日々を生きる。~大切なものを失って得たもの。 -112ページ目

サバイバル料理


日々を生きる。~妻よ。おまえはいったい何を望んでいるのか。-20090915.jpg


腹が減っていた。


それでも、食い物などなかった。


飯が炊いてあるのみだった。(それだけでも、上等だった)


冷蔵庫に、すぐに食えるようなものはなく、飯を食うためには、何かを作るほかはなかった。



茄子と玉葱を切った。


中華鍋に、油を引く。


小麦粉を水に溶き、茄子と玉葱にまぶす。



味噌に、豆板醤。


味醂と酒。


しょうゆは入れなかった。(前回、これを入れて失敗した)


それらを、茄子と玉葱を炒めているところに、振り掛ける。




それで終わりだった。



一口食ってみると、味が薄かった。


茄子に、完全に火が通ってもいなかった。



それでも、全部食った。


空腹だけは、それで凌げるのだから。




日々を生きる。~妻よ。おまえはいったい何を望んでいるのか。


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休日~どこまでもくそったれな、俺の娘の母親

あと、一日

日々を生きる。~妻よ。おまえはいったい何を望んでいるのか。-20090910.jpg

仕事も。

バイトも。


共に休みの日が、明日に迫っていた。



その日、疲労はピークに達していた。

バイトから帰宅し、車を止めて、刹那眼を閉じた。

なんてことだ。

眼を醒ますと、仕事へ行く時間まで、十五分しかなかった。

義母がきていたが、俺はそのままキッチンへと直行した。

飯を、ふりかけやら、マヨネーズで食った。

キッチンで立ったまま食っていると、突然、目眩に襲われた。

思わず、うなり声をあげてしまった。

気が付くと、義母が後ろに立っていた。

「おじゃましました」

俺はただ、愛想笑いを貼り付け、頭を下げるしかなかった。

いや、

笑っているようには、見えなかったに違いない。

「大丈夫ですか?」

義母が言った。

義母は、俺の体を気付かってくれたのだろうか。

昨晩も家に泊まったので、俺が夜遅く帰宅し、深夜だか早朝に家を出たのを、知ったのかもしれない。

バイトをしているのは、知っていた。

昨晩は、何故だかわからないが、下腹部に刺すような痛みが走り、声をあげながら悶絶した。

その声を聴かれた、という事も考えられた。


皿など洗っている時間は無かった。

そのまま、シンクに放り出した。

歯を磨き、髭を剃らなければならなかった。



俺が玄関に立つ頃には、義母も、居なかった。


頭がすっきりしない。

今日をなんとかやり過ごせば、明日は休みだった。


仕事も。

バイトも。

何もない、本当の休息日。


なんとか、今日一日耐えられれば。

耐えられるはずた。

俺は車に乗り込み、一度眼をつぶった。

ゆっくりと深呼吸し、眼を開く。

何も変わらなかった。

そして、

何も変わらない、いつもの通勤路に車をのせた。
仕事も。

バイトも。


共に休みの日が、明日に迫っていた。



その日、疲労はピークに達していた。

バイトから帰宅し、車を止めて、刹那眼を閉じた。

なんてことだ。

眼を醒ますと、仕事へ行く時間まで、十五分しかなかった。

義母がきていたが、俺はそのままキッチンへと直行した。

飯を、ふりかけやら、マヨネーズで食った。

キッチンで立ったまま食っていると、突然、目眩に襲われた。

思わず、うなり声をあげてしまった。

気が付くと、義母が後ろに立っていた。

「おじゃましました」

俺はただ、愛想笑いを貼り付け、頭を下げるしかなかった。

いや、

笑っているようには、見えなかったに違いない。

「大丈夫ですか?」

義母が言った。

義母は、俺の体を気付かってくれたのだろうか。

昨晩も家に泊まったので、俺が夜遅く帰宅し、深夜だか早朝に家を出たのを、知ったのかもしれない。

バイトをしているのは、知っていた。

昨晩は、何故だかわからないが、下腹部に刺すような痛みが走り、声をあげながら悶絶した。

その声を聴かれた、という事も考えられた。


皿など洗っている時間は無かった。

そのまま、シンクに放り出した。

歯を磨き、髭を剃らなければならなかった。



俺が玄関に立つ頃には、義母も、居なかった。


頭がすっきりしない。

今日をなんとかやり過ごせば、明日は休みだった。


仕事も。

バイトも。

何もない、本当の休息日。


なんとか、今日一日耐えられれば。

耐えられるはずた。

俺は車に乗り込み、一度眼をつぶった。

ゆっくりと深呼吸し、眼を開く。

何も変わらなかった。

そして、

何も変わらない、いつもの通勤路に車をのせた。