日本人にとって8月15日は特別な日。
そう終戦記念日。
そしてこの時期にだけ

人々は戦争について考える。
一年中、世界の各地で

戦闘が繰り広げられているのに。


それはさて置き。
戦争の是非を考えた時、

ほとんどの人は反戦を唱えると思う。
異論はない。
けれど、それは意味を成さないこともある。


戦争が一向に無くならず、

逆に世界各地で新たに起きているのは何故か?
多くの人は宗教上のわだかまりや、

領土の奪い合いといった事を理由に浮かべると思う。
しかし、それは半分当っていて

半分はずれている。
この映画を観ることで

そのことは分かると思う。


世界各国で戦争や紛争が起きているが、

その影で武器ディーラーと呼ばれる人たちが

暗躍している事実はあまり知られていない。
この作品はニコラス・ケイジ扮する世界的武器ディーラー、

ユーリ・オルロフの人生の一部を通して

国際的武器売買の世界を描き、

現代社会の裏の部分をえぐり出そうとしている。


観て思ったのは、

戦争は決して無くならないこと、

そして自分がとても無力な存在であるということだ。
なぜなら、戦争はビジネスとして莫大な利益を生み出し、

武器ディーラーや軍事産業に携わる人、

さらには世界の大国により意図的に引き起こされており、

そうした一部の金持ちにより

世界の運命が握られていることを思い知らされたからだ。


金と権力のない自分達のような人間は、

もしかしたら金持ちに飼われた

モルモットなのかもしれない。
そういった意味でこの作品を通じて

世の中の現実や矛盾というものをスゴク感じた。
戦争というものを

表面的にしかみていない人は

衝撃を受ける作品かもしれない。


でもこれが現実。


アクションシーンやユーモアな部分もあるし、

終始重いわけではないので観ておいて損はないはず。