東北の見知らぬ隣人へ、深い悲しみと、お見舞いを申上げます。


恥ずべきは、アリンコ並みの集団行動をとるどこかの日本人。

このタイミングで非常食・カセットボンベ・乾電池・ガソリン携行缶に至るまで買い漁る事のみにくさと愚かさを何故考えないんだろう。

『哀しき日本人』掛かる費用の10倍でいいから義援金として送るべし。


何も出来ない愚輩も同じ『哀しき日本人』に変わり無し。

本日気温14度。暖かな一日。

雪も完全に溶けた里山は、やっぱり荒れ放題。


斧と薪と熾きの日々

杉も花粉を身につけだし、そろそろ放出しかねない雰囲気なので、今シーズンの間伐作業もそろそろ終盤。

水を吸い上げ始める前に、数本は間伐しておきたいが、木を倒すのは素人にはやっぱり簡単な作業では無い。


倒す方向を決めるうけ口作り。正確なカットが必要。特に荒れた山では倒す方向が重要。


斧と薪と熾きの日々


斧と薪と熾きの日々



次に追い口を切っていき、『つる』と呼ばれる切らない部分で倒す方向のコントロール。


斧と薪と熾きの日々

『みしっ』と倒れる前兆の音がしたら、チェンソーを抜き、安全圏まで退避。

ありゃ―。倒すが方向10度ずれ、前方の杉の梢にひっかかかってしまった。


斧と薪と熾きの日々

こうなってしまうと、作業はかなり面倒になるので、今日の間伐はやめやめ。心はすっかり昼めしへ。



1年以上ご無沙汰の『みよし亭』午後1時15分。



斧と薪と熾きの日々

当然待ち時間無しで着席。久しぶりだから大奮発してうな丼特上を頂きました。


斧と薪と熾きの日々


斧と薪と熾きの日々


何たる幸せ。合掌。


斧と薪と熾きの日々

2月6日は岩村醸造(株)の蔵開き初日。


中高年及び熟年、更には初老の方々がタダ酒に群がる様は、少し空しい風情があるので、先ずはこの酒蔵の基本的商品『女城主』の辛口をまず購入。



斧と薪と熾きの日々

重たい一升瓶をぶら下げつつ、「わしはみんなと違うもんね、タダ酒目当てじゃ無いもんね、新酒の試飲に飲んでるだもんね。」的趣旨を背中で言いつつ、試飲を重ねるのであるが、端から見ればやっぱり只の酒好き。


しかし人が多い。ごった返し。平均年齢ざっと70歳越えでしょうか。


斧と薪と熾きの日々

皆さんタダ酒を飲む飲む。


『蔵開き』は新酒の出来を評価してもらう機会でもあるし、消費者に対するお礼の意もあると思っているのでいいんですけど、タダ酒に群がる庶民は洋の東西を問わず残念ながらあまりマナーがいいとは言えず、諸先輩方に圧倒されて、なかなか樽にたどり着けない。



斧と薪と熾きの日々


蔵開きのマナーを言わせてもらうなら、会場入口で購入する100円のお猪口に、少しづつ入れて新酒の出来を確認する。

樽の前に陣取ってなみなみと注いだお猪口をあおり続けない。

そして大切な事はべろべろになって大きな声でわめかない。



しかし人が多い。みんな居座って動こうとしない。これは最悪のパターンだ。今回は退散しよう。戦後、高度成長期に活躍された世代の方々には完敗。



斧と薪と熾きの日々


試飲した新酒は生なので基本甘口。『女城主』、特にこのブランドは辛口がうまいんです。


普段市場ではあまり見受けられない熟成3年物古酒の一升瓶を更に購入して岩村醸造㈱の蔵開きを堪能させて頂きました。


斧と薪と熾きの日々


斧と薪と熾きの日々

大切な日本酒の一升ビンはシートベルトに守られ運搬される。


このイベント2月の日曜と祝日に開催。







昨年11月に松本のオーナー園で収穫した「ふじ」は、ようやく残り40個程。

残念ながら若干ボケリンゴが混ざってきました。


あの薫り高いかつての高級リンゴ「スターキング」が流行った頃からボケリンゴが許せないのですが、そうは言っても消費しないといけない。


薪ストーブ本にちらほらと紹介されているドライフルーツ。

あんまりおいしそうではないので、興味無かったんですが、それ以上に収穫したリンゴが多すぎて・・・・・。



斧と薪と熾きの日々
芯をくりぬいてスライス。

ウォーミングシェルフに並べる。直置きがダメだというのでグリルの焼き台を使用。



こうすると、ボケリンゴでも水分が飛んで、せんべいの様にパリパリになり、食べだすと癖になります。

斧と薪と熾きの日々
皮は剥かなくてもいいのですが、剥いた方がリンゴの味をストレートに感じてこっちの方がいい。。



製造途中でつまみ食いしだすと完成前に無くなってしまい、ウォーミングシェルフの上で最後まで残るのはわずか。


スライスしてウォーミグシェルフの上にほったらかすだけで、甘みとほのかな酸味が見事に凝縮されます。

斧と薪と熾きの日々
翌日。24時間でほぼ完成。薄く切った方が完成は早いが食べ応えが無くなるので、最近は5mmにスライスして48時間放置。



斧と薪と熾きの日々
見た目は悪いです。



見た目は乾燥した生ゴミみたいですが、これが食べたら実に旨い。

ボケリンゴと薪ストーブの見事な出会い。

割れリンゴ、訳有りリンゴなら更に気軽にできる、冬限定の『ナチュラルヘルシーあまあまスナック』です。





何もこんな雪の日に山に入らなくてもいいと思うのだが、薪玉が無い。斧が振れない、最近山に行っていない。


なので岐阜は関の里山へ、午前中なら雪も持ちそう。



チャチャッとナラの大木の太枝を玉切りにして車に回収。


軽ットラ無いけど結構積めるのでいいのだ。



斧と薪と熾きの日々



斧と薪と熾きの日々


もう少し積めますが、今日はこの位に。





管理されていない杉山は荒れ放題。


斧と薪と熾きの日々


広葉樹ばっかり薪にしないで、今年は杉の間伐材も薪にしようと決めました。


斧と薪と熾きの日々


太もも大の杉でも一本切るだけで、山の中に光が差して明るくなります。


斧と薪と熾きの日々


間伐はやっぱり山には必要。次回はもっと本格的に間伐しよう。


関高校の同級生宅『ヨツールF400』にもおすそ分け出来るし。



どひゃーっ。本降りになったので本日は終了。


斧と薪と熾きの日々