(主人を寒さから救った犬)厚沢部の話です。
ある店の主人が、夕食後、
チョイッと一杯のつもりか?知らないけれども一人で家を出たそうです。
帰って来ない。
家族はどこかで飲んでるんだろう?と思って、鍵もかけないで
寝てしまったそうです。

朝になって、主人の居ないことに気づいて、あわてふためいて、外に飛び出したのです。
雪が深く、その上あせってるもんだから、足は思うように運ばないし、
〝のめくるようにして〟走って行ったら。十字路になにか雪をかぶった物があるので、
?これはっ?と、行って見ると、酔っ払ったまま寝たらしい?犬を抱いての主人だった。

凍死寸前だったらしいのです。手当てをして生還させたそうです。
雪の中で寝ている主人をみつけた犬が、添い寝をしていたのだそうです。
しかしマアー、車の少ない時代の幸運な話でした。

  

 

(高瀬船=たかせぶね)
森鴎外=もり おうがい作)
〝足るを知る〟、仏教では〝小欲知満=しょうよく ちまん〟と教えてます。

森鴎外はこの〝高瀬船〟で、〝足るを知る〟を、
教えたかったのだろう?と、私は推察してます。

 
 

(黒田節)続きです。
翌朝、酔いのさめた福島正則は焦ります。何故なら日本号という槍は、
秀吉が天下を取って〝関白〟となった際、
帝から〝豊臣〟の名とひとふりの刀をいただいたのです。
秀吉は、恐れ多くも帝から戴いた刀を腰にさすとはもったいない!
と槍に作りかえたものなのです。
その豊臣秀吉から福島正則に下賜された槍だったからです。

正に家宝なのですネ。
その後何度も使者を送り返却を申し入れたそうですが、
母里太兵衛は頑として日本号を返すことはなかったそうですヨ。
この事から、日本号は別名「呑み取りの槍」と呼ばれるようになったのですネ。