こんにちは。

 

小夜子です。

 


 

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夫(夜明けさん)に拒否される側のレス妻です。

 

新婚からずっとセックスレス。

気づけば干支一周回ってました。

 

私と夫の夜明けさんが本当の意味で向き合い始めるまでの12年間の歩みを綴っていきます。

 

本ブログはセックスレス解消指南ブログではありません。

 

「どう生きるか/死ぬか」に真剣に向き合った私の人生のターニングポイントの記録です。
 

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昨日の記事はこちら。

 

 

 

こうしてヨリを戻すことになった私達。

 

とても短い期間だけど濃い半年間でした。

 

 

初めての失恋をして、自分史上最大の悲しみ・悔しさ・絶望も経験し、思わぬエラ―も発生し、そして見事夜明さん奪還を果たした私。

 

 

 

・・・・でも、今、私は復讐心いっぱいで早朝のバス停に立っている。

 

 

 

 

私達は再び付き合うことになった際、二人で話し合って、

「もう、次はないな。すぐにでも結婚を目指そう」と結婚前提でヨリを戻したのです。

 

そこから畳みかけるように結婚に向けて動きだしました。

 

私達は23歳になりました。

 

 

 

生き急ぐかのように両家に挨拶も済ませ、式場も抑えました。

 

 

今思えばまだ学生っぽさの残る23歳のカップルがブライダルフェアに来て1年半後の式の予約をしたもんだから、ブライダルプランナーの表情が若干疑っていたような気がします。

「お遊びで来た二人」と思っていたのかもしれませんね。

 

でも私達はいたって本気でした。

 

 

 

 

・・・だけど・・・今、

 

私は早朝のバス停で奥歯を噛みしめながら自分の気持ちを押し込めている・・。

 

 

何故なら、、、夜明けさんが

 

 

 

私を抱かないから。

 

 

 

遠距離でたまにしか合わないのに、私ではどうやらダメらしい。

 

 

 

どうしてなんだろう・・・。

 

私のこともう飽きたのかな。

なんでだろう。私じゃやっぱりダメなのかな。

 

ぐるぐると頭の中で考えても答えは出ませんでした。

 

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私は疑心暗鬼になることもなく夜明けさんが「私の事が好き」だといえばそれはその通り受け取りました。

 

だってそこを疑ったって辛くなるだけだし、素直に信じた方がいいから。

 

 

 

それに、夜明さんが本当の意味で私のことを愛してることは分かっていました。

 

過去を引きずっていては前に進めないので、お互いの過去の気の迷いも水に流しました。

 

 

だからこそ夜明けさんもこの若さで結婚を決めたと思っています。

 

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でも・・ヨリを戻してから私たちのセックスは明らかに減りました。

 

 

どうして減ってしまったのか私には分かりません。

 

私が絶対的に夜明けさんのことを好きだとバレてるから安心しきってしまっているのか、

それとももっと他のところに理由があるのか・・・

 

何が原因なのかわからないけど・・・

 

 

もともと淡泊気味でしたがさらに輪をかけて淡泊になっていました。

 

 

 

熟年夫婦のように、いや・・まだ年齢的にも友達といった方が適格かもしれませんが、

ヨリを戻してから、セックスの回数が異様に少ないことが気にはなっていました。

 

 

遠距離恋愛でめったに会えないにも関わらず夜明けさんは隣でぐーぐー寝るし、夜を楽しみにしている気配すらありません。

 

どうしてダメなんだろう・・と考えたけど、

 

それも自分のせいだと思いました。

 

 

 

 

私に魅力がないからこうなっちゃってるんだろうなとも思ったし、

 

こんなしょっぼい体で「どうしてしてくれないのよ!」と強くも言えなかったし、

 

「したくなくて当然ですよね・・」とも思ったし、

強く言っちゃダメだとも思いました。

 

 

性欲が強いって思われるのも恥ずかしかったし、夜明けさんがそういうのは好まないとわかっていました。

 

 

また、私の中の夜明けさん以外のサンプルが増えたことで、

セックスは結局何をするかよりも「誰と」するかが重要なんだということも再確認できました。

 

人が変わっても行程も内容もそんなに大きくは変わらなかったし、雷に打たれたような感覚もなかった。

 

 

私にとってはこの時点でセックスは「どうしても絶対必要なもの」なんてほどの存在でもなく、

・・結婚すれば当然あるものと思っていました。

 

 

だって!

 

 

今のように「セックスレス」という言葉すら知らなかった時です。

23歳の私にとってはそんな夫婦の悩みがあること自体知りませんでした・・。

 

 

新居に冷蔵庫がないのが考えられないのと同じように、結婚したら当然あるものだと信じて疑いませんでした。

 

 

 

「今はちょっと色々忙しくて出来ないだけなのかな」と思ったり、

 

頭の中でどうにか「夜明けさんがしたがらない理由」を見つけ出そうとしていました。

 

 

心の片隅で「大丈夫かな・・・」と思った時もありましたが、夜明けさんも「大丈夫!」と言ってくれるし、「一緒に暮らし始めたらいつでも出来る」って言ってくれたし・・・

 

悪い方向に考えるより、

 

なんとか気持ちを持ち直して未来が明るい方を信じた方がいいと思いました。

 

 

「半分ウソだったけど・・」

 

 

 

もちろん私だって、自分から誘ってみたことはあります。

 

 

でもその時夜明けさんが目の奥でため息をつくのがわかるのです・・・。

 

 

 

 

先ほどまで目の奥が明るかったのに、カメラのシャッターみたいにパシャッと光が消えて

 

空気がピーンと張りつめて、

それ以上踏み込めないような・・・・蜘蛛の糸に引っ掛かってしまったような感覚になりました。

 

 

その雰囲気が耐えられませんでした。

 

 

 

何より私は大好きな人を困らせるのが嫌でした。

 

 

大好きで、私にとって必要な人、夜明けさんに

イヤな思いをさせてまで私とセックスしてほしいなんてとてもじゃないけど言えないし

 

・・・・言ったら

 

 

またどこかへ行ってしまうんじゃないかと思いました。

 

 

 

 

夜明さんは私が何をしても根本のところでは何でも受けとめてくれます。

 

 

口ではヤイヤイ言いながらも面倒を見てくれて尽くしてくれます。

 

 

私は子どものように夜明けさんに甘えることが出来たし、全力で胸に飛び込むことが出来た。

 

 

私にとってはすべてをさらけ出せる、世界で唯一の人です。

 

 

彼がいないと私はこの人生を正しく生き抜けないとさえ思いました。

 

 

 

ただ・・・セックスに関してだけは目の奥が死んだようになるのです。

 

 

 

 

だから私は他のことはなんでも話せるし、なんでもぶつかり合えるけど、

 

セックスに関してだけは

 

 

 

・・・言ったらダメなような気がしました。

 

 

強く言えば、また目の奥が曇る。

 

 

困らせたくない。

 

 

 

だって、我慢が大事って言われ続けてきたもの。

 

 

 

おやつだって、オモチャだって、洋服だって、

ずっとずっと我慢するのが当たり前だった。

 

 

お姉ちゃんだから、

一番上だから、

 

我慢するという感覚すらなかったのかもしれない。

 

 

おねだりするという選択肢自体なかったように思う。

 

 

 

自分から気を使って一番安いものを選んだり、本当は欲しいのに要らないというような子だった。

 

 

 

本当に欲しいものを言ったって手に入らないのは分かっていたし、

 

我慢をすれば誰かが喜んでくれた。

 

 

行きたい学校を選ぶんじゃなくて、行ける学校を選ぶのが親孝行だってわかってたもん。

 

 

辛くたって、悲しくったって、コートの中では平気だもんって歌ったもん。

 

 

 「昨今の若者は三年以内に離職する人が多い、堪え性がない」って教えられたもん。

 

 

 

 

辛抱強いっていい事だと思ってたもん。

 

 

 

 

結婚は忍耐だって言う。

人生も忍耐だって言う。

 

我慢強いことは美徳って言うでしょ!

 

 

 

 

 

ワガママ言ったら またいなくなっちゃうかもしれない

 

 

私への気持ちがなくなってしまうかもしれない。

 

 

また急にフラれちゃうかもしれない。

 

 

 

 

おりこうさんでいなきゃ・・・・。

 

 

ちょっとセックスが少なくなってきたぐらいどうってことない。

 

大したことない。

 

 

 

私がちょっと我慢すればいいだけ。

 

 

 

そう思いました。

 

 

 

 

 


 

 

私の人生で一番不必要だったのは我慢強さだったけど、

 

 人生を棒に振るほどの我慢強さなんていらないよって誰か言ってくれる人がいたら、、、

 

私はもっとはやく自分らしく生きれたのかもしれない。