(初秋)
秋の初め。孟秋。新秋。しょしゅう。《季 秋》)
:はつあきや障子さす夜とささぬ夜と    太祇
:初秋の蝗つかめば柔らかき    芥川 龍之介
○秋暁=しゅうぎょう
〔シウゲウ〕秋の夜明け方。《季 秋》
【春は、春暁と言いますよ】
:しゅうぎょうや胸に明けゆくものの影    楸邨
:貨物車の消えゆく音や秋暁    ゆきこ
○秋の蚊帳=かや
:秋の蚊帳よく寝る母と寝たりけり    大場 白水郎
○秋の蚊
:秋の蚊や写経みだるは吾迷ひ    志峰
:耳障り秋の夜長に残り蚊よ    玉虫
:畳嗅ぐやうに秋の蚊飛びにけり    志乃

(猫じゃらし)
エノコログサの別名。《季 秋》
後ろで結んだ帯の両端を不均等に長く垂れ下げたもの。
子猫がよく遊びますよね。
:幼子の足裏くすぐる猫じゃらし    俊郎
:一面の風三昧のねこじゃらし    我風

○七竈=ナナカマド。
七度かまどに入れても燃えないということにちなむ。
庭屋さんの嫌う木ですよ。
種が、庭を汚すから。と、
七代しか続かないで、縁起が悪いから。それに、
家の屋根よりも枝が高くなり、雫で、屋根が腐るからだそうですよ。
《季 秋》)
:ななかまど山路を急ぐ歩を止めて   さざ波
:西口で待ち合わせおりななかまど 多津男(函館艀=はしけ俳句会指導者の1)
東室蘭の駅前での作句ですよ。
:ナナカマド赤に稔らせ鳥を寄せ    訂正山
なので、私は「青肌=木の名」と、同じく好きですよ。