母の日終わる
花屋にとって、母の日は一番のかきいれどき。
気合の入る日だ。
私は、今年、街の大手デパートの中にある花屋に数日間ヘルプに行った。
すさまじい忙しさだった。
「お腹減った~。お昼にしましょうか?」と言うのは夜8時。
それまで、飲まず食わずで労働する。
閉店後も夜11時まで、翌日のためのバスケットセットを作る。
どんなに頑張っても手が足りない。
自分が千手観音だったらば、どんなに助かるだろうと、何度思ったことか。
しかし、母の日は、なぜ5月の第二日曜日になったのだろう。
花屋の閑散期、8月に母の日をもってくれば、売り上げも上がり、とても良いのに。
花屋あがりの政治家を選出し、そんな法案を出してくれれば多くの花屋が助かるのでは
ないのだろうか。
そんなこんなで働いているうちに、庭のケマン草の花が終わってしまった。
写真を撮っておいて良かった。
道楽者の道
斑入りのヤマブキが咲いた。
昨年、斑入りのヤマブキを見つけて、購入し、さて、今年はきれいな斑が
出てくれるのだろうかと心配していたのだが、今年も、きっちりと斑が入っている。
しかも、このヤマブキ、花が一重。
ヤマブキの花は、一重が良い!と思う。
しかし、園芸好きというものは、在来種の斑入りだ、花色がどうだ
咲き方がどうだと言っちゃ、狂喜乱舞し、昨年に比べ成長がどうのこうのと、
園芸仲間とうんちくを述べ合ってしまう。
近頃、こういう自分を道楽者と呼ぶことにしている。
趣味というより、「道楽で園芸を・・・」と言う方が、楽しげで良いし、
多くのことを許される気がする。
しかも、道楽も極めれば、道になるのだ!
ペルシカリア・レッドドラゴン
数年前、ペルシカリア・レッドドラゴンが、勤めている園芸店に入荷したとき、しばし呆然とした。
不気味な柄、色、形。
夏のキャンプ場の蛍光灯のまわりにいる蛾のように気味が悪い。
こんなの売れるわけがないと思った。
案の定売れなかった。
売れなくても世話はしなければならないので、水をやったり汚い葉をとったりしていた。
そのうちに、この蛾に愛情のようなものがわいてきた。
そして、この蛾を我がものにせずにはいられないほど愛してしまった。
蛾を愛してしまった私は、どんどんと、偏狭的な愛を深めていった。
グロイ形状の葉や花、葉緑素など持っていそうもない葉色をした植物をどんどんと
買い求めしていき、今、私の庭はキモイ植物コレクションになりつつあるように感じる。
それも全て、蛾を愛してしまったことからはじまったのだ。















