2月6日は岩村醸造(株)の蔵開き初日。
中高年及び熟年、更には初老の方々がタダ酒に群がる様は、少し空しい風情があるので、先ずはこの酒蔵の基本的商品『女城主』の辛口をまず購入。
重たい一升瓶をぶら下げつつ、「わしはみんなと違うもんね、タダ酒目当てじゃ無いもんね、新酒の試飲に飲んでるだもんね。」的趣旨を背中で言いつつ、試飲を重ねるのであるが、端から見ればやっぱり只の酒好き。
しかし人が多い。ごった返し。平均年齢ざっと70歳越えでしょうか。
皆さんタダ酒を飲む飲む。
『蔵開き』は新酒の出来を評価してもらう機会でもあるし、消費者に対するお礼の意もあると思っているのでいいんですけど、タダ酒に群がる庶民は洋の東西を問わず残念ながらあまりマナーがいいとは言えず、諸先輩方に圧倒されて、なかなか樽にたどり着けない。
蔵開きのマナーを言わせてもらうなら、会場入口で購入する100円のお猪口に、少しづつ入れて新酒の出来を確認する。
樽の前に陣取ってなみなみと注いだお猪口をあおり続けない。
そして大切な事はべろべろになって大きな声でわめかない。
しかし人が多い。みんな居座って動こうとしない。これは最悪のパターンだ。今回は退散しよう。戦後、高度成長期に活躍された世代の方々には完敗。
試飲した新酒は生なので基本甘口。『女城主』、特にこのブランドは辛口がうまいんです。
普段市場ではあまり見受けられない熟成3年物古酒の一升瓶を更に購入して岩村醸造㈱の蔵開きを堪能させて頂きました。
大切な日本酒の一升ビンはシートベルトに守られ運搬される。
このイベント2月の日曜と祝日に開催。