こんにちはナカジーです。
熊本・宮崎・鹿児島県の大雨がとても心配です。祈るぐらいしかできませんが、どうかご無事でいてください。
さてボクの大好きな小説【燃えよ剣】(著 司馬遼太郎)が映画化されました。
本来なら5月から上映されていたはずでしたが、新型コロナの影響で上映まではもう少し待つ必要がありますね。
もともとの原作の発表は1962年ですからちょうどボクの生まれた年。
上下2巻で販売されており、500万部を超える大ベストセラー小説になっています。
ただのケンカ好き、剣術好きの”バラガキ”(不良少年)だった土方歳三が武士に憬れ、同じ仲間の近藤勇・沖田総司らと共に京都へ行き新選組を築き上げてゆく物語です。
以前紹介したブログで、「土方歳三は歴史上の人物の人気ランキングの常連!」(https://ameblo.jp/gotoconblog/entry-12600302656.html)
という紹介をしましたが、その理由がこの小説から多分に理解できます。
一目見たら秀麗な優男(やさおとこ)風なのですが、実は”ケンカと女が大好き!”気に入った女性がいたらすぐに夜這いをかけてモノにしてしまうし、気に入らない男がいればケンカでたたきのめしてしまう。
現在の東京都の多摩地方では「アイツに関わってはいけない」有名なチンピラでした。
小説の上巻では新選組が結成~有名な【池田屋事件】、【禁門の変】で絶頂期を迎えるまでが主に描かれており、下巻では【大政奉還】、【戊辰戦争】で新選組が逆に追われる立場になりやがて解散、そして函館での戦死までが舞台となっています。(たった数年間のことですが、人の人生の縮図のように感じられます。でも土方自身の考えは良い時も悪い時も一切変わりませんが。。。(笑))
上巻で印象的なのは何といっても新選組の”局中法度”
・武士らしくない行動をしない
・新選組をやめることは禁止
・副業禁止、借金禁止
・新選組に内緒で裁判禁止
・プライベートでケンカ禁止
なんとこのうちひとつでも破れば”切腹”
会社を辞めるだけで”死刑”だったんです
当然それに恐ろしくなった隊士の中で脱走する人間も出てきますが、すぐに捕獲するための”追っ手”が来ます。
最終的に切腹したり、殺されたりした隊士は約50人。(敵よりも身内の粛清者のが多かったとか。。。)
その中には局長や総長もいるんです。(詳しくは小説または映画で)
やがて世の中は攘夷派が弾圧され新選組は幕府の救世主ともてはやされ、当初本人たちが予想をはるかに上回るほどの【時代の寵児】に。。。
そして怒涛の下巻へ突入してゆきます。(また明日)
be happy all of the world