日々を生きる。~大切なものを失って得たもの。 -201ページ目

眩しさ

会社での、飯の時間だった。

テレビを観ていた俺の耳に、それは響いてきた。

なにか新しいことを始める。

現状を否とし、更なる高みを目指し続ける。

そんな話だった。

俺は声の方向へ目を向けた。

闊達な印象の青年だった。

眩しいな。

俺は心の中で呟き、その眩しさに堪えられずに目を逸らした。

そして、大きく深呼吸し、ゆっくりと立ち上がった。

心の平静

旅先でも、心の平静などなかった。

感情的になって怒鳴り返すと、倍になって返ってくる。

論理的に、執拗に、こちらの怒鳴ったという行為に対して罪悪感を植え付けようとしてくるのだった。

結果、爪の先ほどの小さな事に対しても、文句だった。

それが眠るまで続いた。

朝。

目覚めると、俺はバックから本を取り出し、ページを開いた。

あなたは、だれ?

20070323.jpg

旅館のテレビ番組表をみて、俺は首を傾げた。

ものもんた?

ものまね芸人がよくやる、芸名かなにかか。

それでも、確認することはなかった。

結局は、旅先でも自宅でも、テレビをゆっくりと観ることなどないのだった。