GPWN管理人日記(旧NGO日記) -5ページ目

人は「ヨン様」というけれど

 ぺ・ヨンジュンが来日した。写真集発行のための宣伝活動のためだが、空港にやってきたのは3,500人。アホか!いくら「冬ソナ」でブレークしたとはいえ、韓国では「もうピークを過ぎた2流俳優」扱い。この程度の俳優になんで夢中になるのか信じられないと、韓国のマスコミは呆れ返っているのではないか。挙げ句ペが、宿泊しているホテルから来るまで出た時に混乱が起こり、ファンが押されて転倒し、10人がケガをするという騒ぎになった。そのことを知ったペはすっかり気落ちしていたが、内心では「自分みたいなクラスの俳優でも大騒ぎしてくれる、日本のファンは本当にありがたい」とほくそ笑んでいるのではないか。そう勘ぐりたくなる私である。

LOAD TO CHAMPION

 本日はJ1の最終節。私の記憶が正しければ、レッズが最終節に負けたのは2回しかない。昨年は「この試合に勝てば優勝」という鹿島を相手に2-2で引き分け、鹿島を不幸のどん底にたたき落とした。
 今年の最終節は、勝てば年間勝ち点1位が確定するというゲーム。開始早々ネネがレッドカードで退場し、数的不利を背負っての戦いだった。それでもガンガン攻めるレッズを見ると、とても1人少ないチームとは思えない。しかし攻めても攻めても遠いゴール。逆襲のカウンターを浴びてピンチになるのは、名古屋戦と一緒だった。だが51分、交代出場した酒井がクリアボールをカットし、それをDFラインから前線に走り込んできた闘莉王にパス。闘莉王は落ち着いてこれを決め、その1点を守りきって「最終節に強いレッズ」の伝統を守った。
 終了後は選手・スタッフ全員でスタジアムを一周。スタンドには「LOAD TO ASIA」という文字が躍った。だが今年はこれでオシマイではない。年間勝ち点1位になったとはいえ、マリノスとのチャンピオンシップが残っている。天皇杯も残っている。最終節に勝ったからといって、すべて良しというわけではない。CSに勝ち、天皇杯を勝ち取って、初めて有終の美を飾ったといえるのではないか。
CS本番までに、まだまだ解消しておきたいことは山ほどあるはずだ。
 最終節までもつれ込んだ残留争い。大分と対戦した柏は、2度のリードを守りきれず引
き分け、勝ち点差「1」で柏を追いかけていたC大阪は、この試合を最後にスペインに旅
立つ大久保の2ゴールで逆転勝ち、土壇場でJ1残留を決めた。C大阪のサポーターが狂
喜乱舞し、うちひしがれる柏サポーターの姿が目に浮かぶ。だが降格も昇格も決まったわ
けではない。あきらめるにはまだ早い。柏にはJ1の意地を見せて欲しいものだが、これ
ばかりはどう転ぶかわからない……。   

華氏911

 学習院大学でマイケル・ムーアの「華氏911」を見てきた。知人が学習院大学を訪れた際、学内でこの映画をやるという立て看板を見て、是非見みよう誘ったのである。だが誘ってきた知人は、当日電話でドタキャンを伝えてきた。なんちゅうヤツだと、私は舌打ちした。が内のコンビニで弁当を購入し、少し早い夕食を取ったあと、会場の教室に向かう。どうやらこのイベントは、学内関係者が対象だったのだが、主催者は快く中に入れてくれた。教室内にいた観衆は、全部で60人弱くらいだろうか。
 だが、会場の雰囲気を見て、私の怖れていた展開になったと感じた。実はこの映画上映会を企画した団体というのは、もしかして過激派シンパではないかと予想していたのだが、不幸にしてその予感が的中した。過激派関係者と思われる人物が複数、会場内にいたのである。映画上映会に先立って主催者が挨拶したが、その人物は自分はどこの誰であるかということを名乗らなかった。ただ冒頭「我々は、文学部自治会の呼び掛けに協賛して結成した団体である」といっただけである。受付をしていたのはなかなかの美人ちゃんだったが、彼女たちはこの団体がどんなことを百も承知で参加しているのだろうか。人は見かけによらないものである。
 さて、映画の感想だが、それなりに感心したのは兵士の声を丹念に集めたことと、ブッシュとビンラディン、ブッシュとサウジ王室の古くからの交流関係、ブッシュ当確を一番最初に流したのはFOXテレビだったが、そこで「ブッシュ当確」の決断を下したのはブッシュのイトコであるということをのぞけば、私にとってはなんともつまらない映画だった。というのもこの映画で取り上げられていることは、ムーアのこれまでの著作である「アホでマヌケなアメリカ白人」などで触れられていることだらけだったからだ。
 映画の中で、ムーアは連邦議会の議員に「あなたの子供を、イラクに送りませんか」というビラをもって、あれこれ話しかけるシーンが出てくる。上下両院535人の議員のうち、子供をイラクに派遣している議員は1人だけだからだ。だが反応ははかばかしいものではなく、議員達は彼の訴えに耳を傾けなかった。さらにいえば、2000年の大統領選挙の時、アフリカ系の議員が一斉に「アフリカ系住民の投票権が奪われた」と訴えたのだが、この事実を伝えたのは下院議員だけであり、上院議員は彼らの訴えを完全に黙殺した。上院議員の署名がなければ、質疑に入れないシステムだからだ。こうして大統領選の問題は、闇に葬られた。
 アメリカの景気は最悪だ。失業率は上昇する一方だ。軍関係者は昼間ブラブラしている若者をターゲットに、盛んに「軍隊に入らないか」とスカウトしてくる。軍隊に一定期間はいれば、だいがくにはいる学資を手に入れられるし、奨学金ももらえる。失業率20%、30%という話はアメリカでは当たり前のようにある。これを聞くと、いい還元うんざりした気分になってしまう。
 映画を見終わったあと、一目散に教室をあとにした。これ以上、過激派の活動に協力する義理はないと思ったからだ。母は若い人が反戦運動に関わるのはいいことだといったが、その団体が過激派でもかといったら黙っていた。最近は革マル派、中核派の連中も、一件それとわからないような格好で、一般学生を誘ってくる。だが団体の体質が変らない以上、いくら誘っても彼らを仲間とは認めない。

人は「ニート」というけれど

 きのう、このBlogでニートの家族殺人について触れた。土浦のニートも、一族は地元の名士であり、父親は地元の教育委員会勤務を経て、博物館の副館長も務めていたという。男の家庭内暴力はここ数年激しさを増していて、両親は男をなだめるために高級車を買い与えていたという。急増するニートを支援するNGOも続々と立ち上げられているが、この両親はこれらの団体の存在を知らなかったのだろうか。
 立て続けに、しかも同一県内でニートによる親族殺人がおきたことから、ニートに対する視線も厳しくなるだろうと思っている。だが仕事の帰り道、偶然電車内で読んでいた某大学新聞の記事を読んで、思わず考え込んでしまった。
 その記事は大学教員が書いているのだが、この記事の中でその教員は「私のまわりの学生は無気力な人間はおらず、むしろ積極的に仕事を獲得しようとしているにも関わらず、努力が報われない学生ばかりである」と嘆いている。そしてその理由として、学生を劣悪な環境に置いている学生バイトの実態を紹介している。
これら学生バイトの多くは、労働基準法の埒外に置かれている。塾講師をしていた学生は、あまりの待遇の悪さに我慢できず、塾側に退職したい胸告知したところ、経営サイドから「後任者を見つけない限り、退職は認めない」と逆に脅迫されたという。これは近代以前の「強制労働だ」と筆者は憤慨する。
 タチの悪いことに、司法もその現実を容認し、時にはとんでもなく世間ズレした判決を出す。ある音大生は「研修生」という名目で6ヶ月間は無給で働き、二年以内に正社員として採用するという条件で働いていたが、職場でのいじめが原因で退職し、その間の賃金を会社側に請求したところ、裁判所は「賃金について合意がないから、これは労働契約ではない」という判決を下し、この請求を棄却したのだ(ユーロピアノ事件・2002年12月25日東京地裁)。
 家に引きこもっていると「働け」と強制され、実際に働くと不当に厳しい条件でこき使われる学生達、学生をだまし、不当にこき使う会社を黙認する司法。こんな社会では、留年だの再入学制度を使って、どんなことをしてでも「学生」を続け、意地でも社会に出るもんかと考える人間が出てきてもおかしくない。本来なら彼らを救うのが「政治」の役割なのに、今の「政治」は「自己責任」の名のもと、弱気をくじき、強きを助ける風潮を煽っている。そこには、最低限のモラルすら存在しない。
 モラルのない世界に、将来はない。世間もマスコミも政府も「ニート」を責め立てる前に、彼らをいかに世間にうまく融合させるかを考えるべきだと思うのだが。

世の中み~んな狂ってる!

 ああやれやれ、この国は上から下まで本当に狂っている。どうしようもなく狂っている。果てしなく狂っている。これだけ世界が狂っているから、自分の頭も狂いそうになってくる。
 昨日水戸で、19才の少年が両親を鉄アレイで撲殺するという事件が起こった。動機についてこの少年は「ずっと家にいるのなら、習い物をしろ」と迫られ、うざったく思っていたという。少年の家族は両親、姉2人、妹、祖父の7人家族で、父親は教員、母親も元教員、姉2人は東京の国立大学に通うという環境で、少年は端から見ればエリート一家に育った。だが少年は高校時代に長期入院を2回したこともあって落ちこぼれ、進学が決まっていたコンピューターの専門学校にも一回も通わず、妹も高校に進学していなかったという。心配した母親は、両親が買ったニュージーランドの別荘(この一家は地元でも有数の資産家とお見受けした)に妹と3ヶ月ほど滞在したそうだが、少年はそんな少年をうざったく思っていたらしい。うざったいと思ったのならどこかに転居すればいいのだが、ヒッキーだから独立資金も貯められなかったのだろう。あるいは、姉2人の元に身を寄せるとか。姉2人が通う「東京の国立大学」ってどこだろう?大学検索サイトで調べてみたら、どの大学も「超一流」にランクされる大学だ。少年には、この姉2人が重たい存在だったのだろう。
 今日も同じ茨城県内で、今度は28歳の男が両親と姉を撲殺するという事件が起きた。この男も「ヒッキー」。専門学校を中退してからは家に引きこもり、家庭内暴力を繰り返していた。男は取り調べに対し「日頃から両親と仲が悪かった」と供述しているらしいが、家に引きこもって家庭内暴力を起こしていたら、そりゃ仲だって悪くなるだろうよ。姉には9ヶ月の子供がいたそうだが、たまたま実家に帰省して今回の悲劇に巻き込まれた。残された子供が不憫でならない。
 ここまで書いてきて、本当にゲンナリしてきた。それもこれも政治が機能せず、世相が殺伐としているからだ。
 政治状況はどうしようもない。先日の党首討論で、自衛隊のイラク派遣について聞かれた小泉、何をトチ狂ったか「自衛隊が派遣されている地域が非戦棟地域」という暴言を吐き、その後の記者会見で「いい答弁だった」と開き直った。それだけでも絶句ものなのに、先頃開かれたAPECでの日米首脳会談で、小泉は「イラク復興支援は継続させたいが、どのような支援をするのかは日本に任せて欲しい」とブッシュに確約してしまった。これは来月14日以降も、自衛隊のイラク派遣を延長するということである。本来なら、これは国会審議が必要な事項なのだ。にもかかわらず、小泉は勝手に自衛隊イラク駐留延長を決めてしまった。これではファッショだ。国民をとことん舐めきっている。
 財界もまたしかり。雪印と日本ハムに代表される食品賞味期限偽証、産地偽証。三菱自動車の欠陥自動車問題、自社に不利な報道をしたフリージャーナリストの自宅を盗聴した武富士、株主構成を偽った西武・コクドグループ。株主構成偽証ではマスコミも同じようなことをやっていたことが発覚し、この問題の根の深さを思い知らされた。スポーツ界でも選手とファンの医師を無視した、近鉄とオリックスの合併に端を発するプロ野球再編騒動、「たかが選手が無礼だ」発言に起因した、プロ野球のスト騒動。明治大学・一場選手の裏金疑惑。一場選手はドラフトで楽天が指名してくれたからよかったが、どこも指名してくれなかったら、彼はいったいどうしていただろう。財界もそうだが、ここ最近内部告発が頻繁に起きるのも、上層部の物言いに憤りを感じる人間が増えているからではないか。そういえば、今年プロ野球に新規参入を希望した会社は、そろいも揃ってIT関連業界だったが、彼らに「プロ野球チームは地域とファンの公共物である」という認識があったかどうか、甚だ疑問である。ライブドアの堀江はデキの悪い人間を「だって、バカですよ」と見下すことを当然と思っており、楽天の三木谷は、途中入社の社長面接日に「自分の機嫌が悪かった」ことを理由に、応募者全員を不採用にするほどの気分屋の人物であり、ソフトバンクの孫正義は「熱しやすく冷めやすい」といわれるほどビジネスライクだ。ついでながら、ソフトバンクのADSL部門「Yahoo!BB」は今年、顧客名簿漏洩事件を起こしながら、何ら落とし前をつけていない。彼らに共通しているのは、プロ野球チームを買えるほどの財力を持ちながら、発生してから1ヶ月以上も経過した新潟中越地震の被災者を救おうとする侠気を持ち合わせていないことだ。プロ野球チームを買うのも結構だが、一夜を過ごす家がないほど困っている住民のことをなんとも思わないのか。もっとも、これは彼らだけでなく、財界にもいえることだが。あげていけばキリがないので、あとのことはまた日を改めて書きたい。

学園祭報告Part4

 今日は、東京外大の学園祭に行ってきた。実はこの日は、私が理事を務めるNGOの理事会があったのだが、代表の予定変更で日延べになってしまった。たまたま外語祭の学園祭とぶつかったので、どんな感じなのか実際に見てきた。
 で、結論。はっきりいってここの学園祭は、展示物を楽しもうと思ったら大いなる失望を味わうことになる。展示物云々は二の次で、異国情緒を楽しむことに主眼を置くべきである。ゲートをくぐれば別世界。盛り上がりはヘタな大学の学園祭なんか足元にも及ばない。大学生や大学関係者だけではなく、地元住民や西武線・京王線沿線とおぼしき人間が大挙やってきて、キャンパス内はものすごく盛り上がっていた。
 この大学は26の外国語専攻があるのだが、すべての専攻の学生が模擬店を出店し、売り込みに躍起になっている。料理は当然、学生の手作り。昼食のピーク時は、おそらくてんてこ舞いになっているだろう。私は昼食にフランス語専攻、デザートにポーランド語専攻の食べ物を食べた。昼食に食べたのはクレープ。皮はそば粉で、中に半熟たまごとハム、チーズが挟んだもの。皮がぱりぱりとしていて、なかなかの美味。ブースではボージョレ・ヌーボーを扱っていた。こちらも人気があったらしく、私がやってきた時は「残り2本!」という文字がデカデカと躍っていた。ポーランドご専攻のケーキは、甘みがちょっと強かったが、クルミの実が隠し味になって、結構おいしかった。
 専攻語ブースではお酒も扱っており、カクテルを出すところもある(当たり前だが、未成年者は酒は飲めない)。我々は日本にいながらにして、世界中の料理と酒を、専攻学生の手で味わうことが出来るのである。もちろん運動部も、専攻語ブースに負けじと模擬店を出している。こちらもなかなかの盛り上がりだ。
 だが一歩中に入れば、来訪者のほとんどが「模擬店目当て」であることがわかる。なにしろ、部屋に誰もいないのだ。あるフロアでは、創価学会系のサークルが部屋を2つ使っていたが、中にいたのはほとんど関係者。そのうちの一つは「女性」をテーマにした展示物を扱っていたが、その内容は先日東女の「第三文明研究会(当然ここも、創価学会系のサークル)」とうり二つ。「この展示は他のところでも見た。ひょっとしてアンタらは、展示内容も自分たちで決められないのか」とおもわずツッコミたくなった。絡むとあとが面倒くさいので、なにも言わずに黙って立ち去ったけどね。この会場でも、創価学会の「そ」も、池田大作の「い」もなかった。このご時世だから、池田大作の名前を出すのはまずいと思ったか。
 別のフロアでは「LH陽光研究会」なるサークルのブースを見つけて中に入ったが、なにやら怪しい雰囲気。入って早々あれこれ話しかけられたのには閉口した。さらに「手かざしをすると体の調子がよくなるから」なんてセリフを、まじめくさった表情で言われたからびっくり。怪しい団体と思っていたら案の定、この団体は大東亜戦争を肯定し、「昭和天皇は戦争を望んでいなかった」と本気で信じている人間の集まりだったのだ。いってみれば日本版「草の根右翼」。この大学にはアジア人が大勢学んでいる。彼らがこの団体を知ったら(知っているかもしれないけど)、怒り狂うだろうな。それとも「頭の行かれた連中の団体」と割り切って放置するか。
 今年の学園祭で見るべき展示物はビルマの子供たちを救う活動をしているNGOの展示、ペルシャ語専攻科有志によるイランの絵本の紹介、外国人ネットワークの展示物はそれなりに面白かったし、この大学で扱っている絵本も並んでいた。
 この大学の学園祭は、舞台好きにはたまらないのではないか。ダンス部がダンスを披露していて、行列は結構な長さだった。私が来た時はベリーダンス部がバリの民族衣装で鈴を鳴らしながら「ダンスをしまーす」と大声で呼び込みをしていた。私は見ることが出来なかったが、相当盛り上がったのではないかと推測する。
 学園祭期間中は、毎日日替わりで各専攻科有志が専攻語で「語劇」という名の演劇を披露しているので、朝から晩まで芝居漬けという楽しみ方も可能である(ただししんどい)。この「語劇」は入場者が会場に入りきらない場合に備えて、字幕スーパーつきで別の場所でライブ中継をしているので、そこで舞台の様子を見ることが出来る。
 この「語劇」は語学学習の高い動機付け、言語文化への理解、組織的活動への参加による社会性の向上などの点で高い評価が与えられ、今年から文部科学省の「特色ある大学教育支援プログラム」に指定されたことも明記しておく。
 毎日通うだけの価値は、この学園祭にはあると思う。なにしろ、カネのかけ方も時間のかけ方も桁違い、準備だけで半年(つまり、ゴールデンウィーク明け!)かけたから、それも当然か。学園祭シーズンの掉尾を飾るにふさわしい内容だったことを明記しておきたい。

したたか北朝鮮

 さて先週、拉致問題に関して日朝会談が開かれた。だが北朝鮮側の主張は従前通り、昨年帰国させた5人以外は「全員死亡」したと繰り返すのみ。北朝鮮側は拉致被害者の一人である横田めぐみさんの「夫」という人間を会見に登場させたが、横田さんの「夫」は、自分は工作員であるという理由で写真撮影もDNA鑑定も拒否した。この「夫」と名乗る人物は、昨年まで「国営商社員」であるとされていた人物である。他の家族も死因について、これまでと違う説明をしてきたために「家族会」のメンバーは激怒し、国会議員達も「経済制裁やむなし」という声がわき起こっている。
 この問題を解決するためには、金正日体制を転覆させる以外に道はない。もちろん、戦争以外の方法でね。だが小泉総理が経済制裁に踏み切らないのは、彼ら「拉致被害者」は実際はまだ生存していて、本当に経済制裁のカードを切ると、「行方不明」とされている拉致被害者が、金正日の怒りをかって処刑されるのではないか、小泉はそういう事態を怖れているともいわれている。
 日朝協議と前後して、金正日の敬称が省略されたり簡略されたり、学校内で金正日の写真が外されたりしたと、国内外のマスコミが大々的に騒いだ。だが数日経つと、金正日の敬称は元に戻ったという。外国マスコミも手玉に取、るしたたかな金正日に翻弄される国際社会。世界の各国は、この国とどうやってつき合うべきなのだろうか。