猫の脱走防止柵をDIYで作った 1/7 解説編その2 | greensonicの迷子猫探し・保護までのブログ  脱走防止柵の作り方 保護活動など

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猫を迷子にして、97日目に無事保護するまでの実体験やノウハウ。その他、脱走防止柵作りや保護活動、猫のこと。ときどき安全保障。

大切なのは、垂直、水平、原寸合わせ

 

どんなに懐いた猫でも、猫は常に脱走を狙っていますビックリマーク

その1で、大きな四角形の枠が出来ました。

図面を確認しながら進めます。ウチの玄関のように幅が広ければ、扉を付けるための柱も必要となります。左右の柱同様に垂直に棚受けで固定します。

④扉の上側の2×4材を渡し、水平器を使い棚受けで固定。これで、扉の大きさが決まります。

⑤四角の寸法を測ります。それに合わせて2×2材を切り、嵌め込み調整をします。2×4では重くて下がってしまうので、あえて2×2材にしました。上下を間違わないように。

⑥扉の枠だけでは強度が足りません。鍵も付ける必要があるので、必要に応じて1~3本の横の補強も取り付けます。変形防止のため、外枠の四角形に嵌め込んだ状態で付けます。

⑦扉の開く方向を考えて丁番を付けます。重量に見合った物を必ず使って下さいね。これで、木材関係は終わりです。

⑧私が使ったトリカルネットの固定法です。強度は十分ですが、テニスボールをぶつけても、外れない強度が必要ですから、リテーナー方式で固定しました。建材コーナーにあったL字型のプラスチックです。長さは2m位の物。

トリカルネットの厚みと、Lの幅の薄い方がほぼ同じ物を使いました。テープで位置決めをしながら、なるべく柱と平行にしながら、ネジで固定します。Lの下にネットが潜り込む形で固定出来ます。

アルミニウム製で同じ物があれば、より強靭になります。変形も少なくなります。

ネジはバランス良く上下左右同じ位置に打ちます。強く締めすぎると割れるので注意。天井や床との隙間も同様にします。脱走と怪我防止にもなりますから、必ず塞いで下さいね。

その1の写真のように、床側のディアウォールのすぐ上に2X4材を渡し、脱走防止でトリカルネットも張ったのですが、仔猫を保護して家猫修行をしていたら、勢い余ってトリカルネットがあるのにくぐり抜けて、玄関に出てしまいました。あわてて、在庫の木材を2X4材の下に木ネジで固定しました。

「ここまでやればまず、大丈夫」ではいけないと痛感しました。

⑨扉を開けやすいように、取手を付けます。安い物で構いません。

⑨多くの人が困る鍵ですが、使い勝手を考えて”両側からロック/解除出来る”物に変更しました。

プロなら市販のドアノブを付けるのでしょうが、簡単で安い物です。

扉内側からドリルで柱まで穴を貫通させて、シャフトをスライドさせるだけです。木製の丸棒に穴を開け、シャフトのガイドとしました。材料費は合わせて300円位だと思います。

緑色方向にスライドします。赤い矢印のツマミはシャフトに固定してあり、これを動かして、ロック/解除します。

これなら両側から指一本で動かせます。目で見て、ロックしてあるかどうかが一目瞭然、安くて確実な鍵です。

                    猫しっぽ猫からだ猫あたま

猫を逃がすととても大きなコストがかかります。それでも、見つかる保証はありません。ウチの場合、3か月に及ぶ、大変な精神的・肉体的負担に加え、ペット探偵も含めて、おおよそ20数万円の費用がかかったと思います。

素人が捜して保護出来る割合は、自ら戻ったものを含めても多分1割以下でしょう。何故かはてなマーク

余りに大変で、ほとんどの飼い主が2~3週間で諦めるからです。

テレビで取り上げられるように「ペット探偵」に頼めば、必ず見つかる訳でもありません。あれは、一例ですからね、保護出来た場合の…。

そのへんは、このブログの”迷子猫捜しシリーズ”を読んで下さい。

どれだけの行動をしたかが分かると思います。

僅か数万円で出来る脱走防止対策なら、安いものです。大人ならどちらがコストパフォーマンスが良いか分かる筈です。

「そんなことしなくたって、ウチの子は逃げない」と思っているあなた。あなたが、脱走させる飼い主予備軍ですよ!!

 

ご協力のお願い

当ブログを読んで下さればお分かり頂けると思いますが、私の猫のボランティアは、エサを与えるだけではありません。

地域猫の現状に合わせて環境も整えつつ修正もしています。

得意なモノ作りを生かして、脱走防止柵、猫ハウス、エサボックスの作り方も当ブログでは紹介しています。

保護活動をしていると、どうしても厳しい状態の猫を保護する場面があります。私自身も猫エイズ、白血病、そして、車にはねられたと思われる両後ろ足を骨折した仔猫を保護した事があります。

私の長年の親友の一家も猫の保護活動をしていて、大変な状態の猫を保護しました。足の奇形と内臓疾患を患っています。

すでに自腹で多額の治療費を支払いながら治療を進めています。

その一家が治療費の一部を支援して頂くクラウドファンディングをしています。

嬉しい事に目標額は達成出来ましたが、今後も継続的に治療が必要と思われます。

このようなブログを書いている私と長年の付き合いがある、信頼出来る一家ですので、クラウドファンディングの内容をご確認頂き、援助してあげたいと思われましたら少額で構いませんので、是非ともご協力をお願い致します。

また、SNS等で拡散して下さるだけでも結構ですので、ご協力をお願い致します。