紹介しています。
保護活動をしていると、どうしても厳しい状態の猫を保護する場面があります。私自身も猫エイズ、白血病、そして、車にはねられたと思われる両後ろ足を骨折した仔猫を保護した事があります。
私の長年の親友の一家も猫の保護活動をしているのですが、大変な状態の猫を保護しました。足の奇形と内臓疾患を患っています。
すでに自腹で多額の治療費を支払いながら治療を進めています。
その家族が治療費の一部を支援して頂くクラウドファンディングをしています。嬉しい事に目標額はクリアしましたが、今後も治療が必要と思われます。
正直、クラウドファンディングをするボランティアには怪しい物もありますが、この家族はきちんとした活動をしています。
このようなブログを書いている私の、信頼出来る一家ですのでクラウドファンディングの内容をご覧頂き、納得されるようでしたら少額で構いませんので、是非ともご協力をお願い致します。
また、SNS等で拡散して下さるだけでも結構ですので、ご協力をお願い致します。
