上原正三先生がお亡くなりになった。
幼い頃、強烈に記憶に焼き付けられた『ウルトラセブン』や『怪奇大作戦』のエピソードの多くが、先生の書かれた作品だった。
のちに脚本家としてデビューした時には、円谷出身の大先輩としてさまざまな助言をくださり、沖縄料理にさそって物書きとしてのスタートを、精悍な笑顔と温かい声でお祝いしてくださった。
小説家として仕事を始めた時には、第一声から「二刀流で頑張りなさい」と励ましてくださった。
上原先生、本当にありがとうございました。
上原正三先生がお亡くなりになった。
幼い頃、強烈に記憶に焼き付けられた『ウルトラセブン』や『怪奇大作戦』のエピソードの多くが、先生の書かれた作品だった。
のちに脚本家としてデビューした時には、円谷出身の大先輩としてさまざまな助言をくださり、沖縄料理にさそって物書きとしてのスタートを、精悍な笑顔と温かい声でお祝いしてくださった。
小説家として仕事を始めた時には、第一声から「二刀流で頑張りなさい」と励ましてくださった。
上原先生、本当にありがとうございました。
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
今年は、1月から新作小説の連載がスタートします。
『彼らは世界にはなればなれに立っている』
第1回は1月10日配信の電子小説誌「カドブンノベル」2月号です。
これまでのシリーズとは趣のちがう小説で、
舞台は〈始まりの町〉と呼ばれる、どこにもない町。一人の男が帰郷し、少年の頃に起きた事件を回想するところから物語は始まります。
山の稜線で風力発電のプロペラがまわり、窓から足踏みミシンの音が聞こえ、揚げ菓子と石の塔と映画館のある町。そこで、いったい何が起こったのか――。
四人の人物が語る四つの事件。その向こうに、全体をつらぬくひとつの〈町の物語〉が見えてくる。そんな小説になれば、と思っています。
ぜひお楽しみに。
カドブンノベルのサイトは→こちら。
配信が始まると、「序章」の試し読みもできるそうです。
また、朝日新聞デジタルの読書サイト「好書好日」から、新連載開始にあたってのインタビューを受けました。新作のモチーフなどをお話ししています。こちらは1月11日あたりにアップされる予定です。詳細が決まりましたら、ブログ等でお知らせいたします。
脚本のほうは、現在放映中の相棒season18の脚本を1話、担当する予定です。久しぶりの1時間もの。実は今まさに執筆中で、お正月三が日も、もはや楽しく仕事に励む予定です。放映日等、詳細が決まりましたら、こちらもブログ等で告知いたします。ご期待くださいませ。
本年が皆様に幸多き年になりますようお祈り申し上げます。
2020年元日
昨日、『天上の葦』3刷が決まりました。発売から一ヶ月足らずでの二度の重版、手を伸ばしてくださったみなさん、熱い感想をお寄せくださったみなさん、ありがとうございます。
新年1月10日開始の新連載小説『彼らは世界にはなればなれに立っている』(カドブンノベルにて)について、先日、インタビューを受けました。掲載日が決まりましたら、このブログでもお知らせいたしますので、よろしければご覧になってみてください。
今年もあと11日。どうぞ良い年の瀬をお過ごし下さい。
ニュースで知り、愕然。 これまで何度かムック本のベスト10などに参加させていただき、先月発売の『天上の葦』文庫版でも町山智浩さんに素晴らしい解説を書いていただいて、感激していたところだったのに。突然のことで『映画秘宝』の一読者ファンとしても悄然としています。いつまでもそこにあると思っていた灯台が消えてしまったようです。
しかし、薄暗いかつての映画館の猥雑さと熱気に満ちた、あの愛すべき『映画秘宝』は、きっといつの日か新たな姿で復活すると信じています。いつまでも待っています。
『天上の葦』文庫版の重版が決まりました。町の書店で手を伸ばしてくださったみなさん、ネット書店で注文してくださったみなさん、ありがとうございます。
現在、1月からカドブンノベルで連載開始の新作小説『彼らは世界にはなればなれに立っている』の執筆や、まだ発表できない諸々とがっつり取り組み、取り組まれ、やや仕事漬けです。気がつくと、いつのまにか12月。驚愕しました。
師走とはいへど案外ある余裕 稲畑汀子
こんな年の瀬を一度は過ごしてみたいですが、現実は厳しく……。
本日放送のTBSラジオ『たまむすび』、15時からの町山智浩さんの「アメリカ流れ者」コーナーで、、『天上の葦』文庫本プレゼントのお知らせをしてくださるそうです。町山さんには、文庫本に素敵な解説を書いていただきました。チャンスですので、お聞き逃しなく。
11月21日より拙著『天上の葦』が文庫になって書店に並んでいます。
それにあわせて、いろいろな書店の方が店頭でコーナーをつくってくださったり、おすすめ本として取り上げて下さっています。
高知のTSUTAYA中万々店さん。
中央には、こんなのまで作ってくださっていて、感動!
(手の方が作ってくださったのですね。ありがとうございます)
それから、こちらも高知のTSUTAYA土佐道路店さん。
札幌の文教堂北野店さんはフリペで取り上げて下さっています。
書店員のみなさま、本当にありがとうございます。
本に寄り添って日々を送っていらっしゃるみなさんの声に、とても励まされています。
読者のみなさま、
鑓水シリーズ既刊3冊が文庫でそろいました。
未読の方はこの機会にぜひ。
お待たせしました。まもなく『天上の葦』が文庫になって書店に並びます。発売日は11月21日。
アマゾンなどネット書店での予約も始まっています。
(※前回のお知らせより少し早くなり、21日になりました)
単行本2刷以降の修正もあわせて少し加筆しています。読みやすく、かつ持ち運びやすいサイズになりました。既読の方も、未読の方も、ぜひ書店でお手にとってみてください。
また、文庫化にあたって、町山智浩さんが解説を書いてくださいました。こちらもぜひお楽しみに。
もうひとつ、お知らせです。
新作の小説、諸々あって遅くなりましたが、確定しました。
2020年1月10日配信。
電子小説誌「カドブンノベル」2月号(角川書店)にて連載が始まります。電子書籍なので、スマホでもパソコンでも読めます。毎号330円(税込)です。カドブンノベルのサイトは→こちらです。
タイトルは、『彼らは世界にはなればなれに立っている』。
鑓水たちのシリーズとはガラリと雰囲気のちがう小説になっています。
次のブログで少々予告できればと考えています。乞うご期待。
山形からもどって以来、文字どおり仕事に埋没しており、気がつくと、もう9月になっていました。このところ窓を開けると、ひどく蒸し暑いとは思っていたのですが…。忘れないうちに、近況報告を。
まずは、文庫化のお知らせから。
11月25日に『天上の葦』が文庫になって発売される予定です。
お待たせしました。相変わらず分厚いですが、重量はだんぜん軽く、より一層、お手にとりやすくなって戻ってまいります。
春先より準備を始め、現在、校正等の作業が進行中。カバーやもろもろはこれからで、仕上がりはまだ先になりますが、どうぞお楽しみに。
また、いま執筆中の新作ですが、詳報はもうしばらくお待ちくださいませ。近日中に具体的なお知らせができると思います。
* * * * *
それから、9月に、気鋭の写真家・高橋健太郎さんの写真展『赤い帽子』で、高橋さんと対談することになりました。
日時:9月21日(土)16時から18時
場所:銀座ニコンサロン
(写真展は9月18日(水)より始まります。詳しくは→こちら)
高橋さんは1989年生まれの若い写真家ですが、テーマのひとつとして「日本という国と戦争」を掲げていらして、2015年には戦後70年を迎えた広島を撮影した『HIROSHIMA 2015』がフランスのルモンド紙で特集された実績をお持ちです。(※高橋さんのこれまでのお仕事は、ご自身のホームページ(こちら)で拝見できます)
この『赤い帽子』展も、1941年、戦時下の北海道で起きた「生活図画事件」という思想弾圧事件に取材したもので、拙著『天上の葦』のモチーフと響きあうところもあって、今回、お話をさせていただくことになりました。どんなお話ができるのか、今から楽しみです。ご興味のある方は、ぜひいらしてください。