21日
(蜉蝣=かげろう)
《飛ぶ姿が陽炎(かげろう)の立ちのぼるさまににているから
成虫は寿命が数日と短いため、はかないもののたとえにされる。糸遊(いとゆう))
:抜け殻や薄羽蜉蝣今いずこ    こすもす
:かげろうなんどのやうにやせおとろへたる者よろぼひ出できたり    平家
○草蜉蝣=草かげろう(〔かげろふ〕体は緑色《季 夏》
昔は蜉蝣はとんぼの総称。緑色の体をしたものを草蜉蝣)
:くさかげろう吹かれ曲りし翅のまま    草田男
:月に飛び月の色なり草かげろふ    草田男