人は孤独を求める一方で
繋がりを求める。
実にわがままだ。
物語の舞台は、
とある静かな住宅街のマンション。
日曜日という休日が始まるところから
物語は幕を開ける。
このマンションの住人はどこか、
病んでいるいうか捻くれている。
例えば、
会話のない冷め切った若夫婦や
塾のライバルに勝つことだけが生きがいの
ハーフの女の子。
毎日決まった時間に
ものスゴイ叫び声をあげる独り身の老婆や
ストーカーに追われる自分に
快感を感じる主婦など。
作品の中では、
こうした住人達が送る一日に焦点をあてている。
住人同士が関係を持つことはほとんど無い。
それぞれの住人の一日が
同時進行で進んでいく。
どことなく現実的。
彼らは一見すれば、
何の繋がりも無いのだが
一つだけ共通している部分がある。
それは
誰かとの繋がりを求めている
ということ。
冷め切った夫婦は、
関係が冷めたら冷めたでお互いを求めようとする。
ハーフの女の子は勉強以外興味が無いと言いつつ、
ライバルを刺激することで快感を覚えている。
老婆は、叫び声をあげることで
誰かに存在を認識させようとしている。
それぞれが、他者との繋がりを求めているのだ。
自分はそう捉えた。
それが分かった途端、
作品は一気につまらないものになった。
以前、「きょうのできごと」
という作品を観たが
それに通ずるものを感じた。
ただ、それが非現実的な要素を含んで
コミカルに描写されていたのと比べると、
こちらは現実的。
だからなのか、物足りなさがあった。
けれども、平凡な日常の中で人は
"繋がり"をどこかで求めてるんだなと
感じることができたし、
共感できた。
人が普段の繋がりから解放される
日曜日に舞台を設定したことも
良かったと思う。
日曜日の始まりに
いつものような慌しさはない。
さて、自分はどのようにして
美しい一日を過ごそうかな。


