夕飯のおかず
物音がした。
台所に行くと、ラップに包まれたままのおかずが、皿ごと床に落ちていた。
何故、そんな事をするのだ。
考えたが、わからなかった。
俺は皿を拾い上げ、デーブルに置いた。
しばらくして、また物音がした。
今度は、ラップは外されていて、おかずが床に散らばっていた。
俺はそれをごみ箱に捨て、床を雑巾で拭いた。
拭きながら、何故こんなことを妻がするのか、原因が何と無くわかった。
俺は娘とふたりで、夕飯をとった。
当然、先に食べてと言った妻は、まだ夕食をとっていないと思ったのだった。
俺は、妻の食べる分を残し、ラップした。
しかし、妻は既に食事を済ませていたに違いないのだった。
私の作ったものを何故残すのだ。
それを知らしめるために、おかずを床に撒き散らした。
それ以外に考えられなかった。
台所に行くと、ラップに包まれたままのおかずが、皿ごと床に落ちていた。
何故、そんな事をするのだ。
考えたが、わからなかった。
俺は皿を拾い上げ、デーブルに置いた。
しばらくして、また物音がした。
今度は、ラップは外されていて、おかずが床に散らばっていた。
俺はそれをごみ箱に捨て、床を雑巾で拭いた。
拭きながら、何故こんなことを妻がするのか、原因が何と無くわかった。
俺は娘とふたりで、夕飯をとった。
当然、先に食べてと言った妻は、まだ夕食をとっていないと思ったのだった。
俺は、妻の食べる分を残し、ラップした。
しかし、妻は既に食事を済ませていたに違いないのだった。
私の作ったものを何故残すのだ。
それを知らしめるために、おかずを床に撒き散らした。
それ以外に考えられなかった。
どれだけ嫌な気分にさせられるか
家の中で娘と遊んでいると、妻が来て言った。
「外でボール遊びしなさい。そうすればお父ちゃんも草取りぐらいするだろうから」
俺に対して言っているのだった。
一言、草取りをしてくれと言えば済む事だった。
それでも、それが妻だった。
草取りをしないのは、俺が悪いのだ。
微かにそう想わせるような言い方だと、俺は思った。
妻に頼まれた事で、気持ち良く引き受けられた仕事がかつてあっただろうか。
多分一度もなかっただろう。
俺は思った。
「外でボール遊びしなさい。そうすればお父ちゃんも草取りぐらいするだろうから」
俺に対して言っているのだった。
一言、草取りをしてくれと言えば済む事だった。
それでも、それが妻だった。
草取りをしないのは、俺が悪いのだ。
微かにそう想わせるような言い方だと、俺は思った。
妻に頼まれた事で、気持ち良く引き受けられた仕事がかつてあっただろうか。
多分一度もなかっただろう。
俺は思った。
