となりの関くん/PrimeVideo
プライムビデオの第5弾は、アニメ続きだが、面白そうだったのでこの作品をチョイス。
毎日授業中、教室の一番後ろの席で、一人遊びに血道を上げる中学生関くんを見守る女生徒横井さんのお話である。
そう、この話の主人公は、一心不乱に様々な遊びに取り組む関くんではない。授業中に気が散って迷惑だと思いながら、気になってしまって、関君の遊ぶ様を見ずにはいられない横井さんの、声には出さない、一人遊びに対する評価や突っ込みや悪態の数々こそがメインである。その意味で主人公は横井さんだろう。実際、関君はほとんど喋らず、ほぼ無声(授業中なので当然だが)。
と言う事で、アニメについては声優の花澤さんの演技力一発勝負の作品だろう。
もちろん、どれほど意表を突く一人遊びを提示できるか、という点も重要な要素ではある。その点でも一ひねりも二ひねりもある点は評価できる。
ただ、横井さんの、それらの突っ込みなどの反応をもってして、かの遊びは完結する、ともいえるだろう。それを関君が意識しているかどうかについては、どちらでも解釈可能な感じ。
横井さんがロボット家族の団らんを見て和むのを見て我らが和む、という構造だ。
単テーマの約7分のショートアニメ。元々テレビ放映されたものでプライムには全21本が来ていた。同内容のDVDも出ている模様。実写ドラマ化と映画化もあるみたい。
原作は漫画で、現在8巻まで出ておりさらに連載中の様子。
機会があれば是非読んでみたいな。

となりの関くん
毎日授業中、教室の一番後ろの席で、一人遊びに血道を上げる中学生関くんを見守る女生徒横井さんのお話である。
そう、この話の主人公は、一心不乱に様々な遊びに取り組む関くんではない。授業中に気が散って迷惑だと思いながら、気になってしまって、関君の遊ぶ様を見ずにはいられない横井さんの、声には出さない、一人遊びに対する評価や突っ込みや悪態の数々こそがメインである。その意味で主人公は横井さんだろう。実際、関君はほとんど喋らず、ほぼ無声(授業中なので当然だが)。
と言う事で、アニメについては声優の花澤さんの演技力一発勝負の作品だろう。
もちろん、どれほど意表を突く一人遊びを提示できるか、という点も重要な要素ではある。その点でも一ひねりも二ひねりもある点は評価できる。
ただ、横井さんの、それらの突っ込みなどの反応をもってして、かの遊びは完結する、ともいえるだろう。それを関君が意識しているかどうかについては、どちらでも解釈可能な感じ。
横井さんがロボット家族の団らんを見て和むのを見て我らが和む、という構造だ。
単テーマの約7分のショートアニメ。元々テレビ放映されたものでプライムには全21本が来ていた。同内容のDVDも出ている模様。実写ドラマ化と映画化もあるみたい。
原作は漫画で、現在8巻まで出ておりさらに連載中の様子。
機会があれば是非読んでみたいな。
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
半年にわたって楽しんだアニメ。
世紀の名作、という程ではないが、期待程度には楽しめたと思う。
ガンダムシリーズをじっくり観るのは、10年ほど前のZガンダム以来である。
最終回で明かされるところに寄れば、今秋に、続編があるとの事だ。楽しみである。
と言うわけで詳細はそれを観てからいろいろと書こうかなと思うが、今、とりあえず簡単なところだけ。
まず、プラモ宣伝用のロボットアニメにしては、あまりバトルシーンをねじ込んでこなかったのが驚きだった。敵も味方もそれほど機種のバラエティが多くないし、そういう面では地味に感じた。収益構造としてはプラモより映像系アプリ系にシフトしたというような事なのだろうか。
そうした思惑を除けば、戦争の悲惨さと翻弄される運命の哀しさ、しかし、そこで生きる人間の意思が持つ強さをじっくりと描こうという気概は感じたし、中々その表現の成果も良かったと思う。しかし、その分、若干話が間延びしすぎた印象はある。
Zガンダムが、戦場に散る命のそのはかなさ故の情熱がアイデンティティとしての恋愛に注がれる様を描いたように、オルフェンズでも、エロスとタナトスの対比として、死と隣り合わせの日常で紡がれる性愛の機微をかなり色濃く描いていたのに驚愕した。
少年期の、母性への愛から性愛への移行への様々な段階や模様を描くのは当然として、昨今の風潮としてか、そこに同性愛や一対多など多様性を持ち込んでいるのは評価できるし、驚く事に児童性愛さえも忌避しない姿勢には、感銘を受けた。むろん、昨今の魔女狩りの様相を呈す児童性愛への異常とも言える弾圧と表現の自由への干渉を良しとしない気概ある表現者による叛逆の狼煙である事は間違いない。
私は児童性愛者ではないし、児童性愛に興味があるわけでも無いが、だからといって、児童性愛に関する表現に不当に干渉する風潮は快く思わない。歴史をひもとくまでもなく、初めはどんな些事であろうとも、表現の自由を制限する道の先にはやがて完全弾圧と独裁が待っている事は明らかだ。
私は、LGBTなど性的少数者が社会的認知を獲得すべく活動している事には敬意を払っているし、彼らが目指すような差別区別のない社会の到来を期待する一人ではある。また、何事も一足飛びには進める事はあたわず、順を踏んで段階を追っての慎重な進捗が必要な事も分かっているし、時には3歩進んで2歩下がる事もあるとは分かっているのだが、それでも、理想論を述べるなら、性的少数者の地位保全を掲げるなら、「あらゆる性的少数者」を救済すべきだろう。性的なアイデンティティや性的指向の多様さは疾病ではなく個性である、という立場であるならば、その多様さは可能な限り制限すべきではないはずだし、例えそれら性的嗜好の成就が倫理的に困難でその社会的許容が合理的でなかったとしても、その存在自体を否定し排除するような事はあってはならないだろう。ましてや思想や表現自体を弾圧するなどもってのほかである。
そもそも、特定の性愛を基盤としたコミュニケーションをもつ特定集団にのみ行政的恩恵を施すという社会設計自体が、そろそろ見直しの時期を迎えているのだろうと思う。もはや21世紀なのだ。LGBTにも婚姻を認めよう!などとチマチマ細かい事をやっていても、性的多様性のその多様さを考えるまでもなく、埒はあかない。今や、人々の多様性は白日の元に晒され、個人間のコミュニケーションが世界を席捲し、生殖技術は飛躍した。婚姻や家族という旧態依然の概念自体を根底から破壊して、もっとロジカルでもっと自由な社会形態を模索すべきだろう。世界的な人口爆発や先進国での少子高齢化など、旧態の社会システムでは対応が難しい問題が山積している現代である。生殖に強い影響をもたらす家族・婚姻という制度を一から再構築して人間社会の新しいステージを到来させることなくしては、人類はやがて人口問題に足下を掬われて倒れてしまうことは火を見るより明らかである。
と言うような事をぼんやりと考えた。この辺の詳しい話はまた機会があれば語ろう。とにかくマッキーには頑張ってもらいたい。
えらく脱線した。閑話休題。
歌舞伎などの日本の伝統芸能に端を発するような、見得を切るタイプの演出としての格好良さを指向とするロボットアニメの醍醐味としても、かなり満足行く水準だったのではないだろうか。リアル志向であっても、あくまでアニメであってリアルでは無い、というジャパンアニメの指向性(例えば、戦闘員が誰もヘルメットを被っていない。顔が見えないから)を踏襲した伝統的な作風である。
ストーリーについては、ラストでは鉄華団全滅してもおかしくないな、と終盤思っていたが、甚大な被害を出すものの、終わってみれば主役級はほとんど無事という肩すかしでもあった。無論、死ねば良いというものではないが、ちょっとご都合主義の割り切れ無さがある。続編の計画があったのなら、そこでの弾数も必要という事だろう。
個人的には、傭兵団を率いて巨大組織に育て上げそのトップに、そして世界に君臨したオルガを、双方の意味においてその呪縛から解き放つために斃す三日月、というシーンを持ってラストとなるべき、と常々考えていたので、今秋の続編にはその辺の所を期待したい。
世紀の名作、という程ではないが、期待程度には楽しめたと思う。
ガンダムシリーズをじっくり観るのは、10年ほど前のZガンダム以来である。
最終回で明かされるところに寄れば、今秋に、続編があるとの事だ。楽しみである。
と言うわけで詳細はそれを観てからいろいろと書こうかなと思うが、今、とりあえず簡単なところだけ。
まず、プラモ宣伝用のロボットアニメにしては、あまりバトルシーンをねじ込んでこなかったのが驚きだった。敵も味方もそれほど機種のバラエティが多くないし、そういう面では地味に感じた。収益構造としてはプラモより映像系アプリ系にシフトしたというような事なのだろうか。
そうした思惑を除けば、戦争の悲惨さと翻弄される運命の哀しさ、しかし、そこで生きる人間の意思が持つ強さをじっくりと描こうという気概は感じたし、中々その表現の成果も良かったと思う。しかし、その分、若干話が間延びしすぎた印象はある。
Zガンダムが、戦場に散る命のそのはかなさ故の情熱がアイデンティティとしての恋愛に注がれる様を描いたように、オルフェンズでも、エロスとタナトスの対比として、死と隣り合わせの日常で紡がれる性愛の機微をかなり色濃く描いていたのに驚愕した。
少年期の、母性への愛から性愛への移行への様々な段階や模様を描くのは当然として、昨今の風潮としてか、そこに同性愛や一対多など多様性を持ち込んでいるのは評価できるし、驚く事に児童性愛さえも忌避しない姿勢には、感銘を受けた。むろん、昨今の魔女狩りの様相を呈す児童性愛への異常とも言える弾圧と表現の自由への干渉を良しとしない気概ある表現者による叛逆の狼煙である事は間違いない。
私は児童性愛者ではないし、児童性愛に興味があるわけでも無いが、だからといって、児童性愛に関する表現に不当に干渉する風潮は快く思わない。歴史をひもとくまでもなく、初めはどんな些事であろうとも、表現の自由を制限する道の先にはやがて完全弾圧と独裁が待っている事は明らかだ。
私は、LGBTなど性的少数者が社会的認知を獲得すべく活動している事には敬意を払っているし、彼らが目指すような差別区別のない社会の到来を期待する一人ではある。また、何事も一足飛びには進める事はあたわず、順を踏んで段階を追っての慎重な進捗が必要な事も分かっているし、時には3歩進んで2歩下がる事もあるとは分かっているのだが、それでも、理想論を述べるなら、性的少数者の地位保全を掲げるなら、「あらゆる性的少数者」を救済すべきだろう。性的なアイデンティティや性的指向の多様さは疾病ではなく個性である、という立場であるならば、その多様さは可能な限り制限すべきではないはずだし、例えそれら性的嗜好の成就が倫理的に困難でその社会的許容が合理的でなかったとしても、その存在自体を否定し排除するような事はあってはならないだろう。ましてや思想や表現自体を弾圧するなどもってのほかである。
そもそも、特定の性愛を基盤としたコミュニケーションをもつ特定集団にのみ行政的恩恵を施すという社会設計自体が、そろそろ見直しの時期を迎えているのだろうと思う。もはや21世紀なのだ。LGBTにも婚姻を認めよう!などとチマチマ細かい事をやっていても、性的多様性のその多様さを考えるまでもなく、埒はあかない。今や、人々の多様性は白日の元に晒され、個人間のコミュニケーションが世界を席捲し、生殖技術は飛躍した。婚姻や家族という旧態依然の概念自体を根底から破壊して、もっとロジカルでもっと自由な社会形態を模索すべきだろう。世界的な人口爆発や先進国での少子高齢化など、旧態の社会システムでは対応が難しい問題が山積している現代である。生殖に強い影響をもたらす家族・婚姻という制度を一から再構築して人間社会の新しいステージを到来させることなくしては、人類はやがて人口問題に足下を掬われて倒れてしまうことは火を見るより明らかである。
と言うような事をぼんやりと考えた。この辺の詳しい話はまた機会があれば語ろう。とにかくマッキーには頑張ってもらいたい。
えらく脱線した。閑話休題。
歌舞伎などの日本の伝統芸能に端を発するような、見得を切るタイプの演出としての格好良さを指向とするロボットアニメの醍醐味としても、かなり満足行く水準だったのではないだろうか。リアル志向であっても、あくまでアニメであってリアルでは無い、というジャパンアニメの指向性(例えば、戦闘員が誰もヘルメットを被っていない。顔が見えないから)を踏襲した伝統的な作風である。
ストーリーについては、ラストでは鉄華団全滅してもおかしくないな、と終盤思っていたが、甚大な被害を出すものの、終わってみれば主役級はほとんど無事という肩すかしでもあった。無論、死ねば良いというものではないが、ちょっとご都合主義の割り切れ無さがある。続編の計画があったのなら、そこでの弾数も必要という事だろう。
個人的には、傭兵団を率いて巨大組織に育て上げそのトップに、そして世界に君臨したオルガを、双方の意味においてその呪縛から解き放つために斃す三日月、というシーンを持ってラストとなるべき、と常々考えていたので、今秋の続編にはその辺の所を期待したい。
Vita/朧村正DLC 元禄怪奇譚 津奈缶猫魔稿(通称 化猫)/マーベラス
と言う事で、何とか真エンドクリア。累計では20時間少々。
バランス調整の結果か、Wii版であんなに苦労した魔窟や親玉達が、呆気ないほどサクサクと倒せた。
一番苦労したのが、初っぱなのチュートリアル侍かもしれない、というレベルである。
たしかにレベルカンストするまで鍛えたし、装備品も全ゲットした。しかし、明らかにそれ以前に簡単調整の気配がする。
さらに、最終生成される装備品、無常がチートクラスの性能で、これを装備して時間を掛けさえすれば、どんな敵でも倒せるだろという逸品。
真エンドは、通常に比べて凄く良い、という方向性でもないが、邪気だけを祓われた三毛が末永く幸せに暮らしたという解釈で、ヨシとしよう。ラストのラストにご褒美で表示されるお恋と三毛のほのぼのくつろぎイラストには、かなりジンワリと来た。これを見られただけでもプレイして良かった。
さて、この後であるが、トロコンをどうしようか悩み中。実はそれから既に簡単そうだった魔窟クリアを達成して、残るはあと二つなのである。
ネットで調べると、短時間クリアと、最難度モードでのクリアの2点のようだ。
一応できるところまではやってみようと挑戦中。
まず、最難度モード「死狂」は、無双の上の修羅でクリアすると出現との事なので、これまでのセーブデータを使ってラスボスを修羅で撃破して出現させた。しかし、「死狂」は、プレイ途中のモード切替ができないので、最初からプレイしなければならない。
そこで、一旦中断して、時短プレイに向かう。これはストーリーを1時間でクリアすれば良いらしい。現在、中盤まで進めて既に30分経過。ボスを如何に早く倒せるか、何度も挑戦する必要があるだろう。
飽きたり限界を感じたらそこまでかな。もうしばらくは遊べそう。進展があればまた報告しよう。

バランス調整の結果か、Wii版であんなに苦労した魔窟や親玉達が、呆気ないほどサクサクと倒せた。
一番苦労したのが、初っぱなのチュートリアル侍かもしれない、というレベルである。
たしかにレベルカンストするまで鍛えたし、装備品も全ゲットした。しかし、明らかにそれ以前に簡単調整の気配がする。
さらに、最終生成される装備品、無常がチートクラスの性能で、これを装備して時間を掛けさえすれば、どんな敵でも倒せるだろという逸品。
真エンドは、通常に比べて凄く良い、という方向性でもないが、邪気だけを祓われた三毛が末永く幸せに暮らしたという解釈で、ヨシとしよう。ラストのラストにご褒美で表示されるお恋と三毛のほのぼのくつろぎイラストには、かなりジンワリと来た。これを見られただけでもプレイして良かった。
さて、この後であるが、トロコンをどうしようか悩み中。実はそれから既に簡単そうだった魔窟クリアを達成して、残るはあと二つなのである。
ネットで調べると、短時間クリアと、最難度モードでのクリアの2点のようだ。
一応できるところまではやってみようと挑戦中。
まず、最難度モード「死狂」は、無双の上の修羅でクリアすると出現との事なので、これまでのセーブデータを使ってラスボスを修羅で撃破して出現させた。しかし、「死狂」は、プレイ途中のモード切替ができないので、最初からプレイしなければならない。
そこで、一旦中断して、時短プレイに向かう。これはストーリーを1時間でクリアすれば良いらしい。現在、中盤まで進めて既に30分経過。ボスを如何に早く倒せるか、何度も挑戦する必要があるだろう。
飽きたり限界を感じたらそこまでかな。もうしばらくは遊べそう。進展があればまた報告しよう。
トネイロ会の非殺人事件/小川一水
久々の小川一水。
珍しくミステリである。短編3本収録。設定はややSF調。特に1本目が、日本の宇宙開発機構の閉鎖空間実験施設での文字通り密室殺人という異色作で、各種アンソロジーにも選ばれているらしい。
3本とも面白く読んだが、SF的な設定や展開は楽しめるものの、人物描写はやっぱり弱い。特に、森さんの本などを読んだ後だと、余計に一水のキャラの平坦さが目立ってやや苦笑。まあ、そこが彼の持ち味でもあるんだけどね。
やはり、作風としてミステリは向かないのでは。彼の実直で木訥で野暮ったい描写はやはりSF向きでしょう。
と言う事で、次はSFものを読もう。

小川一水 トネイロ会の非殺人事件
珍しくミステリである。短編3本収録。設定はややSF調。特に1本目が、日本の宇宙開発機構の閉鎖空間実験施設での文字通り密室殺人という異色作で、各種アンソロジーにも選ばれているらしい。
3本とも面白く読んだが、SF的な設定や展開は楽しめるものの、人物描写はやっぱり弱い。特に、森さんの本などを読んだ後だと、余計に一水のキャラの平坦さが目立ってやや苦笑。まあ、そこが彼の持ち味でもあるんだけどね。
やはり、作風としてミステリは向かないのでは。彼の実直で木訥で野暮ったい描写はやはりSF向きでしょう。
と言う事で、次はSFものを読もう。
ムカシ×ムカシ/森博嗣
Xシリーズ4冊目読了。
割と良かった。パッと読んだ印象は何も起こらないところが良かった。
何も起こらないと言っても、むろん殺人事件は起きるし、一族の4人が次々と殺害されていく猟奇的な事件に我らが主人公達は巻き込まれていくのだけれど、ただ、それに直接関与して解決を目指すような、いわゆる探偵仕事はほとんどせず、ただ、そのすぐ脇で美術品調査の仕事を淡々とこなしながら、やや離れた視点で事件の推移を見守るのみなのだ。
森さんのミステリにしては珍しく、動機に焦点を当てた作品だったと思う。
大富豪の老夫婦が殺害され、その娘も殺害される。彼女の従兄弟も出奔の末殺害。
殺害された母を始め親族とは距離を置き、芽が出ない小説家として質素に暮らしていた大富豪の孫娘が物語の焦点である。
明治大正期に活躍した曾祖母の小説家。曾祖母と同じ名を持ち、その血を受け継ぐものとしての矜持が、彼女の全てであった。
血がもたらすアイデンティティとしての小説。それが彼女を支え、彼女を抑圧し、そしてやがて兇行に駆り立てた。
実は祖父は曾祖母とは血のつながりが無かった、という一族の秘密が記された、河童の日記。
自らのアイデンティティの崩壊を招きかねないその秘密を永遠に葬るため、文字通り、順に口を封じられていったのではないか。それが、いわゆる解決編で主人公の小川令子が辿り着く結論だ。
この解説は、区切りが曖昧なまま開始され、いつの間にかさらりと述べられてしまう。ミステリの定番である、ここまでで全てが分かりますよ、推理してくださいね、とういシグナルはない。途中に出てくるいわゆる密室もダイイングメッセージも、大したウェイトを持たないまま自然消滅の印象である。
なので、一見してミステリとしては非常に詰まらない作りに見える。ミステリかどうかも曖昧なほどだ。
まあ、もともと、まだ残ってる森ミステリファンは、ミステリとしてどうこうよりも、例えば本作のエピローグに出てくる、保呂草と謎の女性の会話など、シリーズ作品のエピソードを求めているのであって、極論、それプラス、適度に楽しい会話文を読めればそれで満足するのだろうとは思う。
だが、先日、清水さんの迷宮を読んだので、ややメタ的に穿つ癖が付いたのか、エピローグを読んでハッとした。
本作の本編では、こんな逸話が紹介される。
そもそも主人公達は、殺された大富豪の遺産相続のために、倉いっぱいの美術品の鑑定を行うため、大富豪宅に呼ばれて資料作成作業を行っていたわけである。そこでの目玉は、何十億も出したというゴッホの絵画。しかし、所長の椙田は、それは真っ赤な偽物だとバッサリ。資産が半減する結果に、依頼した後見の税理士も肩を落とす。
しかし、エピローグで明らかにされるところでは、実は、この絵画は偽物に見せかけた本物であった、ということなのである。
とある人物に大金を贈るため、あえて偽物と知った上で、本物の振りをして高値で購入した、というのがその取引での大富豪の目的だったのだ。しかし、じつは偽物だと思っていた絵画こそが本物であり、欧州の美術館が所蔵していた本物とされる作品が、実は偽物だったのだ。上記の猟奇殺人とは無関係に、その裏で椙田は暗躍し、美術館の依頼を受けて収蔵品を本物に「修正」し、寸志を受け取っていた。見る人が見れば一目で分かる、と彼は言う。
このエピソードを踏まえて、本作を捉え直してみよう。
本物かどうか疑われていた絵画が実は偽物だったのだが、真実は、偽物ではなく本物であった、というカラクリである。
本書末で描かれるのは、小説家であった曾祖母「百目一葉」と血が繋がっていないという秘密を守るために、曾孫である売れない小説家「君坂一葉(かずは)」が猟奇殺人を犯した、というのが、(主人公の主観が到達した)表向きの真実である、と言う事だ。小説家という血は偽物だった。だから、小説家としてのアイデンティティを守るため、小説家としての「売り」を守るために、殺人を犯して秘密を守った、というのである。
しかし、偽物に見えて実は本物だった、としたらどうだろうか。
殺された大富豪、君坂一葉の祖父は、百目一葉とは血が繋がっていなかった。これは百目一葉が残した秘伝の河童の日記に記されているという。そして、百目一葉の娘の子供、つまり大富豪の妹の息子であり、君坂一葉の殺された母の従兄弟である上野氏も、その秘密を知ったため口封じに殺されている。氏は生前、百目一葉の血を受け継ぐのは本当は自分なのだ、と漏らしていたらしい。
君坂一葉の母は百目一葉とは血が繋がらない。母と別れた婿養子の実の父も、そして現在の継父も、当然のことながら百目一葉の血は引かない。
しかし、君坂一葉の生物学的な父が、実は殺された上野氏だったとしたらどうだろう。氏は君坂一葉の母とは従兄弟になるが、非常に恋多き遊び人として描かれている。
この場合、君坂一葉は、百目一葉の血を受け継いでいる事になる。しかし、それは決して公然にできない秘密である。
本物と思われた血脈が、実は偽物だったという一族に伝わる秘密。そして、それは真実ではなく、実は血筋は本物だったという、二重の秘密。
これが、本作のトリックのメインとなる構造である。
君坂一葉は、小説家という自らの血の矜持を、証明し得ない。なぜなら、血脈の真性を証明するためには、一旦その偽性を経なければならないからである。すなわち、嘘も真実も含め、これらの秘密は闇に葬らなければならないのだ。
さらにそれだけではない。
最終章に挿入されれる小説家生命をかけた君坂一葉の絶筆。託された小川は、その作品に引き込まれ、徹夜で読み切った上で、傑作と評する。それは君坂一葉の自伝的小説であった。小説家の曾孫としての血に駆られた人生。何をなす力もなく、ただ小説家として生にしがみつく人生。人としても小説家としても世間に認められる事がなく、迷いながらただ作品を書き続ける日々。そんな彼女の人生が収束する先は、家を出た実父が行き倒れていたという樹海であった。血筋が生かした生もいよいよ尽きる事を悟った小説の主人公は、やがてその場所へ向かい、父も見たであろう富士を見上げて小説は終わる。
この絶筆には、君坂一葉の2つの思いが込められている。ひとつは、自らに流れる小説家の血。そしてもうひとつは、実父への想いである。
偽物に見えて実は彼女の小説家の血筋は本物だったとすると、慕っていた彼女の実父との血の繋がりが否定されてしまう。
これこそが、彼女が守りたかった、本当の秘密ではなかっただろうか。
絶筆の内容の通りに、樹海に消えた君坂一葉。富豪一族の不審死とその容疑者としての話題性に、彼女の小説家としての名声は一躍世間に広った。
小説家の血筋の秘密を守り、実父との繋がりを死守し、小説家としての「売り」を最大限に利用して、作品を後世に残すために、最大限可能な行動を完璧に実行したのである。
彼女は、自らに小説家の血が流れていなかったから殺人を犯したのではない。小説家の血が流れていたから、殺人を遂行したのである。
そこに秘められた覚悟を思うと、壮絶な、業というも言うべき生の形を読者は見いだすだろう。
このように、本作は、ぼんやりとした凡作ミステリと一見思わせておいて、エピローグの一文を読んだとたんに、ガラッと、それまでの物語構造がひっくり返るという、大がかりでキレのあるミステリとなっている。しかも、そうした記述や構造はミステリの手法に則った明記はされず、実にさりげなくささやかに記されているだけなので、大多数の一般読者は気付かない可能性も高いが、それでも構わないという潔さがある。さらに、それすらも実は作者の手の内で、まあ、自分は気付いたから良いけどさ、と、あたかも「自分だけが気付いた」と大多数の読者に思わせるよう書かれているバランス感覚とサービス精神は素晴らしい筆致であると言えよう。
次巻にも期待したい。

森博嗣 ムカシ×ムカシ
割と良かった。パッと読んだ印象は何も起こらないところが良かった。
何も起こらないと言っても、むろん殺人事件は起きるし、一族の4人が次々と殺害されていく猟奇的な事件に我らが主人公達は巻き込まれていくのだけれど、ただ、それに直接関与して解決を目指すような、いわゆる探偵仕事はほとんどせず、ただ、そのすぐ脇で美術品調査の仕事を淡々とこなしながら、やや離れた視点で事件の推移を見守るのみなのだ。
森さんのミステリにしては珍しく、動機に焦点を当てた作品だったと思う。
大富豪の老夫婦が殺害され、その娘も殺害される。彼女の従兄弟も出奔の末殺害。
殺害された母を始め親族とは距離を置き、芽が出ない小説家として質素に暮らしていた大富豪の孫娘が物語の焦点である。
明治大正期に活躍した曾祖母の小説家。曾祖母と同じ名を持ち、その血を受け継ぐものとしての矜持が、彼女の全てであった。
血がもたらすアイデンティティとしての小説。それが彼女を支え、彼女を抑圧し、そしてやがて兇行に駆り立てた。
実は祖父は曾祖母とは血のつながりが無かった、という一族の秘密が記された、河童の日記。
自らのアイデンティティの崩壊を招きかねないその秘密を永遠に葬るため、文字通り、順に口を封じられていったのではないか。それが、いわゆる解決編で主人公の小川令子が辿り着く結論だ。
この解説は、区切りが曖昧なまま開始され、いつの間にかさらりと述べられてしまう。ミステリの定番である、ここまでで全てが分かりますよ、推理してくださいね、とういシグナルはない。途中に出てくるいわゆる密室もダイイングメッセージも、大したウェイトを持たないまま自然消滅の印象である。
なので、一見してミステリとしては非常に詰まらない作りに見える。ミステリかどうかも曖昧なほどだ。
まあ、もともと、まだ残ってる森ミステリファンは、ミステリとしてどうこうよりも、例えば本作のエピローグに出てくる、保呂草と謎の女性の会話など、シリーズ作品のエピソードを求めているのであって、極論、それプラス、適度に楽しい会話文を読めればそれで満足するのだろうとは思う。
だが、先日、清水さんの迷宮を読んだので、ややメタ的に穿つ癖が付いたのか、エピローグを読んでハッとした。
本作の本編では、こんな逸話が紹介される。
そもそも主人公達は、殺された大富豪の遺産相続のために、倉いっぱいの美術品の鑑定を行うため、大富豪宅に呼ばれて資料作成作業を行っていたわけである。そこでの目玉は、何十億も出したというゴッホの絵画。しかし、所長の椙田は、それは真っ赤な偽物だとバッサリ。資産が半減する結果に、依頼した後見の税理士も肩を落とす。
しかし、エピローグで明らかにされるところでは、実は、この絵画は偽物に見せかけた本物であった、ということなのである。
とある人物に大金を贈るため、あえて偽物と知った上で、本物の振りをして高値で購入した、というのがその取引での大富豪の目的だったのだ。しかし、じつは偽物だと思っていた絵画こそが本物であり、欧州の美術館が所蔵していた本物とされる作品が、実は偽物だったのだ。上記の猟奇殺人とは無関係に、その裏で椙田は暗躍し、美術館の依頼を受けて収蔵品を本物に「修正」し、寸志を受け取っていた。見る人が見れば一目で分かる、と彼は言う。
このエピソードを踏まえて、本作を捉え直してみよう。
本物かどうか疑われていた絵画が実は偽物だったのだが、真実は、偽物ではなく本物であった、というカラクリである。
本書末で描かれるのは、小説家であった曾祖母「百目一葉」と血が繋がっていないという秘密を守るために、曾孫である売れない小説家「君坂一葉(かずは)」が猟奇殺人を犯した、というのが、(主人公の主観が到達した)表向きの真実である、と言う事だ。小説家という血は偽物だった。だから、小説家としてのアイデンティティを守るため、小説家としての「売り」を守るために、殺人を犯して秘密を守った、というのである。
しかし、偽物に見えて実は本物だった、としたらどうだろうか。
殺された大富豪、君坂一葉の祖父は、百目一葉とは血が繋がっていなかった。これは百目一葉が残した秘伝の河童の日記に記されているという。そして、百目一葉の娘の子供、つまり大富豪の妹の息子であり、君坂一葉の殺された母の従兄弟である上野氏も、その秘密を知ったため口封じに殺されている。氏は生前、百目一葉の血を受け継ぐのは本当は自分なのだ、と漏らしていたらしい。
君坂一葉の母は百目一葉とは血が繋がらない。母と別れた婿養子の実の父も、そして現在の継父も、当然のことながら百目一葉の血は引かない。
しかし、君坂一葉の生物学的な父が、実は殺された上野氏だったとしたらどうだろう。氏は君坂一葉の母とは従兄弟になるが、非常に恋多き遊び人として描かれている。
この場合、君坂一葉は、百目一葉の血を受け継いでいる事になる。しかし、それは決して公然にできない秘密である。
本物と思われた血脈が、実は偽物だったという一族に伝わる秘密。そして、それは真実ではなく、実は血筋は本物だったという、二重の秘密。
これが、本作のトリックのメインとなる構造である。
君坂一葉は、小説家という自らの血の矜持を、証明し得ない。なぜなら、血脈の真性を証明するためには、一旦その偽性を経なければならないからである。すなわち、嘘も真実も含め、これらの秘密は闇に葬らなければならないのだ。
さらにそれだけではない。
最終章に挿入されれる小説家生命をかけた君坂一葉の絶筆。託された小川は、その作品に引き込まれ、徹夜で読み切った上で、傑作と評する。それは君坂一葉の自伝的小説であった。小説家の曾孫としての血に駆られた人生。何をなす力もなく、ただ小説家として生にしがみつく人生。人としても小説家としても世間に認められる事がなく、迷いながらただ作品を書き続ける日々。そんな彼女の人生が収束する先は、家を出た実父が行き倒れていたという樹海であった。血筋が生かした生もいよいよ尽きる事を悟った小説の主人公は、やがてその場所へ向かい、父も見たであろう富士を見上げて小説は終わる。
この絶筆には、君坂一葉の2つの思いが込められている。ひとつは、自らに流れる小説家の血。そしてもうひとつは、実父への想いである。
偽物に見えて実は彼女の小説家の血筋は本物だったとすると、慕っていた彼女の実父との血の繋がりが否定されてしまう。
これこそが、彼女が守りたかった、本当の秘密ではなかっただろうか。
絶筆の内容の通りに、樹海に消えた君坂一葉。富豪一族の不審死とその容疑者としての話題性に、彼女の小説家としての名声は一躍世間に広った。
小説家の血筋の秘密を守り、実父との繋がりを死守し、小説家としての「売り」を最大限に利用して、作品を後世に残すために、最大限可能な行動を完璧に実行したのである。
彼女は、自らに小説家の血が流れていなかったから殺人を犯したのではない。小説家の血が流れていたから、殺人を遂行したのである。
そこに秘められた覚悟を思うと、壮絶な、業というも言うべき生の形を読者は見いだすだろう。
このように、本作は、ぼんやりとした凡作ミステリと一見思わせておいて、エピローグの一文を読んだとたんに、ガラッと、それまでの物語構造がひっくり返るという、大がかりでキレのあるミステリとなっている。しかも、そうした記述や構造はミステリの手法に則った明記はされず、実にさりげなくささやかに記されているだけなので、大多数の一般読者は気付かない可能性も高いが、それでも構わないという潔さがある。さらに、それすらも実は作者の手の内で、まあ、自分は気付いたから良いけどさ、と、あたかも「自分だけが気付いた」と大多数の読者に思わせるよう書かれているバランス感覚とサービス精神は素晴らしい筆致であると言えよう。
次巻にも期待したい。
Vita/朧村正DLC 元禄怪奇譚 津奈缶猫魔稿(通称 化猫)/マーベラス
昨日、一応のクリア。
ネタバレになるが、新ボスは2体。シナリオも本編へと繋がる幕引きで大変満足。割とすぐ終わったように思うかもしれないが、元500円のDLCならサービス満点で御の字の部類だろう。
通り一遍のプレイでも、制限されたマップを巡って自然な流れで対峙するだけでは、かなり強くて苦戦したのでやや鍛えた。
そういう意味では、もとよりアクションRPGの色合いも強いゲームである。
さて、クリアしたは良いものの、その後明かされたところに寄ると、マップ制限が解除され、また、本編と同様に、真武器でボスを倒す事で真エンドが拝める手はずとなっているという。
むう、これは相当遊べる、実にお得なDLCである。ただ、そこまで遊びきれるかどうかは不明。
本編のボスなどの全国行脚はともかく、丹精込めたエンドの演出は見たいものであるが、そこまでの遠き道のりも知っている。
まあ、とりあえず飽きるまでは鍛えつつコツコツ遊ぼうか。
とりあえず全4編のDLCは全て購入しておいたが、続けてプレイすると飽きるので、いずれにしても第2弾のプレイはしばらく先かな。

ネタバレになるが、新ボスは2体。シナリオも本編へと繋がる幕引きで大変満足。割とすぐ終わったように思うかもしれないが、元500円のDLCならサービス満点で御の字の部類だろう。
通り一遍のプレイでも、制限されたマップを巡って自然な流れで対峙するだけでは、かなり強くて苦戦したのでやや鍛えた。
そういう意味では、もとよりアクションRPGの色合いも強いゲームである。
さて、クリアしたは良いものの、その後明かされたところに寄ると、マップ制限が解除され、また、本編と同様に、真武器でボスを倒す事で真エンドが拝める手はずとなっているという。
むう、これは相当遊べる、実にお得なDLCである。ただ、そこまで遊びきれるかどうかは不明。
本編のボスなどの全国行脚はともかく、丹精込めたエンドの演出は見たいものであるが、そこまでの遠き道のりも知っている。
まあ、とりあえず飽きるまでは鍛えつつコツコツ遊ぼうか。
とりあえず全4編のDLCは全て購入しておいたが、続けてプレイすると飽きるので、いずれにしても第2弾のプレイはしばらく先かな。
脳のなかの天使/V・S・ラマチャンドラン
時間が無いのでメモだけ。
臨床から得た知見を元に、意識や諸感覚といった脳機能の解説を大胆に試みる本。かなり引き込まれ、蒙を啓かれる事甚だしい。
特に、場当たり的な脳機能の進化と創発としての人間の脳の誕生のくだりや、自意識とミラーニューロンの関係など、かなりスリリング。
記述も実にウィットに富んだ文章で親しみやすい。割合新しいし、手元に置いて腑に落ちるまで読みたい本。

V・S・ラマチャンドラン 脳のなかの天使
臨床から得た知見を元に、意識や諸感覚といった脳機能の解説を大胆に試みる本。かなり引き込まれ、蒙を啓かれる事甚だしい。
特に、場当たり的な脳機能の進化と創発としての人間の脳の誕生のくだりや、自意識とミラーニューロンの関係など、かなりスリリング。
記述も実にウィットに富んだ文章で親しみやすい。割合新しいし、手元に置いて腑に落ちるまで読みたい本。
PS3/エクストルーパーズ/カプコン
昨日ひとまずクリアしてエンドロールを見た。
ここまで累計で25時間ほど。
ちょっとボリュームあっさり気味かなと思わないでも無いが、サクッと遊ぶにはちょうど良い程度かも。
内容はライトなシューティングアクションで、気軽にアクションとストーリーを楽しめる秀作だと思う。
まあ、パッケージ見ればそんな人はいないと思うが、シリアスで奥深い展開なんかを期待してはいけない。
熱血で乗り切る学園青春モノ、というノリが苦で無ければ大変楽しめるだろう。主人公のブレンを始め、声優陣の熱演が快い。
BGMや挿入歌も結構良かった。
壁際のカメラ挙動がいまいちな点を除けば、丁寧に作られ、アクションとしてサクッと楽しめるゲームであると思う。
特に、操作系がライト側に振られて作られているので、アクションが苦手でも、そこそこ上手く戦えて爽快感を味わう事ができる作りなのは素晴らしい。TPSなのだが、飛び道具の射程が極めて短い設定となっているため、自然と中距離での攻防がメインとなり、敵の猛攻を寸ででかわしつつサブ武器の射撃管理を行うのが基本の闘いとなる。ゲージを溜めての必殺技であるEX-Tバーストも、ラッシュにも雑魚一掃にも危機回避にも使えて、そこそこ戦術を楽しめるだろう。敵に攻撃がヒットすると零れるEX-Tエナジーを拾えば、バーストも溜まるが、同時に体力ゲージも回復するシステムのため、慎重に戦いさえすればそうそうやられる事も無い。近距離になるほどダメージが増える仕様であるので、上手い人は突っ込んではやばや撃破する事もできるし、そうで無い人もコツコツ戦えばいずれ倒せる、という調整になっている。
クリア後は、追加のVRミッションが出たので、クリア報酬の武器強化を試しがてらに挑戦してみるが、まあ、大体は満足したかな、という所。
仲間リストに空きがあるのが気になるが、イベントをこなさないと仲間にならないのだろう。クリア後のフリーでも可能なのかどうか。
トロフィーは、意識せずプレイしてクリア次点で50%弱。クリア後にリストをざっと見たが、もう数時間のプレイで、7割ぐらいはとれるだろう。
ただ、通信協力プレイで達成しなければならないトロフィーがいくつもあるのでコンプは多分無理だろう。ネットは覗いてないけれど、おそらくもう誰も居まい。
難点という程のものはとくに無いかな。
まあ、自部隊の他の2人がアホAIなのは、仕方ないレベルだろう。
そうそう、折角学園モノでメールシステムがあるのだから、もっとコミュニケーションイベントがあっても良かったと思う。特にVRのお誘いは、もっとバンバン来ても良いんじゃ無いかな。行きたくないなら無視すれば良いだけだし。プレイ時間に応じて順番に出すだけでも良いと思う。1キャラ1回だけってのはストイックすぎるのでは。
ボス前の金塊特々大ラッシュみたいなのは親切で良いと思う。
続編があれば是非プレイしたいね。なさそうだが。カプコンなら、ロスプラがちょっと似ているのかな、と興味湧いた。
さて、次のメインゲームを物色しようか。

カプコン エクストルーパーズ
ここまで累計で25時間ほど。
ちょっとボリュームあっさり気味かなと思わないでも無いが、サクッと遊ぶにはちょうど良い程度かも。
内容はライトなシューティングアクションで、気軽にアクションとストーリーを楽しめる秀作だと思う。
まあ、パッケージ見ればそんな人はいないと思うが、シリアスで奥深い展開なんかを期待してはいけない。
熱血で乗り切る学園青春モノ、というノリが苦で無ければ大変楽しめるだろう。主人公のブレンを始め、声優陣の熱演が快い。
BGMや挿入歌も結構良かった。
壁際のカメラ挙動がいまいちな点を除けば、丁寧に作られ、アクションとしてサクッと楽しめるゲームであると思う。
特に、操作系がライト側に振られて作られているので、アクションが苦手でも、そこそこ上手く戦えて爽快感を味わう事ができる作りなのは素晴らしい。TPSなのだが、飛び道具の射程が極めて短い設定となっているため、自然と中距離での攻防がメインとなり、敵の猛攻を寸ででかわしつつサブ武器の射撃管理を行うのが基本の闘いとなる。ゲージを溜めての必殺技であるEX-Tバーストも、ラッシュにも雑魚一掃にも危機回避にも使えて、そこそこ戦術を楽しめるだろう。敵に攻撃がヒットすると零れるEX-Tエナジーを拾えば、バーストも溜まるが、同時に体力ゲージも回復するシステムのため、慎重に戦いさえすればそうそうやられる事も無い。近距離になるほどダメージが増える仕様であるので、上手い人は突っ込んではやばや撃破する事もできるし、そうで無い人もコツコツ戦えばいずれ倒せる、という調整になっている。
クリア後は、追加のVRミッションが出たので、クリア報酬の武器強化を試しがてらに挑戦してみるが、まあ、大体は満足したかな、という所。
仲間リストに空きがあるのが気になるが、イベントをこなさないと仲間にならないのだろう。クリア後のフリーでも可能なのかどうか。
トロフィーは、意識せずプレイしてクリア次点で50%弱。クリア後にリストをざっと見たが、もう数時間のプレイで、7割ぐらいはとれるだろう。
ただ、通信協力プレイで達成しなければならないトロフィーがいくつもあるのでコンプは多分無理だろう。ネットは覗いてないけれど、おそらくもう誰も居まい。
難点という程のものはとくに無いかな。
まあ、自部隊の他の2人がアホAIなのは、仕方ないレベルだろう。
そうそう、折角学園モノでメールシステムがあるのだから、もっとコミュニケーションイベントがあっても良かったと思う。特にVRのお誘いは、もっとバンバン来ても良いんじゃ無いかな。行きたくないなら無視すれば良いだけだし。プレイ時間に応じて順番に出すだけでも良いと思う。1キャラ1回だけってのはストイックすぎるのでは。
ボス前の金塊特々大ラッシュみたいなのは親切で良いと思う。
続編があれば是非プレイしたいね。なさそうだが。カプコンなら、ロスプラがちょっと似ているのかな、と興味湧いた。
さて、次のメインゲームを物色しようか。
プログラムの読み方がわかる本 「C」「C++」によるソースコードを読み解く!/小野田保穂
図書館で見かけたのでついでに借りてみた。
どういう読者を想定しているのか、ちょっとよく分からなかった本。
秘伝のテクニックを解説、というわけでも無く、普段からソースを読んでいるような人には、特にこれといって血肉となるような内容は全く無い。
かといって、本書の内容が役に立つであろうプログラム初心者が、さていきなり、Linuxのカーネルソースをゴリゴリ読み出すものとも思えない。
確かに、上手い人の実際的なコードを読むのは凄く勉強になるものだが、それには、多少なりとも素養が身についてないと効果が無いし、そうして多少なりとも素養が美々津いた人には、本書内容程度の事はすでに自明となっているはず。
帯に短したすきに長しかと。

小野田保穂 プログラムの読み方がわかる本 「C」「C++」によるソースコードを読み解く!
どういう読者を想定しているのか、ちょっとよく分からなかった本。
秘伝のテクニックを解説、というわけでも無く、普段からソースを読んでいるような人には、特にこれといって血肉となるような内容は全く無い。
かといって、本書の内容が役に立つであろうプログラム初心者が、さていきなり、Linuxのカーネルソースをゴリゴリ読み出すものとも思えない。
確かに、上手い人の実際的なコードを読むのは凄く勉強になるものだが、それには、多少なりとも素養が身についてないと効果が無いし、そうして多少なりとも素養が美々津いた人には、本書内容程度の事はすでに自明となっているはず。
帯に短したすきに長しかと。