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猫の島調査報告書

月夜にささやかな酒宴 ことのは積み上げ十年目

「パイオニアたちを支えた人形浄瑠璃」/仁木勝治、佐藤満俊/文化書房博文社。

文楽は人形浄瑠璃であるが、
人形浄瑠璃と一口に言っても、必ずしも文楽だけではないという、言葉の前提をご承知おきくだされい。

この本は、淡路・阿波徳島からの入植にともなって起きた、開拓期の北海道における人形浄瑠璃の座の発生と盛衰にスポットを当てた本である。
有栖川有栖のサイン本を、無事(?)祖父に手渡しする。

その後、鮎川哲也から土屋隆夫の話になり、「盲目の鴉」が好きだというところを盲目の百舌と間違えた。
百舌ちゃうから! それは逢坂剛だから! 混ぜるな危険。

それにしても世間は狭いもので、
まったく関係ないはずの集まりで同じマンションの住人がいたり、同業者がいたり、同じ大学の卒業生がいたり(これは珍しくないか)した1日を過ごしてしまうと、本読みの趣味の合致など些細なことでしかないと思う。


鮎川哲也をホームに有栖川有栖に行き着く祖父と、
久生十蘭とエラリー・クイーンをホームに有栖川有栖に出逢ってしまった硲の、
歩む道がたまに交差するのは仕方がないとすら言える。

「これ面白いんだけど」と「月光ゲーム」を差し出された15年前の驚きは今以て笑えるほど。
じいちゃん、その本は、僕がその作者の全作品を追おうと直感的に決めた理由の本です。


 




最近何故かビール好き。
今日はAsahiのスーパードライ。飲んでるって事実が楽しいから少なめ350mlのみw。

ほろ酔い気分を理由につらつら更新し続ける。
(いつもと何が違うのか)


レイ・ブラッドベリは「何かが道をやってくる」が大好きだ。
夜中のサーカスという秘密のお楽しみ感、浮遊感、妖しさ満点の団員、13才という少年期の始めの何でも出来そうな感覚、草原の空莫とした様。
そう、感覚にダイレクトに来る小説なのかもしれない。

そして何故だか、老いた図書館員である父親に感情移入して読むのである。
その読みは、大部分の読者にとって間違っているのだろうが(普通は、特に小中高生は少年達のほうに心が寄ると思う)、初読の高校生の頃から硲にとっては主人公は父でしかなく、哀切でざわめく心地好い物語として折にふれ再び手に取りたくなる一冊だ。

と言うわけで、
同作者の割合「何かが~」に似ている雰囲気の「10月はたそがれの国」が話題に上がるのは非常に願ったり叶ったりなのである。

不勉強ながらフレドリック・ブラウンは(自覚的には)未読なのだが、これを機にSF苦手だからと食わず嫌いせずに、その世界に逢いに行くと誓う。




■今日のくらり




会場に有った等身大(?)パネルが可愛すぎた!

もうなんかトトロみたいに、
大くらり(パネルサイズ、全長約80cm)、
中くらり(ブログ登場サイズ、約20~30cm)、
小くらり(栞サイズ、約5cm)が、各サイズ無限増殖すればいいと思う。

有栖川有栖が大阪圭吉を激推ししていて、心の中で赤ベコのように首を縦に振る。
「とむらい機関車」と「銀座幽霊」の2冊しか無いから、美味しいお酒を飲むように、こう少しずつ味わいたい訳ですよ。
(一気飲みならぬ一気読みしてしまうこと屡々ではあるが)


読みたいものが増えて、勉強不足が解って、人の優しさに甘えさせて戴いて、更に某T様をガン見しまくって(大変失礼)。
心地いい言葉が耳に流れてくるなか、本読みとしてどう生きていくのかとか益体も無いことも考えつつ過ごした。


多分明日、
「薔薇荘殺人事件」のために「五つの時計」を買うと思う。。。光文社文庫版有るのに。



寒いのから一転して滝汗がぁぁああああ。
お腹痛いなう。

鳩居堂近辺で汗ダラダラでデカい鞄持って彷徨っている不審者がいたら、それが硲です。
取り敢えず本を引取りに。