読んだり観たり聴いたりしたもの -5ページ目

Unity5 3Dゲーム開発講座 ユニティちゃんで作る本格アクションゲーム/まつだす他

Unity勉強本第7弾。

 

この本も地雷本だろう。

まず印象として、白い、というのがある。ページの情報密度が低い。データの内容をスクリーンショット共にページ2点ずつ延々紹介したりと無意味な内容でふくれあがっている。また、著者が多数おり分担して仕上げているようなのだが、そのためにそれぞれの開発手法・作法がバラバラ。重複する無駄な記述も多い。そのくせ肝心な点は全く何も説明がなかったりして、例えば全く何の説明もなくuGUI使ったり使わなかったりと初心者は混乱必至だろう。そもそも大々的にUnity5と掲げているものの、5での新機能をまとめて紹介しているわけでもなく、また、上記のように使用してすらいない。

スクリプト解説の章もあるが自己満足に近い無意味な会話形式のまとめに目が点。ソース表示のデザインも非常に見づらい。最後、付録として、UnrealEngineでユニティちゃんを使おう!というページがあり、まさに自己満足の極みに唖然とした。付録のLive2Dのページはちょっとだけ有用だったかな。

 

開発者・クリエーターとしての個々人の業績は知らないが、少なくとも、他人に理解させる文章を書く、という能力は皆持ち合わせてない印象。「説明」を書くのではなく、たんに手順を書くだけ、という典型的なダメ本になっている。

 

初心者は、決して、ユニティちゃんにつられて手を出してはいけない。

 

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タイトル

Unityで神になる本。/廣鉄夫

Unity勉強本第6弾。

 

この本は上玉だった。いかにもアレげな胡散臭いタイトルとは裏腹に、初心者向け教科書として内容のベースもしっかりしている。

3D映像表現を軸に、神になる=世界を自由に創造できる、それができるのがUnityなんだと、著者の熱いパッションをひしひしと感じるのが特徴。本職はグラフィック系と言う事もあり、素晴らしいイラストと画面写真に埋め尽くされ、デザインも極上の紙面は、本当に読んでいるだけでもわくわく感に溢れて楽しい時間を過ごせるだろう。

最初にも書いたとおり、Unity入門本としては過不足無い内容で、取っ掛かりとしてはこれ一冊で事足りるだろう。JSではあるものの、スクリプト解説も、全くのゼロからの初心者向けに1章を割いており、やる気さえあれば何とかなる程度にはフォローしている。

ゲームのメカニクスよりは、3Dモデリングを使用した表現の構築が主眼の内容になっており、そっちにメインの興味がある人にはモアベターだろう。

 

とにかく読んでいて楽しい本。若干値は張るものの、内容が濃くて役に立ち何度も読みたくなるという意味ではコスパはかなり良いだろうと思う。

 

 

廣鉄夫
Unityで神になる本。

Unity5 3D/2Dゲーム開発実践入門 作りながら覚えるスマートフォンゲーム開発/吉谷幹人

Unity勉強本第5弾。

 

この本は当たりだった。

初心者~中級者向けのトータル解説書として非常に内容のすぐれた書籍だろう。まず第一に著者が自分のやっている事をきちんと理解している点が重要。単にこうすればできますと手順を述べるのではなく、何故それをするのか、何故その方法で行うのか、「説明」を丁寧に書いている。また、その説明自体も良くまとまっており、分かりやすく、無駄がない。解説の範囲も広く、背景解説からインストール、2D、3D、UI、アセット、リリースと一通りを網羅。

こうした初心者向けテキストでサンプル制作するゲームは、しばしば説明のためだけに作られるような味気ない内容のものが多いが、本書のサンプルは、内容も見栄えも、かなり高品質なサンプルを手がけるので、読者の意欲が違うだろう。Unityの説明をするために作るゲーム、ではなく、ゲームを作りたい時、Unityではこうするんだよ、という印象で、類似本との方向性の違いが著しい。

Unityでのゲーム制作上のノウハウやTipsもふんだんに盛り込んであるので、実に読みでがあるだろう。

 

ここまで5冊読んだ限りでは、入門者が1冊だけ選ぶとするなら本書がダントツだろう。

 

吉谷幹人
Unity5 3D/2Dゲーム開発実践入門 作りながら覚えるスマートフォンゲーム開発

デボラ、眠っているのか?/森博嗣

Wシリーズ4冊目。

 

前巻で目覚めたクナチュのスパコン。それを契機として電子空間に跋扈するAI群トランスファ達の戦いがハギリ達の前に顕現する。百年以上前に一人の天才が見据えた未来図へ収斂する現実。生きているとは、どういう事なのか?

電子空間で激闘を繰り広げるAIの攻防の様子が、マクロ的にはホワイトノイズと区別できない、という発想は凄く感銘を受けた。

今巻も大変面白かった。次巻も既に刊行されているので読むのが楽しみである。

 

森博嗣
デボラ、眠っているのか?

PS4/メゾン・ド・魔王/メビウス

と言う事で、ようやくトロコン達成したのでメモ。

 

1周目は結構苦労して先々週の中程にクリア。それからトロコン目指して落ち穂拾いをしていた。プレイ時間はトータルで、放置も入れて30~40時間ほどだろうか。

 

基本的には本作のトロコンのポイントは、2階増築時の勇者を倒す事と、恋と魔王とのクエストを適切に処理する事の2点。後者はもう、知っているかどうか問題なので置いておいて、前者には結構育成が必要。やり方は簡単だ。部屋に夫婦を入れて子供を産ませ、子供が成長したら親二人を追い出して恋人募集させて子供を産ませる。これを繰り返すだけ。世代交代毎に強い方の親の性質を受け継ぐので、メキメキ性能が上がる。ながら育成で200日ほど掛けて5,6世代進化させたら、勇者もあっさり倒せた。そこから通常のクエストを消化すると、 驚くほど簡単に進む。超強化した101号室のゾンビが一人で全て倒してしまう感じだ。スゲー。

 

意外と苦労したのは復讐者のトロフィー。成長前の子供が死ぬと親が復讐の黒い炎に燃えてパラメータが跳ね上がる、というギミックを実現するのが条件だけど、なかなか子供が死なないのだ。戦闘時にはノックしても子供は出てこないし、帰宅時にクエストに巻き込まれる事故を狙っても、戦いは指示できないからダメージは負うもののすぐ逃げてしまう。やむなく温度好みのあるエレメント系で空き部屋を埋めて子供を産ませ、エアコン設定を好みと逆にしてわざと病気に掛からせて住人の体力を削り、事故や病死の確率を上げて狙った。数十日頑張ってなんとか達成。

 

低価格のDLゲーとしては十分面白かったと思う。

特に個々のモンスター達の性格や行動が多彩に用意され、状況の短文を読んでいるだけでも楽しめたほどだ。ゲーム攻略も、種族や防御、攻撃の遠短など、考え所は楽しめた。

ただ、1周目だけを考えると、インディーの最高峰ってのは煽りすぎかな。

まず、カーソル移動が、ドアとモンスターに重なって、しかもモンスターに引きずられたりするので実に操作し辛い。L2R2で切り分ける操作も直感的でなく、もう少し工夫の余地があるだろう。家具も、全く使わないものが多数出るし、効果が分かりづらかったりして、だぶついている印象。

そもそも、入居者のモンスターに愛着を持つ、というのがゲームのベースなのに、新種族追加で空き部屋が欲しいから、強化したいからと、追い出したりしてどんどん入居者を回転させて行くのが攻略になっているので、心情的に寄り切れない。最初に入居した初期モンスターなんてどんな人(?)だったか今でも名前も覚えてるのに、終盤のモンスターなど、もうただのコマ扱いだった。ここが惜しいと思う。

 

1周目は終盤かなり工夫して攻略した。

例えば、敵の部隊は、防御力の高いタンクを前面に、うしろに飛び道具や魔法使いを配していたりして、なかなか倒せない訳だ。タンクを削っている間に、敵の貫通攻撃で、順番待ちの味方がのきなみやられてしまう。これを防ぐには、つまり、敵を1体ずつ倒せば良いわけである。1Fでの戦いは捨て、2Fの階段近くで戦うのだ。タイミング良く204のモンスターを差し向けると、敵は階段を上がりきった先頭の1体のみ、後続は1F待機、という状態になる。2Fの敵を倒せば、1Fの敵がまた一人上に上がる。それをまた倒す、というやり方だ。これでグッと楽になる。ただし、元から一人きりの伝説の勇者には通用しないが。

 

しかし、こんな攻略もあまり意味は無かったよ。

最初にトコロン攻略で書いたように、戦略を工夫して小細工を弄すより、初期モンスターをとことん鍛えた方が断然強いからだ。このバランスも結構大味かな。

 

まあ、セールで購入だったし、価格分は十分に楽しんだろう。

メビウス
メゾン・ド・魔王
 

三国志 青い鳥文庫/小沢章友/山田章博

昨年末よりゴリゴリと三國志戦記シリーズをプレイしている。

日本で絶大な人気を誇るこの三国志のお話は、もちろん以前より我が家でも好まれていた。

史実を元にした三国志は、義務教育でも世界史の最初に中華の歴史という事でさらっと習うし、小説はもとより、児童向けのお話も、アニメも、人形劇もある。

我が家でも、10年以上前に三國無双シリーズにハマっていたこともあり、操作キャラになっている有名武将達や、ベースのシナリオ展開は妻もそこそこ馴染んでいたろう。

しかし、私も妻も、実はきちんと三国志を読んだ事は無かった。

 

そもそも私も三国志に触れたのは、ゲームが最初である。

MSX版の三國志である。脅威の1Mカートリッジにセーブ用の専用カセットテープが付いて、価格は1万超え。当然こんなに高価なソフトを自分で買えるはずもなく、これは従兄弟が購入したものだ。従兄弟は同年代だったが、家庭の事情からか妙に羽振りが良く、ある日泊まりがけで遊びに来る時に一緒に遊ぼうといって、その日に、信長の野望(こちらはMSXテープ版だ)と一緒にサクッと購入して、帰る時に、うちはパソコン無いからと、ポンとそのまま置いていったものである。

当時、小学生の高学年ぐらいだったと思うが、初めてプレイするシミュレーションゲームに、最初は戸惑いつつも、すぐにどっぷりとハマリ、何度も何度も遊んだものだ。特に、休日に友達と1日かけて複数人プレイするのが楽しく、大戦略シリーズと交替で延々と遊んでいた覚えがある。

その次に手を出したのが、横山光輝の大河漫画である。父が好きで自宅に全60巻が揃っていたため、読んでみたのだった。ゲームプレイから漫画までには実は結構間があって、思うに、ゲームの三国志は、純粋なシミュレーションの部分が好きだったのだろうと思う。まあ、シミュレーションゲームで三国志を好きになったのなら当然か。しかし、横山漫画で登場人物達の生き様に触れ、ストーリーも好きになった。

その後、やはり自宅にあった吉川英治の小説も手にとってパラパラしたが、出だしを読んだところで、何だこれは漫画と全く同じ話が同じ展開で書いてあるだけではないか、と読むのを止めた。既に知っている同じ話なら読んでも意味が無いと思ったからだ。

それ以来、三国志の小説は読んだ事がなかった。

 

しかし、冒頭に書いたゲームにより、近年まれに見る三国志フィーバーが我が家にやってきた。エントリには書くのを忘れていたが、実はAmazonプライムで三国志のアニメ映画も観たのだ。妻も、これでさらに三国志のストーリーに興味が湧いたようだ。

 

そこで、さくっと三国志のストーリーを知るに適しているだろうと、青い鳥文庫のこの三国志シリーズを手にしたのだった。ざっと簡単に筋を知るなら児童書が良いだろうと図書館で該当架を漁った時に、このシリーズの外伝に当たる三国志英雄列伝という本を発見し、試しに借りてみたのだ。すると、著者の小沢さんの、極々簡潔にして要を得た実に味のある文章が描く、三国志の登場人物達の瑞々しい活躍に目を奪われた。そこで本編全7巻も順次借りて読んだというわけである。

児童文庫で7巻という事で、文章の総量はわずかである。そこで三国志の数多の英雄の幾多の活躍を分かりやすくかつ壮大な筆致で描ききるのはかなりの才を要するであろう。人物も丹念に描いており、妻などは読み進む度にどんどんファンの武将が増えて行くようだった。

しかし、三国志の終盤は喪失の話である。妻も関羽ロスを初めとして結構ショックを受けていたようだった。それほどのめり込んだと言う事である。

 

こうして三国志のベース展開や基本キャラの知識を浚った後では、三國志戦記のプレイはさらに面白いものとなった。経過としては、昨日とうとう呉編をクリアして呂布編を始めたところで、まだまだ本作のプレイは続くだろう。今年は、その後も別の三国志ゲーもきっとプレイするだろう。三国志をテーマとした映画や他の小説なども読んでみたい。

現在は、横山光輝の漫画を読み返しているところで、これも大長編なのでしばらく続くだろう。

妻は職場で拾ってきた週刊ビジュアル三国志という写真雑誌を楽しんでいる様子。

 

 

小沢章友/山田章博
三国志 青い鳥文庫

蒐集記録 2017/04/01

職場のジャンクゲット。本日はスーファミのアクション&シューティング。

どれも良作以上のタイトルで、時間さえあればプレイしても良いと思う。

まあ、涙を呑んでストックへ。

 

アクスレイだけはVCで持っているので機会があればプレイしよう。

 

そういやNintendo SwitchのVC展開はまだ発表無いけどどうなる事か。

バイナリ互換が無いのは明らかだけど、IDの個人化とか統合とか進めてきているわけで、同一タイトルの機種共通DL資産化とかやんないかな。…やんないだろうな、別にメリットないし、スイッチは普通に大ヒットしそうだし。

 

●SFC  スーパーバトルタンク2 並品
●SFC  ギャラクシーウォーズ 並品
●SFC  超原人2 並品
●SFC  ミッキーとドナルド マジカルアドベンチャー3 並品
●SFC  アクスレイ 並品

天使は結果オーライ/野尻抱介

ロケットガールシリーズ第2弾。

前作に続いて大変楽しく読んだ。以下ネタバレありありで。

 

 

まず、新キャラ、3人目の宇宙飛行士、三浦茜。優等生キャラで、知能抜群、表面は柔らかいが芯はしっかり、しかし体力はあまりなく、常人以下の対G耐性が致命的。

4Gで気絶してしまうこの異例の宇宙飛行士が、ストーリーのクリティカルポイントとして描かれるだろう事を、読者は序盤から心配しつつ見守る。そして終盤、予想通りの展開に、さあ、どうするかと固唾を呑んで見守るシーン。その、あまりの肩すかし感が、本作の唯一のネックだろう。いくらマツリのいう呪いの力が強くても、それはないでしょ。紙幅とアイデアが尽きたのかも知れないが、著者にはもう一ひねりを期待したかった。ネリ女に連続といのもやり過ぎ感がある。

あと、一見爽やか青春ストーリーに見えて、ゆかりなどにチラと仄見える暗い感情が、結構味があるなあと思う。マツリがうまくカバーしているのも良いと思う。雄大なシーン描写も冒険感も毎度のはちゃめちゃ展開もサービス満点だ。

 

総じて軽快で面白く、しかも、前作同様スカスカ読めるので、エンターテインメントとしては優良だろう。次巻も読みたい。

 

前作ではあまり気にならなかったが、よく考えると、あれ、と思う事がある。それは、ロケットガールズが、いくらんでも軽すぎるのでは、と言う事だ。16歳女子高生、153cm36kgというのが非現実的とまでは言わないが、過酷なフライトをこなす体力筋力を有した女性としては眉唾の体格ではないだろうか。彼女たちの体重が軽い、という条件は本作シリーズにおいては設定の根幹をなす部分だけに、1kgたりとも譲れない点だろうが、それが逆にリアリティの弱点にもなる。個人差はあるとは言えBMI15以下はいくら何でも危険ゾーンではないか。痩せすぎと言われ、太りたい太りたいと頑張ってもなかなか太れない我が妻でさえ17はあるというのに。

 

野尻抱介
天使は結果オーライ

作って学ぶ Unityゲーム開発の教科書/森信虎他

Unity勉強本第4弾。

 

本書はひと言でいうと地雷本。初心者もそれ以外も、決して手にとってはいけない。

まず、分厚くて解説+ゲーム3本作成という構成だが、何のことはない、ほぼ同じ事を3回繰り返すだけの無駄構成。パラパラめくるとフルカラーで画面キャプチャもソースも掲載されていてとても丁寧な紙面に思えるだろうが、内容は本当にコピペで3倍に水増して作成されており、強調するようだが本当に実に無駄。「この手順は○○ページを参考に前回同様行います」で、1行で済む説明を何十ページも続ける不毛。このように本書は元来の構成であっても半分以上のページが不要だ。さらに、2Dゲームや3Dゲームなどゲームの構造やアクション・RPGなどジャンルが違うのならまだしも、3回とも同じような基本2Dアクションゲー(3回目は放置ゲーと言う事でやや違うが構造は同じ)。これは教材の構成を工夫すれば1つにまとまるだろう。そうすれば1/3になる。しかも、わざわざ3Dモードでプロジェクトを作って、2Dに変更するという、全く無駄な作業を延々解説していてここも紙面の無駄。きっと、古いバージョンのUnityでは必要な手順だったのだろう。身近に誰か突っ込む人はいなかったのか。つまり、編集も無能。

あと、ソースが極めつきに酷い。目を覆う汚さ。出版ソースなのに全くフォーマット掛けてない。何だこの人を馬鹿にしたようなブラケットインデントの不整合は。超初心者はこの時点で躓く可能性もあるだろう。不規則で無駄なスペース・空行の乱発もいらだつ。オマケにインデント桁数がソースによって8桁だったり4桁だったりバラバラ。あと、出版時点では日本語コメントはまだ不味かったはずでは。読んだだけで検証はしていないが、これだけ汚いソースの内容の正当性は推して知るべきだろう。

 

総じて、無駄な説明にばかり紙幅を割いて、しかも肝心な解説は抜けているという、典型的なダメ本。理解してその神髄を教えるのではなく、とりあえず手の動かし方を習得したのでこれをまねしろ、というタイプだろう。

 

森信虎他
作って学ぶ Unityゲーム開発の教科書

10日で学ぶUnity 5 2Dゲーム入門 カジュアルゲーム制作で楽しく覚えよう!/フーモア

Unity勉強本第3段。図書館に予約掛けて届いた順。

 

本書は超初心者向けの良書と思う。

なにせ全ての初出英単語にルビを振るほどで(それが必要かどうかはさておき)、重要ポイントはコラムで囲い、文字も大きくレイアウトも読みやすく、これなら小中学生も読みこなせるだろう。

構成は、全10章に10日を割り振り、インストールから始まって、2Dゲーム制作を一通りこなし、スマホ実機インストールまでをきっちり学ぶ、そつの無いもの。本書の通りに作業して、オマケにちょこっと改造すればオリジナルゲームの完成だ。とりあえず詳細な説明は後回しでも短期間で形にするところまで導く事で、作り上げる楽しさ、完成の達成感を得る、という観点からは教育に向いている書籍だろう。

Unityの事もゲーム制作の事もPCの事さえもあまり良く分からない、という初心者が1冊だけ選ぶならこれで万全だと思う。

 

フーモア
10日で学ぶUnity 5 2Dゲーム入門 カジュアルゲーム制作で楽しく覚えよう!