ツバル―海抜1メートルの島国、その自然と暮らし/遠藤秀一
「.tv」というTLDで有名な世界で最も日の出の早い国、ツバル。その風土と暮らしぶりの写真集。
環礁では土がないので、農業が出来ない、という記述には目から鱗だった。
ツバルの人口はおよそ9千人。だいたい、うちの町内と同規模だなあ。
環礁では土がないので、農業が出来ない、という記述には目から鱗だった。
ツバルの人口はおよそ9千人。だいたい、うちの町内と同規模だなあ。
Java3Dグラフィックス入門/田中成典他
Java3Dの入門書。学部生の卒業研究か何かで書かせた気配。巻末の川柳がほほえましい。
内容は至って普通。ソースの丁寧な解説は結構だが、毎回import文を説明することはないだろうと思う。
チキンちゃんはグッド。
内容は至って普通。ソースの丁寧な解説は結構だが、毎回import文を説明することはないだろうと思う。
チキンちゃんはグッド。
- 松原 吏志, 三浦 卓, 服部 洋, 物部 寛太郎, 宮脇 由起, 田中 成典
- Java3Dグラフィックス入門
わかりやすいパターン認識/石井 健一郎
パターン認識の入門書として出色。
「わかってる」人が書いているだけあって、非常にツボを押さえた説明は分かり易い。何が出来るか、と言う教科書は学生でも書けるが、何が出来ないかをキチンと説明するには本物の理解が必要だ。コラムも秀逸。
「わかってる」人が書いているだけあって、非常にツボを押さえた説明は分かり易い。何が出来るか、と言う教科書は学生でも書けるが、何が出来ないかをキチンと説明するには本物の理解が必要だ。コラムも秀逸。
- 石井 健一郎, 前田 英作, 上田 修功, 村瀬 洋
- わかりやすいパターン認識
SS/街/チュンソフト
ADVではなくサウンドノベルだが、あまりジャンルを増やすのも何なので。
とても面白いゲームだった。同じジャンルでは弟切草よりもかなり面白いと思った。
渋谷という街を舞台に、8人の主人公たちの5日間の物語をサウンドノベルで綴る。8人はそれぞれ面識もなく、それぞれの人生・それぞれの物語は互いに関係しない。
そう、ほとんどの点においては関係しないが、同じ「街」で生きる人間同士、全く無関係ではないのだ。交差点ですれ違ったり、ある人が置き忘れたアイテムを誰かが拾ったり、間違い電話を掛けてしまったり。ある人にとっては重大な場面にたまたま居合わせてしまったり。そうした、ほんの些細な関係が生まれ、そしてその些細な関係が、シチュエーションの重大な変化を引き起こすのだ。主人公Aが散歩に行く、という何気ない決定が、巡り巡って全く面識のない主人公Bの悲劇につながる。主人公Aの物語において選択肢を変えることで、主人公Bのその後の世界も変わってゆく。
そう、これはカオスだ。混沌という名のゲームセンターが作中に出てくるが非常に意味深だった。
かまいたちの夜のシナリオライターによる膨大なテキストは、まま物語の矛盾もありながら気にせずに読ませる。サイコホラーもどきからシリアス物・探偵物・コメディとバラエティーに富んだシナリオが揃っている。とくにコメディ系が秀逸か。場面によっては声に出して笑ってしまうこと請け合い。
主題歌・音楽も結構良かった。各人物毎・シチュエーション毎に、耳に残りやすい雰囲気にあったBGMが流れる。流し方で結構感動を誘う場面も多い。街の音楽は結構TVなどで使用されているようだ。
この作品が商業的に大失敗した原因として、実写画像を使ったゲームだから敬遠された、という評価がある。実際、実写ゲームには駄作が多いため食指が動かない人も多いだろう。しかし、実写と言うことを気にさせない、と言うよりすごく実写の味を活かしたゲームだと思う。ちなみに商業的失敗のため、ゲーム中でも語られている街2の開発は中止したという。本当に残念だ。
出演した俳優のその後で出世頭は、こき使われていた下っ端AD役をやっていた荻窪洋介とかいう若手俳優らしい(これまで見たことがないので知らなかったが)。北陽の片割れが主役の一人で出ているなど面白い。
とても面白いゲームだった。同じジャンルでは弟切草よりもかなり面白いと思った。
渋谷という街を舞台に、8人の主人公たちの5日間の物語をサウンドノベルで綴る。8人はそれぞれ面識もなく、それぞれの人生・それぞれの物語は互いに関係しない。
そう、ほとんどの点においては関係しないが、同じ「街」で生きる人間同士、全く無関係ではないのだ。交差点ですれ違ったり、ある人が置き忘れたアイテムを誰かが拾ったり、間違い電話を掛けてしまったり。ある人にとっては重大な場面にたまたま居合わせてしまったり。そうした、ほんの些細な関係が生まれ、そしてその些細な関係が、シチュエーションの重大な変化を引き起こすのだ。主人公Aが散歩に行く、という何気ない決定が、巡り巡って全く面識のない主人公Bの悲劇につながる。主人公Aの物語において選択肢を変えることで、主人公Bのその後の世界も変わってゆく。
そう、これはカオスだ。混沌という名のゲームセンターが作中に出てくるが非常に意味深だった。
かまいたちの夜のシナリオライターによる膨大なテキストは、まま物語の矛盾もありながら気にせずに読ませる。サイコホラーもどきからシリアス物・探偵物・コメディとバラエティーに富んだシナリオが揃っている。とくにコメディ系が秀逸か。場面によっては声に出して笑ってしまうこと請け合い。
主題歌・音楽も結構良かった。各人物毎・シチュエーション毎に、耳に残りやすい雰囲気にあったBGMが流れる。流し方で結構感動を誘う場面も多い。街の音楽は結構TVなどで使用されているようだ。
この作品が商業的に大失敗した原因として、実写画像を使ったゲームだから敬遠された、という評価がある。実際、実写ゲームには駄作が多いため食指が動かない人も多いだろう。しかし、実写と言うことを気にさせない、と言うよりすごく実写の味を活かしたゲームだと思う。ちなみに商業的失敗のため、ゲーム中でも語られている街2の開発は中止したという。本当に残念だ。
出演した俳優のその後で出世頭は、こき使われていた下っ端AD役をやっていた荻窪洋介とかいう若手俳優らしい(これまで見たことがないので知らなかったが)。北陽の片割れが主役の一人で出ているなど面白い。
- チュンソフト
- 街 (サウンドノベル)
猫の恩返し/スタジオジブリ
金曜ロードショーでやっていたので観た。
耳すまの続編に当たるのだが、バロンが出てくるからというだけだ。主人公ハルののんきぶりが割合好感度。
猫の恩返し=困ったこと、という展開はちょっとびっくりだった。
二本立てのうち1本なので、少し短い。
バロンがどうやって猫の国に入ってきたかは永遠の謎。
耳すまの続編に当たるのだが、バロンが出てくるからというだけだ。主人公ハルののんきぶりが割合好感度。
猫の恩返し=困ったこと、という展開はちょっとびっくりだった。
二本立てのうち1本なので、少し短い。
バロンがどうやって猫の国に入ってきたかは永遠の謎。
- ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテインメント
- 猫の恩返し / ギブリーズ episode2
アンドロイドの脳/S・グランド
たったひとりで人工知能ロボット(アンドロイド)を作成しようと言う著者の姿勢には痺れる。組織に所属せず学会の常識にとらわれず、こつこつと研究を進めていく様は是非ともお手本にしたいと思う。
内容としては、工学的詳細に触れずに、方針や哲学を語る部分が多い。しかし、本書の半分を占めるのは大脳皮質の著者オリジナルのモデリングの解説なので、苦手な人はそこでだれるだろう。どうせ一般向けならもっと雑記風にするとより読まれたろうと思う。
書籍としての内容も非常に面白いのだが、訳がイマイチなのが残念。原書も読みにくいのかも知れないが、それだとしてももう少し体裁を整えて訳すとよかったろうに。
ロボット、特に人工知能に興味のある人にはお勧め。
内容としては、工学的詳細に触れずに、方針や哲学を語る部分が多い。しかし、本書の半分を占めるのは大脳皮質の著者オリジナルのモデリングの解説なので、苦手な人はそこでだれるだろう。どうせ一般向けならもっと雑記風にするとより読まれたろうと思う。
書籍としての内容も非常に面白いのだが、訳がイマイチなのが残念。原書も読みにくいのかも知れないが、それだとしてももう少し体裁を整えて訳すとよかったろうに。
ロボット、特に人工知能に興味のある人にはお勧め。
Javaによる応用数値計算/赤間世紀
大学教養程度の数値計算の初学者向けの本。特に可も不可も無し。
Javaという部分に期待してはならない。Java、OOPに特化した解説はホンの2章のみで、内容もたいしたことはない。今までCやFortranで頑張ってきた大学の先生が、時代の流れで体裁だけJavaでやってみました、と言う程度。最終章のJava解説は完全に蛇足だし、全般的にJavaに対する理解もいまいちそうな印象を与える。
単なる数値計算の本ならCベースのものが山ほどあるし、それをJavaにスタティックメソッドとして移植するのは易しい。だから、OOPならではのパラダイムとかJavaプログラミング特有のアプローチの機微などの解説を期待したのだが、そういう本ではなかった、と言うこと。
Javaという部分に期待してはならない。Java、OOPに特化した解説はホンの2章のみで、内容もたいしたことはない。今までCやFortranで頑張ってきた大学の先生が、時代の流れで体裁だけJavaでやってみました、と言う程度。最終章のJava解説は完全に蛇足だし、全般的にJavaに対する理解もいまいちそうな印象を与える。
単なる数値計算の本ならCベースのものが山ほどあるし、それをJavaにスタティックメソッドとして移植するのは易しい。だから、OOPならではのパラダイムとかJavaプログラミング特有のアプローチの機微などの解説を期待したのだが、そういう本ではなかった、と言うこと。
- 赤間 世紀
- Javaによる応用数値計算