人は孤独を求める一方で

繋がりを求める。
実にわがままだ。


物語の舞台は、

とある静かな住宅街のマンション。
日曜日という休日が始まるところから

物語は幕を開ける。


このマンションの住人はどこか、

病んでいるいうか捻くれている。


例えば、

会話のない冷め切った若夫婦や

塾のライバルに勝つことだけが生きがいの

ハーフの女の子。
毎日決まった時間に

ものスゴイ叫び声をあげる独り身の老婆や

ストーカーに追われる自分に

快感を感じる主婦など。


作品の中では、

こうした住人達が送る一日に焦点をあてている。


住人同士が関係を持つことはほとんど無い。
それぞれの住人の一日が

同時進行で進んでいく。
どことなく現実的。
彼らは一見すれば、

何の繋がりも無いのだが

一つだけ共通している部分がある。


それは

誰かとの繋がりを求めている

ということ。


冷め切った夫婦は、

関係が冷めたら冷めたでお互いを求めようとする。
ハーフの女の子は勉強以外興味が無いと言いつつ、

ライバルを刺激することで快感を覚えている。
老婆は、叫び声をあげることで

誰かに存在を認識させようとしている。


それぞれが、他者との繋がりを求めているのだ。
自分はそう捉えた。


それが分かった途端、

作品は一気につまらないものになった。

以前、「きょうのできごと」

という作品を観たが

それに通ずるものを感じた。
ただ、それが非現実的な要素を含んで

コミカルに描写されていたのと比べると、

こちらは現実的。
だからなのか、物足りなさがあった。


けれども、平凡な日常の中で人は

"繋がり"をどこかで求めてるんだなと

感じることができたし、

共感できた。
人が普段の繋がりから解放される

日曜日に舞台を設定したことも

良かったと思う。

日曜日の始まりに

いつものような慌しさはない。
さて、自分はどのようにして

美しい一日を過ごそうかな。


本格的なニットの季節がやって来そうで来ない。
大阪の気候には驚かされるばかりで、

11月だというのに

昼間の最高気温は25℃に迫るものがある。
当然、今シーズン買った

スメドレーのウールニットなんか来た日には汗だくなわけで。
そのくせ、日が沈むと一気に冷え込むので困ったものだ。

熱しやすく冷めやすい今の気候は

自分と重なるところがあるみたい。


それは置いといて。

冬モノのニットを着るには

少し厳しいものがあるので、

今の季節はコットンといった

異なる素材のニットが活躍中。


その一つが、

atoの05S/Sのニット。


胴の部分がリネンで、

アームの部分は

薄手のコットンで仕上げられている。

朝晩を考えた場合、

一枚で着るのは厳しいけど、

カットソーを下に着込めば一日中着ることができる。
また、裾の部分が切りっぱなしなど、

デザインにもブランドの凝りが感じられ

存在感がとても強い一着だ。


ちなみにatoは1993年、

松本与(MATSUMOTO ATO)により設立されたブランド。

着る人の持つ鍛えられた体のラインを

より一層美しく見せようとする服作りが

念頭に置かれている。

これってある意味、魔法の鏡。
体のラインが細すぎると、

それはそれで悲惨なことにもなってしまうけど。


このニットは自分の体に程よくフィットしてくれた。

インナーで使用しても嵩張らず、

体を締め付けず

活躍してくれている。

だから、着る頻度がとても高い一着なのだ。
けれど、働かせすぎたので

そろそろ長期休暇を与えなければ。

労働過多は時に思いも掛けない事故を引き起こすので。
その為にも早く気温が下がって欲しいと思う、

今日この頃なのだ。


IRMAレコーズと

ジャパニーズ・アーティストのコラボシーズ、

それがSWING OUT。


このアルバムはジャパニーズ・アーティストばかりのセレクション。
内容はハウス、ボッサ、クロスオーヴァーなど多岐に渡っていて、

いかにもIRMAらしい

色々なジャンルに富んだアルバムになっている。


コレを買った当時は、

まだ音楽の知識が無くて

何が何だかよく分からなかったけど、

今聴き直すとその豪華さに驚くばかり。


例えば、カレイドスコーピオの4、tem que valer。
元々はブラジリアンサウンドのトラックで、

それを高速サンバ・ブレイクスに仕上げたのが

Studio Apartment。
また生演奏を配した7、ordinary guyは須永辰緒によるリミックス。
前半のゆったりとした部分から

徐々にテンポを上げていく構成には

惹きつけられるものがある。


そしてこのアルバムのラストを飾る11、mi fa sognarでは

元ピチカートファイヴの野宮真貴がフィーチャリングを。
とても心地の良いボッサトラック。
締めでこの曲を持ってくるのはナイスセレクト。


このアルバムの作品は全てアン・リリース音源。
だから、このアルバムでしか聴くことのできないトラックが多数なのだ。
う~ん、この辺りも豪華。

IRMAレコーズのスゴさと守備範囲の広さにはビックリ。