葬儀社限定のマル秘展示会!?
この季節になると浅草界隈で開かれる、とある展示会があります。
展示会はいろいろあれど、入場できるのは葬儀関係者のみという限定条件付き。
一歩足を踏み入れると、そこは別世界。
木彫りの菩薩様をはじめ、極楽浄土を表現した彫刻、きらびやかな螺鈿の祭壇など普段はなかなか見ることができないものばかり。
こうした異空間で同時に 葬儀社さん向けの勉強会が行われ、今年も講師として参加させていただきました。
時代の流れとともにお葬式の規模も「家族中心型」に移行。
それに伴い、葬儀社は前にもまして、きめ細かい説明スキル、的確な表現力が求められるようになってきました。
家族葬と密葬の違いとは?家族葬のデメリットもきちんと伝えられるか?
神式のお葬式にて「玉ぐし拝礼」をご理解頂けるよう、かつ手短にレクチャーができるか?
…などなど、参加された皆さんと一緒に考えながら、アッという間に異空間(!)での時間は過ぎていきました。
秋田でも葬祭大辞典
秋田の大手地元新聞社『秋田魁新報』から、特集ページの監修依頼がありました。
特集タイトルは、『もしものとき知っておきたい葬祭大辞典』。
関東と違い、秋田では荼毘に伏されてから通夜法要、葬儀・告別式が行われるのが一般的。
お葬式の流れや慣習は日本各地域により特徴があり、世界的に見ても日本のお葬式文化はたいへんユニーク。
機会があれば、このブログでも紹介したいと思います。
さて、今回の監修の内容は、お葬式の流れ、もしも…のためのチェックリスト、お葬式費用総まとめ、お墓の話、弔問マナーなどなど盛りだくさん。
紙面には秋田の地元葬儀社も数多く広告を掲載されていましたが、中でも目を引いたのは、秋田大仙市にある「花王堂」のこのコピー……
『食べ物は買う時に試食ができる。洋服は買う時に試着ができる。だけどお葬式は試す事ができません。だからこそいざという時の準備が必要です』
今回の特集記事のテーマにぴったりの説得力のあるコピーには思わず、うなってしまいました。
まさに御意!
森繁久彌さん 本葬
11月20日。
前日の冷たい大雨とうってかわり、雲ひとつない澄みわたった青空。
96歳で人生の幕を降ろされた日本を代表する俳優、森繁久彌さんの本葬が 東京 青山葬儀所にて行われ、この日、光栄にも司会進行のお手伝いをさせていただきました。
開式前、空を見上げながら関係者がこんなことをおっしゃっていました。
『森繁先生が撮影現場においでになると例え嵐でも天気になる…究極の晴れ男。先生はやっぱり凄いなぁ』。
本葬には政財界、各界の著名人、ファンの方々など1500名様が集い、最後のお別れをしました。
打ち合わせをさせて頂いたお控え室には、お孫さん手作りの追悼写真パネルが。お孫さんやひ孫さんに囲まれたアルバムの中で笑みをたたえたお顔は、どこにでもいる一人のおじいちゃんでした。
名曲『しれとこ旅情』とともに、森繁久彌さんの ご遺骨はご家族に抱かれ、ご帰邸されましたが、不思議なことに 青山葬儀所をご出発された直後、青空が少し曇りはじめました。
偶然とは思えない、その瞬間に私は天を仰ぎ改めて合掌をさせていただきました。










