NOTHIN' BUT HOUSEシリーズの第二弾。


第二弾の今作でフィーチャされたのは"NRK"。
イギリスはブリストルから、

10年近くもの長い間に渡って

全世界のダンスフロアに向け、

ハイクオリティーな作品を安定供給しているハウス・レーベルだ。
今作ではそのNRKの魅力に触れられる。


第一弾のfeat.Soulfuricが

ソウルフルなハウスであるのに対し、

今作では大衆的なシーンとは距離を置いた

クリエイター重視の作品、

つまりアンダーグラウンドなトラックがメインになっている。
大衆に媚びないところがNRKの魅力。


お気に入りは、4,NO MORE DATING DJ'S。

"DJの彼氏と付き合っている女性が、

音楽にのめり込んでいる彼氏への不満を

皮肉たっぷりにダラダラと打ちまける"

というコンセプトの、

とてもユーモア溢れるトラック。
インストハウスがメインの中で唯一ともいえるボーカルもの。


それ以外はピンとこなかった。
基本的に耳慣れないトラックが多く、

このアルバムに戸惑いを覚えたから。
どうも自分にはインストのみのトラックは合わない。
単調な繰り返しが肌に合わないのだ。


けれど、アンダーグラウンドというタイプのハウスを聴け、

視野が広がった気もした、

という収穫もあった。
まだまだ勉強せねば。


それにしても久々の更新(汗)


茹だるような暑さは、

音楽にも涼しさ、

爽快感を求めさせてしまう。
ボサノヴァあたりが手っ取り早いんだけど、

それでは短絡的な気がする。


とまあ。

Riovoltはそんな思いを埋めてくれた

アーティストの一つ。
今回紹介するDigital Audio Bossaは

Riovoltのデビュー・アルバムだ。

Riovoltはドイツ人アーティスト"NOBIT"が、

インド、サンフランシスコ、リオデジャネイロと

移り住む中で、色々な音楽を吸い込んで結成した

エレクトロ・ブラジリアン・ユニットで、

IRMAレコーズのラウンジレーベル

"LA DOUCE"の出なのだ。


今作ではオランダのブラジリアン・グループ

"ZUCO103"のLILIAN VIEIRAをゲストヴォーカルに迎え、

ブラジルのリズムをベースとした

トラックが収められている。
例えば、ハウスであったり、

ドラムンベースであったり、

ボッサであったりと様々だ。


※ちなみにドラムンベースは

ブレイクビーツと通ずる部分がある。
ブレイクビーツとは簡単に言えば、

オリジナルのフレーズに

デジタル処理を施すことで新しいリズムに変える、

その作業の部分を指す。
ドラムンベースがそれと異なる点は、

一分間に何拍刻まれるかという点。


話が逸れたけど、

"Digital Audio"というタイトル通り、

そうした様々なトラックに

彼のプログラミング・センスが発揮されている。
そしてそのどれもが心地良く、

楽しくなるようなものばかり♪
インドでタブラ(高音と低音の二つの太鼓を指や手のひらで叩く打楽器のこと)、

サンフランシスコでラテン・ジャズ、

ブラジルでブラジル音楽を習得しており、

心地の良い音楽を知り尽くしているからなのかな。
それに輪を加えてのプログラミング・センス。


そうした気持ちにさせられるのも無理はない。


ポップなものであれば個人的に3、quero verのようなラテン・ハウス、

8、um indioのようなドラムンベース、

13、love come downあたりがお気に入り。
といっても捨て曲はないんだけれど。

これって中々ないこと。


どのトラックもアップテンポがしっかりしたものばかりだが、

どこか心地良さを感じてしまうのが不思議であり、

このアルバムの魅力でもある。
アルバムと言うよりかは、

Riovoltの作品全体にそう感じる。


音楽とは関係ないが、

ジャケットの作りにしても、

彼らなりの拘りが見られ、

それがまた楽しませてくれる。
そういった意味で言えば、

二つの意味で聴く者を

ワクワクさせてくれるアーティストなのだ。


秋と言ってもまだまだ暑さは続くし、

しばらくはお世話になりそう。


日本人にとって8月15日は特別な日。
そう終戦記念日。
そしてこの時期にだけ

人々は戦争について考える。
一年中、世界の各地で

戦闘が繰り広げられているのに。


それはさて置き。
戦争の是非を考えた時、

ほとんどの人は反戦を唱えると思う。
異論はない。
けれど、それは意味を成さないこともある。


戦争が一向に無くならず、

逆に世界各地で新たに起きているのは何故か?
多くの人は宗教上のわだかまりや、

領土の奪い合いといった事を理由に浮かべると思う。
しかし、それは半分当っていて

半分はずれている。
この映画を観ることで

そのことは分かると思う。


世界各国で戦争や紛争が起きているが、

その影で武器ディーラーと呼ばれる人たちが

暗躍している事実はあまり知られていない。
この作品はニコラス・ケイジ扮する世界的武器ディーラー、

ユーリ・オルロフの人生の一部を通して

国際的武器売買の世界を描き、

現代社会の裏の部分をえぐり出そうとしている。


観て思ったのは、

戦争は決して無くならないこと、

そして自分がとても無力な存在であるということだ。
なぜなら、戦争はビジネスとして莫大な利益を生み出し、

武器ディーラーや軍事産業に携わる人、

さらには世界の大国により意図的に引き起こされており、

そうした一部の金持ちにより

世界の運命が握られていることを思い知らされたからだ。


金と権力のない自分達のような人間は、

もしかしたら金持ちに飼われた

モルモットなのかもしれない。
そういった意味でこの作品を通じて

世の中の現実や矛盾というものをスゴク感じた。
戦争というものを

表面的にしかみていない人は

衝撃を受ける作品かもしれない。


でもこれが現実。


アクションシーンやユーモアな部分もあるし、

終始重いわけではないので観ておいて損はないはず。