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第5回 DNAが作り出した社会

DNAの話、続きます。


さて、前回は男女における浮気感の違いにで締めくくりました。
男って、そういう生き物なのね・・・
と達観して終わり、というわけじゃありません。


重要なのは、女性が子どもを産む機会が限られているということです。
だって、女性は優秀な男性とのみそうした機会も持ちたいわけですから。

女性は年に一人の子どもしか産めません。それに対して男性は365人以上の種を残せるわけです。


ということは、

一人の女性に対して365人以上の男性がその機会を伺っている

といっても過言ではないということなります。


そうなると、男性は女性に選んでもらえるよう競いあう必要があります。
極端な話をすれば、一人の男性が残りの364人の男性を殺せば、必然的に女性と関係が持てるわけです。

でも、これをやってしまっては人間の種全体で見れば絶滅してもおかしくありません。


確かに、強い種を複製することは出来ます。
しかし、

・闘うこと
・食べること

という2つの『DNAが持つ使命』が成り立たなくなるのです。


だって一人の男性だけで、365人以上の妻とそれ以上の子どもたちを食べさせていけるでしょうか?

無理ですよね。だから、DNAは社会を作り出すわけです。


どういう社会かって?

それはもちろん、
より強い種をより多く複製するために永続する社会
です。


その結果、階級社会が生まれました。これは、現代社会になってもなお残っています。
これは男性のための制度です。


実際にこの組織で様々なものが意思決定され社会は動き、進歩してきました。
ここで重要なのは、人類を進化させるべく生まれたものではないということです。


今までの話の流れでわかると思いますが、これは性を巡っての争いで発生したものなんですね。

階級社会において、上位に君臨する男性は、下位のいる男性に比べ生殖機会が圧倒的に多いわけです。


だから、男性は階層社会のトップに立つために権力を熱望します。
その結果として多くの相手と結ばれる。日本もかつてはそうですね。

お殿様は正室、側室を持ちいわゆる一夫多妻制ではない。


権力闘争に負けた男性たちは、あまり生殖行為を行えず、その子どもも同じようなもので、
結果自然淘汰され、DNAは後世に残らなくなる。


武功で成り上がる者もいれば、知性でなり上がる者もいる。


こうして、DNAの思惑通りの社会が出来上がりました。
より強い種をより多く複製するために永続する社会
です。


日本で言えば、江戸時代まではまさにDNAが作り出した社会でした。

でも、現代は違います。


なぜかって?

だってDNAは強い子孫をたくさん残すようにプログラミングされているわけでしょ?


だったら、セックスする時に避妊するなんておかしくないですか?

今じゃ先進国といわれる国、特に日本なんて出生率最低ですよ?


人類の中でも、最高の文化を築いてる国で何か起きている・・・。

それは何か・・・。


ではまた次回・・・・・・・・・