(黒田節)続きです。
翌朝、酔いのさめた福島正則は焦ります。何故なら日本号という槍は、
秀吉が天下を取って〝関白〟となった際、
帝から〝豊臣〟の名とひとふりの刀をいただいたのです。
秀吉は、恐れ多くも帝から戴いた刀を腰にさすとはもったいない!
と槍に作りかえたものなのです。
その豊臣秀吉から福島正則に下賜された槍だったからです。

正に家宝なのですネ。
その後何度も使者を送り返却を申し入れたそうですが、
母里太兵衛は頑として日本号を返すことはなかったそうですヨ。
この事から、日本号は別名「呑み取りの槍」と呼ばれるようになったのですネ。