学園祭報告Part2
今日は学習院大学の学園祭に行ってきた。学習院といえば戦前は「華族・皇族御用達」の学校であり、一般人にとっては雲の上の学校だった。戦後の学制改革で一般人にも門戸を開放されたが、ノーブルな雰囲気はそこここに残っている。学習院というと「皇族をはじめとする上流階層の子女がいく大学」というイメージがあるが、キャンパスの中にコンビニがあるなど、実際の校風はずいぶんさばけた雰囲気だ。今も皇族御用達だが、少しもお高くとまったところは微塵もない。
なぜここの学祭に行こうかと思ったかというと、私がたまに訪れる「電脳科学大学」の中の大学紹介で、この大学の学園祭紹介で「学習院の大人しいイメージとは裏腹に凄い盛り上がりで、間違いなく東京の私大では5指に入る規模。模擬店の強引さは日本有数」とあったから、どんなもんだろうとこの目で確かめたくなったからである。模擬店のしつこさはさほど感じなかったが、盛り上がりは東京の私大では5指に入る規模というのは本当だった。おそらく、話の種に一回行ってみようと思っている人間が多いのだろう。
ところが中の建物にはいると、様相は一変する。硬派から軟派まで、企画はバラエティーに富んでいてなかなか充実しており、経済学研究会、経営学研究会などは日頃の勉強の成果を示す展示で勉強になったが、中に入る人間がほとんどいない。これは実にもったいない。ゼミ系の企画を出展する大学はほとんどないから、その意味で実に貴重だと思う。鉄道研究会があり、室内に鉄道模型を展示していたが、部員に女学生が多いのはびっくりした。「鉄道研究会」といえば、私が学生時代の頃は間違いなく男の世界だったから、世の中は変わったものだと実感させられる。
創価学会系のサークルも「仏教研究会」の名前で出展していた。この系統のサークルは、部屋に反戦活動の展示物と池田大作(と有名人)の写真、「赤・青・黄」の三色旗を飾っているので見ている人にはすぐにわかるのだが、今年は池田大作の写真、お馴染みの三色旗も飾られておらず、代わりに外国人の大物信者であるロベルト・バッジョ(イタリア・元サッカー選手)の写真が飾られているだけだった。創価学会の評判が悪いため、これ以上肩身の狭い思いをしたくないという青年部員の心境がこんな形で出たのか。
他にも占いのサークルがあったり、生物部は熱帯魚を紹介したりと、なかなか面白かった。残念なのは最終日にいったからか、パンフレットに展示紹介があったにもかかわらず、部屋を占めていたところが少なからずあったことだ。それだけが残念だった。
今のシステムに変更してから、私のBlogに始めて「固定客」がついた。こんな駄文ばかりツラツラと書きつづっているBlogに、読者がつくこと自体信じられないのだが「たで食う虫も好きずき(人の好みは説明できないという諺)」という言葉があるくらいだから、酔狂な人間の一人や二人いても驚かない。
今使っているBlogは、登録数だけで15,000を突破したそうだが、私のBlogはその中で上位1,000人の中に入っている。「継続は力なり」だからか。ジャンル別では、昨日初めてトップ10の仲間入りをしたが、今日見たらランクがダウンしていた。まあいいや、コツコツ更新を重ねていけば、ランク上位にはいるだろう(本当か?)。ついでに訂正を一つ。先日のBlogで「このシステムは『Myプロフィール』をリニューアルして出来たもの」と書いたが、「Myプロフィール」をリニューアルしたのは、別のシステムだった。この場を借りて深くお詫びしたい。
なぜここの学祭に行こうかと思ったかというと、私がたまに訪れる「電脳科学大学」の中の大学紹介で、この大学の学園祭紹介で「学習院の大人しいイメージとは裏腹に凄い盛り上がりで、間違いなく東京の私大では5指に入る規模。模擬店の強引さは日本有数」とあったから、どんなもんだろうとこの目で確かめたくなったからである。模擬店のしつこさはさほど感じなかったが、盛り上がりは東京の私大では5指に入る規模というのは本当だった。おそらく、話の種に一回行ってみようと思っている人間が多いのだろう。
ところが中の建物にはいると、様相は一変する。硬派から軟派まで、企画はバラエティーに富んでいてなかなか充実しており、経済学研究会、経営学研究会などは日頃の勉強の成果を示す展示で勉強になったが、中に入る人間がほとんどいない。これは実にもったいない。ゼミ系の企画を出展する大学はほとんどないから、その意味で実に貴重だと思う。鉄道研究会があり、室内に鉄道模型を展示していたが、部員に女学生が多いのはびっくりした。「鉄道研究会」といえば、私が学生時代の頃は間違いなく男の世界だったから、世の中は変わったものだと実感させられる。
創価学会系のサークルも「仏教研究会」の名前で出展していた。この系統のサークルは、部屋に反戦活動の展示物と池田大作(と有名人)の写真、「赤・青・黄」の三色旗を飾っているので見ている人にはすぐにわかるのだが、今年は池田大作の写真、お馴染みの三色旗も飾られておらず、代わりに外国人の大物信者であるロベルト・バッジョ(イタリア・元サッカー選手)の写真が飾られているだけだった。創価学会の評判が悪いため、これ以上肩身の狭い思いをしたくないという青年部員の心境がこんな形で出たのか。
他にも占いのサークルがあったり、生物部は熱帯魚を紹介したりと、なかなか面白かった。残念なのは最終日にいったからか、パンフレットに展示紹介があったにもかかわらず、部屋を占めていたところが少なからずあったことだ。それだけが残念だった。
今のシステムに変更してから、私のBlogに始めて「固定客」がついた。こんな駄文ばかりツラツラと書きつづっているBlogに、読者がつくこと自体信じられないのだが「たで食う虫も好きずき(人の好みは説明できないという諺)」という言葉があるくらいだから、酔狂な人間の一人や二人いても驚かない。
今使っているBlogは、登録数だけで15,000を突破したそうだが、私のBlogはその中で上位1,000人の中に入っている。「継続は力なり」だからか。ジャンル別では、昨日初めてトップ10の仲間入りをしたが、今日見たらランクがダウンしていた。まあいいや、コツコツ更新を重ねていけば、ランク上位にはいるだろう(本当か?)。ついでに訂正を一つ。先日のBlogで「このシステムは『Myプロフィール』をリニューアルして出来たもの」と書いたが、「Myプロフィール」をリニューアルしたのは、別のシステムだった。この場を借りて深くお詫びしたい。
新規参入決定!
プロ野球の新規参入問題に結論が出た。新規参入を認められたのは楽天。楽天は来年から「楽天ゴールデンイーグルス」と名乗る事になる。
この問題は発覚から決定まで二転三転した。そもそものきっかけは、近鉄がオリックスに営業権の譲渡、つまりは合併を申し入れたことに端を発する。近鉄は今シーズン冒頭命名権売却を表明したが、他球団からの反発を買って撤回に追い込まれた。今振り返れば、それが球団売却の前兆だったのかもしれない。オリックスに合併を申し入れたのは、それからまもなくだった。そのことが発覚するや、オリックス・近鉄両球団の選手は戸惑い、やがてプロ野球選手会、そしてファンを巻き込んで前代未聞の大騒動にまで発展した。選手会とファンは「合併阻止」で行動を起こし始め、オーナー会議で会談を古田が申し込むと、渡辺恒雄・前読売オーナー(ナベツネ、以前は「ワタツネ」といわれていたらしい)が「無礼な!たかが選手ではないか!」という迷言を吐いた。この一言で一気に風向きが変わった。ファンは彼の発言に反発し、意地になって「合併反対」を強硬に、声高に叫ぶようになった。選手会とオーナー側の交渉は数度にわたって行われたが、オーナー側のあまりの人をバカにした対応に、ついに選手会側はストを決行した。オーナー側が誤算だったのは、野球ファンが選手会のストを指示したことである。ストの翌週に行われた労使交渉で、選手会側は近鉄・オリックス両球団の合併を認める代わり、来シーズンもセ・パ6球団での運営をオーナー側に認めさせた。
ライブドアが球団買収に動いたのは、昨シーズンオフらしい。人を介して「近鉄を買わないか」という話を持ちかけられ、そのつもりでいたのだが、近鉄はこれを拒否し、オリックスの合併を選択したのだが、近鉄ファンは「買いたいという人間がいるのに、なんで合併なんだ」といい、合併反対運動を巻き起こす。これがきっかけになってプロ野球1リーグ構想が持ち上がるのだが、これに反対する選手会・野球ファンがどういう行動を取ったのかは前述の通り。ところがライブドアが新規参入を表明した直後、同じIT業界の楽天が新規参入を表明した。ライブドアは本拠地を仙台に置いたのに対し、楽天は当初本拠地を大阪にするとしていた。ところがその後本拠地は大阪から神戸に変更になり、さらに仙台に移転したため、野球ファンの間からは「あからさまなライブドア潰しだ」という声が上がるようになる。審議会の経緯も「楽天有利」の展開にしか見えず、これは出来レースではないかという声が上がっていたが、案の定だった。
IT業界からの新規参入ということで、当初は新鮮な感じをもたれていた新規参入問題だったが、楽天・ライブドア両者がそっぽを向き合ったことで、雰囲気がおかしくなった。大リーグにしろJリーグにせよ、複数の親会社を持つ球団はごまんとあるのに、双方とも相手をけ落とすのに必死になっていた。結局両者とも、球団を「カネのなる木」としか見ておらず、文化としてみていなかったということである。最後には「オレはこれだけカネを持っている」自慢合戦に終始し、土壇場でスノッブな本性を見せた。こんな調子では、数年後には「やーめた!」と球団を放り出すことになるのではないかと心配になってくるのだが。
この問題は発覚から決定まで二転三転した。そもそものきっかけは、近鉄がオリックスに営業権の譲渡、つまりは合併を申し入れたことに端を発する。近鉄は今シーズン冒頭命名権売却を表明したが、他球団からの反発を買って撤回に追い込まれた。今振り返れば、それが球団売却の前兆だったのかもしれない。オリックスに合併を申し入れたのは、それからまもなくだった。そのことが発覚するや、オリックス・近鉄両球団の選手は戸惑い、やがてプロ野球選手会、そしてファンを巻き込んで前代未聞の大騒動にまで発展した。選手会とファンは「合併阻止」で行動を起こし始め、オーナー会議で会談を古田が申し込むと、渡辺恒雄・前読売オーナー(ナベツネ、以前は「ワタツネ」といわれていたらしい)が「無礼な!たかが選手ではないか!」という迷言を吐いた。この一言で一気に風向きが変わった。ファンは彼の発言に反発し、意地になって「合併反対」を強硬に、声高に叫ぶようになった。選手会とオーナー側の交渉は数度にわたって行われたが、オーナー側のあまりの人をバカにした対応に、ついに選手会側はストを決行した。オーナー側が誤算だったのは、野球ファンが選手会のストを指示したことである。ストの翌週に行われた労使交渉で、選手会側は近鉄・オリックス両球団の合併を認める代わり、来シーズンもセ・パ6球団での運営をオーナー側に認めさせた。
ライブドアが球団買収に動いたのは、昨シーズンオフらしい。人を介して「近鉄を買わないか」という話を持ちかけられ、そのつもりでいたのだが、近鉄はこれを拒否し、オリックスの合併を選択したのだが、近鉄ファンは「買いたいという人間がいるのに、なんで合併なんだ」といい、合併反対運動を巻き起こす。これがきっかけになってプロ野球1リーグ構想が持ち上がるのだが、これに反対する選手会・野球ファンがどういう行動を取ったのかは前述の通り。ところがライブドアが新規参入を表明した直後、同じIT業界の楽天が新規参入を表明した。ライブドアは本拠地を仙台に置いたのに対し、楽天は当初本拠地を大阪にするとしていた。ところがその後本拠地は大阪から神戸に変更になり、さらに仙台に移転したため、野球ファンの間からは「あからさまなライブドア潰しだ」という声が上がるようになる。審議会の経緯も「楽天有利」の展開にしか見えず、これは出来レースではないかという声が上がっていたが、案の定だった。
IT業界からの新規参入ということで、当初は新鮮な感じをもたれていた新規参入問題だったが、楽天・ライブドア両者がそっぽを向き合ったことで、雰囲気がおかしくなった。大リーグにしろJリーグにせよ、複数の親会社を持つ球団はごまんとあるのに、双方とも相手をけ落とすのに必死になっていた。結局両者とも、球団を「カネのなる木」としか見ておらず、文化としてみていなかったということである。最後には「オレはこれだけカネを持っている」自慢合戦に終始し、土壇場でスノッブな本性を見せた。こんな調子では、数年後には「やーめた!」と球団を放り出すことになるのではないかと心配になってくるのだが。
騒動顛末記・それから
今日から11月、今年も残り2ヶ月ということである。毎年正月が来るたびに、日記に「今年も、無事に1年過ごせるのだろうか」と書いているが、ここまでなんとか持っている。とはいえ、来年も平々凡々とした生活を送れるという保証は、どこにもない。
今使っているBlogシステム「アメーバBlog」は、サイバーエージェントという会社が運営している。以前「Myプロフィール」と名乗っていたシステムを、Movable Typeを参考に使いやすくアレンジしたものである。残念ながらスタイルシートをいじれないため、自分で勝手にデザインを変更することができないが、使い勝手がいいので、今までの日記システムからさっそく変更した。テキストは容量無制限というのも気に入った理由の一つである。このシステムを運営している「サイバーエージェント」という会社に聞き覚えがあったので調べてみたら、女優・奥菜恵の旦那が運営している会社だった。この社長も世間様では「IT業界の勝ち組」といわれている人種の一人。カネもコネも、そして能力もない人間から見たらうらやましい限りである。もっとも彼らから見たら、私みたいな人間は「能力もなければ努力もしない、こんな戯れ言を書くことしか能がないバカな男だ」とせせら笑っているのだろう。
さて、先週からサッカー界をにぎわせていた、カシマスタジアムでのサポによる選手暴行事件に判断が下された。選手に暴行したサポは、来年7月までスタジアム(ホーム・アウェイ問わず)での観戦中止を申し渡され、禁止されているにもかかわらず、スタジアム内で発煙筒をたいた人間にも厳しい処分が下された。この件に関して、鹿島サポーター「インファイト」代表である鹿嶋市議のインタビューがある新聞のWebサイトに掲載されていたが、その内容は責任逃れと言い訳に終始、一言で言えば「俺たちサポーターにはなんの責任はない」といわんばかりの内容。「なにをやってもいいが責任は自分でとれ」というセリフに対しても「その言い方はなんだ!人を殺しても傷つけてもいいのか!」と憤懣やるかたない気持ちにあふれた意見が、インターネットをにぎわせていた。彼のセリフは言い訳にも屁理屈にもなっていない。いい年こいて、よくあんなセリフがいえるな、頭の構造を疑ってしまうといった意見も沢山あった。彼らは97年のチャンピオンシップの時にも乱暴狼藉を働いて問題になったが、その時もこの代表は言い訳に終始していた。あの頃から頭の中も、行動も進歩がないというのは問題だ。
鹿島サポーターは「インファイト」というサポーター組織が中心だが、彼らの評判はすこぶる悪い。我が物顔で座席を占拠し、第三者がそれを咎めようものなら殴る・蹴る・因縁をつけるといった乱暴狼藉を働くなど、それこそやりたい放題やってきた。それだけでは飽き足らないのか、応援歌にも「アントラーズは無敵だぜ 俺たちサポートインファイト」と、自分たちのグループ名を入れたため、他のサポーターからも顰蹙を買っている。あるサポーターは「アントラーズは無敵だぜ」と叫んでも「俺たちサポート インファイト」とは口が裂けてもいいたくないという人もかなりいるとか。
「インファイト」というサポーター組織代表の評判は非常に悪い。今でこそ市議をしているが、それ以前はヤンキーだったとも暴走族だったとも、いわれ、その素性ははっきりしない。土建屋のどら息子であることは確からしく、地元の名門中高一貫校に学びながら、その学年で1人だけ大学に進まなかったという。それがJリーグ発足と鹿島アントラーズ設立に伴い、彼はサポーター組織の代表に収まると、図抜けた統率力でインファイトを有数のサポーター組織に育て上げた。その功績は褒められてもいい。
だがこの組織運営については、グッズの販売を強制され、ノルマが達成できなかったら制裁を受けるとか、売り上げの大部分を上納金としておさめるとか、怪しげな話も飛び交う。サポーターのガラが悪いのは、この組織が暴走族上がりの人間が多いからともいわれている。ネット上では彼らのことを「磯」または「イソ」と呼ぶ。イソとは「インファイト」のインが「イソ」に転じたものである。この呼び方は蔑称であり、いかに彼らが嫌われているかがわかろうというものだ。連中のおかげで、一般客の来場数は伸び悩んでいるというが、インファイトのメンバーにかかれば、そのことですら選手とクラブが悪いといいたいらしい。夜郎自大もここまで来ると絶句だ。彼らの頭にはつける薬がない。ついでながら、インファイトとは「内輪揉め」という意味があるのだが、連中にはわかっているのだろうか?
今使っているBlogシステム「アメーバBlog」は、サイバーエージェントという会社が運営している。以前「Myプロフィール」と名乗っていたシステムを、Movable Typeを参考に使いやすくアレンジしたものである。残念ながらスタイルシートをいじれないため、自分で勝手にデザインを変更することができないが、使い勝手がいいので、今までの日記システムからさっそく変更した。テキストは容量無制限というのも気に入った理由の一つである。このシステムを運営している「サイバーエージェント」という会社に聞き覚えがあったので調べてみたら、女優・奥菜恵の旦那が運営している会社だった。この社長も世間様では「IT業界の勝ち組」といわれている人種の一人。カネもコネも、そして能力もない人間から見たらうらやましい限りである。もっとも彼らから見たら、私みたいな人間は「能力もなければ努力もしない、こんな戯れ言を書くことしか能がないバカな男だ」とせせら笑っているのだろう。
さて、先週からサッカー界をにぎわせていた、カシマスタジアムでのサポによる選手暴行事件に判断が下された。選手に暴行したサポは、来年7月までスタジアム(ホーム・アウェイ問わず)での観戦中止を申し渡され、禁止されているにもかかわらず、スタジアム内で発煙筒をたいた人間にも厳しい処分が下された。この件に関して、鹿島サポーター「インファイト」代表である鹿嶋市議のインタビューがある新聞のWebサイトに掲載されていたが、その内容は責任逃れと言い訳に終始、一言で言えば「俺たちサポーターにはなんの責任はない」といわんばかりの内容。「なにをやってもいいが責任は自分でとれ」というセリフに対しても「その言い方はなんだ!人を殺しても傷つけてもいいのか!」と憤懣やるかたない気持ちにあふれた意見が、インターネットをにぎわせていた。彼のセリフは言い訳にも屁理屈にもなっていない。いい年こいて、よくあんなセリフがいえるな、頭の構造を疑ってしまうといった意見も沢山あった。彼らは97年のチャンピオンシップの時にも乱暴狼藉を働いて問題になったが、その時もこの代表は言い訳に終始していた。あの頃から頭の中も、行動も進歩がないというのは問題だ。
鹿島サポーターは「インファイト」というサポーター組織が中心だが、彼らの評判はすこぶる悪い。我が物顔で座席を占拠し、第三者がそれを咎めようものなら殴る・蹴る・因縁をつけるといった乱暴狼藉を働くなど、それこそやりたい放題やってきた。それだけでは飽き足らないのか、応援歌にも「アントラーズは無敵だぜ 俺たちサポートインファイト」と、自分たちのグループ名を入れたため、他のサポーターからも顰蹙を買っている。あるサポーターは「アントラーズは無敵だぜ」と叫んでも「俺たちサポート インファイト」とは口が裂けてもいいたくないという人もかなりいるとか。
「インファイト」というサポーター組織代表の評判は非常に悪い。今でこそ市議をしているが、それ以前はヤンキーだったとも暴走族だったとも、いわれ、その素性ははっきりしない。土建屋のどら息子であることは確からしく、地元の名門中高一貫校に学びながら、その学年で1人だけ大学に進まなかったという。それがJリーグ発足と鹿島アントラーズ設立に伴い、彼はサポーター組織の代表に収まると、図抜けた統率力でインファイトを有数のサポーター組織に育て上げた。その功績は褒められてもいい。
だがこの組織運営については、グッズの販売を強制され、ノルマが達成できなかったら制裁を受けるとか、売り上げの大部分を上納金としておさめるとか、怪しげな話も飛び交う。サポーターのガラが悪いのは、この組織が暴走族上がりの人間が多いからともいわれている。ネット上では彼らのことを「磯」または「イソ」と呼ぶ。イソとは「インファイト」のインが「イソ」に転じたものである。この呼び方は蔑称であり、いかに彼らが嫌われているかがわかろうというものだ。連中のおかげで、一般客の来場数は伸び悩んでいるというが、インファイトのメンバーにかかれば、そのことですら選手とクラブが悪いといいたいらしい。夜郎自大もここまで来ると絶句だ。彼らの頭にはつける薬がない。ついでながら、インファイトとは「内輪揉め」という意味があるのだが、連中にはわかっているのだろうか?
願いは叶わず……
「無事に帰ってきて欲しい」という家族のささやかな願いは、無惨にも打ち砕かれた。
本日早朝、バクダットしないから首を切断された東洋系の人間の遺体が発見された。諮問等で照合した結果、27日に犯罪組織によって拉致された香田さんであることが確認された。
無念としかいいようがない。昨日の今頃、香田さんと思われる東洋系男性の遺体が発見されたが、特徴が違っていたために別人と認定された。「遺体は別人」という知らせを聞いた家族は一時安堵したが、それも一瞬だった。「今度の犯人は、4月みたいに部族の影響力は効かない」「一筋縄ではいかない」という意見もネット上には飛び交っていたが、反戦派は例によって人質救出活動に血眼になった。しかし、彼らの願いは叶わなかったのである。
今回は反戦派の動きも鈍く、ネット上の盛り上がりも今ひとつ。MLの投稿量を見ても、それは明らかだった。原因はただ一つ、犯罪集団の犠牲になった香田さんに隙があったからだ。4月に犯罪集団によって拉致された5人は、ストリート・チルドレン救済、、自衛隊活動調査、劣化ウラン弾調査のために入国したNGO関係者および、現地の様子を探るべくやってきたジャーナリストであり、当初から明確な目的を持っての入国だったのに対し、今回の香田さんは、言い方は悪いが「イラクの現在をこの目で確かめてみたい」という、物見遊山的な部分があったからに他ならない。かくいう私も、彼には同情できない一人である。いくらマスコミ報道が「大本営発表」だから信用できないとはいえ、イラクの実情については連日報道されているように、毎日のようにテロが横行し、治安の悪化は誰の目にも明かである。香田さんがバクダットに到着する直前にも、30人規模のテロが発生したばかりである。自衛隊のイラク駐留、米軍によるファルージャでの虐殺などで、対日感情は悪化していた。自衛隊の働きぶりが、住民が望んでいたほど満足には棚なかったのも大きいと思われる。復旧工事そっちのけで「ねぶた」などの日本文化の紹介にとどまっていたら、人心が離れていくのも当然だろう。
彼はこの4月までワーキングホリデーを利用して、ニュージーランドの語学学校で英語を学んだあと、世界中を放浪していたらしい。中東に入る前にイスラエルに入国していたことから、犯人グループは「イスラエル入国歴のある人間は、理由がどうあれ殺害する」と決めていたフシがあるのではないか。ほとんどのイスラム諸国は、パスポートにイスラエル入国歴がある人間の入国を拒否している。パレスチナ情勢の影響である。イラクに入国を企図するのなら、最低限これらのことを考慮に入れるべきだった。「海外にいたから、詳しいことは知らなかったのだろう」と家族はいったそうだが、これだけネットが進んだ現在、本当に「詳しいこと」を知らずに入ったのなら、これはもう大バカとしかいいようがない。4月に吹き荒れた「自己責任」という言葉は、彼に捧げるべきだったのだ。
イラクに入る直前、香田さんはヨルダンで知り合った映画監督に「今のイラクを見てみたい」と告げたそうだ。映画監督は「今のイラクは危険だ。そんな気持ちでいくのならやめた方がいい」と忠告し、宿泊したホテルの従業員も引き留めたそうだが、彼はそれらの声を無視し、バスでイラクに入国した。現地での足取りはよくわからず、所持金も少なかったため、バクダットは高価なホテルに宿泊できなかったと思われている。
彼の命を奪った「聖戦カーイダ」とは、「9・11」の首謀者オサマ・ビンラディンのシンパであるザルカウィなる人間が率いるテロリスト集団である。彼らの多くは外国人であり、イラク人はほとんどいないと思われる。「これでイラク人の評判が悪くなる」「彼らのやっていることは、イスラムに対する冒涜である」と嘆くイラク人が多いという。まともなイラク人およびムスリムの心中はいかばかりか
本日早朝、バクダットしないから首を切断された東洋系の人間の遺体が発見された。諮問等で照合した結果、27日に犯罪組織によって拉致された香田さんであることが確認された。
無念としかいいようがない。昨日の今頃、香田さんと思われる東洋系男性の遺体が発見されたが、特徴が違っていたために別人と認定された。「遺体は別人」という知らせを聞いた家族は一時安堵したが、それも一瞬だった。「今度の犯人は、4月みたいに部族の影響力は効かない」「一筋縄ではいかない」という意見もネット上には飛び交っていたが、反戦派は例によって人質救出活動に血眼になった。しかし、彼らの願いは叶わなかったのである。
今回は反戦派の動きも鈍く、ネット上の盛り上がりも今ひとつ。MLの投稿量を見ても、それは明らかだった。原因はただ一つ、犯罪集団の犠牲になった香田さんに隙があったからだ。4月に犯罪集団によって拉致された5人は、ストリート・チルドレン救済、、自衛隊活動調査、劣化ウラン弾調査のために入国したNGO関係者および、現地の様子を探るべくやってきたジャーナリストであり、当初から明確な目的を持っての入国だったのに対し、今回の香田さんは、言い方は悪いが「イラクの現在をこの目で確かめてみたい」という、物見遊山的な部分があったからに他ならない。かくいう私も、彼には同情できない一人である。いくらマスコミ報道が「大本営発表」だから信用できないとはいえ、イラクの実情については連日報道されているように、毎日のようにテロが横行し、治安の悪化は誰の目にも明かである。香田さんがバクダットに到着する直前にも、30人規模のテロが発生したばかりである。自衛隊のイラク駐留、米軍によるファルージャでの虐殺などで、対日感情は悪化していた。自衛隊の働きぶりが、住民が望んでいたほど満足には棚なかったのも大きいと思われる。復旧工事そっちのけで「ねぶた」などの日本文化の紹介にとどまっていたら、人心が離れていくのも当然だろう。
彼はこの4月までワーキングホリデーを利用して、ニュージーランドの語学学校で英語を学んだあと、世界中を放浪していたらしい。中東に入る前にイスラエルに入国していたことから、犯人グループは「イスラエル入国歴のある人間は、理由がどうあれ殺害する」と決めていたフシがあるのではないか。ほとんどのイスラム諸国は、パスポートにイスラエル入国歴がある人間の入国を拒否している。パレスチナ情勢の影響である。イラクに入国を企図するのなら、最低限これらのことを考慮に入れるべきだった。「海外にいたから、詳しいことは知らなかったのだろう」と家族はいったそうだが、これだけネットが進んだ現在、本当に「詳しいこと」を知らずに入ったのなら、これはもう大バカとしかいいようがない。4月に吹き荒れた「自己責任」という言葉は、彼に捧げるべきだったのだ。
イラクに入る直前、香田さんはヨルダンで知り合った映画監督に「今のイラクを見てみたい」と告げたそうだ。映画監督は「今のイラクは危険だ。そんな気持ちでいくのならやめた方がいい」と忠告し、宿泊したホテルの従業員も引き留めたそうだが、彼はそれらの声を無視し、バスでイラクに入国した。現地での足取りはよくわからず、所持金も少なかったため、バクダットは高価なホテルに宿泊できなかったと思われている。
彼の命を奪った「聖戦カーイダ」とは、「9・11」の首謀者オサマ・ビンラディンのシンパであるザルカウィなる人間が率いるテロリスト集団である。彼らの多くは外国人であり、イラク人はほとんどいないと思われる。「これでイラク人の評判が悪くなる」「彼らのやっていることは、イスラムに対する冒涜である」と嘆くイラク人が多いという。まともなイラク人およびムスリムの心中はいかばかりか
氷雨は降り注ぐ……
シトシトと、1日中雨が降っていた。冷たい雨。これからは一雨ごとに、冷え込みが厳しくなっていく。この雨はなんの雨か。イラクで殺された、罪なき人々の涙雨か、それとも第二次大戦による戦災で非業の最期を遂げた人達の悔し涙か、はたまた、これまでの自然災害で死んでいった人達の涙か。この時期の雨は憂鬱だ。冷え込みも厳しく、今日の最高気温は12月並みだった。
氷雨は、新潟の被災地にも情け容赦なく降り注ぐ。被災者の生活環境は、日に日に悪化の一途をたどっている。今もなお避難生活を送るのは75,000人あまり、プライバシーのない生活でストレスがたまり、それが原因で体調を崩す人も続出している。避難所の換気が悪いため、インフルエンザの大流行を危惧されている。現段階で、十分な数のワクチンが確保されているのか、流行が始まった時に精算は間に合うのか心配である。プライバシーがない避難所生活を嫌って、自家用車の中で暮らす人も目立つが、エンジンつけっぱなしの車内で一酸化炭素中毒になったり、ガソリンがもったいないからとエンジンをつけないで避難生活を送っているうち、寒さと過労が重なり体調不良になったり、狭い車内で窮屈に足腰をかがめて生活をするうちに「エコノミー症候群」で突然死したりというケースが急増している。犠牲者は37名だが、先述のような「車内死」は7名に上る。中にはビニールハウスの中で避難生活を送る人もいるが、雨露しのげる場所があるだけマシというものだろう。
トイレも、水洗機能がないから衛生状態は最悪、水道の復旧が急ピッチで進んでいるが、ガス・電気の復旧はいまだにめどが立たず、土砂崩れや道路補修にいたってはまったくの手つかず状態。被災地の住宅被害は、全・半壊あわせて6,000戸を超え、小千谷市周辺の18市町村はいまだに「陸の孤島」状態が続く。それやこれやの悪条件が重なり、地元マスコミの取材に対し「もう死にたい」と答える被災者が目立つという。避難所の生活を見ると、同じ日本とは思えないだろう。
政府の対策は常に後手後手に回っている。被災地入りも民主党に先を越されたが、肝心の被災地入りですら「党首討論対策だ」という声が出ている始末だし、自衛隊投入が遅れたのだって、この時期に行われる自衛隊閲兵式を優先した結果だとしたら、この内閣の人命軽視路線は許し難い。道路や河川復旧事業で、国の補助率をかさ上げする激甚災害指定は未だ行われず、被災地からの救援要請に対しても杓子定規の対応を繰り返しているから、復興対策はちっとも前に進まない。天災よりも、その後の対策の遅れで被害を広めているのだから話にならない。NHKは毎晩1時間、被災地の様子を報道しているが、政府の責任を追及する報道にはついぞお目にかかったことがない。毎晩1時間被災地の様子を報道しているのは、神戸・淡路大震災の時は記憶がない。支援物資も送られているがどうでもいい物ばかり送られ、本当に必要なものは送られず、現地の被災地対策車は悲鳴を上げているという。
それに比べて、長野県の田中康夫知事は、テキパキと被災対策を行っている。地震発生当日に連絡事務所を設け、テレビ会議で善後策を協議すると、翌日の日の出と同時にトイレ・水・離乳食を現地に送付。その後も職員・看護師・医師を被災地に派遣し、被災地から温泉地までのシャトルバスを運行して、被災者やボランティアを無料で受け入れたりしているのだ。一県知事でこれだけできるのに、なぜ一国の最高権力者にそれができないのか。資質云々というより、被災者がどうなろうと知ったこっちゃない小泉の性格が、かような事態を生んだといえるだろう。
氷雨は、新潟の被災地にも情け容赦なく降り注ぐ。被災者の生活環境は、日に日に悪化の一途をたどっている。今もなお避難生活を送るのは75,000人あまり、プライバシーのない生活でストレスがたまり、それが原因で体調を崩す人も続出している。避難所の換気が悪いため、インフルエンザの大流行を危惧されている。現段階で、十分な数のワクチンが確保されているのか、流行が始まった時に精算は間に合うのか心配である。プライバシーがない避難所生活を嫌って、自家用車の中で暮らす人も目立つが、エンジンつけっぱなしの車内で一酸化炭素中毒になったり、ガソリンがもったいないからとエンジンをつけないで避難生活を送っているうち、寒さと過労が重なり体調不良になったり、狭い車内で窮屈に足腰をかがめて生活をするうちに「エコノミー症候群」で突然死したりというケースが急増している。犠牲者は37名だが、先述のような「車内死」は7名に上る。中にはビニールハウスの中で避難生活を送る人もいるが、雨露しのげる場所があるだけマシというものだろう。
トイレも、水洗機能がないから衛生状態は最悪、水道の復旧が急ピッチで進んでいるが、ガス・電気の復旧はいまだにめどが立たず、土砂崩れや道路補修にいたってはまったくの手つかず状態。被災地の住宅被害は、全・半壊あわせて6,000戸を超え、小千谷市周辺の18市町村はいまだに「陸の孤島」状態が続く。それやこれやの悪条件が重なり、地元マスコミの取材に対し「もう死にたい」と答える被災者が目立つという。避難所の生活を見ると、同じ日本とは思えないだろう。
政府の対策は常に後手後手に回っている。被災地入りも民主党に先を越されたが、肝心の被災地入りですら「党首討論対策だ」という声が出ている始末だし、自衛隊投入が遅れたのだって、この時期に行われる自衛隊閲兵式を優先した結果だとしたら、この内閣の人命軽視路線は許し難い。道路や河川復旧事業で、国の補助率をかさ上げする激甚災害指定は未だ行われず、被災地からの救援要請に対しても杓子定規の対応を繰り返しているから、復興対策はちっとも前に進まない。天災よりも、その後の対策の遅れで被害を広めているのだから話にならない。NHKは毎晩1時間、被災地の様子を報道しているが、政府の責任を追及する報道にはついぞお目にかかったことがない。毎晩1時間被災地の様子を報道しているのは、神戸・淡路大震災の時は記憶がない。支援物資も送られているがどうでもいい物ばかり送られ、本当に必要なものは送られず、現地の被災地対策車は悲鳴を上げているという。
それに比べて、長野県の田中康夫知事は、テキパキと被災対策を行っている。地震発生当日に連絡事務所を設け、テレビ会議で善後策を協議すると、翌日の日の出と同時にトイレ・水・離乳食を現地に送付。その後も職員・看護師・医師を被災地に派遣し、被災地から温泉地までのシャトルバスを運行して、被災者やボランティアを無料で受け入れたりしているのだ。一県知事でこれだけできるのに、なぜ一国の最高権力者にそれができないのか。資質云々というより、被災者がどうなろうと知ったこっちゃない小泉の性格が、かような事態を生んだといえるだろう。
ここはアフガンか?
「新潟中越被災者救援募金にご協力お願いしまーす!!」
帰宅して駅のホームに立つと、どこからがなり声が聞こえてくる。改札を出てコンコースに視線を向けると、市役所の職員数人が、今度の震災で苦しんでいる人を救うための救援活動をしていた。そういえば昨日は、共産党の人間が救援募金に協力するよう、一生懸命が成り立てていたな。だが、そのすぐそばには人々のめぐみを乞うホームレスが、行き交う人々を前に頭を下げていた。このギャップには、正直違和感を覚えた。被災者救援も大事だが、目の前のホームレスを救おうとしないのだろう。市民団体の偽善性を問う声が多いが、その光景を目の当たりにして「こういう意見が出るのも当然だな」と思った次第である。
その新潟中越地震だが、復興は遅々として進んでいない。なにしろ避難所には、10万を超える人々が集まって共同生活を送っているのである。この数字は私が今済んでいる町の人口よりも多い。規模から見れば、磐田(静岡県)や鹿嶋(茨城県)の人口に匹敵する。これほどの人達が集団で共同生活を送るのだから、プライバシーもヘッタクレもなくなるし、たまるストレスも半端じゃない。プライバシーのない生活を嫌って、自家用車の中で暮らす被災者も多いが、車の中で暮らすことによって蓄積されるストレスにより、エコノミークラス症候群を発症して亡くなる人も目立つ。これは狭いところで暮らすことによって血液の巡りが悪くなり、血管内で発生した血栓(血のかたまり)が、肺や心臓を直撃する病気である。
避難所の生活は悲惨である。プライバシーはないのはもちろんだが、何よりつらいのはトイレの少なさ。用を足すのに毎日何時間も並ばなければならないという。たとえは悪いが、これはアフガンの難民避難所や、イラク市民の生活みたいなものだと書いた新聞があった。日本は世界から「先進工業国」という風に紹介されているはずだが、避難民の扱いは、先進国のそれとはとても思えない。ヨーロッパだってアメリカだって。避難民に対してこれほど過酷な待遇はしないだろう。小泉は被災地にやってきたが日程は二転三転し、やってきても30分足らずで官邸に帰ってしまったという。「よけいなパフォーマンスをするだけなら帰ってくれ」と怒鳴った被災者もいたという。車で帰宅途中で土砂崩れに巻き込まれ、息子は4日間生き延びた末にレスキュー隊に救出されたという話が大々的に報道されていた。助かったのは喜ばしい限りだが、家族やレスキュー隊のインタビューに少々鼻白む思いをしたのは私だけだろうか。マスコミウケするネタであることは確かだが、被災者が抱えている問題を的確に報道してもらいたいものである。
仮設住宅の絶対数が足りないことから、神奈川・埼玉・茨城の各県が県営住宅の無償提供を申し出ている。しかし、住民にとって見知らぬ生活で暮らすということは、新たなストレスを抱え込むということである。4年前の火山噴火で、住民全員が避難を余儀なくされた三宅島では、その後住民が離散したことによって、島内で築き上げてきたコミュニティ生活が崩壊してしまったという。被災者は、そのことを怖れているのかもしれない。
帰宅して駅のホームに立つと、どこからがなり声が聞こえてくる。改札を出てコンコースに視線を向けると、市役所の職員数人が、今度の震災で苦しんでいる人を救うための救援活動をしていた。そういえば昨日は、共産党の人間が救援募金に協力するよう、一生懸命が成り立てていたな。だが、そのすぐそばには人々のめぐみを乞うホームレスが、行き交う人々を前に頭を下げていた。このギャップには、正直違和感を覚えた。被災者救援も大事だが、目の前のホームレスを救おうとしないのだろう。市民団体の偽善性を問う声が多いが、その光景を目の当たりにして「こういう意見が出るのも当然だな」と思った次第である。
その新潟中越地震だが、復興は遅々として進んでいない。なにしろ避難所には、10万を超える人々が集まって共同生活を送っているのである。この数字は私が今済んでいる町の人口よりも多い。規模から見れば、磐田(静岡県)や鹿嶋(茨城県)の人口に匹敵する。これほどの人達が集団で共同生活を送るのだから、プライバシーもヘッタクレもなくなるし、たまるストレスも半端じゃない。プライバシーのない生活を嫌って、自家用車の中で暮らす被災者も多いが、車の中で暮らすことによって蓄積されるストレスにより、エコノミークラス症候群を発症して亡くなる人も目立つ。これは狭いところで暮らすことによって血液の巡りが悪くなり、血管内で発生した血栓(血のかたまり)が、肺や心臓を直撃する病気である。
避難所の生活は悲惨である。プライバシーはないのはもちろんだが、何よりつらいのはトイレの少なさ。用を足すのに毎日何時間も並ばなければならないという。たとえは悪いが、これはアフガンの難民避難所や、イラク市民の生活みたいなものだと書いた新聞があった。日本は世界から「先進工業国」という風に紹介されているはずだが、避難民の扱いは、先進国のそれとはとても思えない。ヨーロッパだってアメリカだって。避難民に対してこれほど過酷な待遇はしないだろう。小泉は被災地にやってきたが日程は二転三転し、やってきても30分足らずで官邸に帰ってしまったという。「よけいなパフォーマンスをするだけなら帰ってくれ」と怒鳴った被災者もいたという。車で帰宅途中で土砂崩れに巻き込まれ、息子は4日間生き延びた末にレスキュー隊に救出されたという話が大々的に報道されていた。助かったのは喜ばしい限りだが、家族やレスキュー隊のインタビューに少々鼻白む思いをしたのは私だけだろうか。マスコミウケするネタであることは確かだが、被災者が抱えている問題を的確に報道してもらいたいものである。
仮設住宅の絶対数が足りないことから、神奈川・埼玉・茨城の各県が県営住宅の無償提供を申し出ている。しかし、住民にとって見知らぬ生活で暮らすということは、新たなストレスを抱え込むということである。4年前の火山噴火で、住民全員が避難を余儀なくされた三宅島では、その後住民が離散したことによって、島内で築き上げてきたコミュニティ生活が崩壊してしまったという。被災者は、そのことを怖れているのかもしれない。
また「自己責任」?
いつかおこるだろうおこるだろうと思っていた最悪の事態が、とうとう起きてしまった。
24歳の日本人男性が、イラク国内でテロリストグループ・ザルカウィは如何にあると思われるテロリスト・グループによって拉致され、その模様がアルジャジーラで報道された。彼の身元を巡っては情報が錯綜していたのだが、ネット上の情報で福岡在住のキリスト教団関係者の子息であることが判明した。彼はマスコミで報道されるイラク国内の様子にいても立ってもいられなくなり、一人で現地に向かった。
だが今のイラク国内情勢は悪化の一途をたどっている。そんな状態のイラクにコネもない人間が行ったらどうなるのか、彼は想像できなかったのだろうか。高遠さん始め日本人5人がイラク国内で人質になったのが今年の4月。それ以来、イラク国内で取材する邦人ジャーナリスト達はあれこれ対策を講じ、行動する際には慎重に慎重を重ねている。この夏には「アマチュアは危険地帯にはいるな」というタイトルの本が出版されたが、裏を返せば、それだけ今のイラクは素人には手が負えないくらいに治安が悪化しているということだ。つい数日前には、バクダット空港近くでアメリカ人が殺されたという事件が起きたばかりである。
アルジャジーラは、24歳の男性が英語と日本語で「小泉さん、彼らは日本政府に48時間以内の自衛隊撤退を求めています。さもなければ、彼らは私の首を刎ねるといっています。すみませんでした。また日本に戻りたいです」と語る映像を公開した。
小泉は例によって「自衛隊は撤退させるな」と細田官房長官に指示したらしい。これについてジャーナリスト・志葉玲は自分のBlogで「今回の犯人は、4月に高遠さん達を拘束した武装集団ではない。下手な発言をすれば、人質はすぐにでも殺されるということを、政府関係者は認識すべきだ」と書き、状況確認や、交渉のための糸口を確保するのを待たずに「自衛隊は撤退させない」と発言する小泉に対しては「テレビでも映画でも、誘拐犯から電話がかかってきた時ガチャ切りしないだろうが」と憤る。そもそもこんな事態になったのは、自身の対米追従政策にあるということがわからないようだ。
だがその一方で、この男性に同情できる気持ちは全く湧いてこない。繰り返しになるが、対日感情も治安も悪化する一方のイラクに、コネもない日本人が入ってもなにができるのか。せめて情勢が安定するまで、イラク入国を待てなかったのかという気持ちで一杯である。「彼の役に立ちたい」という心意気は買うが、それだけで願いが成就するほど世界は甘くないということだ。私ですら「コイツ、アホじゃないか?」と思ったほどで、うちの両親は「コイツはバカ以前だ」といって呆れていた。
文春・新潮・産経・読売などの極右マスコミは「カモがネギをしょってきた」と狂喜乱舞し、思う存分叩いてやろうと腕を撫しているに違いない。直前にはジャミーラ高橋逮捕という、格好のおいしいエサが転がっているから、彼ら極右マスコミは当分食いっぱぐれがないだろう。本人は当然だが、家族にもその刃は向けられているはずだ。家族もそれを察したのか、実家のカーテンは閉め切っているという。おそらく4月の騒動のさい、家族が声高に自衛隊撤退を叫んでバッシングになったのを見て、しばらくはなにがあっても黙っていようと覚悟を決めたのではないか。この件で両親に意見を求めたところ、高遠さん達の時に吹き荒れていた「自己責任」の大合唱は、今回は思っているほど起こらないだろうと言っている。自己責任で大騒ぎしたが、それが国内良識派と海外マスコミの袋叩き似合い、日本人の狭量さを世界に示しただけだったから、今回は自己責任という言葉はおこらないだろうというのだが、現段階ではなんともいえない……
24歳の日本人男性が、イラク国内でテロリストグループ・ザルカウィは如何にあると思われるテロリスト・グループによって拉致され、その模様がアルジャジーラで報道された。彼の身元を巡っては情報が錯綜していたのだが、ネット上の情報で福岡在住のキリスト教団関係者の子息であることが判明した。彼はマスコミで報道されるイラク国内の様子にいても立ってもいられなくなり、一人で現地に向かった。
だが今のイラク国内情勢は悪化の一途をたどっている。そんな状態のイラクにコネもない人間が行ったらどうなるのか、彼は想像できなかったのだろうか。高遠さん始め日本人5人がイラク国内で人質になったのが今年の4月。それ以来、イラク国内で取材する邦人ジャーナリスト達はあれこれ対策を講じ、行動する際には慎重に慎重を重ねている。この夏には「アマチュアは危険地帯にはいるな」というタイトルの本が出版されたが、裏を返せば、それだけ今のイラクは素人には手が負えないくらいに治安が悪化しているということだ。つい数日前には、バクダット空港近くでアメリカ人が殺されたという事件が起きたばかりである。
アルジャジーラは、24歳の男性が英語と日本語で「小泉さん、彼らは日本政府に48時間以内の自衛隊撤退を求めています。さもなければ、彼らは私の首を刎ねるといっています。すみませんでした。また日本に戻りたいです」と語る映像を公開した。
小泉は例によって「自衛隊は撤退させるな」と細田官房長官に指示したらしい。これについてジャーナリスト・志葉玲は自分のBlogで「今回の犯人は、4月に高遠さん達を拘束した武装集団ではない。下手な発言をすれば、人質はすぐにでも殺されるということを、政府関係者は認識すべきだ」と書き、状況確認や、交渉のための糸口を確保するのを待たずに「自衛隊は撤退させない」と発言する小泉に対しては「テレビでも映画でも、誘拐犯から電話がかかってきた時ガチャ切りしないだろうが」と憤る。そもそもこんな事態になったのは、自身の対米追従政策にあるということがわからないようだ。
だがその一方で、この男性に同情できる気持ちは全く湧いてこない。繰り返しになるが、対日感情も治安も悪化する一方のイラクに、コネもない日本人が入ってもなにができるのか。せめて情勢が安定するまで、イラク入国を待てなかったのかという気持ちで一杯である。「彼の役に立ちたい」という心意気は買うが、それだけで願いが成就するほど世界は甘くないということだ。私ですら「コイツ、アホじゃないか?」と思ったほどで、うちの両親は「コイツはバカ以前だ」といって呆れていた。
文春・新潮・産経・読売などの極右マスコミは「カモがネギをしょってきた」と狂喜乱舞し、思う存分叩いてやろうと腕を撫しているに違いない。直前にはジャミーラ高橋逮捕という、格好のおいしいエサが転がっているから、彼ら極右マスコミは当分食いっぱぐれがないだろう。本人は当然だが、家族にもその刃は向けられているはずだ。家族もそれを察したのか、実家のカーテンは閉め切っているという。おそらく4月の騒動のさい、家族が声高に自衛隊撤退を叫んでバッシングになったのを見て、しばらくはなにがあっても黙っていようと覚悟を決めたのではないか。この件で両親に意見を求めたところ、高遠さん達の時に吹き荒れていた「自己責任」の大合唱は、今回は思っているほど起こらないだろうと言っている。自己責任で大騒ぎしたが、それが国内良識派と海外マスコミの袋叩き似合い、日本人の狭量さを世界に示しただけだったから、今回は自己責任という言葉はおこらないだろうというのだが、現段階ではなんともいえない……