弾発股とは、股関節の周辺にある腱や筋などが、骨の出っ張った部分などに引っかかり弾かれる際に音が生じる症状です。
症状が初期のうちは、音や引っかかり感があるだけで痛みは無いことが多いです。
骨と腱が繰り返しこすれることで、引っかかっている部分が炎症を起こすと、痛みが起こります。
▲症状として
- 歩きはじめ、立ち上がる時や座る時など、股関節を動かすと、ポキポキッ コツン ゴリゴリと鳴る
- 股関節が外れるような感覚がある。
- 股関節の可動域が狭い。
- 股関節を大きく動かすと痛む。
などなど
弾発股は、大腿骨（太ももの骨）の外側の部分と靭帯との間で引っかかりがあり、そこで炎症を起こすことで股関節痛を生じます。
股関節が動くときに、その引っかかりから、コツンとかポキポキッとかいう音を発するため、弾発股はバネ股とも呼ばれることがあります。
股関節部が運動することで生じるコツンとかポキポキッとかいう音や、バネのように腱や筋が骨に引っかかる現象を弾発現象と言います。
この弾発現象が股関節部で生じるので弾発股と呼ばれます。
弾発股は、比較的若い女性に出やすい症状とも言われ、股関節部に炎症がある間は、激痛を伴う疾患です。
弾発股には、股関節のどの部分で引っかかりがあるかで、３種類に分けられます。
【股関節の外側から音がするタイプ】
腸脛靱帯が大腿骨の大転子に引っかかって音がします。
股関節が外側上部にずれている人（お尻が大きい人）に多く発症します。
【鼡径部（足の付け根 前側）から音がするタイプ】
腸腰筋の腱が大腿骨骨頭上に引っかかって音がします。
【股関節内部から音がするタイプ】
激しいスポーツなどで股関節を使いすぎて、軟骨が磨り減っていたり、変形性股関節症の人に多く、股関節の内部でガリガリと音がします。
■主な原因は、
- 股関節の歪み
- 激しいスポーツなど
- 運動不足で筋力が弱い
- 先天性股関節脱臼、先天性臼蓋不全など
- 変形性股関節症
- 日常生活であぐら座りを良くする。
- ヨガやストレッチをする時、無理に開脚をする。
- ダンス、バレエ、サッカーや空手などの脚を蹴り出す動作をする。
股関節や骨盤、筋肉が正常な状態の時は、弾発股になることは無いのですから、股関節や骨盤のゆがみ（異常な傾き）を取ることが大切です。
骨盤に異常な傾きがあったり、歪みがあると、股関節まわりの筋肉が過緊張したり、緩みすぎたりして、弾発股の原因になります。
また、猫背やストレートネックの人も要注意！
長年の姿勢（体癖）が原因であることがほとんどなので、体のゆがみを取り、正しい姿勢に矯正することが大切です。
ぐりーんすてあーず
整体院
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